魔法少年ガンダム☆ブレイカー   作:鈴野宗一ノ介

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お久しぶりです。今、知人にPCを借りて投稿しました。
これからこういった形になるので、投稿ペースが遅れます。

読者の皆様から頂いた感想も、拝見していても返信ができなくて…
しかし、ちゃんと読ませてもらっています。

これから先も、応援していただけると、私としても書く意欲がめちゃくちゃ上がるので…
お願いいたします。


十三話ブレイカー!

 

さてさて、今日も今日とてパーツ作りに励んでいます。

今作っているのは、グフイグナイテッド。

ファーストガンダム時のグフと同じく、青いカラーリングの体で、背中には特徴とも言えるフライトユニットを装備している。

 

「飛べる機体が今はまだ少ないんだよな・・・フリーダムやエクシアのパーツは強いけど体力の消耗が激しいし」

 

スラスターを使うことが多い量産機で空を飛ぶには少し不便だ。一応体力が続く限りスラスターで真っ直ぐには飛べるんだが・・・戦うにはそれだと難しい。

少しでも手数は多いほうがいいし、背中にこのフライトユニットを使えば基本的にどの機体でも飛べるようになる。

そうすれば、自分の戦い方もまた増えるな。

 

「今日の夜あたり訓練でもするか。神様製なだけあってなかなか効率よく鍛えられるからな、あのプログラム」

 

最初の頃はひぃひぃ言いながらこなしてた内容だったけれど、今となっては自分に力がついているのが分かるくらいになった。

 

「よし、後は翼を付けて・・・よっし!完成!」

 

<デキタ!デキタ!>

 

「そんじゃハロ、これを登録してくれ」

 

<リョウカイ!>

 

腕からハロが離れ、腕輪から元の丸い形態へと戻る。

そして完成したグフイグナイテッドがハロの中に粒子のように吸い込まれていく。

 

「そのまま飛行テストでもしてみるか・・・ハロ、腕輪に戻ってくれ」

 

ハロが変化して腕に付く。この光景にももう慣れた気がする。

 

「セットアップ!」

 

俺の身体を白い光が包み始める。その光が収まると、俺の身体はつい今しがたまで組み立てていたグフイグナイテッドになっていた。

とりあえず、空を飛んでみるとしよう。

 

「あ、ハロ。認識阻害の魔法を頼む」

 

<ワカッタ!>

 

さて、これで大丈夫だ。ユーノがいればこういったものは頼めるんだけど・・・

俺の場合、こういったものにも体力を使うから、ちょっとばかし燃費が悪いんだよな・・・ブリッツやデスサイズでも作ってみようか。ひょっとしたらそっちの方がまだ楽なのかもしれない。

 

背中に意識を向けて、ゆっくりと空へと上がる。

 

「・・・少し小回りが利き辛いけど、このくらいなら問題ないか」

 

辺りを飛び回る。戦闘には特に支障はなさそうだ。

それにしても、やっぱり空を飛ぶのは気持ちがいい。

前の世界じゃ、こんな体験は出来なかった。ましてや自分がモビルスーツの姿で戦うなんて想像もしてなかったことだろう。

そう思うと、今日はなんだか、こうして空中での散歩を楽しんでみたくなった。

 

「そんじゃあ、このまま空を飛び回ってみるとしますかな」

 

 

 

 

    ~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

・・・などと思っていた時期が私にもありました。

私は今何をしているのかと申しますと、

 

「・・・・・・えっと、頭、あげてください」

 

黒衣を纏った金髪美少女の前で土下座をしています。

理由?それは、その・・・

 

『少しスピード上げてみるかな』←優雅に空中を散歩中

 

『うおおお!楽しいぃぃぃいい!!』←思いのほか楽しくてハマっている

 

『あれ?人がいる!?空中なのに!?』←金髪美少女を見つけ驚く

 

『ちょっ、ぶつかる!?ストーーーップ!!』←スピードを上げすぎて避けることも出来ず減速しようと試みる

 

『よかった・・・怪我は、って俺抱きついてる!?』←少女の方も避けられず、減速した結果抱きつく始末に

 

はい、完全に変態行為ですね分かります。いくら俺にロリコンの気がなくても、抱きつかれた方はたまったもんじゃないだろう。

という訳で、今現在グフイグナイテッドが少女に土下座をしているという何ともシュールな光景が。

 

「本当にごめんなさい、わざとじゃないんです」

 

「いえ、本当に大丈夫ですから・・・顔、上げてください」

 

「・・・いいのか?そのままそのビームサイズ―――もとい金色の鎌で滅多切りにされるとかは?」

 

「あ、ありませんから。事故なのは十分分かりました」

 

「そうか・・・ありがとう。優しいんだな」

 

俺がそう言うと、「い、いえ」と言い、顔を赤らめながら顔を俯かせてしまう。

あれ?怒らせちゃったかな?

