ポケットモンスターXY&サン・ムーン 二人の紡ぐ物語   作:ソーナ

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サプライズイベントINアローラ!

ポケモンスクールにてカロス地方で一緒に旅をした仲間、セレナと再会した俺はセレナと一緒にククイ博士の家にお世話になっている。

そして次の日。

 

「はっ、はっ、はっ。もう、なんで起こしてくれなかったんだよ~」

 

「ご、ごめん。私もつい寝過ぎちゃって・・・・」

 

俺とセレナ、ピカチュウは大急ぎでポケモンスクールに向かってる。

何故なら。

 

「このままじゃ遅刻しちゃう!」

 

俺たち二人は今、遅刻の危機に陥っているからだ。

 

「ところでセレナ、ククイ博士は?」

 

「私が起きたときにはもういなかったよ」

 

「どこ行っちゃったんだろ?」

 

「多分ポケモンスクールにいると思うよ」

 

「だといいけど」

 

俺とセレナは走りながら会話をしていた。

 

「もう、ママったら・・・・・・」

 

不意にセレナからその言葉が聞こえた。

セレナは昨夜、カロスのアサメタウンにいる母親、サキに連絡を取りこれからの事を伝えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

昨夜

 

『はあー。セレナ、出来ればもう少し早く教えてくれても良かったんじゃない。しかもポケモンスクールに通うことになっているなんて・・・・・』

 

「ごめんってママ」

 

『まあ、いいわ。あなたの好きなようになさい。・・・・・・・セレナ、これからも頑張りなさい。ククイ博士、すみませんが娘の事どうぞよろしくお願いします』

 

「お任せください」

 

『サトシくんも、引き続きセレナの事お願いね』

 

「はい!分かりました」

 

『あ。どうせならサトシくん。セレナの事、貰ってくれても良いわよ』

 

「えっ!?」

 

「ちょ、ママ!」

 

「ふふ。それじゃあねセレナ。何かあったら連絡頂戴ね』

 

 

 

 

 

 

 

あの後、セレナは顔を真っ赤にして風呂場に行ってしまい俺はサキさんの言った意味が分からず呆然と立ち尽くし、ククイ博士は笑いを堪えるようにしてキッチンへと向かっていった。

その後セレナ、俺、ククイ博士の順に風呂に入ると、ククイ博士は自室に俺とセレナは2階のロフトに向かい、俺とセレナはそのまま、分かれた後の事を語った。

セレナはカロスからホウエン地方に行きポケモンコンテストに参加したらしい。

セレナからポケモンコンテストと言う単語が出てきた俺は昔一緒に旅をした、二人のポケモンコーディネーター。ハルカとヒカリを思い出した。

そして、互いの事を言っていると時間は日付を越える前になっていたため俺はソファーで、セレナは布団で寝た。

そして今に至る。

 

 

「あ、見えた!」

 

「急ぐよ、サトシ!」

 

「ああ!」

 

視界にポケモンスクールの正門が見えてきた俺たちは、少しスピードを上げた。

そして、二人同時に校門を潜ると。

 

パァン!パァン!

 

両側からクラッカーが破裂した音が聞こえてきた。

 

「え?」

 

「な、なに?」

 

俺とセレナは困惑して 立ち尽くしていると。

 

「「「アローラ・サプラーイズ!!」」」

 

校門の両側からクラスメイトのリーリエ、スイレン、マーマネが出てきた。

3人は声を揃えて言ってきた。

その少し後に俺の隣にカキが、セレナの隣にはマオが来た。

 

「ど、どういう事?」

 

「さ、さあ」

 

「驚いているようだな」

 

「驚いてるでしょ」

 

隣でカキとマオが言ってくる。

 

「あ、ああ。それよりサプライズって?」

 

俺とセレナの疑問にマオが答えてくれた。

 

「今日はね、サトシとセレナのサプライズ歓迎会を開くことにしたんだ!今のは、最初のサプライズね!」

 

「サプライズ歓迎会?もしかして、博士が先にいなくなっていたのって」

 

セレナが確信したように言った。

 

