ポケットモンスターXY&サン・ムーン 二人の紡ぐ物語 作:ソーナ
本来なら図鑑をもらいますけどそれはまた次回に。
それではどうぞ♪
新しく出来た仲間。クラスメイトたちから歓迎のサプライズイベントを受け取った翌日、俺とセレナはククイ博士の家でのんびりしていた。
今、家には俺とセレナの二人だけしかいない。
ククイ博士は、何か用事があるらしくイワンコとともに家を開けていた。
「んー・・・・・・・久しぶりね~、こんなにのんびり出来るのって」
テールナーにブラッシングを掛けながらセレナが言う。
「そうだなー。ここ数日は色々な事があったからな~」
俺も同意するようにして頷く。
「ピカピーカー」
「コウ」
ピカチュウとゲッコウガも同意するようにのんびりしていた。
正確に言うと二人とも寝っ転がり寝ていた。
「ピカチュウはともかく、ゲッコウガののんびりする姿久しぶりに見たわね」
「確かに・・・・。コイツはゲッコウガになるといっつも鍛練ばかりしていたからな」
「それはサトシもでしょ」
「俺もか?」
「そうよ。だってサトシ、ゲッコウガになるんだって言って、ゲッコウガと一緒に走ったりして鍛練ばかりしてたじゃない。かっこよかったけどね」
「ああ。そう言えばそんなこともあったな~」
俺はゲコガシラがゲッコウガに進化し、キズナ現象によりサトシゲッコウガになるため互いをシンクロするための特訓をやっていたときの事を思い出していた。
「ところで、セレナ」
「なにかしら?」
「セレナは今日、このあとどうするんだ?何か予定でもある」
「ん~~・・・・特にないかな~。あ、でもショッピングモールに行ってみたいかな」
「ショッピングモールか・・・・俺も行ったことないんだよな」
「今度、ククイ博士かリーリエたちに案内してもらおうよ!」
「それいいな!・・・・ん?あれ?」
「どうしたのサトシ?」
「いや。セレナ、あれ持ってないのか?」
「あれ?」
「カロスでよく使っていたピンク色のやつ」
「・・・・・・・・あー!忘れてた!」
ズコーッ!!
セレナの言葉にセレナ以外、俺、ピカチュウ、ゲッコウガ、テールナー、ヤンチャム、ニンフィアはその場でこけた。
「せ、セレナ・・・・」
「ごめんごめん、サトシ」
セレナは荷物からカロスで使っていたピンク色の2面画携帯端末を取り出した。
「えーと・・・・・・・・これね、ショッピングモール」
セレナは端末を操作して表示されている画面を見せてくれた。
「おおーっ!すっごく広いな!」
「ええ!食料品売り場にポケモン専門店、ブティックにアクセサリーショップもあるんだって!」
「へえー」
「サトシ!今度一緒に行きましょ」
「ん。ああ、別にいいぜ」
了承するとセレナは俺に背を向けて拳を握っていた。だが、顔は笑顔と言うより喜んでいる感じだ。
「そうだ、サトシ。シトロンとユリーカに連絡しない?」
「おっ!それいいな。・・・・・ところでシトロンとユリーカの番号知ってんの?」
「ヘヘーン。もちろんよ!」
セレナはそう言うと電話に番号を打っていった。
そのままコール音が流れしばらくすると繋がった。
『はーい、どちら様ですか?』
「ユリーカ、私よ」
『その声はセレナ!?ちょっと待っててお兄ちゃん呼んでくる!』
セレナからの電話にユリーカは驚いたようだ。
ユリーカはシトロンを呼んでいるらしく画面は真っ黒に染まってる。
しばらくすると。
『セレナ!?』
「久しぶりね、シトロン」
『はい、お久しぶりです。それでどうしたんですか?急に連絡をくれるなんて』
「んー。ちょっとね。それとシトロン、ユリーカ、ここには私以外にもう一人いるわよ」
『もう一人?』
「俺だよ、シトロン」
『サトシ!』
『えっ!サトシ!?どうしてサトシとセレナが一緒にいるの!?』
「実は俺たち今アローラ地方にいるんだよ」
『アローラ地方、ですか』
「ああ!俺たち、そこのポケモンスクールに通ってるんだ」
『え!?サトシが学校!?』
「そこまで驚く事か?」
