ポケットモンスターXY&サン・ムーン 二人の紡ぐ物語 作:ソーナ
「アローラ」
「「アローラ!」」
「今回のゲストはスイレンと双子の妹、ホウとスイです」
「よろしく」
「「よろしく~!」」
「あはは、ホウとスイは元気だね」
「うん。何時も元気」
「スイレンお姉さんとして頑張って」
「うん。頑張る」
「それではポケ問題を出します!」
問題『スイレンから釣竿を借りるときセレナが選んだルアーはなんでしょう?』
Ⅰ:ヤンチャム
Ⅱ:イーブイ
Ⅲ:フォッコ
Ⅳ:ニンフィア
「答えは本文の最後に!っとおわぁーー!」
「「最後に~」」
「ホウ、スイ邪魔しちゃダメでしょ」
「あはは・・・・」
しばらくあの砂浜でアシマリの特訓をすると、俺たちはスイレンの案内でスイレンの家へと来ていた。
スイレンの家の外にはラプラスがいた。
「あっ!ラプラスだ!」
「あれがライドポケモンのラプラスね」
俺はラプラスを見ると小走りになり駆け寄った。セレナは普通に歩いてラプラスの近くに来た
「アローラ、ラプラス!明日はよろしく頼むな!」
「明日はお願いね、ラプラス!」
「フゥーン」
ラプラスは一声鳴き答えた。
「ふふ。二人とも、こっちだよ」
俺たちはスイレンに続き家に入った。
「ただいま」
「「お邪魔します」」
すると、奥からドタドタと走る足音が聞こえてきた。
足音の主は二人の少女だった。
二人の少女はそのまま走り滑ってくると、玄関前で止まった。
「「おかえり~!ぎょぎょぎょ!?」」
「「ぎょぎょぎょ?」」
目の前の二人の少女の台詞に俺とセレナは首をかしげながら繰り返した。
目の前の二人の少女スイレンの妹なのだろう。それも恐らく双子。何故なら二人とも容姿も顔立ちもそっくりだからだ。詳しく言うならスイレンをそのまま小さくした感じだ。
「紹介するね、ホウとスイ」
スイレンが双子の姉妹を説明するなか、ホウとスイと呼ばれた双子はピカチュウを物珍しげに見ていると・・・・・・
「・・・・双子」
ピカチュウを捕まえて後ろの扉から部屋に入ってしまった。この間約5秒。
俺とセレナが呆然とするなかスイレンは頭に自分の手を置いていた。
「す、スイレンと似てるわね、あの双子」
「・・・・・・・うん。よく、言われる」
「・・・・・・なんか大変そうだな・・・・・・」
「・・・・・・うん・・・・・・」
俺たちは暫しの驚きから解けると、スイレンとともに先ほど双子が入った部屋に入った。
その部屋はリビングらしく、ソファーやテレビ、テーブルや椅子があった。
そしてそのリビングでは・・・・・・・
「ビ~カ・・・・・」
「やわらかい、やばかわ!」
「あったかい、すごかわ!」
双子がピカチュウのほっぺたをつついたりして遊んでいた。
「ホウ、スイ!ピカチュウ困ってる」
「やっぱこれ、ピカチュウ?」
「本で見たよ、本物すごかわ!」
『ピカチュウは、アローラ地方でも人気ポケモンロト』
「へぇ~そうなのか。よかったな、ピカチュウ」
「ビ、ビ~カ~チュ~ウ」
「あははは・・・・・」
『なんともいえませんね』
スイレンの注意に双子はピカチュウを触りながら興奮したようにいい、ロトムが即直に言い、俺はピカチュウを見て言う。それにセレナは苦笑いを浮かべ、フランは両手を広げて落胆していた。
ピカチュウに触りながら双子は俺とセレナを交互に見ると、
「え、え~と、どうしたのかな?」
「な、なにかな?」
「「お兄さん、お姉ちゃんのボーイフレンド?」」
俺の方を見てそんなことを言ってきた。
「「えっ?」」
「・・・・・・・」
双子の突然の爆弾発言に、俺とスイレンは呆然とし、セレナはフリーズしたように固まっていた。
「ち、ち、違う!全然違うぅ!」
「「ほんとのほんとのほんとにぃ?」」
「ほんとのほんとの、ほんとにぃ!」
スイレンが顔を何故か赤くしながら双子に言っているなか俺はセレナに近づき。
「おーい、セレナ~?大丈夫か?」
セレナの状態を確認していた。
「・・・・・・・」
「おーい、セレナ~?」
「・・・・・・・・・はっ!?」
「あ、やっと戻った」
「わ、私は一体何を・・・・・・って、あれ?スイレンは何をしてるの?」
「あー・・・・・・なんかよくわからんが。カクカクシカジカメブキジカ」
「なるはど・・・・・・」
と、俺がセレナに説明していると。
「それじゃあ、こっちのお姉ちゃんがお兄さんの恋人?」
と、またしても双子が爆弾発言を投下した。
「「へっ!?」」
俺とセレナは再び呆然としスイレンは首を傾げながら俺とセレナの方を見ていた。
さすがにこれには俺も顔を赤くするしかなかった。
セレナを見るとセレナは熱があるのではないかと言うぐらいに顔を赤くしていた。
「確かに、セレナとサトシって付き合ってるの?」
「え、いや、違うよ!」
「そこまではっきり言わなくても・・・・・・」
俺が否定するなかセレナは顔をうつ向かせて何か小声で言った。
