魔法少年ガンダム☆ブレイカー   作:鈴野宗一ノ介

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どうも、お久しぶりです。

なんともまあ早三ヶ月。いっさい更新していませんでした。
本当に申し訳ありません。

スランプに陥りまして、一文字も書けなくなりました。
書きたい事や終わり方まで決まっているのに、ぜんぜんキーボードが手につきませんでした。

そんな中捻り出すのに三ヶ月もの期間を要してしまい、なんとお詫びすればよいやら…

…このまま続けると20000文字全て謝罪の言葉になりそうなのでこの辺で切り上げて始めようと思います。ではどうぞ!


二十二話ブレイカー!

さてさて、あのなのはとフェイトの未知との遭遇から少し経った今現在。

 

温泉~♪温泉~♪

…と俺は浮かれ気分で窓から風景を見ながら高町家の車に乗っていた。

 

「僕達、温泉旅行に行くんだけど一緒にどうだい?」と士郎さん(なのはのお父さんと呼ぶと、なぜか睨まれてしまうので)に聞かれ、特に断る理由も無く、むしろ大歓迎でそのお言葉に甘えた俺。

 

正直、昨日の夜は眠れなかったぜ・・・!

 

「温泉・・・なんていい響きなんだ」

 

「誠太郎君、そんなに温泉楽しみだったの?」

 

隣に座っていたすずかがそう聞いてくる。アリサとすずかも、高町家にお呼ばれしていたようで一緒の車に乗っている。

 

「ああ!日本人の生んだ宝物だぜ風呂は!」

 

「…やっぱりアンタってどこかおっさん臭いわよね」

 

俺はおっさんじゃない!…って俺は何回言えばいいんだ!精神的にもまだ20代だというのに!

 

「まあ、こうしてみんなで旅行に行けるのはやっぱり楽しいよね」

 

すずかが苦笑しながらそう言う。こういった関係はやっぱりいいよなぁ。前世では無かったし。

 

「友達っていいもんだなぁ…」

 

「その通りだね、誠太郎君」

 

会話をしていると士郎さんが会話に混ざってきた。

 

「君となのはは|友達(・・)なんだよね?」

 

「え?ええ。そうです、よ?」

 

この士郎さんの鬼気迫る表情はいったい何なんだ…?俺となのはは友達。それに間違いは無いはずだ。

でもなんだかなのははしょんぼりとしている。どうしたんだろうか?

 

「それならいいんだ」と俺の答えに納得をしたのか再び前を向いて運転をする士郎さん。いったいなんだったんだ…?

 

 

 

 

 

    ~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

「…で、どうしてこうなった」

 

俺の視線の先にいるのはこの間俺を盛大に殴ったブライトさん、もとい犬耳のお姉さん。

お風呂上りのなのは達に対峙するかのように立っている。なにやら絡んでいるようだ。

 

せっかく温泉に浸かって良い気分だったのに、こんなイベントに巻き込まれるとは…

とりあえず、助け舟でも出してやりますか。

 

「はぁ…どうした、なのは?」

 

「あ、誠太郎君…えと」

 

「ん?アンタもここにいたのかい?」

 

「久しぶりブライトさん…じゃなかった、アルフ」

 

「なに、アンタの知り合いなの?この人」

 

「アリサとすずかは知らないよな、ええと…なんていえば良いのやら。とりあえず、俺の友達のお姉さん?だ」

 

「へぇ~。あの、初めまして。月村すずかって言います。誠太郎君のお友達です」

 

「アリサ・バニングスです。そこのおっさん臭いバカとは一応友達です」

 

おいおい…俺は何回この小説で『俺はおっさんじゃない!』を言えば良いんだ?そんなにおっさん臭いのか、俺は?温泉あがった直後に牛乳を飲むのはそんなにおっさん臭い事なのか!

