FINAL FANTASY Ⅵ~偽レニア~   作:ひきがやもとまち

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更新です。物語的には何の進展もしない回ですけど、そもそも何のイベントも起こらない街ですので仕方がありません。(キッパリ)

代わりと言っては何ですが、次回のコルツ山から一気に原作崩壊と言うか、改変が始まります! 

ぶっちゃけ私はバルガスが大好きだーっ!『烈風燕略拳』とか格好良すぎるだろーっ!
――でも、読み方は未だにわからないアホ作者はプレイした当時、国語が苦手な子供でした。


第8章「水の流れるいい町で、素敵な殿方と偽レニアのアバンチュール?」

 誰に忠誠を誓う訳でもない。

 その冷たい瞳の奥に隠された素顔を見た者は誰もいない。

 

 金のためには親友すら殺しかねない凄腕の暗殺者シャドウが、この時期のサウスフィガロを訪れていた理由について歴史は沈黙している。

 ただ通りすがっただけかも知れないし、近く侵攻してくる帝国軍に雇われてナニカを探っていた可能性もある。

 

 だが、どこで何をしていたにせよ。

 彼の功績が誰かの口から語られることはないであろうし、彼自身の口で語られる可能性はより以上にないであろう。

 彼は最後まで寡黙さを貫く男であり続け、必要なこと以外はほとんど話さない謎の男として己の役割に徹し続けた。

 彼は裏方としての役目を己に課し、その名の示すとおり影から影へ闇の中を闊歩し続け、最期には歴史の闇の中へ消えていき、二度と表の社会で自分の名が語られることのないよう物語を締めくくる・・・・・・。

 

 

 ――そんな非情にして優しすぎる暗殺者【シャドウ】がサウスフィガロの酒場で愛犬を傍らに置き、一人飲んでいたときのこと。

 男二人に少女が一人という、変わった組み合わせの客たちが店の中へと入ってきたのだった。

 

 貴族風の服を着た若い男と、いかにも冒険家然とした風来坊な出で立ちの青年。それに気のせいかもしれないが手配書で見覚えのある、だが描かれていた絵に比べると感情がありすぎる印象の少女。

 

 話を聞く限りでは、もう一人デカすぎるから店の前に置いてきたらしいのだが・・・デカすぎる? 何のことだろうか? 別に身長2メートル以上の巨人を連れてる訳でもなかろうに・・・。

 

 

 変わった組み合わせではあったが、それだけである。店にいる他の者たちと違う対応に変えてやる必要性を微塵も感じなかった彼はいつも通りに冷たい態度で会話を拒絶する。

 

 ・・・そんな中、一行の後ろから「ヒョコッ」と出てきた小さな影がシャドウを見上げ、次いで彼の足下へと目をやり瞳を輝かせているのが分かった。――子供だ。

 

 だから彼は言ってやった。お前の抱く甘い夢が叶うことは決して無い、と・・・・・・。

 

 

「やめておけ、他人にはなつかない犬だ・・・」

 

 

 冷たい声で、冷徹に、事実だけを淡々とした口調で。

 犬と仲良くしようとでも思っていたであろう、そこらによくいる普通の子供たちと同じように。“あの子”が生きていたとしたら同じくらいの歳になっているかもなと考えながら・・・。

 

 その結果。

 

 

 

「わーっ! 犬です! ワンちゃんです! 癒やしの対象です! 撫でていいですか!? 抱っこしていいですか!? この際なつかなくても全然OKなんでモフらせてもらってもよろしいでしょうか!? 最近の私、色々あったせいで癒やしがないと精神的にピンチなものでしてね!」

 

「・・・・・・・・・」

 

 

 

 ――めっちゃくちゃ懐かれた。猫かわいがりする勢いで、相棒にして愛犬でもあるシャドウの飼い犬インターセプターを満面の笑顔で撫でまくっている。

 

「あー・・・カワイイなぁー、カワイイなぁー・・・癒やされますねぇ~♪ ・・・思えば今まで結構いろいろあった気がしますなぁ、まだ少ししか経ってないはずなのになぁ・・・・・・」

 

