魔法少年ガンダム☆ブレイカー   作:鈴野宗一ノ介

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七話ブレイカー!

「ただいま~っと」

 

俺は誰もいない家に挨拶をして家に入る。

 

<タダイマ!タダイマ!>

 

「・・・そういえば、お前いたんだっけ」

 

ずっと手首に付いててしゃべる事もしてなかったから忘れてた。

 

「もしかして、空気読んで黙ってたのか?」

 

<ヨンダ!ヨンダ!>

 

「・・・ありがとな」

 

もしあんな状況でしゃべりだしたら、さらにあの場がカオス(ガンダムじゃないよ)になっていただろう。

 

「さて、晩飯は高町家にご馳走になっちゃたし・・・あとは風呂入って寝てもいいけど・・・」

 

それでもまだ時間はあるな・・・特にすることが無いな。

・・・それなら作るか、新しいパーツを。

俺はハロを二回指で叩く。メニューが俺の前で開かれる。

 

「ん~・・・次は・・・お?」

 

俺はパーツのリストを見ていると、おかしなものがあった。

鍵のようなマークが付いていて、触れても反応しない。

 

「コレ、なんだ?前に見たときは無かったと思うんだが」

 

<それは・・・たぶんもう少しで作れるようになるパーツだと思う>

 

「そうなのか・・・」

 

道理で作れるモビルスーツの数が足りないと思った。主役級のモビルスーツがあまり見当たらなかったからな。

 

<うん。パーツを作って増やしていくうちに使えるようになる、はず・・・>

 

確証無いのかよ。と心の中でつっこむ。

それじゃあ、これを作るか・・・

 

その画面の中には―――

 

 

 

 

 

    ~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

「んじゃ、今日はこのくらいにして寝ますかね」

 

右腕が完成した時点で時刻はすでに夜九時。高校生のときの俺ならまだまだこれからな時間帯だったが、この体になってからこの時間が凄く眠い。

 

「ふわぁ・・・明日は土曜日、朝からやれば脚にも取り掛かれるかもな」

 

腕は少し、慣れてきた気がする。最初よりは作るスピードが早くなった。

まあ一番難しい部位が胴体なんだけど・・・これは一週間ぐらいかかるからな。

 

<ネル!ネル!>

 

「ああ。風呂は入ったし、歯磨いて寝るよ」

 

そして洗面台に行き、歯を磨いた後自分のベッドに入る。

 

<オヤスミ!>

 

「おう、おやすみ」

 

布団を被り、だんだんと意識が薄れていく・・・

 

 

 

 

 

・・・ん?あれ?ここは・・・

 

「ここはおぬしの精神世界じゃ」

 

「・・・あ、いつかの痛いじいさん」

 

「じゃから神じゃと言っておるじゃろう!?」

 

はいはい、神様ね。わかったわかった。

 

「絶対信じておらんな・・・まあよい。今日はお前さんと話に来たのじゃ」

 

ふーん。

 

「反応が薄いの・・・それで、どうじゃ?この世界に来て」

 

「うーん、まあそこそこかな。パーツ作って、学校行って、友達作って・・・」

 

「ほう、そうか・・・で、例の件はまだかの?」

 

例の件?はて?なんのことやら・・・?

 

「転生者じゃよ転生者!忘れたのかの!?」

 

「・・・ああ。なのはと友達になったし、俺に姿を見せてくるかと思ったけど・・・何もしてこないな」

 

転生者・・・まだ見たこともない奴。いったいどんな奴なんだ・・・

俺がそう言うと神様は「は?」とでも言いたげな顔でこっちを見てきた。

 

「・・・おぬし、会ったじゃろう?転生者に」

 

「へ?いつ?」

 

「たまたまワシがおぬしのいる世界を覗いてみたとき、おぬしと転生者が話しておったじゃろうが。あの銀色の髪の奴じゃ」

 

「銀髪・・・神本のことか?ってか、覗いてたのかよ!?」

 

それってプライバシーの侵害だろうが!・・・いや、神様だからその辺は気にしなくてもいいのか?

