孤独を受け入れてくれるパレット   作:ロクでなしの神

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やーっと、バンドリキャラ出せた…文の構成がもうグチュグチュになってもうこれわっかんねぇな。新たにお気に入りしてくれた人、ありがとうございます!また、まとめてお礼を述べさせていただきますね!
とりあえず、こんなキャラじゃないぞってのがあったら教えて下さい。


3.退屈しないCLASS ROOM

「ッ…眩し。こんなに晴れなくてもいいのにねぇ」

 

玄関のドアを閉めて前を向くと、太陽が永遠の輝きを主張するかの如く、そこに存在している。まるで、“お前の行う事など、我の前では全てお見通しだ”と言わんばかりの存在感だ。

 

「ケケッ…傲慢だねぇ」

 

分かる人にしか分からないネタを言い、俺は遂に地獄へと歩き出す。家から学園まで、だいたい徒歩15分。かなり近いと思う。前は自転車で40分だったからなぁ。

 

「こうやって学園に近づくほど、これまでの事を思い出しちまう。ダメだねぇ、俺は。1番昔でも約10年前だってのに」

 

子供の頃からあんな環境の中で育ったからなぁ、忘れたと思ってても、心の奥底にはまだ残ってんだな。子供の記憶力は凄い!

 

「そういや、あの子も俺と同じ高2か…元気にしてっかな…」

 

あの時、俺に一筋の光をくれたあの子。お礼を言う前に何処かへ行ってしまったけど…

 

「この広い世界だ、もう二度と会えないかもしれないけど…いつかちゃんと、お礼を言わせてね、彩ちゃん」

 

立ち止まって太陽を見上げる。ちょうど雲に隠れる瞬間だった。なんでか分からないけど、その一瞬、ある記憶が頭をよぎった気がした。

 

「ッ!?」

 

一瞬だったため、何の記憶か全く分からなかった。でもま、思い出せないなら大した事じゃないでしょ。止めていた歩みを再び進める。今気づいたが、チラホラと制服を着た生徒を見るようになった。学園までもう少しという証拠だ。

 

「とりあえず、着いたら職員室だな。挨拶しねぇと」

 

他の生徒に聞かれないよう小声で呟き、見られないように学園へ急いだ。十字路を左に曲がれば、正面には花咲川学園の校門がそびえ立っている。校門に近づくと、

 

「え、誰あの人。ウチの学園の制服着てるけど…」

「この学園にあんな人いたっけ?」

 

マズい、目が自分に集まり始めた。正直な話、俺は誰かに見られるのが好きではない。昔のように、笑われているように感じるからだ。そんなことはないのだろうが、どうしても意識してしまう。俺はさっさと門をくぐり、ある事に気づく。

 

「あ、職員室の場所分かんねぇ。ヤバ」

 

真紅 十矢、痛恨のミスを犯した。どうする、誰かに聞くか?一緒に自分の事を探られるのは嫌だ。正面玄関に入ったら見取り図があるか?見に行って無かったら無駄足になる。

 

「しゃーねぇ、誰かに聞くっきゃねぇか。んー、あんまり人のことを詮索しなさそうな人はーっと………お。あの人なら」

 

周りを見渡し、目を付けたのは、ショートカットの黒髪をしている女生徒だ。何やらスマホを睨みつけてるけど…

 

「あのーすいません。職員室ってどこにもありますかね?」

「職員室なら、2階中央にありますよ」

 

こちらに見向きもせず、淡々と答える。ま、今はそっちの方がありがたい。2階中央か…

 

「どうも、ありがとう!」

 

お礼を言いながら早足で正面玄関へ向かう。

 

「んー?あの人…見たことないな。…もしかして、不審者とかじゃ…ないよね?それより、こころ…ミッシェルに迎えに来てほしいって、無理言わないでよ…」

 

正面玄関の重い扉を開け、早速2階へと向かう。ちゃんと靴は邪魔にならない場所に置いて、上履きは持参したものを履く。その時、ある物を見つける。

 

