ポケットモンスターXY&サン・ムーン 二人の紡ぐ物語 作:ソーナ
皆さん熱中症対策は万全ですか?
ポケモン映画も始まっていますし元気よくいきましょう
「待てーーー!」
「ピカピーカ!」
俺とピカチュウはポケモンを追って森に来ていた。
追ったポケモンは一度土から出たあとまた土奥深くに潜ってしまった。
「どこだどこだ~!」
俺はポケモンが潜った土を手で掘るが中々現れない。
すると上から木の実が落ちて来た。
「痛。ん?これは・・・・・・オボンの実?」
俺はいきなり降ってきたオボンの実で辺りを見渡した。
「あれ、ここ、何処だ?何処に卵を届けるんだっけ」
俺が辺りを見ていると。
"クゥー、クゥー"
と鳴き声が聞こえた。
「なんだ!?ポケモンか!?」
辺りの木々を見ると左端の草木がガサガサなった。
出てきたのはピンクの手足に黒い体の着ぐるみ見たいな可愛いポケモンだ。
そのポケモンは右手を上げこっちに手を振っていた。
「おーい!」
「クゥー」
こっちも振り返すとポケモンも振り返して来てくれた。
俺はそのポケモンに触れようと近付こうとしたその瞬間。
「キィーー!」
目の前のポケモンは右手ですぐそばにあった木を一本折った。
「え!?ええーー!?」
「ビッ!?ビーガー!?」
俺とピカチュウはその光景に口が塞がらなかった。
更に目の前のポケモンは左の木々を一本、二本とへし折っていった。
「キィーー!」
「うわぁぁぁあ!」
「ピッ、ピーカー!」
俺とピカチュウはすぐに後ろを向き走った。全速力で。
「キィーー!」
木々をへし折ったポケモンは俺たちを追い掛けてくる。
木々をへし折りながら。
しばらくすると後ろから木々が倒れる音やポケモンの鳴き声が聴こえなくなった。
俺は走ってきた方を見るとそこには誰もいなかった。
「た、助かった・・・・」
「ピーカ・・・・」
俺とピカチュウが安堵していると不意に頭上に影がうった。
上を向くと。
「あ、あれは!・・・・・リザードン!」
リザードンがいた。
リザードンはその背に人を乗せて奥に飛んでいった。
「追い掛けようぜ、ピカチュウ!」
「ピッカチュウ!」
俺とピカチュウはリザードンが飛んでいった方に向かって走った。
しばらく走ると森から抜け広い場所に出た。
「なんだ、此処」
「ピーカ」
そこには俺と同年代の子や、色々なポケモン。少し離れた所には大きな建物があった。
俺の目の前には大きな運動場。その奥には先程海で見た青いポケモン、アシマリと見たことないポケモン2匹がいた。
「おっ!アシマリだ!他にも見たことないポケモンがいる!」
見たことないポケモンに、俺は興奮し目の前の柵を乗り越え近寄ろうとグラウンドを横切ろうとした。
すると。
「気を付けて!」
ポケモンたちの近くにいた白いワンピースを来た女の子が言った。
「えっ?」
俺は立ち止まり女の子が言った意味を模索した。
すると横からドドドドッ、と言う音が聴こえてきた。
横を見ると3体のケンタロスが競い会うかのように走ってきたのだ。
前にサファリパークでケンタロスを十数匹ゲットし今はオーキド博士の所にいるが、ゲットしたケンタロスたちは俺が近くにいると物凄い速さで此方に来て、俺を撥ね飛ばすので瞬時に俺は横からくる3体のケンタロスをかわそうとしたが時既に遅し。
「おわぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
「ストーーップ!止まってケンタロス!」
避けること叶わず3体のケンタロスに撥ね飛ばされ、ケンタロスに乗っていた女の子の声で止まったケンタロスの土煙からは忠告してくれた女の子の近くに俺は落下していた。
「ケンタロスが来るので気を付けて下さい、と言おうとしたのですが・・・・・・」
白いワンピースの女の子が俺に聞こえるように言ってきた。
「ピカピー?」
「あの、大丈夫ですか?」
ピカチュウと白いワンピースを着た女の子が心配そうに聞いてきた。
「あぁ、平気平気。俺、ケンタロスの突進には慣れてるんだゲットした事もあるんだぜ」
「そうですか。良かった・・・・・・・はっ、きゃっ!」
女の子は安堵したようでホッとするが、俺の様子を確認しに来たケンタロスが来ると小さく悲鳴を上げ俺の背中に隠れた。
ピカチュウが女の子を覗きこんで見ると女の子は更に小さく悲鳴を上げ少し離れていった。
「もしかして、ポケモンが怖いのか?」
「こ、怖くはありません!ポケモンは大好きです!・・・・・・学びの対象としてはですが」
女の子はポケモンは大好きなんだろうが何らかの事情があって触れられないのだろうと俺は察した。
「ごめんね。突然森から飛び出してくるんだもん。急には止まれなくって」
ケンタロスに乗っていた女の子たちがこっちにやって来てそう言った。
「大丈夫!こちらこそごめんな、急に森から飛び出しちゃって。ケンタロスたちは無事?怪我とかしてないか?」
「あ、ううん。大丈夫だよ。私たちもケンタロスたちも」
「そっか、それなら良かった」
俺は近くに来たケンタロスたちを一匹ずつ撫で謝った。
