書きたくなった。それが動機。
―――――神様って本当にいた。
「君、死んだからこれから提示する世界のどれかで転生してね。」
自分を自分のミスで殺したという神様(むさい髭の爺)はそうおっしゃりやがった。
「拒否権ないから」
しかも事務的な口調、いかにもお役所仕事な対応で。
かなりむかついたが自分の経験上こういった対応をする人間には何を言っても無駄である。
このむさい髭面を長く拝むのも嫌だったのでさっさと選んで終わりにしよう。
「でっ?自分が転生できる世界は?」
「この三つだよ。」
神?が手を振ると空中にリリカルなのはDVD、進撃の巨人(最新コミック)、マブラヴオルタネイティブ(コンシューマ版)が浮かんだ
「全部地雷じゃねえか!!」
「早く選べ。」
「じゃあ、リリカルなのは。」
というかこの選択肢の中ではどう考えてもリリカルなのはしかないだろう。進撃とかマブラヴなど生き残れる訳がない。
人生ハードモードどころか人類ハードモードな世界なのだから。
「まあ手違いで殺した訳だし、何か特典をくれてやろう。」
地雷世界について考えているとそんな声がかかった。
特典、特典か……これこそテンプレ転生のさらにテンプレ展開だが、これはしっかり考えなければならない。
リリカルなのはの世界だ、SSSクラスの魔力、驚異的なマルチタスク、超強力なデバイスなどを
考えたがそこで思考に"待った"をかけた。
こういう場合いきなり分不相応な力をもらったりすると大抵待っているのは力に振り回されての自滅である。
驚異的な力に対して、それを扱う精神が伴わないため起こる悲惨な結果だ。
かといって無能力で放り出されるのは命に係わる。
なら必要なのは力とその扱い方を教えてくれる教師だ。
「決まった、あくまで平均的な魔導士としての素質とそれを鍛えてくれる教育係を頼む。」
「はい、了解。教育係は、まあ後腐れがなくてかつ君と波長があう存在を選んでおくから。」
神はどこまでもお役所仕事の態度を崩すとことなく何かしらの操作を行なったようだ。
自分の体がどこかに引っ張られるのを感じる。
排水溝に吸い込まれる水、もしくは掃除機に吸われるゴミの気分を思えばいいか、
そのまま自分は転生することになったのだ。
目を開くと知らない天井が……………見えなかった。
そこにあったのは仮面、目も口もない黄金の仮面。
「おはよう、君が僕の
アヴィケブロン先生でした。
「おはよう…ございます…」
「うん、おはよう。目が覚めたなら朝食を食べてくれ。それから授業に入ろう。」
身を起こしたのを確認したアヴィケブロン先生はそのまま去っていった。
「…………………………………………………波長が合うってアヴィケブロン先生とは。」
まあ確かに自分は人嫌いではあったけど、それでも"彼"と波長が合うとは予想だにしなかった。
「早く、朝食を食べて欲しい。それから授業だ、何せ僕は十二年しか現界していられないからね。」
「マジですか?」
勢いで書き始めたけど頑張ります