もしもロボ子さん(達)とそんな関係だったら   作:バタースコッチ

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どもですm(_ _)m
今日はなんて事ない日な訳ですが…自分にとっては結構重要な日でして。
昨日突貫工事よろしくまた書きました、はい。
元ネタは…分かる方多いと思います、後悔は無いです。
ではでは、ごゆるりと…m(_ _)m


告白練習

人を好きになるのは良いことだと思う

僕もある女の子が好きだ、その子はいつも笑顔で僕とも仲良くしてくれてる。

僕は友達が多い方では無い、でも彼女や彼女の友達が絡んでくれてるから苦ではない。

たまに嫉妬の目を向けられる事もある、彼女達は皆可愛いから…

そんな時だった、僕は彼女に屋上へ来るように言われた。

 

 

 

これは僕が屋上に行ってから始まる物語…

 

 

 

 

「あ、来てくれたんだね、ありがとう!」

 

「ううん、大丈夫だよ。それよりどうしたの?」

 

 

僕を屋上に呼んだのはロボ子さん、僕が好きな女の子。

高校1年の時からずっと好きで、3年になった今でも想いが変わらない。

 

 

「うん、あのね…?」

 

 

ロボ子さんは急に顔を赤くし始めた、これは…もしかして…?

 

 

「ずっと前から好きでした!ボクと付き合ってください!」

 

「!?」

 

 

本当に告白された…僕の心臓の鼓動が早くなってるのが分かる。

 

 

「あ…あの…」

 

「どうだったかな?ボクの告白練習」

 

「へ?」

 

 

僕は何の事か分からなかった

 

 

「あれ?ちゃんと話聞いてなかったの…?ボク、告白の練習したいから屋上に来てって言ったんだけど…」

 

 

…完全に忘れてた、僕は屋上に来てくれってだけで舞い上がっていた。

 

 

「あ…あー…そう言えばそうだったね…」

 

「○○君、何かごめんね…?」

 

 

ロボ子さんは申し訳なさそうに謝ってきた。

ロボ子さんは悪くない、悪いのは肝心な部分を忘れてた僕だ。

 

 

「大丈夫だよ、僕が忘れてただけなんだから」

 

「そっか…それでどうだったかな?ボクの告白は」

 

 

告白の感想…か…正直されてから後の方が衝撃あって忘れちゃっていた。

 

 

「んー…そうだね、直球で良かったと思うよ」

 

「そっか、この告白で上手くいくと思う?」

 

 

ロボ子さんのこの感じ、誰か好きな人が居るのかな

そして僕を練習相手みたいにするって事は僕ではないと…告白してないのに振られちゃった感じだなぁ…

 

 

「そうだね、こういう直球のも良いけど、もっとしおらしく言うのもアリだと思うよ?普段のロボ子さんは元気で笑顔いっぱいな感じだし、ギャップを感じれると思う。」

 

「なるほど、ギャップ萌えってやつだね!」

 

 

何故僕は細かにアドバイスしてるんだろうか、ロボ子さんが好きなのは僕じゃなくて、別の人なのに…

いや、きっと別の人の方がロボ子さんにはお似合いだろうし釣り合うんだろうな、と思っておこう。

 

 

「じゃあ早速いくよ?」

 

「OK、ドンと来い!」

 

 

ロボ子さんが想いを寄せる人と結ばれるように良い告白を選ばなきゃね、僕はそれだけでもう…

 

 

「あのね、ボク…ずっと前から君の事が好きだったんだ。君の事を考えるだけで、胸が締め付けられる…こんなにも愛おしい。ボクと…付き合ってくれませんか…?」

 

 

さっきの直球と変わって、しおらしいと言うか…凄い想いが込められてる。

これを言われる人はどれだけ幸せなんだろうか…?

僕が万が一ロボ子さんを好きでなくても、こんな事言われたらコロッと好きになってしまう。

 

 

「…」

 

「どう…かな…?」

 

「うん、凄く良いよ!僕的にはこっちがグッときた!」

 

「ほんと!?嬉しいなぁ…ありがとう!○○君!」

 

 

これで良い、これで良いんだ…

 

 

「そういえばロボ子さん、ロボ子さんの好きな人って誰なの?」

 

「んー?まだ内緒♪」

 

「えー…?」

 

「もう少ししたらね?」

 

 

結局その日は教えてくれなかった、その日から僕はロボ子さんの告白練習に付き合ってる(何故か)

ロボ子さん曰く、僕ぐらいしかお願い出来る相手が居ないそうだ。

ロボ子さんを好きな自分からすると、ちょっと辛いところがあるがこの練習の時間だけは誰にも邪魔されずロボ子さんと2人きりでいられる。

好きという気持ちがあると、例え想いが届かなくても一緒に居れるだけで幸せなんじゃないだろうか…?

