前回までのあらすじ
第二の夜の女王ペルソナをもてなすべく、万事屋は再度ホストとして彼女を迎い入れることに。助っ人として真選組やリーファら女子達も駆けつけて、万全の態勢で当日を迎えたのだが……会場に現れたのは、なんとユイそっくりの女性であった。思わぬペルソナの正体に困惑する一同。果たして彼らは無事にペルソナをもてなすことが出来るのだろうか……。
「さぁ、長い夜の始まりよ!」
高天原の特設会場に現れたもう一人の夜の女王。その名はペルソナ・ヴァベルであり、その顔つきはなんとユイに酷似していた。
思いもよらなかったペルソナの正体を知り、銀時達は大いに困惑してしまう。
そして反応に困った十二人は、一旦ペルソナから背を向けて、緊急の話し合いを行うことにした。
「おい! どういうことだ、これは! なんでペルソナがユイと同じ顔をしているんだよ!」
「知りませんよ! さり気なく僕に八つ当たりしないでくださいよ!」
銀時はどうすることも出来ず、モヤモヤとした気持ちを新八にぶつけている。彼の左腕に自身の肘を突き付けて、地味な嫌がらせを行っていたのだ。
一方でアスナは冷静にもある推測を立てている。
「ひょっとして、この世界にいるユイちゃんなんじゃないの?」
「ALO星のユッキーと同じパターンってことか……」
「だとしたら、ここで遭遇するなんて凄い確率ですけどねぇ」
アスナの考えにキリトや沖田ら仲間達は納得していた。以前に出会ったユウキと同様に、限りなく姿が似ている別人と皆が捉え始めている。
いずれにしても、ユイのそっくりさんと彼らは今晩ホストの客として相手しなくてはいけないのだが……
「だがどうするんだ? 万事屋のガキに似た小娘をどうもてなすって言うんだよ?」
「落ち着けトシ。姿が似ているだけで、ユイちゃんとはあくまでも別人だ。混合せずに挑もうじゃねぇか!」
「そうね。練習通りにやれば、きっとそれなりに立ち向かえるわよ!」
困惑を続ける土方に、近藤とリズベットが檄を飛ばす。ユイに似てようが練習通りにペルソナをもてなせば問題無いと二人は悟っている。
仲間達も皆同じ心境であるが、一方で話し合いにより待たされているペルソナは段々と不機嫌になっていた。
「いつまで待たせるのかしら? 早くもてなしてほしいんだけど」
「そうですよ! ペルソナ様を怒らせちゃダメですからね!」
静かに怒りを募らせるペルソナに同調するストレア。これ以上期機嫌を損ねたら不味いと察して、ここで二人の男装ホストが動き出す。
「仕方ないわね……シリカ。行くわよ!」
「はいです、シノンさん!」
率先して動き出したのはシノンとシリカ。二人はペルソナの元に近づくと、表情を極力イケメン風に寄せて、ペルソナに挨拶していた。
「申し訳ありません、ペルソナ様。最大限のおもてなしをするべく、ホスト一同で急遽プランの変更を行っておりました。ここからはアナタ様を楽しませるべく、全力を尽くして参ります」
「アタシ……いや! 僕達が盛り上げるから、ペルソナさんは難なく楽しんじゃってよ!」
シノンは礼儀正しい正統派なイケメン風。シリカは少しラフな少年風の口調でペルソナと接する。どちらも掴みとしてはバッチリであった。
「掴みは良い感じじゃないですか?」
「そうだね。二人共、頑張ってなりきっていると思う!」
「絶対ペルソナも食いつくと思うアル!」
新八やリーファ、神楽ら仲間達も、シノンらの手応えを実感している。後はペルソナの反応次第であるが……ここで彼女は思わぬ行動に出ていた。
「そう。なら遠慮なく楽しませてもらうわ。ストレア。例の物を」
「はいです! ペルソナ様!」
ペルソナはストレアにある指示を加えると、彼女はあるスプレーを手渡している。
「さぁ、堪えてみせなさい。子猫ちゃん達……」
そう意味深な一言を呟くと、ペルソナはシリカとシノンに向けて容赦なくスプレーを浴びせていた。
「えっ、きゃ!?」
「ペルソナさん。何を……」
不意の出来事に怯んでしまった二人であるが……数秒も経たないうちに、二人にはある変化が訪れている。
「グヘヘ! ペルソナ様~」
「甘えたいにゃ~!」
「あらあら。この程度で酔うなんて、随分と張り合いが無いわね。ここの猫ちゃん達は」
なんとシリカとシノンは共に泥酔状態となり、我を忘れてペルソナに抱き着いてしまう。そう。ペルソナが用意したスプレーの中身は特製のマタタビであり、それを浴びた二人は心身ともに酔ってしまったのだ。ホストに抱き着かれて、ペルソナは満更でも無い表情を浮かべている。
「じゅ、殉職したぁぁぁぁぁ!?」
「ちょっと! 何を序盤から戦闘不能になっているの!? あの二人!?」
