今回は、どのモビルスーツを出すか迷いました。
ではどうぞ。
『誰か・・声・・・力を・・・』
ん?何だ・・・?
夢の中で声が聞こえる・・・力?
いったい・・・なんなんだ?
それきり声は聞こえなくなってしまい、俺も朝まで意識を起こすことは無かった。
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「なのはも聞こえたのか?」
「うん。私の場合は、はっきりと夢として見えたの」
朝、学校に着き、なのはとすずかとアリサに声のことを話してみた。
するとなのはだけは、同じものを聞いたらしいのだ。
「男の子が、何かと戦ってたの。倒したみたいなんだけど、その子も倒れちゃって。『誰か僕の声を聞いて。魔法の力を貸して』って言いながら・・・」
魔法の力、ね・・・ひょっとして始まるんだろうか。とうとう・・・
「なのは、プリティアの見過ぎじゃないの?」
アリサがそう言うと、なのはは顔を真っ赤にして、
「ち、違うよ!今は見てないの!」
「この間なんか、プリティアの変身グッズ見てショーウィンドウに張り付いてたじゃない」
「・・・あ、あれはただのプリティアじゃないの!新シリーズの『ふたりはプリティア
「見てない私達からすると、大して変わらないんだけど・・・」
すずかが苦笑しながらそう言う。
「まあとにかく、夢は夢ってことで。それじゃあもうすぐチャイム鳴るし、席に戻るか」
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放課後。
今日は俺以外みんな塾があるようで、俺達はいつもと違う道を通っていた。
「あっ!」
急になのはが止まる。
「どうしたなのは?」
「あ・・・ううん。なんでもない」
そうして再び俺達は歩き出した。その時、
『助けて!』
「「!?」」
俺は何か声が聞こえた。表情から察するになのはにも聞こえたのだろう。
「今、何か聞こえなかったか?」
「え、別に?」
「何も聞こえなかったけど・・・?」
聞き間違いか・・・?俺となのはが2人とも?
『助けて!』
「やっぱり聞こえる!」
なのはは駆け出す。俺もそれに続き、それを見てアリサとすずかも走りだす。
「あっ!」
「こいつは・・・」
そこにいたのは、イタチ(フェレット?)だった。
肌色のような毛並で、首に赤い石が付いた首輪をしている。
「どうしたのよなのは?急に走り出したりして・・・」
「見て!」
「動物?怪我してるみたい!」
「ど、どうしよう・・・」
「落ち着けってなのは。俺達じゃどうしようもないから、この近くの獣医さんのところへ行こう」
俺達はそいつを抱え、動物病院に向けて走り出した。
「怪我はそこまで酷くないけど・・・随分と衰弱してるみたいね。ずっと一人ぼっちだったんじゃないかな」
「院長先生、ありがとうございます」
俺達は揃ってお礼を言う。
「いいえ。どういたしまして」
「先生、これフェレットですよね?どこかのペットなんでしょうか?」
アリサがそう尋ねると院長先生は少し困ったような顔をして
「フェレット、なのかな?変わった種類だけど・・・それにこの首輪についてるのは・・・」
その時、フェレット(仮)が目を覚ます。
そして、俺となのはを交互に見る。
「なのはちゃんと誠太郎君が・・・」
「見られてる・・・?なのは、指、出してみたら?」
「う、うん・・・」
なのはは恐る恐る指を出してみる。するとフェレットがそれを舐めた。
そうした途端、再び倒れてしまう。
「しばらく、安静にした方がよさそうだから、とりあえず明日まで預かっておこうか?」
俺達はその提案をありがたくお願いすることにした。
俺達は明日また見に行こうと、決めたのだった。
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その日の夜。俺は晩飯を食っていると、
『・・・えますか?僕の・・・か?』
「?なんだ?変な声が・・・」
<セイタロウ!マリョク!>
「ハロ、どうした?喋っていいぞ?」
<この近くに魔力反応がある!>
「魔力反応?ってことはまさか・・・!」
<うん!原作が始まったんだ!>
「な、何?いったい何なの?」
なのはが声を聞いて駆けつくと、そこには名状しがたい黒い何かがいた。
それが何なのかはまったく分からない。けれども、とてつもなく嫌なものだと感じる。
そしてそこから、放課後に助けたフェレットが飛んでくる。なのははそれを受け止めた。
「来て・・・くれたの?」
「喋った!?」
「お願い。君には資質がある!僕に少しだけ力を貸して!」
「資質?」
「僕はある探し物のためにここではない世界から来ました。でも、僕一人の力では思いは遂げられないかもしれない。だから、迷惑だとわかってはいるんですが、資質を持った人に協力して欲しくて。お礼はします!」
「いや、そんなこと言われても・・・」
その時。黒い何かがなのは達の方を向く。そして、そのまま襲い掛かってくる。
「えっ!?い、いやぁぁあああ!!!」
「当たれぇぇぇぇええええ!!!」
その時、一つの光の筋が降り注ぐ。それによって黒い何かは怯む。
俺はその場に降り立った。
「大丈夫か!なのは!」
「せ・・・誠太郎君!?その格好は!?」
今の俺は、フェイズシフト装甲の白い身体に、右手にラケルタ・ビームサーベル、左手にルプス・ビームライフルを持ち、
そして何よりも目立つのは、『自由』を象徴するその
そう、形式番号ZGMF-X10A フリーダムガンダムになっていた。
「話は後だ!俺はこいつを何とかする!フェレット!今のうちにやることあるなら終わらせろ!」
「は、はい!」
よし!さあて後は・・・
「お前の相手はこっちだよ」
俺はそいつと相対した。
「彼方誠太郎・・・フリーダム、行きます!ってね」