 そして始まる、犬の頭をなでまくりながら遠い目をして天井を見つめての過去回想。

 正直なところシャドウとしては「知らんがな・・・」としか言い様のない、初対面で無関係な赤の他人事の苦労話でしかないのだが・・・・・・。

 

 『懐かないから』構うのはやめておけと言った手前、『懐かなくてもいいから構わせて欲しい!』と言い切られてしまうと、どう断ればいいのか分からない。人付き合いを避けてきたせいで対人経験が少ないシャドウは、こういう状況に慣れていなかった。

 

 それに“必要なこと以外は口にしない主義”を貫いているため、子供に言って聞かせるとか絶対に無理なのだ。不可能なのである。短く簡明に最小限の言葉だけで相手に分かってもらえる言葉なんて存在したら、世界から争いなんてなくなってしまって商売あがったりな訳だから。

 

 まぁ、要するに。

 ――シャドウと異世界から来た屁理屈少女セレニアの相性は最悪っつーか、一方的にシャドウの方が苦手意識強すぎるタイプだったという、ただそれだけの話だったわけだけれども・・・・・・。

 

 

 

 

「あー、スッキリしました! これで私はあと十年は戦えそうですよ! 十年は戦えそうな気持ちになっただけかもですけれども!」

「そう。よかったね、セレニア」

 

 フィガロ王国最大にして唯一の港町サウスフィガロの雑踏を、ティナとセレニアたち四人+一匹が歩きながら会話を楽しんでいた。

 実際には半年も保たなかった国があることを秘匿したままの会話だったけど、別にいいのだ。言わなければ知られない事実など相手にとっては存在しないのと同じこと。言っても変えようがない事実で無駄に嫌な気分になる必要なし!

 

 セレニアは先ほど酒場で出会った『吠えもしないし噛み付かない、頭のいい犬』を愛でられて十分に鋭気を回復させて肌をツヤツヤにし、同じく動物好きなティナもセレニアに釣られるように一緒になって撫でさせてもらえたからご機嫌だったのである。――通りがかる人すべてをギョッとさせてるウーマロは論外。

 

「「・・・・・・」」

 

 対する男ども二人の顔色は暗い。ドンヨリしてるって言うか、疲れている。

 まぁ、『金さえ払えば親友さえ殺すと言われる暗殺者』の愛犬を少女たち二人がかわいがりまくっているのを、いつ襲いかかられても対応できるよう身構え続けてた時間がようやく終わってから二分も経ってないんだし当然と言えば当然の状態なんだけれども。

 

 ようするに、疲れた。精神的に。今日は早く宿取って休みたい、と言うのが素直な彼らの本音であったのだが――――

 

 

「では、早速そのリターナーの本部とやらに向かうための準備でも整えると致しましょーっ!」

「おーっ♪」

 

 珍しくと言うか、この世界に来てから初めてやる気満々になってるセレニアの―――ぶっちゃけるなら、ランナーズハイになってるだけの彼女の笑顔に楽しい気分を共有できて嬉しいティナが追随したことで休み案は不許可となり。

 

「「・・・・・・おー・・・」」

 

 ――男どもの苦労はもう少しの間続くことになるのであった・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 ・・・あれから、ティナたちというかエドガーたちと言うべきなのかロックたちと表現するのが正しいのか、リーダー不明で代表者も不明な四人と一匹の一団はフィガロ王国の城下町でありサウスフィガロへと向けて進路を取っていたのであるが。

 

 ――まさか、王城から城下町へ行くのにモンスターに襲われる洞窟抜けさせられるとは思ってなかったセレニアはすっかり疲れ切ってしまっていた。精神的に。

 

 思えば常識外れのことばかりが起きる、この異世界。常識を尊重する常識人である彼女は、心の安らぎを求めるようにならざるを得なくなって、食事するためによった酒場兼食堂で『癒やしの塊』とも呼ぶべき地球人類にとって最古の友、“犬”に出会えたことでテンションMAXに!

 

 もう何でもいいから癒やしてくれそうなマスコットキャラ目掛けて突進し、後先考えることなく猫かわいがりしまくり、ようやく満足してから町の散策を初めてしばらく行くと途中で気づいたことがある。

 

(あれ? この町って見た目とは真逆に、通路の作りが意外と複雑だったりしませんかね・・・?)

