ポケットモンスターXY&サン・ムーン 二人の紡ぐ物語 作:ソーナ
「はじめましてソーナです」
「サトシです」
「セレナです」
「今回から様々な人と一緒にポケ問題とかを出していきますのでよろしくお願いします!」
「ソーナ、よろしく」
「よろしくお願いね」
「ええ。こちらこそよろしく。とまあ、挨拶はこのくらいにして、セレナはいまだにサトシに言えてないの?」
「ふぇ!?え、え~と、その・・・・」
「まあ、頑張ってセレナ」
「ううぅ・・・・・/////」
「ん?どうしたんだセレナは?」
「なんでもないですよ、サトシ」
「そうか?」
「ええ。それでは今回のポケ問題を出します」
問題『アシマリを苛めていたスカル団を一撃で氷漬けにしたポケモンはな~んだ!』
Ⅰ:ミロカロス
Ⅱ:ラプラス
Ⅲ:カメックス
Ⅳ:サメハダー
「答えは本文の最後に!」
俺がアローラ地方に来てもう数週間の月日が流れた。新たな仲間、リーリエ、マオ、スイレン、カキ、マーマネ、ククイ博士やオーキド校長と出会い楽しく過ごしている。
そしてもう一人・・・・・・・。
俺は、横にいる彼女。セレナを見て思った。
「早く行こ、サトシ♪」
「ああ!今日も張り切って行こうぜ!」
「ピカピカッチュウ」
「ふふっ、元気いっぱいねサトシとピカチュウは」
『ほんとですね。サトシとピカチュウの、あの元気はどこから来るのですかセレナ?』
「さあ、私にもわからないわ」
『なるほど』
俺たちは今、下宿させてもらっているククイ博士の家からポケモンスクールへの道なりを進んでいた。
その道中。海岸付近を通っていると、不意に近くの砂浜に見知った姿が二つあった。
「お~い、スイレン、アシマリ!アローラ!」
「アローラ!スイレン、アシマリ」
俺とセレナがスイレンとアシマリに声をかけると、二人は顔を上げてこちらを見た。
アシマリを見ると特訓でもしていたのかバルーンを膨らませていた。
「サトシ、セレナ、ピカチュウ。アローラ!」
「アウ、アウ、アウ!」
スイレンとアシマリが俺たちに挨拶をすると、アシマリのバルーンが破裂した。
どうやら集中力が途切れたために割れたようだ。
アシマリはその破裂で後ろに回転しながら海に落ちていってしまった。
しかしすぐさまアシマリは海から飛び上がってくる。さすがは水タイプのポケモンだと思う。
「ごめん!大丈夫だったか?」
「スイレン、アシマリ大丈夫?」
俺とセレナが心配そうに聞く。
「うん、アシマリなら大丈夫」
「よかった~」
「そっか。じゃあ俺たち先に行くな。また後で!」
「うん!」
「アウ!」
俺たちはアシマリに怪我が無いことを確認すると、先にポケモンスクールに向かうことにした。
スイレンたちはまだしばらくいるみたいだ。
ポケモンスクール
スクールに着くと、クラスメイトであるリーリエ、マオ、カキ、マーマネの四人がすでにいた。
さっき会ったばかりのスイレンはまだいない。
「「アローラ!」」
「「「「アローラ!」」」」
俺とセレナが教室に入り挨拶をすると、リーリエたちも挨拶を返してくれた。
それぞれの席・・・・・・と言っても俺とセレナの席は隣通しなのだが。に着くと、俺はリュックを机の上に置き開けた。
すると。
「うぉっとっと!・・・・・ふぅ~」
中から寝ているモクローが転げ落ちてきた。
つい先日ゲットしたばかりのモクローは何故か俺のリュックの中がえらく気に入ってしまった様で、よくリュックの中に潜り込み寝ているのだ。
「モクロー、またリュックの中にいたのサトシ?」
隣の席に座っているセレナが聞いてきた。
「ああ。まったく、リュックの中で寝るときは気を付けろよ、モクロー」
俺はそう言うとモクローを優しくリュックの中に入れてあげた。モクローは、リュックから落ちたのにも関わらず相変わらず寝ているままだったのには、セレナと苦笑するしかなかったが。
そんなやり取りをしているとスイレンが登校し、始業の鐘の音が鳴り響く。
鐘が鳴るとククイ博士が教室に入ってきて、今日も授業が始まった。
刻は過ぎて帰りのHR
帰りのHRにて明日の予定をククイ博士から聞いていた。
