はじめまして、鈴野宗一ノ介という者です。
二次創作はほぼ初挑戦です。
精一杯書かせていただきますので、応援よろしくお願いいたします。
なお、更新は週1~2回を目安に書いていきます。
P.S 作者はガンダムブレイカーは体験版しかやったことありません。
「どうも、神です」
「・・・は?」
俺は気がつくと見知らぬ部屋にいた。
真っ白、そうとしか言えないような部屋に大の字で寝ていた。
「知らない天井だ」と言いかけたとこで、白い服の老けたじいさんが背中を曲げ携帯電話を耳に当てながらそう呟く。
「むぅ、ネタが分からんとは。つまらん奴め」
いや、分かるよ?あれでしょ?
某DEATHなNOTEのやつでしょ?
でもそれをネタにするなら、「そうだ・・・僕が神だ」の方がいいんじゃないか?
ほら、神同士だし。
「なんじゃ、分かっとるならそれなりの対応を」
「いや見知らぬじいさんにいきなりつっこめないって・・・それより、今俺しゃべったっけ?」
「いいや、しゃべってはおらんぞ?ワシがお前さんの心を読んだからじゃ。何せワシは・・・神じゃからの!」
いやいや神って・・・ああ、そうか。
「もしもし救急ですか?大至急ここに救急車を一台お願いしたいんですけど」
「ストォォォッップ!!ちゃうから!ワシ正常じゃから!」
「え?そうなの?・・・もしもし警察ですか?変質者が」
「それはもっとダメじゃ!?」
まったく、いろいろと注文の多いじいさんだな。
「はいはい。で?あんたが仮に神として、ここはどこ?なんで俺はここにいんの?」
とりあえず気になっていた質問を自称神のじいさん(笑)に投げかけ―――投げつけてみる。
「とことん失礼な奴じゃ・・・まあいいわい。結論から言うならば、おぬしは死んだのじゃ」
「・・・
「じゃ~から、おぬしDead。分かるかの?」
「・・・・・・はぁぁぁぁ!!??」
いきなりの神様からの死亡宣告。いや、俺死んだ記憶ないんだけど・・・
ん?あれ?でも、何か忘れてるような・・・
「ふむ、これは一度見せたほうがいいかもしれんの」
すると目の前に画面が現れた。
なにこれすごい。
「ふふん、これを見るのじゃ!」
俺の言葉に少し気を良くしたのか得意げにそう言う自称神様。
その指先には、俺がいた。何か袋を持っている。
「・・・あ」
思い出した。
~~~~~~~~~~
今日は待ちに待ったガンダムブレイカーの発売日だぜ!
ということで買ってきましたよついに!
「家に帰ったら即ゲーム起動だぜひゃっほい!」
体験版をやってみて、ぜひやってみたいと思ったこのゲーム。
ガンダム好きなら誰だって自分だけのモビルスーツがほしいなって思うでしょ?
きっと共感してくれると信じてる。
というわけで、急いで家に帰っていた。全力で走っていた。
「はぁ、はぁ、全力は疲れる・・・」
全力で走ること20分。俺は信号で止まる。
ここの信号はそこまで車が通らない、けれども信号の待ち時間は長い。
ちょうどいいや、ここで少し休憩・・・
俺は信号が青になるのを待つ。
「おかーさんはやく!」
「はいはい、今行くからね」
すると、道路の向かい側から男の子がかけてきた。
後ろのほうにベビーカーを押している女性が見えたので、きっと母親なんだろう。
「もぉ~、はやくはやく!」
男の子はどうやら何かに待ち切れない様子で地団駄を踏んでいた。
その手には今の俺が持っているものと同じものが袋に入っていた。
ふっ、お前も同士か。
微笑ましくその子を見ていると、
「先に行ってるね!」
男の子は道路に・・・飛び出した!?
ちょ、トラック来てるじゃんか!気づいてないのか!?