 

 そう思ったのは、巧妙に視覚効果を考えられて見えづらくしてあるだけで通り抜けられそうな抜け道が各所に点在してあるのに気づいたからである。

 これだけ人がいて混雑している町中でこれは、交通の便的に不便なのではないか?

 

 そう思えたから彼女はエドガーに聞いてみることにした。

 

「すいません、エドガーさん。(なぜか理由は分かりませんけど)疲れてるところ申し訳ありませんが、ちょっとだけお尋ねしてもよろしいですかね?」

「・・・ああ、構わないよ小さなレディ・セレニア・・・。なんだい? 私は女性からの質問はいつだって歓迎するさ、ハハハ・・・」

「その割にはめっちゃ笑い方が空虚なんですけど・・・」

 

 まぁいいか、とセレニアは無自覚に無悪意にバッサリと冷酷にエドガーの疲労を割り切ることにする。

 相手の事情は相手の問題であり、相手の痛みがわかったところで相手の痛みが減ることは決して無い。自分が怪我した訳でもないのに他人の痛みがわかるなどというのは錯覚であり、共感したように見せてるだけの傲慢でしかない。偽善ですらなく、ただの誤認なのである。

 

 抱える痛みは、その人だけのものであり、同じ経験をしたところで受ける痛みの量も質もすべてが異なる別物でしかない。人の脳は人の数だけ存在し、それらを繋げることは人道的にもやってはいけない絶対悪のおこない。人は気持ちを分かち合うことなど出来はしない生き物で、人の気持ちが言わずに解るのはエスパーだけなのである。

 

 

 ――そして、それ故に人は『解り合う努力をし続ける生き物なんだ』とセレニアは考えている。

 

 『解り合える機能を生まれ持っていないから』、『出来ないからこそ、出来るようになることを目指して少しずつ歩んでいく努力の才』を生まれ持った生物なのだと彼女のオリジナルは信じ続けて生きてきた過去を持つ。

 

 言葉を使わなくても伝えたい気持ちを伝えることが出来てしまったら、どうやって誤解されずに正しく相手に気持ちが伝えられるか考える力が人から失われるのは当然の結末であり、与えられた超能力に頼って相手の気持ちを考えようとしないから『機動戦士ガンダム』の主人公たちニュータイプは戦争に勝つための兵器にしかなれないのだと、そう考えて生きてきた可愛げの無い子供時代が彼女の大本にはあったのだ。

 

 

 ・・・なのでまぁ、当時の記憶を受け継いでない残り滓でしかない偽レニアにだって、考えて出した結論ぐらいは引き継がれているので相手が疲れている理由を考えてはみたけれど分からなかったから、「分かったフリして気を遣うのを装うのは偽善かなぁ」と考えてしまった訳で。

 

 ついでに言えば、疲れてるのが分かっているのに聞いてる時点で気遣ってないので意味が無い。正真正銘の偽善である。保身は覚えたけどセレニアはセレニアなので、流石にそこまでクズにはなりたくなかったりはする。

 

 だから聞く。簡明に簡潔に。できるだけ相手の負担がかからないよう、相手にかける負担を減らせるように聞きたいことだけ要点絞って聞くにはどうすればいいのか考えながら聞く。言葉でのコミュニケーションにこだわり続ける。

 

 ・・・・・・優しいのか優しくないのか判断の別れそうな、微妙すぎる女の子。それが異世界から来た言霊少女の残り滓、偽レニアです。

 

 

 

「この町って、綺麗な外観している割には入り組んでますよね。なんでですか? 防衛目的で、都市ゲリラ戦でも想定して作られてでもいますので?」

 

 幼い少女の見た目をした彼女から思いもかけなかった指摘をされてエドガーは、正直言ってちょっと以上に口元を引き攣らせられてしまってた。

 

 だって、国防策の中でもトップクラスの機密事項だったし。これ他国に知られるとかなりヤバいし、相手次第では口封じとかも考えなきゃいけないレベルの超重要事案だし。

 

 ああ、今は国王の身分を気にしなくて良くて助かった―と、内心では結構いろいろ抱え込んだ末に表面だけは笑顔を取り繕って幼い幼女に応えてあげるエドガー。マジで紳士な男です。誰か本気でいい嫁さんを探してきて嫁がせてやってください。いやマジで。

