魔法少年ガンダム☆ブレイカー   作:鈴野宗一ノ介

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長い間放置してすみませんでした。
この間に色々イベントがありまして全然書けませんでした。(多少スランプ気味だったというのもありますが…)

ビルドファイターズトライも始まり、それに感化されるというアシストもありつつようやく一話書けました。少しずつ、本当に少しずつですがペースを戻せたらなと思います。

では、どうぞ!


二十三話ブレイカー!

ジュエルシードが反応し、そこに向かった俺とフェイト。

反応した場所に着いてみるとなのはとユーノも全く同じタイミングで来たみたいだ。

 

「んっ、フェイトちゃ―――」

 

「ジュエルシード、封印!」

 

「えっ!?」

 

なのはがフェイトに気づき声をかけようとするもそれを何事も無かったかのようにスルーし、真っ先にジュエルシードを封印してしまった。

 

「無視しないでよ!」

 

「…ああ、いたの」

 

「認識すらされてなかった!?」

 

なんと不憫な…ていうかフェイトってこんなキャラだっけ?

まるで何かを隠すために無理やり冷静で辛辣なキャラになってるような…

 

誠太郎は知らない。

フェイトは先ほど誠太郎の前で泣いてしまった事が今になって恥ずかしくなり、それをなのはにぶつけているだけなのだという事を。

 

「今日こそお話させてもらうから!」

 

なのははそう言うとレイジングハートを構える。やっぱりなのはは良い奴だな、この間はちょっと険悪なムードで終わっちまったけど、なんだかんだでフェイトのことが心配なんだろうな。

 

「あなたに話す事なんて、何も無い」

 

「フェイトちゃんには無くても私にはあるの!ジュエルシードと…誠太郎君の事について!」

 

「っておい」

 

なぜ俺の事を?それは別に今関係ないよな?

 

「…その話はもう済んだはず。誠太郎は私と一緒」

 

ってフェイトさん?なぜ乗っかるんですか?

というよりジュエルシードはいいんですか?

 

「そんな事は決まってないよ!誠太郎君はなのはと一緒だもん!同じ学校に通ってるし、クラスも一緒だし、今日だって一緒に温泉に来たんだから!」

 

「い、一緒に温泉…!?わ、私だって誠太郎の家にほぼ毎日行ってるし、お掃除お洗濯、それにお買物…この間なんか一緒に晩御飯作ったりしたんだから!」

 

「なっ…!この間の夫婦発言といい、今回といい…いいよ、そこまで言うなら決着を付けよう?」

 

「あなたは私には勝てない…」

 

「そんなこと、やってみなければわからないの!」

 

え、なのは?お前お話に来たんじゃなかったの?

何でいきなりこんなバトルムードに?というかそのセリフも…

 

「抵抗すると…無駄死にするだけだよ」

 

バルディッシュを構えてそう言うフェイト。あなたもですか…

 

「じゃあ…」

 

「いくよ…」

 

二人がゆっくりと浮き上がり空中で向かい合う。どうしてこうなったんだか…

 

「あ~…ユーノとアルフはどうすんの?」

 

「「なんか怖いので黙って見てます」」

 

それが正解。俺はどうすっかな…

 

「…作りかけのパーツでも作るか。ハロ、頼む」

 

『ん、了解』

 

出てきたのは大きな箱。そこには「XXXG-01D ガンダムデスサイズ」と書かれていた。

これは新機動戦記ガンダムWに登場する機体で、武器であるビームサイズやハイパージャマー等の隠密性に長けた装備からその名の通り『死神』と呼ばれるようになった。

 

「ええっと…これがここで…」

 

やっぱり主人公機は強力なだけあって量産機より複雑だな。

パーツが多くて難しい。

 

「アンタ何してるんだい?」

 

「機械のようだけど…」

 

俺がパーツを作っているとアルフとユーノがが覗き込んできた。

 

「そうだな、俺のバリアジャケット作り…かな」

 

「これがバリアジャケット?どう見ても機械じゃないか」

 

「俺はこれを身に着けて戦ってるんだよ」

 

「えっ!?って事はキミのあの装備は自分で作ったの!?」

 

そういう事になるな。俺がそう言うとアルフとユーノは何だか驚いたような呆れたような表情をする。

普通こんな事はしないんだろうな、きっと。

 

そんなこんなで手の作業は止めず話していると、途端にユーノが「ねぇ、これ作るの手伝っていい?」と言ってきた。

 

「なんか見てたら面白そうで…ダメかな?」

 

「いや?手伝ってもらえるなら助かるし…それに」

 

「それに?」

 

「やっぱりこういうのは男として燃えるよな!」

 

ガンプラ作りは男のロマンだからなー。ユーノがやってみたくなるのも分かる。

その後、一人でいたアルフも誘ってなのはとフェイトの戦いが終わるまで作っていた。

二人とも器用で、ちょっと教えただけなのに一人で作るより大分作業が捗ったなぁ…

 

「(二人とも楽しそうだったみたいだし…よかったよかった)」

 

ちなみになのはとフェイトの戦いはフェイトの勝利で終わったみたいだ。賭けていたのだろうか二つのジュエルシードを持って、フェイトはどこかへ飛んでいった。

まぁ俺としては事情を聞いた以上どちらが取っても構わないような気がするがな。

 

 

 

 

    ~~~~~~~~~~

 

 

 

 

「…で、こうなると」

 

次の日、温泉から帰ってきた俺を家で待っていたのはフェイトとアルフだった。

曰く、あの戦いの後からこの家にいたんだそうだ。

 

「勝手にお邪魔しちゃ、悪かったかな…?」

 

「いんや。むしろ洗濯とか掃除とかしてくれたようだから、俺としては感謝してるぐらいだ。ありがとな」

 

申し訳無さ気に言うフェイトに俺はそう返した。

 

そのお礼に今日の晩御飯はちょっと奮発して豪勢にしてみた。フェイトは俺の作った肉じゃがを美味しいと言いながら食べてくれたし、アルフはから揚げにかぶりついていた。上手く出来たみたいでよかった。

 

その後は特に何事も無く過ごしていたんだが…

 

「ん?これはなに?」

 

アルフが何気なく言った一言。これが発端だった。

 

「それか?俺の好きなアニメのDVDだよ」

 

「ふうん…これ、見てもいいのかい?」

 

「ああ。と言ってもシリーズで分かれてるから見るなら一巻からにしろよ」

 

「あいよ。いっぱいあるねえ…よし、なんかカッコよさそうなこれ!フェイトも一緒に見ようよ!」

 

「うん。なになに…」

 

アルフが手に持っているDVDのパッケージにはこう書かれていた―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――『機動武闘伝 Gガンダム Vol 1』と。

 

 

 

 

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