「セレナ。なにか言った?」
「う、ううん。何でもないの!」
そんなやり取りをスイレンと双子のホウとスイがニヤニヤしながら見ていたのが気になった。
しかしそんなことを聞く暇はなかった、何故なら。
「ビーカ。チューー!!」
ホウとスイがずっとピカチュウを触っていたりいたずらをしていたのでピカチュウの我慢がなくなり10万ボルトとはいかなくと、電撃がピカチュウから発せられその場にいた全員電撃をもろに受けたのだ。
ピカチュウの電撃が終わると俺たちは全員、焦げた感じになっていた。
「ビーカチュー・・・・・・」
ピカチュウもさすがにやり過ぎたかと思ったのか、少しやり過ぎた感じの顔をしていた。
そのあとスイレンから謝罪を受けたが大丈夫、と返し釣竿を借りに来たことをホウとスイに伝えそれが終わったらピカチュウと一緒に遊ばせてあげることを約束した。
ちなみに今ピカチュウは、ホウとスイと一緒にいる。
「わぁー、こんなに釣竿があるなんて」
「おぉ!こんなにたくさん釣竿が」
「どれでも好きなのを借りていいよ」
「ありがとな、スイレン。おっ、ピカチュウのルアーだ」
「ありがとうスイレン。じゃ、私は・・・・・・・あっ!これなんてどうかな?」
「へぇー、フォッコのルアーもあるんだ」
「うん。ルアーはいろいろある」
「じゃあ、私はこれにするわ」
「うん。わかった。ホウとスイたちのところに戻ろう」
俺たちはスイレンから釣竿を借りるとピカチュウたちのいるリビングに戻った。
「ピ~カ・・・・・・・ピ~カ・・・・・・・」
「「スゥ~・・・・・・スゥ~・・・・・」」
リビングではピカチュウとホウとスイが仲良く寝ていた。
「寝ちゃってるね」
「ああ」
「ホウとスイもぐっすり。余程ピカチュウと遊べて嬉しかったんだ」
『みなさんぐっすり眠ってますね。私も眠く・・・・・なっちゃいま・・・・・・す・・・・・・』
『ピカチュウと一緒に寝ている姿。データアップデートロト・・・・・・』
フランとロトムも疲れてしまったのか何時もはまだ起きているのに二人とも寝てしまった。と言うよりかスリープモードに移行したらしい。
俺とセレナは図鑑を背中のリュックに入れた。
俺たち3人は静かに双子とピカチュウを起こさないように軽く笑った。
「さてと・・・・・」
俺は寝ているピカチュウをそっと持ち上げ優しく抱えた。
「それじゃあ俺たちはこれで」
「うん。ホウとスイには起きたら言っておく」
「ああ。またピカチュウと遊んでくれたら嬉しいって言っといてくれるか?」
「うん。任せて」
「それじゃあねスイレン」
「うん。また明日ね」
俺とセレナはスイレンに見送られながらスイレンの家を後にした。
スイレンの家を後にしククイ博士の家へと帰っている道中、俺とセレナは帰り道の途中にある絶壁から夜空に浮かぶ星々と海を眺めていた。
「綺麗ね~・・・・・」
「ああ。他では見られない景色だな」
「そうね~。ヒャッコクシティで見た日時計から見る景色も綺麗だったけど・・・・・・こっちも綺麗」
「そう言えばそんなこともあったなー。あっ、でもミアレのプリズムタワーも綺麗だったな」
「ふふふ。そうね・・・・・・・フレア団事件の後プリズムタワーのライトアップ、シトロンとユリーカも一緒に見たわね」
俺とセレナは手すりに手を寄りかかって話す。
「セレナはアローラでどんなポケモンゲットしたいんだ?」
「ん~~。いろんなポケモンをゲットしてみたいけど・・・・・・」
「明日ゲット出来るかもな」
「え?なんで?」
「なんとなくだな」
「ふっ・・・・・ふふふふ。なんとなくって。ふふふふ」
「笑わなくてもいいだろ」
「ごめんごめん。・・・・・そうね。明日ゲット出来るかも知れないわね」
「ああ。それじゃあ、帰ろうか」
「ええ。・・・・・・・・・ありがとう、サトシ・・・・・・・・」
「ん?なんか言ったか?」
「なんでもないわ。帰りましょ」
「ああ」
俺たちはそのままその場を後にしククイ博士の家へと帰った。
「それじゃあ答えを発表するよ!スイレンよろしく!」
「うん。答えはⅢ:フォッコ」
「フォッコはセレナの最初のポケモンだからね~。サトシがピカチュウのルアーを選ぶのはわかっていたけど。他にはどんなルアーがあるのスイレン?」
「え~と。他には、ミズゴロウやアチャモ、トサキントにポッチャマ、タッツー等々いろいろ」
「へぇー。すごい数だね。さすが釣り名人のスイレン」
「恥ずかしい。・・・・けどありがとうソーナ」
「お姉ちゃんなにやってるの?」
「なにやってるの?」
「なんでもないよなんでもない!」
「「ほんとのほんとのほんとに?」」
「ほんとのほんとのほんとにっ!」
「あははは。それでは時間になりましたので今回はこのくらいで。また次回お会いしましょう!」
「「またね~。っておわっ!?」」
「「またね~~」」
「もう・・・・ごめんねソーナ」
「あははは」