 

「よく分かったね、確かにその通りなんだ。――実はこの町はフィガロ城で作られた武器や兵器を売る国内でも唯一の町で、フィガロ城の落成に併せて城下町に命名されたという歴史を持っている。

 城を脱出するときに見せた地下潜行の実験で失敗した時には臨時の王宮が置かれたほどでね。そのときに町の人たちが負傷者たちに施してくれた献身的なふるまいには当時の王で私の祖父が涙していたと父からは何度も聞かされたものだよ」

 

 誇らしい表情で国の自慢を語るエドガーだったが、そこから先の話をするには顔に暗い影を落とさない訳にはいかなかった。

 国を守る者として、それが結果的にサウスフィガロ住人のためになると分かった上で尚割り切ることの出来ない彼個人としての思い入れが、この町には有りすぎるから・・・・・・

 

「・・・そんな歴史を持つことから、この町はフィガロ王室との関わりが深く、愛国心が強い。

 そしてサウスフィガロは国内で唯一の外へと通じる玄関口であり、海は貿易という莫大な益だけをもたらしてくれる訳じゃない・・・」

「つまり、占領も視野に入れた都市設計をされていると?」

「・・・・・・ああ」

 

 そしてエドガーは声を潜めると、先行する二人には内緒でセレニアにだけサウスフィガロに眠る幾つかの秘密を教えておくことを決意する。

 

 それは自分の祖父である当時の王が、この町に感謝するが故に信頼して仕掛けた秘密の抜け道のこと。それを使う際に必要となる合い言葉のこと。先祖伝来この地に住む住人たちですら知らない、町の地下に眠る迷宮とも呼ぶべき巨大脱出路のこと。

 

 国の中枢が目の前にあるサウスフィガロを他国に侵略されて占領された時を想定して施された、他国にはない新しい国独特の計算され尽くされた国土奪還戦略。その一環を――。

 

 

「・・・そこまで私に教えちゃっていいんですか? 正直自分が信頼に値するほど実績がある人間とは思えないんですけど・・・・・・」

 

 不審顔でセレニアは質問する。彼女はエドガーを私情だけで動く、甘い男だとは見ていない。合理的な判断が出来て、尚且つ人としての甘さを捨て切れていない、彼女の価値基準的にはむしろ理想の王様タイプであると見ている。

 

 そう言うのは腹心の総参謀長とか補佐官とかがやれば良くて、トップに立つ人間がやることではない。

 ――てゆーか、人を騙すことばっか考えてる王様なんてイヤだし、そんな国に住みたくねーし、安心できねぇし。どんだけ信頼できる人材いないんだよ、その国は・・・。

 

 毛利元就でもあるまいし、やむを得ない事情があるとき以外で謀略家タイプの人は王様に向いてないとセレニアは思っている。どちらかと言うとノホホンとして人に任せられて嫉妬しないタイプの方が平和な国を目指すのであれば向いているだろうと。覇王とか目指すなら別だけれども。

 

 人を疑うよりかは信じれる方が勇気あるし、憎むよりかは愛する方が気持ちいいに決まっている。見下したり否定し合うより認め合ってた方が楽でいい。

 平和ボケできるくらい平和な国の方が、戦争に強くなければ生き残れない政治状況しか持ってない国より良いもの持っているのは当たり前。

 

 それがセレニアの価値基準であり、人を見るときの判断基準のひとつである。

 戦争の強さばかりを強調して、平和ボケしてるからと相手を見下したがる国の王様は結局のところ国に平和をもたらせない無能な自分を正当化しているだけなのだろうと言うのが、ひねくれ気味な思考をする自分自身を顧みた彼女の主観なのだった。

 

 非常時とは異常事態であり、普通の状態では決して無い。

 異常を基準として他を見るのはそもそもがおかしいのだから気にしなくて良いと本気で考えてる辺りは、平和思想の現代日本人らしいとも言えるし、戦争を『異常状態』として人類社会の誰もがかかる危険性のある病気と捉えているなら日本人らしくないとも言えた。

 

 どちらにせよセレニアはエドガーを甘い理想家と評価してはいない。甘い理想を現実にするためにはどうすれば一番良いかを試行錯誤して導き出す努力家タイプの君主であると高く評価している。

 

 そんな相手が心を許しただけで、ここまで突っ込んだ話をしてくるものだろうか・・・? 