「はい。この企画の準備のためにです。もちろん、サトシとセレナにばれないように気を付けなければなりませんでしたが。その点は流石ククイ博士ですね」

 

リーリエがセレナに引き続いて言う。

 

「そうだったのか~。みんなありがとう」

 

「ありがとうな」

 

セレナと俺が皆にお礼を言う。

 

「ふふ~ん。お礼を言うのはまだ早いよ。言ったでしょ、さっきのは最初のサプライズだって」

 

「そういえば・・・」

 

「そう言っていたね」

 

するとマーマネが前に出てきて立った。

 

「2番目のサプライズはこの僕、マーマネとトゲデマルからの挑戦状だ!」

 

「挑戦?もしかしてポケモンバトルか!受けて立つぜマーマネ!」

 

「いやいやサトシ、ポケモンバトルとは限らないでしょうが」

 

「え?そうなのか?」

 

俺はセレナの言葉に反応していると、リーリエたちに校庭に案内された。

そして校庭には・・・・。

 

「・・・なんだこれ?」

 

校庭には大量の風船があった。

 

「は~い!これは、『先に風船を全部割ったチームが勝ち』ゲーム!」

 

「・・・へ?」

 

「あっ、風船を割るのは、人間でもポケモンでも構わないからね」

 

「なるほど。サトシは分かった?」

 

「んー、まあ、なんとなく。とりあえず風船を割ればいいんだな?よーし、やろうぜ、ピカチュウ!」

 

「ピカッ!」

 

「じゃあ私は・・・・・テールナーお願い」

 

「テナッ!」

 

「おお。セレナはテールナーか」

 

ククイ博士がテールナーを見て言った。

俺は久しぶりにセレナのテールナーと会って喜んだ。

 

「おおっ!テールナー、久しぶりだな!」

 

「ピカピーカ!」

 

「テナテナッ!」

 

「頑張ろうね、テールナー」

 

「テナ!」

 

「それじゃあ、始めるぞ。位置について、よーい、スタート!」

 

審判であるカキの号令に俺たちは駆け出し風船へと向かった。

 

「うわっ!割れない」

 

「ビーガー」

 

俺は押し潰したり、ピカチュウは噛んで割ろうとするが割れない。

 

「わ、割れない!?」

 

「テナテナ」

 

セレナの方もどうやら苦戦しているらしかった。

マーマネとトゲデマルの方を見ると。

 

「はい、トゲデマル」

 

「マキュ」

 

トゲデマルの背の刺を上手く使って風船を割っていた。

 

「サトシもセレナも頑張って~」

 

「ピカチュウとテールナーも~」

 

「ポケモンの技を、使ってもいいんですよ」

 

「ポケモンの技を使っても良いのか。それじゃあ。ピカチュウ10万ボルト!」

 

「それじゃあこっちも。テールナー、連続でひっかくよ!」

 

「テナッ!」

 

マオとスイレンが応援するなかでリーリエのアドバイスの通りピカチュウに10万ボルトを、セレナはテールナーにひっかくを指示した。

 

「ピカッ!ピーカー、チュー!」

 

「よし!」

 

「今だ!トゲデマル!」

 

「マキュ!」

 

ピカチュウが10万ボルトを出すとトゲデマルの背の刺が逆立ち電気を吸いとった。

 

「えー!?」

 

「へへーん。トゲデマルの特性はひらいしん、なんだよ」

 

マーマネがトゲデマルを撫でながら説明してくれた。

 

「トゲデマル、そのままビリビリちくちく!」

 

「マキュ!マキュキュキュキュ!」

 

トゲデマルはそのまま回転しふうせんをどんどん割っていった。

 

「ま、まずい!ピカチュウ、連続でアイアンテール」

 

「ピカッ!」

 

俺とピカチュウも慌てて風船を割るが始めからリードしていた、マーマネとトゲデマルに追い付けず負けてしまった。セレナは惜しいところまで行ったが同様に負けてしまった。

 

「この勝負、マーマネとトゲデマルの勝ち!」

 

「あー、負けちゃったか。お疲れピカチュウ」

 

「ピーカー」

 

「ごくろうさま、テールナー」

 

「テーナ」

 

