ポケットモンスターXY&サン・ムーン 二人の紡ぐ物語   作:ソーナ

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遂にセレナ本編に登場します。



再会

ポケモンスクールに着くと、授業が始まる前だからか生徒たちはあちこちで様々な事をしていた。

それはこれから俺が学ぶ教室も例外ではない。

教室ではマーマネがトゲデマルと一緒にホログラフを使いシステムを作製しており、リーリエとマオ、スイレンは女子どうし会話をそしてカキは家が牧場のため、配達をしてからの登校だ。

 

「アローラ!」

 

ククイ博士が皆に挨拶をすると、皆席に着き挨拶を返す。

 

「「「「「アローラ!」」」」」

 

そしてククイ博士の後からは。

 

「アローラ!」

 

俺が入った。

黒板の正面に立つククイ博士の隣に立つとククイ博士が皆に俺の事を話す。

 

「今日からサトシもポケモンスクールの仲間だ。分からないことがあったら教えてあげてくれ」

 

「よろしく!色々とこっちの地方の事を教えてくれ」

 

俺が席に座るリーリエたちに言う。

 

「それと・・・・あともう一人いるんだが・・・・・」

 

ククイ博士が入ってきたところを見てそう言う。

 

「もう一人?」

 

「ああ」

 

俺は、もう一人いるとは思わなくククイ博士を見た。

すると。

 

「アローラ!」

 

オーキド校長先生が入ってきた。

 

「オーキド校長、どうしたんですか?」

 

「いやいや、もう一人をここに案内して来ダンゴロ」

 

オーキド校長先生はお馴染みのポケモンギャグを言いククイ博士に説明した。

 

「おーい。入ってきても良いイワンコ!」

 

俺たちはオーキド校長先生が入ってきた後を見た。

 

「はい!」

 

入口から声が聞こえてきた。女の子の声だ。

だが、俺とピカチュウは今の声に聞き覚えがあった。

 

「あれ?今の声って」

 

「ピカ?」

 

俺とピカチュウが首を傾げて思い出そうとしていると、入口から女の子が入ってきた。

その子は赤と白が基調の服を着ており、胸元の青いリボンが目立つ。そして瞳はいままで見たことないくらい綺麗な青。薄ピンクの帽子をしていないが間違いない。

 

「セレナ?」

 

入ってきた女の子にそう聞いた。

女の子は俺を見て笑顔で言う。

 

「久しぶり、サトシ」

 

最後に見た時より綺麗になったセレナは微笑みながら俺を見る。

ククイ博士とクラスメイトは、俺とセレナを交互に見て戸惑っていた。

 

「あ、あれ?大丈夫、サトシ?」

 

「あ、ああ!大丈夫。久しぶりだなセレナ」

 

「うん。サトシは元気だった?」

 

「もちろんさ。セレナは?」

 

「私?私はもちろん元気よ」

 

「ピッカァ!」

 

「ピカチュウも久しぶりね。元気にしてた?」

 

「チャァーー♪」

 

セレナはピカチュウを抱き上げ頭をナデナデした。

ピカチュウは気持ち良さそうに声を出した。

 

「あ、あの」

 

リーリエが手を上げて俺とセレナの方を見ていた。

よく見るとリーリエだけでなくマオやスイレン、マーマネ、カキ更にはククイ博士までも見ていた。

オーキド校長は何故か腕をくみ頷いている。

 

「あなたは、サトシとどういう関係ですか?」

 

疑問に思ったのかリーリエが聞いてきた。

 

「あ、ごめんなさい。私はセレナ。サトシとはカロス地方を旅していたとき一緒に旅をした仲間よ。ポケモンパフォーマーを目指しているの、よろしくね」

 

セレナは皆に自己紹介をした。

 

「セレナ、君を歓迎するよ。ポケモンスクールへようこそ。僕はククイ。一応、博士だ」

 

「はじめましてククイ博士。よろしくお願いします」

 

「それじゃあサトシとセレナの席はあそこで良いか?」

 

「「はい!」」

 

俺とセレナはククイ博士に言われた席に行き座った。

 