少なくとも僕は、幸せだ

まぁ、ロボ子さんが他の人と付き合ったら辛いけど、それはそれでロボ子さんの幸せになるなら…割り切ろうと思ってる。

割り切るのも相当辛いだろうけども

 

 

 

 

告白練習を開始してから2週間

「○○君、今日は練習無しでも良い?」

 

「うん、大丈夫だよ」

 

 

この時僕はロボ子さんも用事があるんだろうなぁ…ぐらいしか考えてなかった。

 

 

「それじゃ○○君、また明日!」

 

「また明日」

 

 

ロボ子さんは走って教室を後にする、僕は1人帰宅準備をしていた。

 

 

「ロボ子しぇんぱーい居ますー?って…○○だけか」

 

「一応僕歳上なんだけどな」

 

 

僕の事を呼び捨てしてるこの子は夏色まつりちゃん、2年の子だ。

前にクラスメートがあの子に対してセクハラをしたら、何故か僕にもとばっちりがきて若干の敵意を持たれている。

僕は普通に友達と喋ってただけなんだけどな…理不尽である。

 

 

「○○ロボ子しぇんぱいは?」

 

「だから歳上…今日は用事あるみたいで先に帰ったよ」

 

「へぇ…てっきり別れたのかと」

 

「僕とロボ子さんは付き合ってないよ?」

 

 

なんでそんな事言うのか不思議だった

 

 

「まつりのクラスでは○○とロボ子しぇんぱいが付き合ってるって噂になってましたよ、あんなに可愛いしぇんぱいがこんな冴えない奴とどうして…ってね」

 

 

冴えないは余計だけど、ロボ子さんが可愛いのは激しく同意させて貰おう。

 

 

「そうなんだ、とりあえず今日は諦めて明日とか出直しなよ」

 

「言われなくてもそうしますー、はぁ…なんでしぇんぱいはこんな冴えない奴を…」

 

 

…何か馬鹿にされてる気がする、けどここで反応するのもアレだから流す事にした。

 

 

その後僕は下校した、その途中でロボ子さんと会った。

ロボ子さんはバツが悪そうにしていた、隣には歳上だろうか…?男の人が居た。

 

 

「あっ…○○君」

 

「素敵な人だね」

 

「ロボ子、この人は?」

 

「あ、こっちは○○君、クラスメートだよ」

 

「そうか、クロマルと言います、よろしく」

 

「どうも」

 

 

クロマルさんは凄い大人な人だった、それでいて若く見える。

年齢的にも20代後半とかだろうか…?

 

 

「じゃあ僕はこれで」

 

「あっ、○○君」

 

「素敵な人だね、頑張ってね」

 

 

僕はロボ子さんに耳打ちをしてその場を後にした。

僕が去る時ロボ子さんが何か言ってた気がしたけど、聞く余裕が無かった。

完全敗北だった、あの人と僕を比べると全てにおいて向こうが上回っている。

あの人ならきっとロボ子さんに釣り合うんだろうなと思った

 

 

 

 

翌日

教室に入るとロボ子さんと目が合った

 

 

「おはよう○○君」

 

「…おはようロボ子さん」

 

「あのね、昨日の事なんだけど」

 

「大丈夫、黙ってるから。歳の差の付き合いって大変だもんね」

 

「ち、違うよ、あの人はね?」

 

「HR始まるよ?」

 

 

僕は半ば無理やり話を切った。

クロマルさんを思い出すのが辛かった。

程なくして先生が来てHRが始まった、その後の授業も何事も無く受けた。

 

 

昼休み

「○○君あのね、昨日の」

 

「帝君一緒に食堂行こうよ」

 

「む?私は良いが…」

 

 

帝君はロボ子さんをチラ見しながら答える

 

 

「んじゃ決まり、行こうか」

 

「あっ…」

 

 

この日僕はロボ子さんを避け続けた、話すのが怖かった。

ロボ子さんが誰と付き合おうとそれはロボ子さんの自由だから何も言わないけど、軽く劣等感を持っていた。

 

 

 

 

