カチューシャと愛里寿の朝鮮戦争 Ep.1 北鮮軍地吹雪の電撃的奇襲、ソウル占領「栄光の大祖国戦争の勝利、ソウル解放!」   作:Brahma

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その3 春川の戦いで..何言ってるの!カチューシャの人民軍快進撃続くんだから!

【推奨BGM:ボラー連邦のテーマ】

崔光と部下たちはほくそえむ。

「そんな石ころのような砲弾がこのT34/85に効くと思っているのか。傀儡軍に正義の鉄槌をくだしてやる。」

T34/85の85ミリ砲が一斉に火を噴く。

ドーン、ドーン、ドーンと轟音が響き、土けむりがいくつも上がる。

韓国軍は、柄付き爆弾やもっていのちがけで戦車を爆破しようと試みる者もいたがばらばらと敗走するしかなかった。

 

さて、李英鏑(イヨンポ)少将率いる北朝鮮第三師団と第109戦車連隊が梁文里をへて抱州(ポチョン)から議政府(ウィジョブ)へ向かう。李権武(イグオンム)少将率いる北朝鮮第四師団と第107戦車連隊も哨城里をへて東豆川(トンドウチョン)から議政府へ向かう。

「師団は、右翼の第一師団、左翼の第三師団と連携し、ソウルへ向かって攻撃する。師団の前方には工兵の支援を受けた戦車隊と自走砲隊がいる。当面する敵カイライ軍陣地を突破した後、議政府からソウルへ向かう。各員奮励努力せよ。」

「マンセー!マンセー!マンマンセー!」

「撃て!」

ドーン。ドーン。ドーン。ズガーン。ズガーン、ズガーン

T34/85とSU-76は、突進していく。

韓国軍第七師団第一連隊は蜘蛛の子を散らすように逃げていくしかない。

「工兵隊、敵トーチカを爆破せよ!」

「イエー(了解)」

ドガーン、ドガーン

東豆川では、韓国軍第一師団第三連隊が粘っていたが...

「ほほう。やりおるな。しかし。」

北朝鮮第16連隊の崔仁徳大佐はほくそえむ。

T34/85とSU-76が火を噴く。

ドーン。ドーン。ドーン。ズガーン。ズガーン、ズガーン

「た、退却だ...。」

さて、一方、さらに東方の春川である。

北朝鮮人民軍第二軍団を率いるのは、金光侠少将である。

「第二師団は、北方から春川を速やかに攻撃して占領せよ。そしてソウルへ向かう。」

「マンセー!マンセー!マンマンセー!」

「第七師団は麟蹄から洪州へ向かって進撃し、敵の退路を遮断せよ。清津の戦車部隊と五台山のゲリラ部隊に支援させる。」

「マンセー!マンセー!マンマンセー!」

第二師団の司令官は崔賢少将、参謀長許波大佐である。

「敵は、400~500mの切り立った山にトーチカをもつ野戦陣地を構えている。韓国軍の陣地の北方8kmの土屯里に陣地を構えようか」

「南側に標高470mの山があります。カノン砲が使えません。122ミリ榴弾砲か迫撃砲のような曲射砲しか使えません。」

「それでは、敵トーチカが攻撃できないな。わかった。第4連隊に敵正面を攻撃させる。その隙に第6連隊に北漢江の河川敷を通過させて敵陣地の中央を突破させよう。」

「マンセー!マンセー!マンマンセー!」

 

【推奨BGM;戦車道行進曲】

春川(チュンチョン)では、あんこう独立義勇軍が守っていた。

「敵は、こちらが切り立った山に陣地を築いているので、カノン砲の攻撃ができません。もし火砲の攻撃がないなら、正面からおとりを使って、北漢江を使って攻撃してくるに違いないです。」

指揮官である一両のⅣ号戦車の車長である栗色の髪の少女は、部隊に命じた。

「ですので、カバさんチームは、105ミリ砲の部隊とともに北漢江を守ってください。」

「御意。」「心得た。」

「うさぎさんチームの部隊は、トーチカ陣地を守ってください。」

「はーい。」「わかりました。」

 

ドーン、ドーン、ドーン、ダダダダダダ...

「!!」

「マスターズ・オン、ファイアー!」

ズッドーン

「て、敵です。」

北鮮第6連隊は、蒼くなって絶望感につつまれる。

「断崖に囲まれ、前にも後ろにも逃げられません。」

 

さて、トーチカ陣地を死角から攻撃しようとした北鮮第4連隊だったが、背の高いM3リーに発見される。

「あ~敵発見。」

「やっちゃえ、やっちゃえ。」

「あや、あゆみ、撃って。」

ドーン、ドーン、ドーン、ダダダダダダ...

M3リーの主砲と副砲が火を噴く。それを合図にトーチカを守るうさぎチーム部隊は砲撃と銃撃を行った。

「連隊長、接近できません。」

「別の場所から突撃できないか。」

第4連隊は突撃を繰り返す。

「またくるよ。」

「しつこいなあ。」

ドーン、ドーン、ドーン、ダダダダダダ...

「白旗上がらないんだね。」

梓はたしなめるようにM3リーの乗員に告げる。

「あの、これ、戦争だから。」

 

ところで北朝鮮第6連隊である。

「隊長、わが軍は、すでに半数が失われました。」

「仕方ない。予備兵力の第17連隊を突撃させろ。」

しかし、戦果はあがらない。

 

一方、韓国第8連隊を打ち破って快進撃を続ける北朝鮮の第7師団である。

「崔仁閣下。」

「なんだ。」

「わが第二師団の第4、第6連隊が春川にて苦戦中です。」

「わかっておる。洪川へ向かって、敵第六師団の退路を絶つ。」

「そのことですが、ただちに麟蹄に引き換えし、春川の東方へ進出し第二師団と協力して敵を討てとのことです。」

「うむ。わかった。そちらへおもむく。」

 

「みぽりん、敵の第七師団が接近中。東海岸の韓国第八師団が敗退したって。」

「西住殿、このままでは敵中に孤立します。」

「わかりました。ここは撤退します。江陵から原州へ退却中の第八師団を援護します。」

 

【推奨BGM;孤独な戦車乗り】

愛里寿は、早朝寝室で電話が鳴ったのをとった。

「隊長、いえ元帥。」

「なあに。」

「お休みのところすみません。今朝、午前4時に北朝鮮の大軍が38度線を突破して南侵してきました。」

ルミは愛里寿の部屋に来て

「元帥、何かご命令は?」

「電報を本国へ打って。お母様に話すの。」

「はい。」

「それからムチオ大使から連絡があった。在韓米国人の避難を援助。それから武器弾薬を送ってあげて。」

「はい。」

 

「大統領。」

「なあに?」

大統領と呼ばれた美しい夫人は優雅な物腰でふりむいた。

「今朝、午前4時に北朝鮮の大軍が38度線を突破して南侵してきました。日本駐留軍の愛里寿元帥より至急伝です。」




地名や人名の正確な読み方がわからないものは、そのままです。ご容赦くださいm(_ _;)m

わかった場合、順次書き加えます。
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