状況を段々と察した銀時や新八は激しくツッコミを入れていた。同じく仲間達もシリカやシノンの変貌ぶりには困惑の一言を発していく。
「えっとこれは……」
「恐らくあのスプレーにマタタビが入っていたんでしょうねぇ」
「いや、なんで!? ペルソナさん、用意周到すぎない!?」
「てか、早々にあの二人が脱落すると結構不味くない!?」
苦い表情を浮かべるキリト。冷静に分析する沖田。ひたすらに戸惑うリーファやアスナらなど、その反応は多種多様である。いずれにしても男装の個性を発揮しやすいシノンやシリカが早々に脱落すれば、銀時らにとっても好ましくない展開となってしまう。
「お、おい! 二人共! いい加減酔いを醒まさないと……」
事態を重く見た近藤は、咄嗟にシリカやシノンの酔いを醒まそうと声をかけるが、
「「ニャァァァァ!!」」
「ぐはぁぁぁ!!」
二人から返って来たのは爪でのひっかき攻撃であり、それを受けてしまった近藤は床に倒れこんでしまう。
「こ、近藤さん!?」
「ちょっとアンタ、大丈夫!?」
近藤の容態を心配した土方やリズベットがすぐに駆け付けるものの……
「後は頼んだぞ……」
「おい、近藤さん! しっかりしろ!」
彼はひっかき攻撃を受けたショックで気絶してしまった。土方が必死に呼びかけるも、まったく近藤からの返事が無い。シリカ、シノンに続き、近藤までもが脱落してしまった。
「ちょっと銀さん。流石に不味くないか……」
「不味いってレベルじゃねぇぞ。あの女……人心掌握術を心得てやがる!」
早々にホストの人員が減ったことで、不安を口にするキリト。銀時も同じ想いであり、同時にペルソナの人の心を弄ぶ仕草にも彼は大いに警戒していた。
「とんでもない強敵アル……」
「やれやれ。ここはいっちょ本気で行かないと不味いですかね」
神楽や沖田ら仲間達も、銀時やキリトと同じ反応である。下手すれば似たような内容で自分も強制的に脱落しても可笑しくなく、より一層ペルソナに向けた警戒心を高めていた。
「フフ。さぁ、早速ここのホスト達のお手並み拝見と行こうかしら」
「はいです! ペルソナ様!」
肝心のペルソナやストレアは、まったく気にせずにこれからの高天原のおもてなしを大いに楽しもうとしていた。
ペルソナの来店から数十分後。部屋の隅っこには、猫のように体を丸くして眠るシリカとシノン。そして彼女らに攻撃され撃沈している近藤がいた。三人共に戦意を喪失しており、しばらくは起き上がれない状態となる。なお泥酔状態を解除すべく、シリカやシノンには恒例の甘い物を与えてみたが、まったく状況が変わらなかった為にとん挫してしまう。
ホストが三人も脱落し、現在は合計九人でペルソナとストレアをもてなしていた。
「それでは行くか。素敵な夜を祈って……乾杯!」
「「「乾杯!!」」」
とりあえずは手始めにキリトから乾杯を始めて、各々が注文した飲み物を口に含んでいく。なお銀時、土方、沖田以外の六人はソフトドリンクやらコロナミンCで乾杯していた。(なお、沖田自身も未成年ではあるが、構わずに酒を飲んでいる。一応警察官ではあるのだが……細かいことは気にしないでほしい)
「あら? アナタ方はお酒を飲まないの?」
「いや、俺達はその……」
「元々お酒があまり得意じゃないんですよね。ハハ……」
ペルソナからお酒の件を指摘されると、キリトとアスナは咄嗟に返答した。未成年であることがバレないように、さらっと言い訳を考えている。
「まぁまぁ、良いじゃないですか。ペルソナ様。私だってオレンジジュースを好んで飲んでいるわけですし、わざわざ無理して飲まなくても良い時代なんですって!」
「そうね。アナタの言う通りだわ。お酒の好き嫌いなんて些細なこと。私を楽しませてくれるなら、それで十分よね」
ストレアも無意識にキリトらのフォローに回り、ペルソナを納得させている。お酒よりもおもてなしや話術が大事と改めて知った様子であった。
その一方でドリンクを提供している隣の厨房では、一人で勝手に怒りを募らせている者がいる。
「何を分かったような口で言ってんのよ。あの爆乳メイド……!!」
それは志村妙であり、彼女はストレアのスタイルの良さに大きな嫉妬心を燃やしていた。あまりの大人げなさには、近くにいたユイも気を引かせている。
その嫉妬心は一部のホスト達も薄っすらと気付いていた。
「銀さん。姉上の嫉妬心がかつてないくらい燃えているんですけど」
「気にするな。いつものことだろ。今はそれよりも、目の前のユイをどうもてなすかだけを考えろ」
「ユイちゃんじゃありません。ペルソナさんですよ」
心配する新八をよそに、銀時は一人で必死にペルソナへの対策を練っている。数分前に起きたシリカやシノン、近藤を撃沈させた人心掌握術に彼は大いに警戒していたのだ。