 

「とりあえず、アルフよ。この子達に何か用か?」

 

「いいや。別に何も無いさね。ただ…そこの子にちょおっとゴアイサツをね」

 

なのはを見ながらそう言うアルフ。当のなのはは見られた事になんだか複雑そうな表情をしている。出会った事に驚きつつ、どうしたらいいのかっていうような顔だ。

 

「そうか…あ、じゃあ俺もあいつにちょっと挨拶してこようかな」

 

「ん~…アタシの心情的には本当はイヤなんだけどね、またフェイトを襲われても困るし」

 

オイ。おっさん扱いの次はロリコン扱いかよ。いつになったらその疑惑は晴れるんだ…?

 

「まぁ、フェイトもアンタに会いたがってたし…いいよ。後で案内するよ」

 

「分かった。じゃあ七時に入り口で」

 

「ちょ、ちょっと誠太郎君!勝手に話を進めないでよ!なのはもフェイトちゃんに」

 

「会うのか?またケンカみたいになるのは嫌だぜ?」

 

「う…でも、お話したいの!ちゃんと。それに、二人きりっていうのも…ごにょごにょ」

 

後半が上手く聞き取れなかったが、要するになのはもちゃんと話し合いたいと言う事だろう。

まぁその気持ちは分からないでもない。分からないでもないが…

 

「とりあえずなのは、今日は控えとけ。言い方は悪いが、お前が来るとフェイトはまた機嫌悪くしちまうんじゃねぇか?」

 

「それはまぁ…そうだけど」

 

「納得いかねぇんなら、俺がそういう機会を作れないか話してみるからよ。今日は我慢しとけ」

 

「………わかった、じゃあまた後でね」

 

「おう。アリサとすずかも悪いな」

 

「はいはい。よく分かんないけどさっさと行っちゃいなさい。友達が待ってるんでしょ?」

 

「私達は部屋でトランプでもしよっか?」

 

などと話しながら三人は去っていった。…後でアイスでも差し入れてやるか。

俺はアルフの方を向く。

 

「じゃあ、案内よろしく」

 

「あいよ…アンタもなんだか大変だねえ」

 

それはどういう意味なのか。道中に何回か聞いてみたがアルフは答えてはくれなかった。

 

 

 

 

    ~~~~~~~~~~

 

 

 

 

「ただいま~フェイト」

 

「あ、アルフ!ジュエルシードは見つかった?」

 

「い~やそれがさっぱりでね。でもさ、代わりに良いもの見つけて来てあげたよ」

 

「良いもの?」

 

「ああ。…お~い、来なよ」

 

アルフの呼ぶ声がしたのでそれに付いて行くとそこにはフェイトがいた。

 

「え!?せ、誠太郎!?」

 

「おう、フェイト」

 

驚いたような表情と声。そりゃそうか、こんなところに来るとは思わないものな、普通。俺だって士郎さんに誘われなければ、今頃家でDVDでも見てただろうな。もちろんガンダムの。

 

え?この世界にガンダムは存在しないのにどうしてそんなDVDがあるかって?なぜかは知らないけれど、ハロの中に入ってたんだよ。データでな。

しかもも俺の見た事も無いガンダムビルドファイターズなるものまで…一話だけ見たけどあれはハマッたね。

というより今まさに自分がそれに近いもんなぁ…

 

「どうして、誠太郎が、ここに?」

 

「いやぁ、たまたま温泉旅行に来ててよ。そしたらアルフと会ってな。フェイトも来てるって言ったから顔見に来たんだよ」

 

「そ、そっか…」

 

「そんじゃ、アタシはちょっとジュエルシードでも探してくるとするかね」

 

「また後でね」と言ってアルフはどこかへ行ってしまった。

俺はフェイトと向き合った。なんだか久しぶりに顔を見て俺は思わずほっとしてしまった。

 

「最近俺んちに来なくなったから心配してたんだぞ?」

 

そう。ほぼ毎日のように俺の家に入り浸っていたのにもかかわらず、ここ数日顔を見せなかったのだ。

 

「ご、ごめんね…ちょっと忙しくて」

 

「まぁ元気だったなら良いさ。で、どうしてここに来てるんだ?温泉入りにきたのか?」

 

「ううん。この辺でジュエルシードの反応があったから…」

 

「ふうん…?」

 

そう言うフェイトの表情はどこか暗かった。どうしたんだ?

