今回から、アニメ1話からやっとスタートです。
なるべく原作から遠くならないように善処します(するとは言っていない…)
今回は完全にコメディに寄ってます。なので、甘々系などはちょっとお待ちください。。。
「今日からイーグルジャンプで働かせていただきます…………涼風青葉です!!!」
え?この学生服の格好のツインテールが未だに板についているこの少女が…新入社員…?
「またまたぁ…嘘でしょ?」
「違いますよ!!!!」
「良いんだよ。大丈夫だよ。ちょっと見栄を張りたかっただけなんだよね?ホントは道に迷ってるだけなんだよね?お兄さんにはわかってるから、正直に言ってごらん。飴ちゃんいるかい?」
「いくら何でも子供扱いが過ぎませんか!!!???」
と少し涙目になりながら講義してきた。
(いやだって、どう見ても中学生にしか…もしかしたら小学生の可能性も…)
、とたぶん世界一どうでもいい考察に思考をめぐらせているときにひふみが
「あの…カイ君……多分ね…新入社員だと思うよ…」
「え…?マジで?」
「うん…りんちゃんがね…近々一緒のチームに入ってくるって言ってたよ…カイ君も聞いてる…はずだけど…」
「嘘!?そんなこと言ってたっけなー?いつもコウのフォローに入ってるから伝達し忘れたんじゃないの?」
『確かに言ったわよー。カイト君。』ゴゴゴ
後ろから聞こえたのは、赤味がかったボブカット、パステルピンクの服をカジュアルに着こなしており、少し怒気を孕んだ声でかつ満面の笑みを浮かべているりんちゃん…いや…りん様がいらっしゃった。
「お、おはようございます、りん様。き、今日は一段とお美しい…」
「あら、ありがとう。それで、私が何を伝達し忘れたって?」ニコッ
「あ…いやぁ…あはははは………ほんとうにスミマセンでした。」
「もう、素直にそう言ったらいいのに。第一同じぐらいコウちゃんにもカイ君にもフォロー入れてるでしょ。」
「はは…いつも助かっております。」
ふぅ。余計なことを言って寿命を縮めるところだった。りんは怒らせると怖いからな…反省反省…
「あのー…それで私はどうしたら…?」
渦中の涼風青葉さんがしびれを切らして俺たちに訪ねてきた。
「あ、そうね。まずは、会社に向かいましょ。私はADの遠山りん。よろしくね。」
「滝本ひふみ…よろしく…」
「俺は、AD兼企画の天ケ瀬カイトだ。よろしく。」
「はい!これからお世話になります。涼風青葉です。あの…ADさんって大変ですよね。テレビで見ましたけど、色々細かい仕事が多くて忙しそうなイメージありますけど…」
「そうそう、ADって出演者のお弁当発注したり、スタジオ走り回ったり、寝る暇もなくて本当・・・・ってそのAD違う!!A(アシスタント)D(ディレクター)じゃなくてA(アート)D(ディレクター)の事!!」
「カイ君…ノリツッコミ…下手……12点」
「まさかの点数制!?」
っと慣れないノリツッコミをして、辛めの評価をひふみからもらったところでようやくイーグルジャンプの作業場に到着したのだった。
キラキラした眼差しであたりを見回す青葉ちゃんに癒されていたら、ひふみがそそくさと自分のブースに向かったみたいだ…多分青葉ちゃんに人見知りしているのだろう。
なので、俺とりんちゃんで青葉ちゃんを連れてコウのところに挨拶に行くことにした。
コウのデスクに向かうと、そこには黒のよれたTシャツにパンツのみを履いて寝ている八神コウの姿があった。
「ぱ、ぱぱぱぱパンツぅ~!!??」
っと青葉ちゃんが奇声を上げた。そして・・・
「カイ君は見ちゃだめーーーーー!!!!!!」ブシュッ!
「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー」
っとりんちゃんの目つぶしが俺の目にクリーンヒットして床に転がった。理不尽だ・・・
『…んん?…おはようぉ~。それで、なんでカイトは悶絶してるの?』
「いいから、コウちゃんはズボン履いてーーー!!!」
八神コウはこの惨状の原因を把握して、済まないと手を合わせながらズボンを履くのであった。
といった所で、今回はこの辺で終わります。
次回からはもうちょっとテンポよく話を進めるか、本文を長くするかで少し悩んでますので安定しませんが、よろしくお願いします。