「明日の課外授業は、海のポケモンたちとの触れ合いがテーマだ。みんなで沖に出るぞ。・・・・・・・さて、海といえばスイレンだ。明日はスイレンに、特別講師を頼んでいる。よろしくな、スイレン」
「はい、頑張ります」
ククイ博士の言葉にスイレンは、緊張するように立ち上り返事した。
「そういえばスイレン、俺と初めて会った時も釣りしてたな」
俺ははじめてスイレンと出会った時の事を思い出していた。
「うん、そうだったね」
「スイレンは、釣りの達人だからね~。海のポケモンにも詳しいんだ」
マオがスイレンの側に寄って、友達を自慢するように言う。マオの言葉にスイレンは照れたように頬を少し赤くする。
「へぇ~すごいんだな、スイレンって」
「そ、そうかな?わたし、海のポケモンが好きなだけだし・・・」
「何言ってんだよ。好きなことをちゃんと、極められてるってかっこいいし、凄いことじゃんか」
「ええ。そこまで一直線の人中々いないと思うわ」
「二人とも・・・・・・・・ありがとう」
するとマーマネが、思い出したかのようにリーリエに聞いた
「釣りだと、ポケモンに触ることになるよね?大丈夫、リーリエ?」
「問題ありません!秘密兵器を用意していますから!」
マーマネの問いにリーリエが自信満々に答えた。
普段からポケモンに触れないリーリエが、大丈夫と言ったからには、その秘密兵器とやらでなんとかなるのであろう。
「ふふっ、なんかシトロンみたいね」
「ああ。シトロンは新しい発明を出す度に自信満々に言うからな」
俺とセレナは秘密兵器と聞いてシトロンを思った。
シトロンは新しい発明を出すと決まって
"ふふ、サイエンスで未来を切り開く時!シトロニックギア、オン!"
と言うからだ。
そして、決まって必ず爆発する。
俺とセレナはそこまで思い出すと、声には出さずに笑った。
リーリエの言葉に安心したスイレンが近くに寄ると、抱いていたアシマリが、リーリエの膝の上に乗っかった。
「はうわっ!」
アシマリに、悪気はなかったのであろうがリーリエはいつも通り固まってしまった。
「わぁぁぁ!アシマリったら・・・・・・」
スイレンがアシマリを慌ててリーリエの膝の上から、自分に移すと、リーリエのフリーズが解けた。
「おっと。気を付けてくれよ、アシマリ」
「ごめん、リーリエ。アシマリも、ごめんなさいだよ」
「アウ・・・・・」
「い、いいんですよ」
フリーズから戻ったリーリエは、自身が流す冷や汗をハンカチで拭き取り、謝るスイレンとアシマリに微笑を浮かべて返した。
「それじゃあみんな、明日は釣竿を忘れないようにな」
ククイ博士はそう言うと教室から出ていった。
「釣竿?・・・・・・・・あっ!俺持ってない!」
「わ、私も・・・・・!」
俺とセレナは釣竿を持っていないことに気付き慌てた。
「私の家にあるの、貸してあげる」
「いいの!」
「うん。たくさんあるから」
「助かるよスイレン!」
「ありがとうスイレン」
俺とセレナはスイレンから釣竿を貸してもうことになった。
そして。
道中
俺たちはスイレンから釣竿を借りるためにスイレンとともにスイレンの家に向かっていた。
その道中。
「あの、ちょっと寄り道してもいいかな?」
「寄り道?いいぜ。セレナは?」
「私も大丈夫よ」
「ありがとう」
俺たちはスイレンの案内で、朝とは違う砂浜に来ていた。
そこは、人気がなくプライベートビーチ、という感じの砂浜だった。
「そういえばスイレン、朝のあれ、二人で何していたの?」
「ああ。そう言えばなんかやっていたな」
「あれはね、アシマリとバルーンを造る練習をしていたんだ」
「「バルーン?」」
『アシマリは、水でできたバルーンを操ることができるロト』
「そうなのか。いつもここで練習しているのか?」
「うん。ここ、私とアシマリの思いでの場所」
「思いでの場所?」
「そう。会ったの、ここで・・・・・・・」
そしてスイレンが話してくれた。
アシマリと出会った時の事を・・・・・・。
この近くでライドポケモンのラプラスに乗り、釣りをしていたとき、ここでアシマリが大勢のスカル団に苛められていたそうだ。とっさにラプラスとともに向かい、スカル団をラプラスのれいとうビームで氷漬けにし、アシマリを助けすぐさまポケモンセンターへ駆け込んだ。