銀時のみならず神楽や新八、土方、沖田、リズベット、リーファらも同じ気持ちなのだが……一方でキリトやアスナは未だにペルソナの容姿に動揺している。
「どっからどう見てもユイだよな……」
「私達と同じくらいの年齢になった時のユイちゃんよね? やっぱり緊張しちゃうよ……」
二人は小声で思わず本音を漏らしていた。大人に成長したユイを、まさか別の世界で見ることになるとは思いもしなかったからである。自然と緊張が解けない二人に、近くにいた銀時や神楽がフォローに回っていた。
「おい、いつまで緊張してんだよ。練習通り、まずはペルソナをキュンキュンさせてみろよ」
「そう言ってもな銀さん。理屈と実践じゃ違うわけで……」
「ったく、キッリ―もアッスーも甘々アルナ。アドリブも含めて、ここは当たって砕けろアルよ!」
「いや、砕けたらシリカちゃんやシノノンみたいに脱落しちゃうでしょ!!」
二人の背中を後押しするはずが、要領を得ない答えに余計な戸惑いを生み出す結果となってしまう。ホストの経験者と初心者で相違が徐々に広がっていた。
そんなペルソナとの会話が中々に発展しない中、当のペルソナ本人が不意に話しかけてくる。
「ねぇ。そこのASUって人と話したいんだけど、大丈夫かしら?」
「わ、私に!?」
彼女が指名したのはなんとASUことアスナであった。まだ心の準備が出来ていないアスナであるが、ペルソナは構うことなく彼女の隣に座り話しかけていく。
「しっかりと髪の手入れをしているのね。ロン毛にはこだわりがあるのかしら?」
「ま、まぁ。昔からのこだわりで」
「そうなのね。でもここまで長いと、女子と間違われなかったの?」
「何度かあったかな。ハハ……」
ペルソナはアスナの長く青い髪を褒めている。彼女は気になることを事細かにアスナへ聞いていた。
不意に笑顔を見せるペルソナに対し、アスナは未だに緊張が解けず顔を赤くしている。意識しないように頑張るも、やはりユイの姿と重なりあってしまうようだ。
「フフ。オドオドしている姿も可愛いわね。まるで成長した娘と久しぶりに再会したような感じね」
「ドキッ!? いやいやそんなことは……!」
「遠慮しなくても良いのよ。顔にそう書いてあるから」
さらにペルソナはアスナの本心をまんまと言い当ててしまう。意図したものなのかは不明だが、図星を突かれてアスナは増々赤面していた。
「不味いぞ、この流れは……」
「まさかアスナさんまで……?」
会話の主導権をペルソナに握られているアスナの姿を見て、土方や新八らは途端に不穏な雰囲気を察している。
皆がペルソナとアスナの会話に対し、緊張感を持ちながら見守る中……ここでペルソナが攻めに転じていた。
「ねぇ、ママって呼んでも良い?」
「マ、ママ!?」
「だってアナタ、母性のあるイケメンっぽいもの。家庭的でみんなのお母さん役って感じがするわ。だから甘えても良いでしょ、ママ~!」
なんとアスナを急にママ呼ばわりして、思いっきり彼女へ甘えていく。ペルソナから威圧感は薄れ、年相応の無邪気さを急に発揮している。無論アスナにはペルソナとユイの姿が重なりあっており、もはや二人を区別するなんて難しくなっていた。
甘えまくるペルソナに色んな感情が沸き上がり、平常心を保てなくなったアスナは……
「グハァァ!!」
途端に床へと倒れ込み、色んな意味で大きなダメージを負ってしまう。彼女はペルソナの甘え上手さに、まったく太刀打ち出来ていなかった。
「アスナさんんんん!!」
「アッスー!」
心配した新八と神楽が咄嗟に声をかけるも、アスナは体を震わせながら最後に言いたかったことを呟く。
「ち、致死量の尊さが体に……これが好きすぎて滅なのね」
「アスナさん!!」
「おい! 本当に滅ぶ奴がいるかよ!! 戻ってこい! 起きろ!!」
そう言ってアスナは、意識を失い気絶してしまう。突然甘えてきたペルソナに我慢できず、許容出来なくなった様子だ。さり気なく流行りの曲名を言うも、銀時からは元も子もツッコミを入れられてしまう。
だがしかし、これでアスナまで脱落となり、ここからは残った八人でペルソナやストレアを相手しなくてはいけなくなった。
「あら、もう終わり? もっと骨があると思ったのに」
「それくらいペルソナ様の甘えが上手だったってことですよ!」
「そうね。我ながら惚れ惚れする演技力だったと思うわ」
アスナを戦意喪失させたペルソナ本人は、早々に脱落したアスナを少しだけ残念がっている。それでも自身の演技力には自画自賛していたが。
一方でまた一人仲間が脱落した銀時やキリトらは、慌ててまたしても密かに作戦会議を行っていた。
「おい、どうすんだ! 有力株が次々と脱落しているぞ!」