 

「なにか、あったのか?」

 

「…え、え?なにも無いよ?」

 

「ほんとうにか?言いたい事、あるんじゃねえのか?」

 

「………」

 

「お前がどうしても言えない事か?それなら別に構わないぜ。お前がそう決めたんなら、俺は深く聞いたりはしない」

 

「わ、私は…」

 

「………でも、お前がもし言うのを迷っているのなら、我慢はしなくていい」

 

俺とフェイトは、友達だ。その悩みを見過ごして平気でいられるほど、俺は大人じゃないからな。

 

「母さんに…」

 

「ん?」

 

「母さんに、怒られて…」

 

「…どういうことだ?」

 

「私がジュエルシードを集めているのは、母さんが欲しいって言ったから…必要だって、言ったから…でも、『これじゃ足りない』って、おこ、られて…ひくっ…」

 

そう言いながらとうとう泣き出してしまうフェイト。

なるほどな、そういうことか。よく考えてみればこんな女の子が自分のためにジュエルシードを集めるなんて考えづらいよな。誰かに言われたから…それが一番妥当と言えば妥当な理由だろう。

実際、なのはだってユーノに言われたのがきっかけだったわけだしな。

 

「フェイト…」

 

「わた、し…どうしたら、ひぐ、いいの、か…わからなくて…でも、頑張んなきゃ、で」

 

「ああ…大丈夫だ、フェイト。お前の言いたい事、我慢している事、とりあえず俺にぶつけてみ?な?」

 

俺は泣いているフェイトの頭を撫で、黙ってその言葉を待っていた。

 

「私は…」

 

「うん…」

 

フェイトは黙って俯き涙を溜めたまま、やがて意を決したかのように顔を上げた。

 

「…母さんに、ほめてもらいたかった…!」

 

「ああ…」

 

「『頑張ったのね』って…ぎゅってしてもらいたかった…!」

 

「ああ…」

 

「…もっと母さんに…笑って、ほしかった…!」

 

フェイトは普段の姿を見ていると、とても9歳には見えないように大人びている。だからきっと母親の前でも普段俺やなのはに見せるような態度でいたんだろう。

 

だから普通の9歳らしい子供らしさが欠けてしまっていたんだな…きっと。

 

「なら、それをぶつけてこい。今度は…お母さんにさ」

 

「え?で、でも…」

 

「いいかフェイト。お前はまだ9歳だ。ちっとは親に甘えたっていいんだ」

 

「でもそんな我が侭」

 

「い~や、我が侭大いに結構!というよりむしろそれが親孝行にもなると言ってもいい」

 

「そう…なの?」

 

「ああ。親は子供に甘えられるとすっごく喜ぶ…驚くくらいに」

 

「え?」

 

「ああいや、なんでもない」

 

俺の母親、|彼方静香(かなたしずか)と言うんだが…これがまぁなんというか、親バカというか…

 

幼い頃から俺は、あれがほしいだのこれがほしいだの言った事が無かったんだが…当時小学5年生の時、友達が持ってる某モンスターを育ててボールに入れ戦わせるゲームがやりたくて(というより周りがそれを持っているやつばかりだったので話が合わなくて)、ちょうど誕生日が近かったというのもあり母親に頼んでみた。

 

そして誕生日当日…母親が買ってきたのはそれとは全く違うもので、俺としては「違うけど面白そうだしいっか」と思っていたんだが…

 

その後母親が自分が買ってきたのは別のものと知り、間違えたと言って買ってきたのはなんとポ○モン全シリーズ。

中には既に生産中止になった物もあり、俺は嬉しいと思いつつも俺のただの気まぐれにそんなに必死になるほど喜んでくれていた事に驚いた。

 

ちなみにその時間違えて買ってきたのが「スーパーロボット大戦J」であり、俺のガンダム愛の切欠になったんだ。

 

「と、とにかく!親には甘えられる内に甘えとけ、な?」

 

「…うん。わかっ―――」

 

その時、俺達の後ろから光が放たれた。おそらくジュエルシードだろう。

 

「んじゃ、行くか」

 

「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、それとたぶんなのはも来るからそのつもりで」

 

「え?」

 

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