幸いにもアシマリはすぐに回復したが、スカル団のせいで人に恐怖心を抱くようになってしまったそうだ。
スイレンは、アシマリを助けるために付きっきりで看病し、互いに信愛を抱きパートナーになったらしい。
ピカチュウとアシマリが砂浜で遊ぶなか、岩に座ってスイレンの話を聞いていた俺とセレナは、二人が出会えて嬉しくなった。
「よかったな、アシマリ。スイレンと出会えて」
「ほんと、よかったわね二人とも」
「アウ!」
「アシマリ、バルーンの練習、頑張れよ!俺も応援してる」
「私も応援してるわ!」
「ありがとう、サトシ、セレナ。うまくできるようになったら、二人も入れてあげる。バルーンに」
「へ?入れるって?」
「どう言うこと?」
「夢があるの」
「夢?将来なりたいものとか?」
「ううん。私の、私たちの夢はね、アシマリの作った大きなバルーンの中に私が入って、海の中、どこまでも、どこまでも、行くこと。そしたらきっと誰も見たことない、深海のポケモンにも会えるかも」
「いいなそれ、俺もやってみたいな」
「私もやってみたいかも」
「絶対、大きくしようね、アシマリ」
「アウ!」
『でも、アシマリは通常、小さいバルーンしか作れないロト』
ロトムが疑問符を浮かべてそう言ってきた。
フランもロトムと同じく疑問符を持っているようだ。
確かにロトムの言う通りだろう。
基本図鑑に載っているデータは外れることはない。だが、例外として育て方やポケモンの能力等によっては変わることもある。
「そんなのやってみないとわからないだろ?スイレンとアシマリならできる!いや、絶対出来るさ!」
『きわめて非論理的な理屈ロト・・・』
「あははは・・・・・・」
『セレナはどうなのですか?』
「う~ん、私も確証はないかな。けど、常識はずれなのはどっかの誰かさんで見馴れちゃってるのよね」
『なるほど。なんとなくわかりました』
フランはセレナの視線の先にある、俺も何故か見ていた。
「ん?常識はずれってのはどういう意味だセレナ?」
「まるでそんな常識はずれなことはしてない言いっぷりね」
「え?違うのか」
「いやいや、あんなことする人が常識はずれじゃないっておかしいでしょ!?」
「そうか?」
常識はずれと言われても俺にはさっぱりわからなかった。
セレナを見るとやれやれ、といった感じだった。
やがて、アシマリの特訓が始まった。
「アシマリ、練習してみよう。今度はゆっくりね」
「アウッ!」
俺たちが見守るなか、アシマリは徐々にバルーンを膨らませていった。
朝の時とは段違いに大きいバルーンだ。
『50%、60%、まだまだいくロト!?』
「おお!スッゲー!」
「スゴい、朝見たときよりも大きい・・・・・」
「スゴいよ、こんなの今まで見たことないよ」
『100%、110%、120%・・・・・・・』
アシマリの作ったバルーンは、アシマリが離し俺たちの上に来るとパンっ!と音を立てて破裂した。
「「「えっ!?」」」
バルーンが破裂したことにより、その下にいた俺たちは全員びしょ濡れになってしまった。
『やっぱり非論理的ロト』
『濡れました・・・・』
ロトムとフランが濡れながらそれぞれ言う。
流石防水加工されているからか図鑑の中は壊れてないようだ。
「それじゃあ、答えを発表するよ!サトシよろしく!」
「オッケー!答えは・・・・・・Ⅱ:ラプラスでした」
「ラプラスはアローラ地方で海のライドポケモンとして活用されているポケモンなんだ。人懐っこいし結構可愛いんだよね!」
「へぇー。アローラにはラプラスの他にどんな海のライドポケモンがいるのソーナ?」
「海のライドポケモンだとラプラスの他はサトシも乗った事のあるサメハダーにマンタイン、あとはホエルコかな」
「そんなにたくさんいるのね~」
「俺も前ラプラス持っていたけど・・・・・今アイツどこで何してるのかな・・・・」
「そう言えばサトシは、オレンジ諸島を回ったときにラプラスをゲットしていたんだっけ?」
「ああ!元気にしてるかな・・・・・」
「きっと元気だよサトシ」
「セレナの言う通りだよサトシ。きっと何処かで元気でやっているはずです!」
「・・・・・・そうだな。ありがとう、セレナ、ソーナ」
「いえいえ。それでは時間も来たので今回はこれで」
「「「またね~!」」」