「まさかアスナまでやられるなんて……」
不甲斐ない状況にツッコミを入れ続ける銀時。対してキリトはアスナの脱落につい騒然としてしまう。
「これでホストは後八人。三分の一も消えちまいましたね」
「やはりあの女は侮れないな……所々にドSの片鱗が見えてやがる」
「多分悪意はないんでしょうね。だからこそこちらとしては、攻略に困るわけですが」
土方、沖田も思ったことを発する。総じてペルソナの魔性な性格を危惧しており、彼女のペースに乗れば自滅すると察していた。同じドSな一面を持つ沖田も、ペルソナの話術には大きく警戒をしている。
「一体どうすれば……」
「こうなったらプランBに移行アル! リッフーにリズ、頼むヨロシ!」
「わ、分かったわ!」
「アスナまで倒れちゃ、本腰を入れなくちゃね……!」
「新八も参加するヨロシ!」
「は、はい!」
一方で神楽、新八、リーファ、リズベットは瞬時に別の作戦を遂行していく。四人で協力して会話を繋ぎ、ペルソナに真っ向から挑もうとしていた。
「申し訳ないネ、ペルソナっち。ASUはつい最近入った新人アル。まだまだ青二才だった分、こちらからもきつく言っておくアル」
「ここからはアタシ……じゃなくて俺達が盛り上がるから、テンション上げていこうぜ!」
神楽がアスナの件について詫びを入れた後、リズベットがチャラ男風の口調で、盛り下がった空気を戻していく。そこから瞬時に新八とリーファがペルソナに詰め寄り、彼女に追加のお酒を注いでいた。
「随分と気が利くのね。アナタ達は結構なベテランなの?」
「いいえ。私はまだまだASUと同じくらいの新参者ですよ」
「僕はもうかれこれ二年近くになりますね」
リーファと新八はさり気なく自身の経歴をペルソナに明かす。とは言っても共に即興で考えたもので、そこまで大きな意味は無い。
ペルソナが二人から注がれたお酒を味わう中、彼女は思ったことを四人に聞いている。
「ところであなた方はずっとホストなの? それとも昔は別の仕事をしていたの?」
ペルソナが気になったのは、新八らの前職について。比較的にホストの経歴が浅いと思い、別の業種からの転職者とふと思っていたのである。
その問いに対し、四人はアイコンタクトを取りながら、アドリブで返答していく。
「そうネ。俺はさすらいのフードファイターをしていたアルよ」
「俺は鍛冶屋だな。毎日鉄を打ちまくってたな!」
「私は剣術の門下生ね。毎日剣道の特訓をしていたかな」
「僕は飲食店の店員。訳あってこのホストの仕事に流れ着きましたけど」
神楽、リズベット、リーファ、新八と自身と関係のある仕事や手伝い、経歴を前職として紹介している。そのほとんどが嘘偽りなく、どれか一つでもペルソナが食いついてくれると嬉しかったのだが……
「鍛冶屋に剣術の門下生……すっごい気になるんだけど!!」
残念ながらこの話に大きな興味を持ったのはメイドであるストレアの方であった。
「ストレア。空気を読みなさい。一人ずつ聞いていたら、時間が無くなるでしょう」
「え~、良いじゃん別に。まだまだホストはいるんだし、二人で四人ずつ分けあいっこしようって!」
しゃしゃり出るストレアに少しだけ不満を浮かべるペルソナ。彼女が注意しても、ストレアは一切諦めようとしない。
そんな二人の会話を聞きつけた銀時、キリト、土方、沖田の四人は、千載一遇のチャンスと見て動き出していく。
「まぁまぁ、ペルソナ様。ここは俺達が相手しますから、機嫌を直してくれよ」
「そうでっせ。一緒にお酒でも楽しみましょうや」
銀時や沖田はグラスを片手に、ペルソナへ近づきながら話しかける。さり気なくペルソナのグラスと乾杯し、彼女の動向を伺っていた。銀時や沖田に続き、土方とキリトもペルソナへと近づく。
「あら。アナタ達はお酒派なのね」
「まぁな。そんな苦手でもねぇからよ。KIRIはまだまだ苦手だが」
お酒を上手に嗜む土方らを見て、ペルソナもフッと笑っている。先ほど対峙したアスナらとは異なり、大人としての色気を彼らから感じ取っていた。
するとキリトは、ペルソナのグラスが空になっていることに気付いている。
「あっ、ペルソナ様。お酒が切れていますよ。追加で注ぎましょうか?」
「そうね。でも、一旦お酒は止めようかしら。温かいココアが飲みたいわね」
「コ、ココア?」
咄嗟に気を利かせてみるも、ペルソナからは予想外の注文を頼まれていた。お酒よりもココアを欲しており、キリトは一瞬だけ戸惑ってしまう。
「よしっ、ココア入ります!」
「って、銀さん! ココアなんてメニューにあったか?」
「無いに決まっているだろ。妙とユイならなんとかしてくれるだろ」
「そんな人任せにして良いのか……?」