 不審に満ちた表情を浮かべるセレニアの視線の先でエドガーは、人好きのする微笑みを湛えたままソッと顔を寄せてきて、通りがかった年頃の娘たちに「キャーキャー!」言われながら静かに小さく、ボソッとセレニアの耳につぶやいた。

 

「・・・それだけのことを分かる、君だからこそ言うんだよ?」

「怖っ!?」

 

 セレニア、心底からゾッとさせられる殺し文句だった。文字通りの殺し文句である。

 だって今言ったことって要するに『秘密を教える代わりにひとつでも漏れたら君は死ぬ』って意味だから、マジで怖い。怖すぎる。

 

「え、なんで!? 私そんな危ないことに気づいてたんですか!? どこのどこにどの部分で!?」

「ふふ、さぁね。それを教えてしまったら秘密にならないだろう? でも、紳士として忠告させてもらえるなら、君は言葉という物をもっと吟味して、深く考えてから口の端に乗せるようにした方が良いと思う。

 君は浅慮を理由に軽々しく口を開くよりも、深慮遠謀を元にした思索を語っていた方が魅力的になる女性だろうからね・・・」

「それ私の存在否定になっちゃってるんですけどもーっ!? ちょっと待って! ちょっと待ってエドガーさーん!?」

 

「おーい、二人とも-? なにやってんだー? 置いていくぞー?」

「セレニア、エドガー。早く行きましょう? この町とっても面白い作りをしているから、どんなに見て回っても飽きそうにないの♪」

『ウゴー?』

 

 口は災いの元、知らぬが花。

 無知は救いで、戦場で生き残れるのは何を知っても語らぬ者。

 

 町の景色から何も気づかなかったロックとティナと、ついでに言えばウーマロの二人+一匹は仲良く首をかしげながら後ろの二人を振り返り、エドガーは朗らかに笑って手を振り返して、青い顔したセレニアに慌てて後を追いかけられる。

 

 フィガロ王国の城下町サウスフィガロに到着した一日目は珍しいことに、因果応報で自業自得な出来事だけが起こる日であった。

 

 

つづく

 

 

おまけ『サウスフィガロに着くまでに「ダンカンの小屋」で』

 

エドガー「ん? こ、この匂いは・・・・・・?」

 

エドガー「この花は・・・あいつの・・・・・・?」

 

エドガー「この食器は、あいつが愛用していた・・・・・・」

 

エドガー「これは・・・アイツの好きなお茶・・・・・・」

 

 

 

エドガー「まさか・・・マッシュがここに・・・・・・?」

 

セレニア「・・・っ!(えっ!? マッシュって・・・『男性名』!? 男なの!? 女好きのエドガーさんが、お茶とか花の好みだけじゃなくて臭いまで覚えている男性って誰!? そしてナニ!? 貴方たちは一体どういう関係なんですか!?)」

 

 

*ぶっちゃけ戦国日本の小姓とか、古代中国の宦官とかを連想してしまったセレニアは、後日エドガーと再会したマッシュから死ぬほど怒られる羽目になりますが別の余談です。

 

 

おまけ2『砂の海にて』

 

ケフカ「【ブリザド】!!!」

 

 ひゅごぉぉぉぉぉっ!!!

 

ケフカ「ひーっひっひっひ! どうだ見たか! 氷が出来たぞ! 砂漠に一人置いてったぐらいでは俺様の快適な生活にはチリ一粒ほどのダメージも与えられんのだ! 残念だったなエドガー! ひぇーっひっひっひ!」

 

 

しーん・・・・・・・・・。

 

 

ケフカ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つまらん!!」

 

*最後の「ひぇーっひっひっひ!」をドマ語で「冷え」とかけたのですが追従して無理にでも笑ってくれる兵士が死んじゃってたから一人ボケ突っ込みしかすることないボッチ魔道士のケフカ君でした。




注:書き忘れてましたけど、エドガーが偽レニアに町の秘密を教えたのはセリス救出ルートに進むからじゃありません。後のネタに使うためです。今作ではドマ国ルートに同行する予定でおります。
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