放課後

ロボ子さんが何か話そうとしていたが、僕は無視して下駄箱へ向かった。

 

 

「待って!」

 

 

ロボ子さんは僕の服の裾を掴んでいた

 

 

「…ロボ子さん、離してよ」

 

「イヤ」

 

「もう告白練習はほぼ完璧だよ、だから大丈夫だよ」

 

「そうじゃなくて」

 

「そうだ、今日スーパーで肉が安いんだよ。早く行かなきゃ売り切れちゃうんだ」

 

 

僕は理由をつけて離れようとする、しかしロボ子さんは離さない。

裾から僕の腕を掴んできた

 

 

「お願い、ボクの話を聞いて…」

 

 

ロボ子さんは今にも泣きそうな声だった

 

 

「…ごめん」

 

 

僕はその手を振りほどいて下校した

後ろですすり泣く声が聞こえた…

 

 

辛かった、今のロボ子さんと話すのが

だから、冷たい態度をとった。

それが余計ロボ子さんを傷付ける事になるとも知らずに。

 

 

 

 

その日の夜、ロボ子さんからメールが届いた

短い文で「明日の放課後、時間をください」とだけ書かれていた。

そのメールに返信せず、そのまま目を閉じた。

 

 

 

翌日

朝起きるとメールが1件届いていた、差出人はロボ子さん。

「今日の放課後、説明させてください」と書かれていた。

 

 

教室に入ると、ロボ子さんと目が合うが今回は話しかけてこなかった、僕も話しかけなかった。

 

 

放課後になった、ロボ子さんが僕の席に来て小さく「屋上に来て」と耳打ちして走って行った。

 

 

本音を言うなら、屋上に行きたくない。

このまま終わった方が自分的には楽だから

でも…最後くらいはしっかり振られるかな、それで綺麗サッパリ終わろう。

 

 

 

 

 

屋上に着くと既にロボ子さんが居た

 

 

「ごめんね○○君、来てもらって」

 

「大丈夫」

 

「それでね、早速だけど…この前の事の説明させて欲しいんだ」

 

 

大丈夫、もう覚悟は出来てる。

だから…楽にして欲しい

 

 

「うん、お願い」

 

「じゃあ…ボクとあの人はね、こういう関係なんだよ」

 

 

ロボ子さんはそう言うと僕に1枚の紙を見せてきた。

 

 

「ロボ子、娘…クロマル…父親!?」

 

「うん…あの人はボクのパパなんだ」

 

「えっ…だって…めちゃくちゃ若い…」

 

 

衝撃が大き過ぎたのか僕はまともに喋れなくなっていた。

 

 

「あの日はね、パパに呼ばれてて練習が出来なかったんだよ。それで○○君とばったり会ったって訳…」

 

「ほ…本当に親子…?」

 

「うん」

 

 

世の中にはあんなに若く見える親父さんが居るのか…僕の父なんてまだ40代の癖に頭がツルツルだって言うのに…

 

 

「だからね?アレは誤解なの、分かってもらえた…かな…」

 

「う、うん…分かった…」

 

 

なんとか冷静に少しずつなってきた

 

 

「それじゃ、明日からまた練習するの?」

 

「ううん、もう練習はしないよ」

 

「練習しないの?もう告白したの?」

 

「まだしてないよ、でも今日しようと思ってさ」

 

 

なるほど、今日で色々と終止符を打とうとするんだな

じゃあ僕は消えなくちゃね

 

 

「そっか、頑張ってね、僕応援してるから」

 

「待って、もうね…ここに呼んでるんだ」

 

 

もう…呼んでる…?何処かに隠れてるのかな

 

 

「それじゃ尚更僕ここから離れないと」

 

「ううん、大丈夫だよ、そこに居て?」

 

 

おかしい、ロボ子さんは僕の目の前でその人に告白でもするつもりなのだろうか…?