雰囲気を崩さないようにココアがある前提で振舞う銀時。妙やユイにその役目をぶん投げており、キリトは若干申し訳なさを感じてしまう。なお、その後にユイが手で丸のサインを作り、ココアは無事にペルソナの元へと届けられていた。
その隙に沖田が、ペルソナと他愛の無い会話を交わしていく。
「いやー、にしてもお美しいですねぇ。赤いバラが似合うくらいの美人さんでさぁ」
「フフ。ベタな誉め言葉ね」
「ベタだからこそ良いんでさぁ。凝った言葉よりもストレートな言葉の方が、ペルソナ様には相応しいと思いやしてね」
「段々分かって来たじゃない、アナタ」
沖田はアドリブを存分に使い、ペルソナを誉め言葉でおだてていく。これまでの人生経験を活かし、彼女から足元を見られないよう慎重に話を進めていた。
「流石沖田さん……ペルソナさんと真っ向から対抗してる」
「アイツらしいやり方だな」
二人の息を呑む掛け合いには、キリトや銀時も釘付けになっていく。なおこのまま沖田に任しても負担が大きいため、ここで他の仲間達もペルソナへ話しかけていた。
「夜の女王として遜色のない美しさと俺も思っております」
「そう。ありがとうね。でも最近、中々自分の美しさを磨けていないのよね」
「えっ? そうなのか? 仕事が忙しくなったとか?」
「それもあるわね。私は別々の種族を共通の内容で繋げる仕事の社長をしているんだけど……その種族で揉め事やら喧嘩が多発して、その度に部下から仲裁を頼まれることがあるのよね……」
さり気なく語ったペルソナの仕事上の悩みに、土方やキリトらは彼女の現実的な面を感字取っていく。一企業の社長であることも判明し、最近は日々多忙で中々自分と向き合えていないらしい。
「この間も〇すぎ族とピー〇族が、〇〇かわの映画の解釈で揉めて、丸一日対応に追われたことがあるのよ」
「おい、なんだその下らない争い」
「ちい〇〇の映画で丸一日揉めることがあるんだ……」
特に忙しかった出来事を語ったペルソナであるが、その内容は時間を懸けた割にはあまりにも下らない喧嘩の一部始終である。土方やキリトもこの話にはどう反応すれば、よく分かっていなかった。
すると銀時も会話に参加してくる。
「それは大変でしたね、ペルソナ様。お体の方は大丈夫でしたか?」
「えぇ、なんとかね。ここでくたばるわけにはいかないもの。私の推しの為にも」
「推し? ペルソナ様の憧れている方か?」
「そうね。この世で最も紳士的な男性と思っている方よ。彼のことを考えているだけで、無限に元気が湧いてくるもの」
ペルソナとの会話を進めていくうちに、彼女の心の支えが段々と分かってきた。どうやら憧れている男性がいるらしく、所謂推しとして尊敬しているとのこと。銀時らはその男性の正体が少しばかり気になっていた。
「そうなんですかい。それでペルソナさん。その紳士的な男性って言うのは?」
「アナタ方も聞いたことある方よ。ドナルドと言えば、分かるんじゃないかしら?」
「ドナルド……?」
沖田が聞き返すと、ペルソナはすぐに名前を教えてくれた。その名はドナルドという男性であり、ペルソナ曰く名前で判別できると謳っていたものの……銀時ら四人はまったくその正体を分かっていない。
「おい、ドナルドって誰だよ?」
「アレじゃないのかディズ〇―とかそっち系統のキャラクターだろ」
「いいや、土方さん。そのドナルドは紳士的ってよりはアヒルでさぁ」
「じゃ赤……」
「黒剣さん。そのドナルドはただのピエロ。紳士的とはまた違う気がするんでさぁ」
四人はこっそりとドナルドの正体について考察するものの、中々答えがまとまらない。何よりも四人を悩ませたのは紳士的と言うペルソナの一言。思い浮かんだドナルドと名の付くキャラクターは、どれもそれとはかけ離れており、結局正体が分からないまま時間だけが過ぎてしまっていた。
「分からないならヒントを教えてあげる。そうね……アナタ達で言うと、KIRIが一番雰囲気に似ているかしら?」
「えっ? 俺なのか?」
「えぇ、その通りよ。色合いも紳士的な雰囲気も似ているし」
痺れを切らしたペルソナがヒントはヒントを呟き、推しであるドナルドについてさらなる補足を加えていく。ドナルドのイメージカラーまで分かったものの、それでも四人はまったくその人物を思い浮かべることが出来ない。
「おい、分かったか?」
「いいや、全然だ。どっかのハリウッド俳優じゃねぇのか?」
「そうなると俺はまったく専門外だからな……」
キリトらが頭を悩ませる中で、ふと沖田はあるキャラクターが頭に思い浮かんでいる。
「あっ、そうですねぇ。だが人じゃねぇからな」
「おい、総悟。どうした? ぶつぶつと呟きやがって」
「いや、実はですね……」
と沖田が土方に自身の考えを伝えようとした時である。