「何だ、見取り図あるじゃんかよー。ハァ、無駄足無駄足」

 

愚痴りながら中央階段を上がっていく。なんだか精神をすり減らされたような感じだ。

 

「2階中央ってことは、上ったらすぐそこって事だよな…よし、ビンゴ」

 

2階に着くと、職員室と書かれたプレートが掛けられた比較的大きな部屋があった。作法の通り、3回ノックして、扉を開ける。

 

「失礼します。今日からこの学園に転入してきました、真紅 十矢といいま…す…」

 

緊張からか、語尾が弱くなってしまった。呼吸をしてと、コーヒーの良い香りがした。すると、部屋に入ってすぐ左側には休憩スペース的な場所があって、そこにいる1人の白衣を着た先生らしき人が

 

「おぉ!お前か!今日から入ってくるっていう男は!待ってたぜ〜。コーヒー飲むか?」

 

コーヒーを片手に、まるで長年待っていた欲しいゲームが手に入った子供のような顔をしながら話しかけきた。

 

「あの…すいません。貴方は?」

 

「………ハハハハハハハ!」

 

何か可笑しな事を言っただろうか。コーヒーをこぼしそうになりながら思いっきり笑っている。でも、この笑いは悪意のない笑いだ、そう直感した。

 

「悪りぃ悪りぃ!ほとんどの奴は“いえ、結構です。”とか言うからよ、先に名前を聞かれるとは思わなくてな!」

「そ、そうですか…あ、コーヒーは結構です」

「ハハ、了解。さて、ようこそ、花咲川学園へ。俺は一ノ瀬 瑞穂。お前のクラス、2ーAの担任だ。」

「え!クラス担任の先生でしたか…」

「おいおい、そんなにかしこまんなって!俺は上下関係とか嫌いなんだよ、めんどくせーからな!」

 

ちょ、その言動は教師としてどうなのだろうか。まぁ、面白い先生でよかった。まずは一安心。それからは他愛もない話をしていた。好きなものとか、趣味だとか。あと、“クラスにいる時とかサシの時はタメ口でいいぜ”とか言われた。いいのか、本当に。あとサシって、言葉遣いが…

 

「ーーーでさぁ、どうなったと思う?もう、最高の結末でさぁ!」

「へぇー、そんな話があるんですか!」

「お前にも貸してやるよ、また今度な。おっと、そろそろ開会式の時間だ、終わったらまた戻ってくるから、待ってろよ。自己紹介の内容でも考えときな。じゃあな!」

 

先生は言い終わると同時に職員室から出て行った。部屋を見渡すと、俺以外、誰もいなくなってた。そりゃそうか、開会式の準備とか生徒の誘導があるもんな。……先生は大丈夫なのだろうか?まぁ、多分平気でしょう!

 

「さて、自己紹介の内容ねぇ…学校行事で1番嫌いなのが自己紹介なんだよねー、ま、ノリでどうにかしましょう」

 

そう言いながら、職員室の最奥にある机に向かう。何をするのかって?漁りさ。何も機密情報を漏らすなんて事はしねぇよ。ていうか、そんなのあるのか、ここに?俺が欲しい情報は1つ、生徒数だ。詳しく言うと、男女比率だな。ここは、去年まで女子校だった。それが、今年から男女共学になったんだと。で、俺はこの学園に2学期、つまり、9月から転入生としてやってきたという訳だ。

 

「全校生徒数の書類はどこかねーっと。おお、あったあった」

 

案外簡単に見つかった。積み上げられた書類の上のファイルの中に入っていた。

 

「ほおほお、そうだな。だいたい8:2ってところか?女子多いな、いや当たり前か」

 

共学になってまだ1年も経っていない。そう考えると妥当な数字だろう。欲しい情報は手に入った。あとは、漁った痕跡が残らないように戻してっと…

 

「そろそろ開会式も終わるか?もうちょいかかるか」

 