 

 

「ちょっと目を瞑ってて?呼んでくるから」

 

「わ、分かった」

 

 

僕はロボ子さんに言われるがままに目を閉じた

 

 

 

「そろそろ良いよ」

 

「ん…」

 

 

目を開けるとそこには、ロボ子さんだけしか居なかった

 

 

「あれ?呼んだんでしょ?」

 

「うん、呼んだよ?」

 

「でもここに居るのは僕とロボ子さんしか…え…?」

 

 

その時僕は何となく察した、ロボ子さんが好きな人って…

 

 

「じゃあボクの好きな人を発表します、ボクが好きな人はね…○○君だよ」

 

「…」

 

「嘘つきでごめんね、ずっと前から、高校に入学してから好きでした。」

 

「な…何で…?普通好きな人相手に告白練習なんて…」

 

 

そう、普通ならありえない…そんな事してもその人は脈ナシと判断されてしまうのだから。

 

 

「そ、それは…○○君と少しでも一緒に居たくて」

 

 

何それ可愛い…でもずっと告白練習聞いてた僕は…

 

 

「でもね、ボクは告白する権利無いんじゃないかなって思ってたんだ。○○君を傷付けたし、苦しめたりもしたし…それでも、好きだって事だけは伝えたかったんだ」

 

 

ロボ子さんが発する声は震えていて、涙も流していた。

相当の勇気を振り絞ってくれたんだって思った。

 

 

「ロボ子さん…」

 

「だからね、振って欲しいな…それが、ボクの君への罪滅ぼしだから」

 

 

ロボ子さんは涙を流しながら僕に微笑んだ

 

 

「分かった、じゃあ言わせてもらうね」

 

「うん」

 

「僕もロボ子さんが好きです、ずっと前から好きでした。こんな僕で良ければ付き合って下さい!」

 

「え…?」

 

 

ロボ子さんは酷く驚いていた、それもそのはず振られると思っていたからだ。

だが僕はロボ子さんが好きだ、そんなロボ子さんから本当の告白されて、振るなんて選択肢がある訳無い。

 

 

「なんで?何で振ってくれないの?ボク…酷い事したのに」

 

「あれ?聞こえて無かったのかな…僕はロボ子さんが好きって言ったんだよ」

 

「それは聞こえたよ、でも何で?何で好きって…」

 

「好きになるのに理由って必要なの?一目惚れとか、気付いたら好きになってたとか、理由あるとすればそれくらいなんだけど」

 

 

実際僕は一目惚れだ、そこからクラスが一緒だったりで話す機会が増え、更に好きになった。

まさかここにきて告白の練習相手になるとは思わなく、更には告白されるとは全然思ってなかった。

 

 

 

「あぅ…」

 

「それで、答え聞きたいな。ロボ子さんのさっきの告白が嘘じゃないなら両想いって事になるんだけど」

 

「うぅ…○○君意地悪だよね、ボクの気持ち知ってから告白するなんてさ」

 

 

意地悪なのだろうか、単に順番が逆だったら分からなかったけど…

 

 

「そうかな?そんなつもりは無いんだけど」

 

「…やっぱりいじわるだ」

 

 

ロボ子さんは拗ねたような表情で僕を睨みつけた、不謹慎にも拗ねた顔も可愛いとか思ってしまった。

 

 

「ボクはもう告白したもの、○○君がどうするか決めてよ」

 

「えー…?僕だって告白したんだよ?ロボ子さんが決めてよ」

 

「…じゃあ、一緒にどうするか言おうよ」

 

「分かった、それでいこうか」

 

「いくよ…?せーの!」

 

 

 

「「こちらこそよろしくお願いします」」

 

 

 

 

 

 

下校道

「ねぇ○○君」

 

「どうしたの?ロボ子さん」

 

「手、繋がない…?」

 

 

ロボ子さんは恥ずかしそうに呟いた

 

 

「うん、良いよ、繋ごうか」

 

「えへへ…うん!」

 

 

手を繋ぐと、そこからロボ子さんの温もりが感じられる。

 

 

「ロボ子さんの手、暖かいね」

 

「○○君の手も暖かいよ」

 

「そっか」

 

 

 

 

「やれやれ、やっと本当にあの2人くっついたんだねぇ…まったく、○○には困ったものだな本当に。でもまぁ、お幸せにですよ、ロボ子しぇんぱい、○○先輩」

 

 

 

2人歩く姿を遠くで確認し、溜息混じりで呟く彼女の姿を2人は知らない。

 

 

 

「ロボ子さん」

 

「ん?」

 

「好きだよ」

 

「ボクも○○君の事好きだよ」

 

「…グハッ」

 

 

僕はその場で倒れてしまった

 

 

「え?○○君!?大丈夫!?きゅ、救急車ー!」

 

 

まずは好きと言われる耐性をつけなきゃと思った。




読んでいただきありがとうございますm(_ _)m
まぁね、こんな経験あったら良かったなぁ…なんて思ったりした訳です。
青春に戻りたい…切実にそう思いました。

ではでは、次のお話まで失礼しますm(_ _)m
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