「あら。まだ分からないの? 結構有名な男性よ」
「いや、すいません。勉強不足なもので……ペルソナさん。教えてくれないですかね」
「しょうがないね。じゃ、特別に教えてあげるわ」
時間切れとなり、ペルソナは銀時らへ自らが推すドナルドの正体について明かしていた。
「ドナルドはね、紳士的で口調が特徴的で……」
「はいはい、それで」
「双子として一緒に仕事を頑張っていて」
「へぇ~。兄弟がいるんですね」
「黒光りする車体と炭水車には9のナンバーが刻まれていて」
「そうかい。って、車体? 炭水車?」
「ソドー鉄道で今でも頑張っているのよ」
「あの……ペルソナさん。それって」
「これで分かったでしょう。私の憧れは……スコットランドの黒い機関車、ドナルドよ!」
ペルソナは今日一番にテンションを挙げて、自身の推しであるドナルドを嬉々として銀時らに紹介する。その正体は人間や天人ではなく、機関車の類であった。現在も続く某子供向けアニメ又は人形劇に登場するキャラクターが、ペルソナにとって一番好きな男性らしい。
自身の推しであるドナルドを紹介出来て満足げな表情を浮かべるペルソナであったが……対照的に銀時やキリトらは、あまりにも想定外な答えに困惑してしまう。
「おい! 誰が分かるんだよ、この問題! なんであの女の好きな奴が、きかんし〇トーマスの機関車なんだよ!」
「落ち着けって、銀さん! きっとペルソナさんにとっては、一番大事な人……いや、一番大事な機関車なんだよ。多分……」
「つーか、どうすんだよ。こっからどう会話を展開するんだよ……」
展開を処理できずに激しくツッコミを入れる銀時。無理やり納得するキリト。トーマ〇に関する知識が乏しく、ペルソナとの会話の種に悩ませる土方と男性陣の反応は様々である。
ひとまずは手探りで、キリトからペルソナにドナルドの話題を深掘りしていく。
「ハハ。そうか……。それでペルソナさん。ドナルドのどういったところが好きなんだ?」
「フフ。ドナルドはね、高潔でとっても優しいところよ。仕事も熱心で言葉遣いも丁寧。おまけにスクラップになりかけた同志を助けるくらい勇敢な性格なのよ。最高の紳士だと私は思っているわ」
気をよくしたペルソナは、スラスラとドナルドの魅力について語っていく。瞬時に好きなところが出てくることから、相当熱心なファンだと皆が感じ取っていた。このままペルソナの会話のペースに合わせようとした時……ふと沖田が二人の会話に割って入っていく。
「すいやせん。それダグラスでさぁ」
「えっ?」
「ドナルドの双子の片割れですよ。スクラップ……いや、オリバーを助けたのはダグラスで、ドナルドは関与していやせんよ」
なんと彼はペルソナへ容赦なく指摘を入れていた。ドナルドと同じ双子の黒い機関車、ダグラスの活躍がドナルドとすり替わっていることに一言加えている。
沖田の指摘を聞いたペルソナは、途端に顔を真っ赤にしていた。
「ま、間違えただけよ! ダグラスってば、アヒルにも懐かれて動物の信頼も厚くて……」
「それはドナルド。ダグラスはアヒルに懐かれていやせん」
「じゃ、ドナルドね! 穴に落ちたダグラスを助けたこともあるし!」
「それはダグラス。穴に落ちたのはドナルドでさぁ」
「……ど、どっちも好きなのよ! 二台は石切り場の崩落を作業員達に伝えて……」
「それはビルとベンでさぁ。別の双子です」
(もう良いよ! どんだけお前はきかんし〇トーマスにマジレスしてんだよ!)
(つーかどんだけ知ってんだよ! お前、きかんしゃトー〇スのファンだったのかよ!?)
次々と容赦なくペルソナへ指摘する沖田に、内心ツッコミを入れる銀時と土方。あまりにもトーマスに関する知識が多く、その意外性にも二人は驚いていた。
「す、凄いな沖田さん……」
キリトも銀時や土方と同様、沖田の〇-マスに関する知識に驚きを感じている。それらの知識を応用しながら、ペルソナに優勢を取れる点についてもキリトは素直に彼を尊敬していた。
すると、そんな二人の会話をチラッと聞いていたストレアも突然会話に乱入してくる。
「でもさー、ペルソナ様。アタシはドナルドとダグラスより、ビルとベンの方が好きですよ。あまりにも悪ガキすぎて、面倒みたくなっちゃうもの」
(お前までなんできかんし〇トーマス談義に参加してんだ! 従者揃ってトーマスマニアかよ!)
彼女も同じく自らの好きな機関車を語り、ペルソナに対抗していた。銀時も思わず心の中でツッコミを入れている。
「まぁ、俺は機関車じゃなくてディーゼル派ですかね。メトロポリタンビッカーズⅡ型、通称ボコが好きなんでさぁ」
(お前まで対抗するな! 正式名称まで言わなくて良いんだよ!)