いやでも、やっぱなんか許せねぇ・・・

 

「仕方ないじゃろう?ワシも神様。世界の監視もせねばならんのじゃ」

 

「ま、まあ・・・そうだろうけど」

 

「ともかく、転生者と出会えたんじゃから、早めに頼むぞ?じゃなければ、大変なことに・・・」

 

「それだそれ。少し気になってた。転生者の奴は・・・神本の奴はいったい何をしたんだ?」

 

神様が始末を頼まなきゃいけない程の事を・・・あいつはいったい何をしたんだ?

 

「この世界が『魔法少女リリカル☆なのは』というアニメの世界じゃということは言ったの?」

 

「ああ」

 

アニメの詳しい内容は知らないが、なのはがまだ魔法と出会っていないということは、まだアニメの話は始まってもいないんだろう。

 

「もしもおぬしがこの世界に来ず、あやつがそのまま放置されておったなら・・・この話は始まりもせず終わりを迎えたじゃろう」

 

「え?」

 

「あやつはのう・・・幼少期から主人公である高町なのはを付回し、この子が自分に惚れていると勘違いをし始め、ストーカーまがいのことをしておったのじゃ。それも見つからないように巧妙に、かつ自分の姿をその子に見せ付けるようにのう・・・」

 

はぁ!?あいつ・・・どんだけ最悪なんだよ。

とことんイラつく奴だな本当に!

 

「しかも・・・近頃アニメの二期で主要人物となる八神はやてという者にもつきまとうようになってのう・・・この子は今、半分引きこもりのようになっておる」

 

なのはだけじゃなかったのか・・・くっそ・・・!

今すぐにでもぶっ潰しに行きてぇ・・・

 

「ワシはこの世界の未来を見た・・・未来の世界の中に、八神はやての姿は無かったのじゃ」

 

「それって・・・」

 

「このまま進めば、やがて高町なのはも・・・そうなるじゃろう」

 

「ふざけんな!そんなの・・・!」

 

・・・俺は怒りでどうにかなりそうだった。

右手が血でも流れ出そうなくらいに握られ、震えている。

すると、神様は暗い顔をしてこう言った・・・

 

「神という立場上、ということもあるんじゃがそれとは別に・・・ワシのせいで幸せじゃった者を不幸に落としてしまうのは、見ていられないのじゃよ」

 

そういえば、あいつを送ったのは神様なんだったっけか・・・

そう考えると、少し・・・神様自身にも怒りを感じる。

すると急に神様が暗い顔になり、頭を下げる。それに驚いて俺は、冷静さをちょっとばかし取り戻し始める。

 

「じゃから改めて、頼む。あやつを・・・止めてくれ。ワシは世界におぬしの様に間接的にしか関与することは出来んのじゃ・・・」

 

・・・そりゃそうだろう。もし出来たなら自分の手でやっているだろうし・・・

 

「ひょっとすると・・・いや、ひょっとしなくてもワシは、おぬしに辛いことを押し付けておるのじゃろう・・・普通の人間じゃったおぬしに、助けるためとはいえ、人殺しをしろと言っておるのじゃから・・・じゃがワシは!」

 

「もういい。そんなことはどーでもいい」

 

そう言うと神様は驚いたような表情でこちらを見ていた。

 

「俺はあいつらを・・・なのはとすずかを守る。その為に神本を、殺す」

 

俺は神様のために殺すんじゃない。あくまであいつらを守るためだ。

 

「だから・・・その時は精一杯あんたの手で、神本にしてやれよ―――ほんのすこ~し(・・・・・・・)ばかりのお仕置き(・・・・・・・・)とやらをよ」

 

「・・・そうじゃの。そうさせてもらおうかの」

 

そう言うと、神様の姿が透け始める。なんだこれは?

 

「心配しなくもよい。もうすぐ夢から覚めるだけじゃ・・・ありがとの」

 

「じじいからお礼言われても気持ち悪いだけだ。とっとと消えろ」

 

「うぐっ・・・ほっほっほ!」

 

一度苦い顔をし、笑い出す神様。

 

「おぬしを選んでよかったわい。くれぐれも気をつけるんじゃぞ」

 

完全に消える神様。それと同時に俺自身も消え始める。

 

 

 

 

 

「ああ。任務―――了解だ」

 

 

 

 

 




ガンダムネタを入れたいのになかなかシリアスだと入れられない・・・!
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