「それじゃククイ博士。よろしくお願いマーイカ」

 

オーキド校長はまたしてもポケモンギャグを言い教室から出ていった。

そのまま朝のホームルームは終わっていった。

クラスメイトは皆、俺とセレナを笑顔で歓迎してくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホームルームが終わると最初の授業までは少し時間があるためそれぞれ自分の事をやっていた。

だが全員ソワソワしていて落ち着きがない感じだった。

誰も俺とセレナの所に来ないのはホームルームでの事を遠慮しての事なのだろう。

 

「それでセレナは何時、アローラ地方に来たんだ?」

 

「昨日の昼間かな」

 

「えっ!?昨日!?」

 

「うん。此方に着いてプラターヌ博士に連絡したらポケモンスクールに行ってみたらどう?って言われてね、ここで学ぶこともポケモンパフォーマーへの道のりかなって思ったんだ。元々アローラ地方の文化を学びたかったから。でもサトシもいるなんて驚いたよ。プラターヌ博士からアローラ地方にいるって聞いていたけど、まさかポケモンスクールで会えるなんて」

 

「セレナは頑張ってるんだな」

 

「そんなことないよ。サトシだってポケモンマスター目指して頑張ってるんでしょ」

 

「もちろんだぜ!」

 

「ふふっ。変わらないねサトシは」

 

「そうか?」

 

「うん。あの時と変わってなくて良かったよ」

 

「あ、あの時って・・・・・」

 

「うん。あの時だよ」

 

「・・・・・・・///」

 

俺はセレナの言ったあの時、を思いだし顔を赤くした。

 

「そ、それよりセレナは何処で生活するんだ?」

 

俺は話題を反らすため、セレナにこれからの生活を聞いた。

 

「今はホテルで寝泊まりしてるけど・・・・・」

 

「それじゃあ俺たちのところに来ないか?」

 

「えっ!?サトシの?」

 

「ああ。俺、今実はククイ博士のところで下宿させてもらってるんだ」

 

「そうなんだ」

 

「だからどう?」

 

「えーと、それじゃあククイ博士に聞いてからで言いかな」

 

「ああ」

 

その直後、鐘の音が鳴り響いた。

どうやら授業開始の音らしい。

 

「よぉし、みんな!そろそろポケモンサイエンスの時間だぜ。今日の講師は、なんとオーキド校長だ!」

 

ククイ博士がやって来るとそう言った。

俺とセレナのアローラ地方でのスクールライフが遂に始まった。

俺はチラリと隣に座るセレナを見てこれからの冒険を楽しみに心を踊らせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜、ククイ博士の家で。

 

「無事サトシと会えました、プラターヌ博士」

 

ククイ博士と相談してセレナは俺と同じくククイ博士の家で下宿させてもらうことになった。

そして今は、カロスのミアレシティにあるプラターヌ研究所に電話をしていた。

 

『セレナくん、それは良かったよ。やあ、久しぶりだねサトシくん』

 

「プラターヌ博士、お久しぶりです!」

 

『元気そうで安心したよ。ところでセレナくん、あれは渡してくれたかい?』

 

「あれ?」

 

「サトシ、はいこれ」

 

セレナはバックから1つのモンスターボールを取り出し渡してきた。

 

「プラターヌ博士、このモンスターボールは!」

 

『そう、君の察している通りだよ』

 

「で、でも何でセレナがこれを?」

 

『それは僕が頼んだんだよ』

 

「プラターヌ博士が?」

 

『うん。セレナくんが丁度アローラ地方に行くらしかったからお願いしたんだよ。最初はカントーのオーキド博士に送ろうと思ったんだが、オーキド博士が「サトシは今アローラ地方にいますぞ」と言っていたから、セレナくんにお願いしたのさ』

 

「そうだったんですか・・・・・・ありがとうございます、プラターヌ博士!」

 

『うん。それじゃ、二人とも頑張るんだよ。ミアレに来ることがあったら何時でもおいで。後、ククイ博士にもよろしく伝えてくれ』

 

「はい!」

 

「わかりました」

 

そうして俺とセレナはプラターヌ博士への電話を終えた。

 