まだ10分ほどしか経っていない。最低でもあと10分はかかりそうだ。暇だねぇ………………………

 

「おう!お待たせ、十矢。早速教室行くぞー。準備はいいな?」

 

勢いよく扉を開けて入ってきた先生が尋ねてくる。…腹、くくるか。

 

「はい!いつでも行けます!」

 

ザワザワ…ザワザワ…ザワザワ…ザワザワ…ザワザワ…ザワザワ…

 

「じゃ、俺が呼んだら入って来い。いいな?」

 

職員室を出た俺たちは、2ーAの扉前にいる。さっきから教室の中が騒がしい。俺の事を見た奴が噂してんのか?

 

「はい、分かりました」

 

ふぅ、ここまで来たら逃げる事なんて出来ないからな。緊張を落ち着かせる為、腹式呼吸をする。これで予想以上に緊張が解けたりする。おススメだ。一通り終わらせたところで、

 

「十矢!入って来い!」

 

先生の声が扉越しに聞こえてくる。お呼びだな、さて、行きますかな!

 

ガララ…

 

引き戸式の扉を開けば、クラス全員の視線(ほぼ女子)が俺に集まる。予想はしてたけど、これほどか。緊張をほぐしておいてよかった。扉を閉め、先生の隣へ行き、黒板に名前を書いていく。

 

「皆さん、はじめまして。真紅 十矢といいます。親の都合で西の方から引っ越して来ました。珍しい名前…というか、初見だと妙な名前だと思う人が大半だと思います。まぁ、2学期からの転入ですが、よろしくお願いします」

 

とりあえず言い終わったので、15度ぐらいの礼をする。その後、待ち受けていたのは想像を遥かに超えるものだった。普通なら、少し抑え気味の拍手なのだろうが、なんと

 

「キャアアアアア!イケメーーン!!」

「名前カッコいいーー!」

 

なーんて、9割がたの女子が騒ぎだすのだ。もう、ビックリよ私。一人称が変わるぐらい。驚いていると先生が

 

「どうだ?俺の自慢の生徒だ。面白い奴らばっかりだろ?」

 

って自信ありげな顔で言ってくる。全くこの先生は…

 

「あぁ…最ッ高だな!」

 

席案内が終わって休み時間となると女子が一気に寄ってくる。何かを言っているのだが、人数が多すぎて聞き取れない。俺は聖徳太子じゃないんでな。すると、綺麗に整った金髪?をした女子が

 

「もう、落ち着いて皆。彼が困っているじゃない。」

「あ、白鷺さん」

「ごめんなさい、転入生、それに男の人は珍しいから、皆テンション上がっちゃって」

 

白鷺、と呼ばれた女子が謝ってくる。いや、アンタが誤るスジじゃないだろ。

 

「いや、構わない。ん…?アンタ、白鷺さんか?どっかで見たような…?」

 

他の女子が「白鷺さん、女優なんだよ!」と教えてくれた。そういえば、朝に紅桜ちゃんがスマホの画像で見せてくれたな、今やってるドラマのキャスト集。その中にいたのが、この人か。なるほど。

 

「あら?あまり驚かないのね、芸能人がクラスにいるなんて普通おもわないでしょう?」

「確かにな。でも、ここにいるってことは少なからず今のアンタは高校生の白鷺さんだろ?それに、別に芸能人だろうが関係ない。普通に接するだけだ」

 

すると、白鷺さんは周りの誰にもバレないように一瞬だけ笑みを浮かべて「ありがとう」と俺に囁いた。驚いている俺を他所に、水色の髪をした女子の方へ向かっていった。……いったい、何だったんだか?あと、突き刺さるほんの少しの男子の視線は気にしない事にした。ま、退屈はしなさそうだ、この生活。悪くない。




4000文字も書いたの始めて〜。
あ^〜脳みそ壊れる〜^
キャラ崩壊注意、ハッキリわかんだね。
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