「そこまで驚くかしら?」
シトロンの驚きに俺とセレナが同時に答える。
『ええ、まあ。セレナはともかくサトシが学校、というのは・・・・・』
「あはははは・・・・・」
「?」
シトロンの言いにセレナはわかったのか苦笑いを浮かべて返す。俺は意味がわからず疑問符を頭に浮かべた。
『それで、セレナ。どうしてセレナとサトシが一緒に写ってるの?そこ家、だよね』
ユリーカは背後の家具を見てそう言う。
『確かにそうですね』
「そ、それは・・・・・」
「どうしても何も一緒に住んでるからだけど?」
セレナは言いにくそうにし、俺は即直に答えた。
『え!?』
『一緒に暮らしてるって・・・・・・もしかして同棲!?セレナやるじゃん』
「ん?一緒に暮らしてるって言うかスクールの先生。ククイ博士の家に下宿させてもらってるだけだぞ?」
「さ、サトシ・・・・・/////」
「セレナ、どうして顔赤いんだ?」
『やれやれ』
『どうしたんだいユリーカ?』
『ううん。サトシは相変わらずだなって』
『?』
「と、ところでシトロン!ミアレシティの方はどうかしら?」
セレナは顔を赤くしながらシトロンに聞いた。
『なおもあちこちで復興中ですよ。ですけどそろそろ元に戻ると思います』
「それはよかったわ」
「ああ」
『ジム戦のチャレンジャーも増えてるんだよ』
「へえ・・・・・シトロン、今度またバトルしようぜ!」
『サトシとバトルですか・・・・いいですよ!承けて立ちます!』
「そう来なくちゃ!」
「サトシ、シトロン・・・・・」
『お兄ちゃん、サトシ・・・・・・』
俺の隣でセレナが、画面の中ではユリーカが呆れている姿が見えた。
その後、他多色々と話、ゲッコウガが帰ってきたときには二人とも喜んでいた。
『それじゃあまた何かあったら連絡してください』
「おう」
「わかったわ」
『頑張ってねセレナ』
「ゆ、ユリーカ/////」
「?」
『それでは失礼します』
『またねサトシ、セレナ』
「またな!シトロン、ユリーカ!」
「じゃあね二人とも」
二人と電話が切れると画面は黒く、何も写ってなかった。
「シトロンとユリーカ元気そうだったな」
「ええ!プラターヌ博士のところに行ったときは時間がなくて行けなかったもの」
「そうだったのか」
「ええ」
不意に時計を見るとすでにお昼の時間を過ぎていた。
どうやらシトロンとユリーカと一時間以上話していたらしい。
「いけない!お昼ご飯作らないと!」
「手伝うぜ、セレナ」
俺は立ちあがりセレナにそう言うと。
「大丈夫よ。サトシはテールナーたちのご飯お願い出来る?」
「わかった」
「お願いね」
その後俺はピカチュウたちのポケモンフーズを、セレナは俺たちのご飯を準備した。
ピカチュウたちも手伝ってくれたお陰で15分でお昼の準備が出来た。
「どう・・・・・かな」
セレナがセレナの作ってくれたお昼を食べている俺に聞いてくる。
「うまいぞセレナ!腕あげたんじゃないか」
俺は素直に感想を言う。
「ありがとうサトシ/////」
そして、いつも通り楽しくお昼を食べた後。
「ピカチュウ、アイアンテール!」
「ピカ!チュー、ピッカ!」
「ゲッコウガ、いあいぎりでガード!」
「コウガッ!」
「テールナー、かえんほうしゃ!」
「テナッ!」
「ニンフィア、スピードスター!」
「フィア!」
「ヤンチャム、あくのはどう!」
「ヤンチャ!」
砂浜で俺はピカチュウとゲッコウガと一緒にバトルのトレーニングを、セレナはテールナー、ニンフィア、ヤンチャムと一緒にパフォーマンスの練習をしてる。
「ピカッ!」
「コウガッ!」
ピカチュウのアイアンテールをゲッコウガは両手に持った光輝く短刀。いあいぎりを交差させて防ぐ。
「コウ!」
「ピーカ」
「ゲッコウガ、更にレベルアップしたな!」
「ピカ!」
「コウガ」
「よし、ゲッコウガ。レベルアップしたお前の力見せてくれ!」
「コウガッ」
「ゲッコウガ、つばめがえし!」
「コウ、ガッ」
「ピカチュウ、でんこうせっか!」