さらには沖田まで好きなディーゼル車両を語り、ペルソナやストレアに対抗していく。ボコの正式な名前まで言うマニア知識に、土方が内心で激しくツッコミを入れていた。
ペルソナのドナルド好きの公言をきっかけに、場の話題はいつの間にはトーマス一色に染まってしまう。
「なぁ、銀さん。このままで良いのか?」
「良いわけねぇだろ。俺達、完全に置いてけぼりにされているんだぞ」
キリトも現在の状況をあまり好ましく思っていない。ペルソナ、ストレア、沖田の三人だけが盛り上がり、他の面々が蚊帳の外のように外されているからだ。
「このままじゃアイツの独壇場アルよ」
「ねぇ、土方さん! この状況を打開できる話題とか無いの!?」
「シノンから聞いているわよ。フォロー方十四フォローだって。今こそ本領発揮するチャンスなんじゃないの!」
「おい、お前ら。さり気なく俺に丸投げするんじゃねぇよ」
リーファやリズベットらは、直感から土方に大きな期待を寄せている。噂に聞いたフォロー能力で、奇抜な打開策を彼に一任していた。裏を返せば、ただ単に丸投げしていることに変わりはないのだが……。
そう勝手に持ち上げられた土方は、仕方なく頭の中で打開策を考え始めていく。
(しかしどうする? トーマスに関する話題からスムーズにつなげられるには……あっ、そうだ)
すると土方にある作戦が思い浮かぶ。トーマスと少し関連性のある簡単なゲームを思い出し、それをペルソナへ提案することにした。
「ペルソナ様。ここはひとつきか〇しゃトーマスにちなんだゲームをやってみませんか?」
「ゲーム? 全員で楽しめるもの?」
「そうだな。その名は……信号機ゲームだ!」
そう。土方が提案したのは信号機ゲーム。少し昔にトーマスを模したバラエティパロディ企画で登場した簡単なゲームである。土方は早速ルールを一行に解説していく。
「ルールは簡単だ。お題で三つの色が提示されるから、それに合わせて色にあったものを答えていけばいい。例えば赤、赤、青なら、トマト、トマト、空って感じだな。同じ言葉は使っていいが、三色同じなら全部別のもんにしなくちゃならねぇ。さっきの例で言うと三色とも赤色なら、トマト、リンゴ、いちごが正解例だな」
「なるほど。面白そうなゲームね」
「はいはーい! アタシやってみたいです!」
土方の説明を聞き、ペルソナもストレアも興味を持ち始めている。ゲームの内容も難しくなく、全員で楽しめるものと二人は思っていた。
なお、神楽ら仲間達も概ね同じ想いである。
「おぉー。トシにしては良い提案アルナ」
「なんでお前は上から目線なんだよ」
「流石は土方さん。あまりにもマニアックなゲームすぎて、読者もついていけてないんじゃないですかい」
「うるせぇ。トーマスに関するゲームだったら、これしか思いつかなかったんだよ!」
沖田の余計な一言には、土方も怒りを交えて反論していた。そもそも元ネタの企画が数十年前のものであり、土方自身も全員に伝わっているか少々不安を覚えている。沖田の一言は所謂図星みたいなものであった。
その後、回答者の順番を決めていき、ペルソナ、ストレア、沖田、土方、神楽、リーファ、リズベット、キリト、新八、銀時の順に割り当てられた。なお、お題を答えられなかった者には、ペルソナの言うことを何でも聞く罰ゲームも用意されている。
そして色の出題者は、ウェイター役の妙が担当することになった。
「それじゃ早速行くわよ。みんな、準備は良い?」
「おー」
「そうね」
「同じく」
全員の準備が整い、いよいよ信号機ゲームが幕を開ける。
「では、ペルソナ様から行くわよ。赤、赤、緑!」
「ジェームス、ジェームス、パーシー」
「青、青、青!」
「トーマス、エドワード、ゴードン!」
「緑、緑、黒!」
「ボコ、デイジー、ディーゼル」
「黄、黄、赤!」
「バナナ、バナナ、リンゴ」
「はい、TOSHI。アウトでさぁ」
「なんでだよ!?」
急なアウト判定についツッコミを入れる土方。彼だけきかん〇ゃトーマスのキャラ名じゃなかった為、沖田が無理やり指摘していた。予め言っておくと、別にお題が固定されているわけでは無いのだが……。
「俺達ゃペルソナ様含めて、トーマスのキャラで括っていたんでさぁ。だからアウトです」
「うるせぇ! 大体黄色い機関車って、あの番組にいんのか!?」
「それこそビルとベンって言うべきでしょ」
「いや、オレンジ色だろ! アイツらは!」
沖田とストレアから指摘を入れられて、土方は怒りながらツッコミを入れている。幾ら二人から諭されても、何一つ理解出来ていなかった。
「自分の番に回ってこなくて良かったネ」