「まさか戻って来るなんてな」

 

俺はソファーに座りセレナから渡されたモンスターボールを見た。

このモンスターボールの中に入っているポケモンは、俺がカロス地方で初めてゲットしともに戦った仲間だ。

 

「私も驚いたわ、まさかプラターヌ博士のところに戻っているだなんて」

 

「セレナありがとうな」

 

「ううん」

 

「お二人さん、プラターヌ博士とは連絡終わったのかい?」

 

キッチンで夕飯を作っていたククイ博士がトレーに夕飯を載せてやって来た。

 

「はい。ククイ博士によろしくだそうです」

 

「ははっ。そうかい」

 

ククイ博士は苦笑いを浮かべて言った。

 

「さてと・・・・」

 

ククイ博士はトレーから夕食のアローラプレートを取りテーブルの上に置いた。

 

「あ、ごめんなさいククイ博士」

 

「良いってことよ。それよりセレナ、セレナの親御さんは知っているのかい?」

 

「あ!忘れてた」

 

セレナの言葉に俺とピカチュウ、ククイ博士はコケた。

ククイ博士はトレーの中身を全てテーブルに置いてあったため問題はなかった。

 

「セレナ・・・・・・」

 

「ピーカ・・・・・」

 

「あはは。後で連絡します」

 

「そうして方が良いだろう。よーし、それじゃ食べよう」

 

俺たちはそれぞれ席についた。

ピカチュウとククイ博士のポケモン、イワンコの前にはククイ博士特性のポケモンフーズが置いてある。

 

「「「いただきます!」」」

 

「ピカピーカ!」

 

「アンアン!」

 

ククイ博士が作ってくれたアローラ地方の代表的な家庭料理、アローラプレートはおいしかった。

今までに食べたことない感じの料理だ。

食事中スクールでの事を話し合った。

最初の授業、ポケモンサイエンスではアローラ地方ならではのポケモン。リージョンフォルムについて学び、リージョンフォルムのナッシーに俺が弾き飛ばされ階段から転がり落ちる事故?があったが、俺の問題ない姿にアローラ地方の面々は呆気にとられセレナはやれやれと言う感じだった。

お昼にはクラス全員でご飯を食べ、カキにZ技について教えてもらった。カキの目は真剣でZ技についてはより一層学べた。

帰りはそれぞれ別々に帰っていき、俺はセレナと一緒にククイ博士の家に帰った。

ククイ博士にはセレナの事を、昼休みの時点で相談しており問題なかった。

ククイ博士の家にはイワンコが待っており、イワンコは俺とピカチュウの姿を見ると駆け寄って来て飛びかかってきた。ピカチュウはピカチュウでイワンコと仲良くなっていて良かった。

 

「うまいっ!これ最高だよ!」

 

「ほんと、美味しいわね!」

 

「ははっ。気に入ってくれたようで何よりだ」

 

「ピカチュウはどうだ?うまいか?」

 

「ピカ!」

 

「良かったな~、ピカチュウ」

 

「ピッカチュウ!」

 

俺は隣でイワンコと一緒にポケモンフーズを食べるピカチュウの頭を撫でた。

 

「ご馳走さま!」

 

「はやっ!」

 

「いや、早いな・・・・」

 

あまりの俺の早さにククイ博士はもちろんのこと、見慣れている筈のセレナまで驚いていた。

 

「だってスッゴくおいしかったんですよ!なっ、ピカチュウ」

 

「ピカ♪」

 

「って、ピカチュウまで!?相変わらず早いわねサトシとピカチュウは」

 

「そうか?」

 

「ピカ?」

 

「ははっ。イワンコもおいしかったか?」

 

「イワンッ!」

 

ピカチュウと同じく皿を空にしたイワンコがククイ博士によってきた。

イワンコはククイ博士に寄って一声鳴くとピカチュウへとより仲良く遊び始めた。

俺は自分の食器とピカチュウとイワンコのお皿を持って

流しに行き、食器を洗うと布巾で水気を取り食器棚に戻しピカチュウたちのところに戻った。

 

「ピカチュウもすっかりイワンコと仲良くなったな」

 