流石に十数匹もケンタロスがいるとケンタロスが好きな場所が感覚でわかるため俺はケンタロスが気持ちいい場所を撫でた。
「ブモォ~~♪」
「凄いですね。こんなケンタロス初めて見ました」
「へへ。ケンタロスをゲットしてるって言っただろ。それでなんとなくケンタロスたちが気持ちいいと感じる場所がわかるんだよ」
「ヘエー」
「すごい」
「ぼく、こんなケンタロス初めて見たよ」
「初対面のポケモンの筈なのに・・・・・・」
「君もやってみる?」
「い、いえわたくしは・・・・・・」
女の子は少し戸惑う感じで俺の手とケンタロスを交互に見た。
するとこの中で一番背の低い男の子が。
「リーリエはねポケモンに触れないんだよ」
と言ってきた。
「触れます!論理的結論としてわたくしがその気にさえなれば・・・・・・!」
リーリエと呼ばれた女の子がそう反論する。
「・・・・けどリーリエ、ここに来てからポケモンに一度も触れてない」
「うっ!」
青髪のアシマリを抱いている女の子の言葉にリーリエは息を詰まらせた。
「大丈夫。そのうち触れるようになるさ」
「そうだよ、リーリエ」
「はい・・・・」
俺と緑色の長い髪の女の子がリーリエを励ますと、リーリエは涙目になりながら返事を返した。
俺はもう一度このアシマリを抱いている女の子を見た。
何故なら。
「あーー!君確か、海で釣りしてた!」
つい先程、海で出会った女の子だったからだ。
女の子も思い出したようで。
「あ!ハギギシリの!」
「ハギギシリ?」
「そう。あの時、釣り上げてたポケモン」
俺は女の子に言われたポケモンを見てないためどんなポケモンなのか分からないが、どうやら俺とピカチュウが急に出てきたせいで逃げられたポケモンみたいだ。
「その・・・・・ゴメンな」
「うぅん。平気」
俺とアシマリを抱いている女の子の会話がよくわからないのかリーリエを含む残りの3人は首を傾げている。
「ねぇスイレン。スイレンの知り合い?」
「ううん。今日、海で釣りしていたとき偶然・・・・・」
「俺サトシ。こっちは相棒のピカチュウ。俺たちカントーのマサラタウンから来たんだ」
「ピカ、ピッカチュウ」
「へえ、カントー地方から。あ、あたし、マオよろしくね。こっちは仲良しのアマカジ」
「カ~ジ」
「スイレンです。この子はアシマリ」
「アウアウ」
「ぼくはマーマネ。で、こっちはトゲデマル」
「マリュ」
「わたくしはリーリエです。よろしくお願いします」
「よろしくなリーリエ、マオ、スイレン、マーマネ。ところで・・・・・・ここはどこだ?」
「ポケモンスクールよ」
俺の質問にマオが答えてくれた。
「ポケモンスクール・・・・・・・・あ!ここがそうなのか!?」
どうやら気付かぬ内に当初の目的地であるポケモンスクールに来ていたみたいだ。
周囲を見ると確かに校舎のような大きな建物、大きな鐘などがある。
正に学校と言うものだろう。
「もしかして迷っちゃった?」
マオが不思議そうに俺を見て聴いてきた。
「あはは。実はそうみたい」
「じゃあ、あたしが案内するね」
「案内?」
「ほら、こっちこっち」
「お、おい・・・・」
マオは俺の手を掴むと校舎の方に案内してくれた。
元から面倒見が良いのだろう。出会ってまだ数分しか立っていないのに友達みたいに接してくれていた。
マオと一緒にアマカジが宙に浮いてついて来てくれた。
アマカジが通ると仄かに甘い香りが感じられた。
その頃
カロス地方
カロス地方、ミアレシティにある研究所で
「やあ、お帰り。ホウエンはどうだったかな?」
「はい!ヤシオさんの言っていた通りトライポカロンとはまた違う、ポケモンコンテストというものに参加して見ました!」
「ほう。それで?」
「トライポカロンとコンテストとはまた違って色々な事が学べたと思います」
「そうかい、それは良かった。ヤシオさんには伝えたかい?」
「はい、つい先程」
「それで・・・・・・次はどこに行くつもりだい?」
「アローラ地方に行ってみようと思います」
「アローラ地方か・・・・・・」
「はい。アローラ地方は独特の文化があるらしくそれもトライポカロンに活かせるかと」
「うんうん。いいね。君のアローラでの活躍を楽しみにしてるよ」
「はい!」
「あ、そう言えば確か今アローラ地方には彼がいるらしいよ」
「彼?」
「サトシ君さ」
「え!?サトシがですか!?」
「うん。カントーのオーキド博士から連絡をもらってね」
「そうなんですか♪」
「それでなんだけど1つサトシ君に渡して欲しい物があるんだ」
「サトシにですか?」
「うん。実はこのモンスターボールを渡して欲しいんだ」
「このモンスターボール・・・・・・もしかして!」
「その通り、そのなかにはあの子が入ってる」
「わかりました。必ずサトシに届けます」
「お願いするね」
「はい!」
"サトシ・・・・・・元気にしてるかな"
「それじゃあ、頑張るんだよセレナくん」
「はい。行ってきますプラターヌ博士。皆さんによろしく伝えてください」
最後の部分はオリジナルです。
感想など有りましたら教えてください。