「うおおおおおお!!」
俺は駆け出した。幸いにも間に合い、男の子を向こう側に押し出す事に成功する。
よし、後は俺が―――
バコッ
その音が聞こえたとき、俺の意識はなくなった。
~~~~~~~~~~
「・・・ああ、なるほどね。こうやって俺は死んだわけだ」
「わりとあっさりしとるのう・・・」
「ま、死んだんならしゃあないさ」
別に未練は・・・いっぱいあるなぁ。
彼女ほしかったなぁ・・・俺がガンダム好きなのをいっしょに好きになってくれるような彼女が。
「で、どうするのじゃ?」
「・・・は?俺死んだんだろ?天国なり地獄なりに行くんじゃないのか?」
死んだ後のことなんて知らないけど、そんなもんじゃないのか?
それとも存在すら消えてなくなるとか?
「いや、その事なんじゃが・・・おぬし、まだ生きてみたくはないかの?」
「・・・へ?どゆこと?」
生き返らせてくれるのか?それならあのゲームが出来るから嬉しいんだけど。
「それは出来んな」
「さらっと人の心を読むなよ!?・・・なんで?」
「だっておぬしの身体もうないし」
「あ~、なるほど」
もう燃やされちゃったか。さらば、俺の身体。
「それに同じ世界に戻す事はできないのじゃ」
なんじゃそりゃ。神様的な何か事情があるのかね?
「というわけでさくっと転生しない?」
「いきなり適当になるなよじいさん!?しかもこっちは全然説明聞いてないし!」
「まぁ、実を言うと・・・
(状況説明中)
・・・というわけでじゃな」
「はぁ・・・」
今のは溜め息ではなく困惑の「はぁ・・・」だ。
要するに、俺の前に死んだ奴が、別の世界で生まれ変わる―――つまり転生をしてとある世界に行ったのだが、そこでの行動が目に余るので、俺がその世界に行きそいつを始末してきてもらいたいんだとか。
で、それが終われば俺自身はその世界に居座っていいらしい。
「でも俺、人殺しするの嫌なんだけど」
「大丈夫じゃ。そやつの魂は死ねばこちらに転送される。その後少し、ほんのすこ~しばかりお仕置きをして更生させて、別の世界に送るからの」
お仕置きが気になるけど・・・まあそういうことなら大丈夫、かな?
「さて!お待ちかねの特典タイムじゃ!」
「特典タイム?」
「そうじゃ。向こうの世界に行ってすぐに死なれては困るからの。そのための力をおぬしに与えるのじゃ」
「でも別にそんなのなくても・・・」
「いいや!おぬしが退治するそやつも力を持っておる・・・それも強力な奴をのう」
それなら確かに必要だ。また死ぬなんてまっぴらだし。
でも、力か・・・
「特に思いつかないんだけど」
「むぅ・・・ならわかったわい。死ぬ直前おぬしが持っておったゲーム、それを力にしてやろう」
「・・・ガンダムブレイカーを?」
「そのゲームは確か、ロボットのパーツを「モビルスーツな」いちいち細かいのう」
ガンダムをロボットなんて一括りにするのは許せないんだよ!
これは譲れない。ふっ。
「その、モビルスーツとやらのパーツを自由に組み換えできるのじゃろう?その力をおぬしに与えてやろう。もっとも、実際に戦うのはそのパーツを付けたおぬし自身じゃがのう」
「・・・・・・」
「ふむ?ダメかの?」
「・・・・・・・・・いいいいよぉぉぉぉっしゃあああああああ!!!!燃えてきたぁぁぁぁぁあああ!!!!!」
なにそれすごい!本当に俺だけのモビルスーツ、俺だけのガンダムが作れるんだ!
あれとあれとか!あれとあれとあれとか!
「えーと、まあ、それだけ喜んでもらえて何より、というか若干引くのじゃが・・・」
「ありがとう神様!こいつ以外の!」
「本当に失礼じゃな・・・」
「早くその世界に送れやこのじじい!!(俺、精一杯頑張ってきます!)」
「本音と建前が逆じゃのう・・・」
しまった。つい・・・
「まあいいわい。詳しいことは向こうに着いたら教えよう」
そう言うと、神様は指を振る。すると、目の前に扉が現れた。
「さあ行け!」
「いってきまあああす!!」
待ってろ!俺のガンダム!