「もともとイワンコは人懐っこいポケモンだからな。とは言えこうも早くなつくのは珍しい事なんだけどな」

 

「そうなんですか。私も仲良くなれるかな?」

 

「セレナなら大丈夫だよ。呼んでみたら?」

 

「え。う、うん。おいで、イワンコ」

 

「アン!」

 

イワンコはセレナが呼ぶと駆け寄り、足元を回った。

少しするとイワンコはセレナの膝に登り座った。

 

「おおっ!やるじゃないかセレナ。イワンコもセレナの事気に入ったようらしいな」

 

「アン!」

 

「良かった~。これからよろしくね、イワンコ」

 

「アン!」

 

イワンコは首もとをセレナに当てそのまま擦り付けるようにじゃれた。

 

「いたたたたたっ!」

 

「へぇー、セレナもイワンコにやってもらってるのか」

 

「サトシ、どういう事?」

 

「イワンコが首の周りの岩をこすりつけるのは仲間同士のあいさつさ。まあ、一種の愛情表現ということだな。イワンコは、よっぽどセレナのことも気に入ったようだな」

 

セレナの疑問にククイ博士が夕飯を食べながら答えてくれた。

 

「そうなんだ。あれ、サトシ今、も、って言った?」

 

「え?ああ」

 

「ってことはサトシもイワンコにやってもらったの?」

 

「ああ。昨日な。ちょっとくすぐったかったけどな。ピカチュウもやってもらったぜ。丁度今、やってるな」

 

セレナは視線をピカチュウの方に向けるとイワンコが首もとの岩を擦り付けてじゃれていた。

ピカチュウは痛いと言うよりくすぐったいって言う感じだった。

 

「ほんとだ。ピカチュウとイワンコ仲良いわね」

 

「まあな。でもセレナもやってもらったからなついていると思うぜ」

 

「そうだと嬉しいな」

 

その時。

 

"ピリリリ!"

 

携帯の着信音が鳴り響いた。

 

「おっと、すまん俺だ」

 

ククイ博士は立ち上がると奥の方で着信相手と会話した。

 

「ご馳走さまでした」

 

セレナは食べ終わると俺と同じく食器を流しに入れ洗い、布巾で水気を取り食器棚に戻すと俺たちの方に戻ってきた。

 

「ところでサトシは何処で寝てるの?」

 

「俺?俺はそこのロフトだけど」

 

「そうなんだ」

 

「セレナはどうするんだ?」

 

「私は・・・・・・・・どうしようかな?」

 

「確か今あの部屋使えないって言ってたんだよな。んー・・・・・・・・・セレナ、なんなら一緒に寝るか?」

 

「へっ?」

 

「俺はソファーで寝るから、セレナは布団を使ったらどうだ?」

 

「え、え~と・・・・・・じゃあ、お願いね」

 

「ああ。まあ、と言っても部屋が使えるまでの期間だけだから」

 

「わかったわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ある場所に5人の人影があった。

 

『俺だ』

 

「ククイ博士、例の話実行しても良いですか?」

 

『おう。オーキド校長には話がついてるから安心しろ。サトシとセレナを驚かせてやれ』

 

「はい、分かりました」

 

『それで、明日俺は早く行けばいいのか?』

 

「はい、サトシとセレナをビックリさせてあげたいので先にお願いします」

 

『了解だ。それじゃ楽しみにしてるぞ』

 

「はい」

 

「・・・・・・・・ククイ博士なんだって?」

 

「オッケーだって」

 

「良かった」

 

「プログラム・ラン!だね!」

 

「おう!」

 

「はい!」

 

「ククイ博士は明日早めに出るって言ってたけど。サトシとセレナにバレない、かな?」

 

「大丈夫だろ」

 

「そうですよ」

 

「そうだね。えへへっ、楽しみだね。それじゃあみんな明日は計画通り、よろしく!」

 

「「「「「おー!」」」」」

 

ククイ博士も巻き込んだ、サトシとセレナを驚かせる計画が今、始まった。




書いていたらちょっと長くなってしまった。
感想などありましたらお願いします。
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