 

「そういえば、お前も魔導師なのか?その格好といい、武器といい・・・」

 

「はい。そうです。えっと・・・」

 

「あ、自己紹介がまだだったな。俺は彼方誠太郎って言うんだ」

 

「私はフェイト・テスタロッサです」

 

「フェイトか・・・運命(フェイト)、うん、いい名前だ」

 

「あ、ありがとうございます・・・」

 

でもなんか聞いたことあるような・・・フェイト・・・フェイト?

 

 

『どうせお前もオリ主を目指しに来たんだろ?誰だ?なのはか?フェイトか?はやてか?他の奴でもいいぞ?俺に協力すれば一人くらい分けてやらないことも無いぜ?』

 

 

・・・ああ!神本がいつか言ってた・・・ってことはひょっとしてこの子も主要人物・・・?

 

「それで、彼方さんも魔導師なんですか?」

 

「うーん、俺はちょっと種類が違うんだよな。似たようなもんだと思ってくれ」

 

「そうなんですか・・・もしかして、管理局の人とか・・・?」

 

「管理局?」

 

なんだそりゃ。郵便局とかの親戚か何かか?

 

「し、知らないんですか?」

 

「おう。それって魔導師と関係があるのか?」

 

「ええっと、数多くある次元世界の管理を行っている組織で、正式には時空管理局と言います。その組織は、大半の人が魔導師で構成されていて・・・」

 

とまあ、しばらく俺の知らない管理局とやらについての情報を教えてもらった。

 

「ありがとな、よく分かったぜ」

 

「いえ、どういたしまして」

 

そう言って微笑むフェイトはとても可愛らしかった。

 

「はは、なかなか可愛い笑顔してるじゃんか」

 

「えっ!?」

 

「もっと笑ったほうがいいぜ?」

 

「うう・・・」

 

俯いてしまった。俺なんか間違った事言ったか?なんて思っていると、

 

「フェイト!」

 

「あ、アルフ」

 

「心配したよ!別れて探すって言ってたのに、集合場所にいつまで経っても現れなかったんだから!」

 

「ごめんね・・・心配かけちゃって」

 

「まあ、何事もなさそうでよかったよ」

 

犬耳をつけた女性が、降りてきた。なかなか露出が激しい服装で、少々目のやり場に困る。

少し目を逸らして虚空を見ていると俺に気づいたようで女性が駆けてくる。

 

「ああ、どうも。俺はかな―――ゴフッ!」

 

いきなり殴られた。

 

「フェイトに近づくんじゃないよ!さては、あんたがフェイトを困らせてたんだね!」

 

「あ、アルフ!いきなり殴るのはダメだよ!」

 

フェイトが止めにはいる。ふ・・・ふふふ、俺は殴られたのか・・・

なら、これを言わなくちゃいけないな。

 

「ぶ、ぶったな・・・親父にもぶたれたことないのに!」

 

まあ、前世ではボコボコに殴られたりしたけど・・・あの頃は若かったなぁ・・・

 

「なんなのさこいつは・・・本当に大丈夫だったのかい?あいつに変な事されてない?」

 

「う、うん。大丈夫」

 

「そうかい・・・わ、悪かったね、いきなり殴ったりして」

 

アルフと呼ばれていた女性が俺に手を差し伸べてくる。

 

「まあ、俺はだいじょ」

 

「ちょっと抱きつかれただけだから」

 

「どぉぉぉぉおおりゃぁぁぁぁああああ!!!!」

 

「二度もぶったああああああああ!!??」

 

至近距離からストレート。自分の顔が本当にめり込んだじゃないかってくらいの、いいパンチだった・・・!

 

「普通に変な事されてるじゃないのさ!?フェイト本当に大丈夫なの!?」

 

「え、え?でも事故だったんだよ?」

 

「それでもいきなり抱きついてきたんだよ!?このくらいはされて当然のことなんだよ!?」

 

「・・・めちゃくちゃ痛いんですけど」

 

「もう一発お見舞いしてやろうか?この変態!」

 

「誤解だ!たまたま空を飛んでいたらぶつかっただけだ!」

 

「見たところもうそこそこ年齢いってるじゃないか!ま、まさか・・・!」

 

「ちっがぁぁぁう!俺は別にロリコンじゃない!」

 

「フェイト、早く行こう!あの変態が追いかけてくる前に!」

 

「こらぁ!勝手に変態認定するんじゃない!」

 

必死に説得した結果、なんとか変態のレッテルは剥がしてもらえた。

その後、用事があるとのことで2人は去っていった。

 

「ふうん・・・あ、そういえば俺ずっとセットアップしたままだ」

 

『ロリコンじゃない』と必死に訴えるグフイグナイテッドという状況を想像し、俺は大変恥ずかしい気持ちで帰路を辿っていった・・・

 

 

 

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