「命拾いしたわね、神楽」
一方で順番的に土方の次であった神楽は、沖田らの悪乗りに巻き込まれずに一安心していた。リズベットやリーファも彼女に同情している。
「とにかくだ! これはノーカンだ! もう一回仕切り直しにしろ!」
「はいはい、分かりやしたよ」
結局はゲーム自体をもう一回やり直すことになり、再度信号機ゲームが始まった。
「では、行きます。白、白、黒!」
「ストレア、ストレア、私」
「黒、黒、黒!」
「ペルソナ様、ドナルド、ダグラス!」
「緑、緑、赤!」
「V字、マヨラー、チャイナ」
「勝色、柿色、菫色!」
「はぁ、おい……って、待て!!」
順調に進んだものの、またしても土方で流れが止まってしまう。聞き馴染みのない色がお題として出て、土方は妙にツッコミを入れていた。
「なんだその色は! 聞いたことのない色ばっかりだったぞ!」
「それはTOSHIが知らないだけよ。調べたらちゃんと乗っているんだから」
「そうでさぁ。TOSHIの勉強不足だろ。素直に非を認めろや」
「おい! テメェまで同調してんじゃねぇよ?」
妙はさも当たり前のように反論し、沖田もそれに同調している。あまりにも息の合った連携に、土方もツッコミが追い付かなくなっていた。
「勝色に柿色? 銀さん。さっき色の答えって分かるか?」
「知らん。お妙の意地悪問題だろ、きっと」
「姉上の気まぐれと言いますか……」
なお、キリトも先ほどの妙のお題をあまりよく分かっていない。銀時や新八からすれば、ただ単に妙の気まぐれと認識し、最初から張り合うだけ無駄だと考えていた。
そしてお題を答えられなかった土方は、約束通りの罰ゲームが待っている。
「まぁ、TOSHIは罰ゲーム決定ってことで、ペルソナ様。なんなりとこのマヨラーに罰を与えてくだせぇ」
「はぁ? どんなにやられても俺はやら……」
沖田が快くペルソナの罰ゲームを一任すると、彼女は無邪気そうな笑みである思ったことを呟いていた。
「じゃ、きかんし〇トーマスの名場面を再現して。話数は問わないわ」
そう言うと、沖田は即座に動き出す。
「了解しやした。ならお望み通り」
「えっ? はぁ? 何を……ぎゃぁぁぁぁ!!」
なんと沖田は土方の両腕を縛り付けて彼を持ち上げ、壁に勢いよくぶつけていた。壁には若干の汚れがついたものの、土方は顔面と壁が衝突し、顔中が真っ赤になってしまう。
「お前、何してんだ!」
「やだなー。知らないんですかい? 〇かんしゃトーマス第105話のゴードンのまどって話を。TOSHIと同じ威張り屋が、ブレーキが効かないまま駅にぶつかって窓ごと大破したお間抜けな話を再現したんですよ」
「やかましいわ! そもそもここ、レンタルルームだろうが! 再現性の前に、部屋を大事にしろ! お前は!」
沖田の無謀な行動に巻き込まれた土方は激高し彼に怒りをぶつけるも、当の沖田はこれっぽちも反省していない。むしろ壁を壊せなくて、がっかりしている始末である。
ペルソナの命令とはいえ、沖田の無茶苦茶なやり方に、仲間であるはずの新八やキリト、リーファらが気を引かせる一方で、ただ一人ペルソナだけは楽しそうに笑っていた。
「アハハ! こりゃ美味いココアだわ!」
トーマスで有名なセリフと共に、この茶番を大いに楽しんでいる。
「今日一番にペルソナさん、笑っているよな?」
「そりゃあんなやり取り見たら、涙流して笑うだろ」
キリトや銀時もペルソナの反応を見て、思ったことを呟く。同時にまだまだ続く信号機ゲームに戦々恐々としていた。
まだまだ高天原の夜は続きそうである。
ということで、ホスト篇の中篇ですね。序盤は魔性的なペルソナの部分を発揮し、シノン、シリカ、アスナが脱落してしまいました。(近藤はとばっちりの為、ノーカウント)
そこから中盤にかけて話題が一変。ペルソナの推しがきか〇しゃトーマスに登場するドナルドと判明致します。少しマニアックなネタかもしれませんでしたが、ついてこれましたでしょうか? 個人的には沖田と張り合うペルソナが可愛かったと思います笑
その後も土方提案のゲームが実施されるも波乱は続き……今回は以上となります。次回はホスト篇の後半戦! 恐らく次回で最後になるかと思います。
次回予告
ユイ「詳しいことはまだ言えないのですが、○○○○さんがある暴挙に出て、パパ達が大ピンチ! 果たして一体何が……?」
銀時「因みに○○○○は、ペルソナかストレアだからな」
新八「いや、伏字にした意味無くなってるじゃないですか!」
キリト「次回! 忘れてるとトラブルは起こるさ。なんか聞いたことある言葉だな……」