防衛隊長の家にやってきて、性格が激変したバカは置いといて、依姫と豊姫に目を向ける。
二人とも、何とも言えない能力を秘めているのは、見て取るようにわかる。詳細までとは言えないが。
「じゃ、依姫、豊姫。この3人から、たくさんのことを学ぶんだぞ」
「「はい、お父様」」
なるほど、これじゃそこのロリコンや親バカの性格が激変するのがよく分かった。
防衛隊長と別れてから、庭に出てから、なんか道場みたいなところに連れてこられた。
「では、これよりお兄さんが色々なことを教えてあげるから、よく聞くように」
なんでこいつこんなに上から目線なんだ?とりあえずうざいことは分かった。
「こら、子供相手になんでそんな上からなの」
どうやら彩夏も思っていたらしい。
「ちょっと、そこの・・・・蒼夜だっけ?」
おっと、確か豊姫って名前の子供か。
「ん?なんだ。」
「おそらくあなた、この中で一番親しみやすい気がするわ。練習の相手、願えるかしら?」
最初の時と打って変わって喋り方が大人っぽい。こっちが素の喋り方か。断る理由もないので、OKした。
「ふ~、やっぱかわいいね!」
依姫と豊姫の修行?を終えてから、真っ先にこんなことを言う奴を見かけたら、警察に言うべきであろう。
「それにしても、隊長。なかなか二人に懐かれてましたね」
おいそこ、俺はロリコンじゃないぞ!
「たまたまだよ、たまたま」
そう言い流して、とっとと退散した。
「ただいま」
「おかえり、蒼夜。ごはんならもう作ってあるから食べなさい」
相変わらずやることが早い。
「蒼夜、少しお願いがあるんだけど」
寝ようとしちた時、永琳に話しかけられた。
「なんだ、珍しいな。永琳がお願いなんて」
「ええ、少しね。ある子供の付き添いをしてほしいの。明後日に」
む、面倒ごとの予感。
「いや、明後日は都合が「そう言えばまだ実験していない薬があったわね」ワタシコドモダイスキデス」
まったく、せっかくの休みがつぶれるなんて。なんてもったいない。
気づいたら明後日になっていた。折角の休みをつぶしてくれた子供には申し訳ないけど、少し手抜きさせてもらう。
「すみません、今日伺いに来た蒼夜です」
「入ってどうぞ」
入ってみると、中はまるで迷路のようになっていた。まぁ、気配でどこにいるかくらい分かるけど。
ようやくお目当ての部屋についた。中に気配は4人。
扉を開けると・・・・・なんと、お偉そうな人たちが高そうなものを真ん中の少女に渡しているではないか。
扉が開いたのに気付いたのか、全員がこっちを向いた。男たちは興味がないかのように、少女は、少し見てから、立ち上がってこう言った。
「皆様のお気持ち、よくわかりました。でも今日は時間がないので、30年後にまた来てください。そうしたら、約束した通り、結婚してあげましょう」
そう言うと、男たちは悔しそうに部屋を出ていった。
なんだ、全然めんどくさくなさそうだ。
そう思っていると、少女が地面にどっと座り、
「疲れた~~~~~!!!」
・・・・・前言撤回。やっぱめんどくさそうだ。