「ピカッ!」
ゲッコウガのつばめがえしとピカチュウのでんこうせっかがぶつかる。ぶつかった衝撃で砂浜の砂が巻き上がる。
「!テールナー、ヤンチャム、避けて!」
「テナッ!」
「ヤンチャ!」
「うそー・・・・・・ゲッコウガ、強くなりすぎでしょ」
近くでパフォーマンスの練習をしていたセレナの声が聞こえた。
事実砂煙が晴れると、ピカチュウのでんこうせっかとゲッコウガのつばめがえしの影響で砂浜の一部がえぐれていた。
「ピーカ」
「コウ」
ピカチュウとゲッコウガは互いに離れたところにいた。
「ちょっ、サトシ。やりすぎよ・・・・・」
「あ、ああ・・・・・」
「ピーカ・・・・・」
「コウ・・・・・・」
俺とピカチュウ、ゲッコウガは自分達で起こした場所を見て唖然としながら答えた。
「と、ところでセレナは何の練習してるんだ?」
俺は話題を逸らすためセレナに聞いた。
「サトシ、話逸らそうとしてない?」
「気のせいだよ」
「まあいいけど。今はホウエン地方で見たポケモンコンテストのコンテスト技を練習してるのよ」
「コンテスト技か・・・・・俺たちも久しぶりにやってみるかピカチュウ」
「ピッカチュウ」
「え!?サトシ、コンテスト技出来るの?」
「一応な・・・・・・・・・行くぞピカチュウ!」
「ピカッ!」
「上空にエレキボール!」
「ピカッ!チュー、ピッカ!」
ピカチュウが打ち上げたエレキボールは空高くに登った。
「続けてアイアンテール!」
「チュー、ピッカ!」
ピカチュウはエレキボールと同じ高さにまで飛ぶとエレキボールを縦に半分、横に半分と4等分に切った。
「そこから回転10万ボルト!」
「ピカ!ピーカー、チュー!」
ピカチュウは10万ボルトを放ちながら空中で回転する。
ピカチュウの放った10万ボルトは電気の檻を作り出し、エレキボールと連鎖反応を起こし、4つに分かれたエレキボールが爆発し、綺麗な花火を起こさせた。
「ピカ!」
「お疲れ、ピカチュウ」
俺は着地したピカチュウの頭を撫でながら言う。
「ピッカチュウ」
「すごいわサトシ!ピカチュウ!」
「へへっ」
「ビーカ」
「サトシ、ポケモンコンテストに出たことあるの?」
「ああ、カントーとシンオウでの大会でな」
「なるほどね~」
「セレナは今、コンテスト技でどんなことしようとしてるんだ?」
「ポケモンコンテストでのパフォーマンスをトライポカロンのパフォーマンスに活かせないかなって思ったんだけど・・・・・・見るのとやってみるのとじゃぜんぜん違うわね」
「まあな。でもセレナのやり方でやってみたらどうだ?」
「私のやり方?」
「ああ。トライポカロンでやって来たことを思い出してやってみたら?」
「・・・・・・・そうね。ありがとうサトシ。私のやり方でやってみるわ!」
「ああ、頑張れよ!」
「ピーカ!」
「コウガッ!」
「ありがとう、ピカチュウ、ゲッコウガ。・・・・・・・さあ、テールナー、ニンフィア、ヤンチャム。私たちも頑張っていくよ!」
「テナッ!」
「フィア!」
「ヤンチャ、ヤンチャ!」
その後、俺はピカチュウとゲッコウガとの訓練を止めセレナたちのパフォーマンスの練習を応援した。
セレナのパフォーマンスの練習を見ているとき俺は。
"なんだろうこの気持ち。なんかセレナの事をずっと見ていたい気がする"
そう思っていた。
ククイ博士とイワンコは夜に帰ってきた。帰ってきたククイ博士とイワンコは何故か疲れている様子だった。
夕飯はお昼に引き続きセレナの料理を食べた。
ククイ博士からもうまいぞと言われ、セレナはご機嫌だった。
食後お茶を飲んでいる最中ククイ博士が。
「サトシ、セレナ。明日ポケモンスクールに行く前に俺の研究室に来てくれないか?渡したい物がある」
と言った。
俺とセレナはククイ博士の言葉に頷き、やることをやりおえると俺は何時の間にか眠ってしまった。
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