次に前に出てきたのはスイレンだった。

 

「サトシ、セレナ。次はわたしとアシマリとのバトルだよ」

 

「次は何かな?」

 

「ランニングから水泳の競争。ポケモンアクアスロンだよ」

 

「なるほどな。じゃあ今回は。ゲッコウガ、君に決めた!」

 

俺は昨日セレナから受け取ったモンスターボールを出し投げた。

 

「コウガッ!」

 

ボールから出てきたゲッコウガは何時ものスタイルで出てきた。

 

「久しぶりゲッコウガ。元気にしてたか!」

 

「コウガ!」

 

「久しぶりね、ゲッコウガ」

 

「ピカッ、ピかピーカ!」

 

「テーナ、テナテナ!」

 

「コウガッ!コウコウガ!」

 

「ほおー。サトシはゲッコウガをゲットしていたのか」

 

ククイ博士がゲッコウガを見て言う。

 

「はい!ゲッコウガはカロス地方での最初に仲間にしたポケモンなんです!」

 

「なるほどな」

 

「それじゃ、私は。ヤンチャムお願い!」

 

「ヤンチャ!」

 

「おー。ヤンチャム相変わらずなんだな、セレナ」

 

「うん。でも動きは結構上達したのよ」

 

俺とセレナはピカチュウたちを見て話す。

ヤンチャムはピカチュウとゲッコウガに挨拶をしていた。

 

「あれがゲッコウガ。本で読んだことありますけど忍者みたいなポケモンですね」

 

「サトシ、ゲッコウガをゲットしていたんだ」

 

「水タイプのポケモン!ゲッコウガ!」

 

「僕、ゲッコウガ始めてみたよ」

 

「ああ、俺もだ」

 

アローラ組がゲッコウガを見てそれぞれ感想を言う。

 

「あ、でもこれじゃあゲッコウガにハンデがいるかも」

 

セレナがゲッコウガを見て言った。

 

「ハンデ?どうして?」

 

セレナの言葉にマオが訪ねた。

 

「俺のゲッコウガは結構素早いからな」

 

マオの質問には俺が答えた。

 

「それじゃあ、ゲッコウガにはハンデとして少し離れたところからスタート、ってことでいいかな?」

 

「ああ。構わないぜ」

 

俺はマオの言葉に首を縦に振って同意しゲッコウガをスタート地点から少し離れた場所に立たせた。

 

「それでは参ります。位置について、よーい、スタートです!」

 

リーリエの合図にアシマリとヤンチャムが走りだし湖に向かう。

 

「頑張って、ヤンチャム!」

 

「アシマリ、頑張って」

 

地上ではヤンチャムがリードして水に入った。

ヤンチャムが水に入ると同時にゲッコウガが走り出した。

地上ではヤンチャムがリードしていたが水中ではアシマリがヤンチャムを追い抜きリードしている。

そのままアシマリがゴールするかと思いきや。

 

「コウガッ!」

 

ゲッコウガがアシマリを抜き先にゴールした。

ちなみにゲッコウガはちゃんと泳いでゴールした。

別に水上を走っても良かったのだがそれは俺が止めさせといた。

 

「うそっ」

 

「ゲッコウガ速すぎでしょ」

 

「しかもゲッコウガ泳いでましたからね」

 

「ここまで速いなんて。泳がなかったらどんだけ速いんだろう」

 

「想像以上だ」

 

結果としてゲッコウガ、アシマリ、ヤンチャムの順になったが俺とセレナ以外はゲッコウガのスピードに驚きなんとも言えないようだった。

 

「ゲッコウガ、お前更に速くなったな」

 

「ほんとね~」

 

「ピーカ」

 

「テーナ」

 

「ヤンチャ」

 

「コウガッ」

 

俺たちはゲッコウガのさらなる速さに声を洩らしていた。

 

「サトシ。ゲッコウガ速すぎなかったか」

 

ククイ博士も驚きの余り目を見開かせながら聞いてきた。

 

「まあ、コイツはケロマツの頃から速かったですから。なっ、ゲッコウガ」

 

「コウガッ!」

 

「サトシとゲッコウガは互いの事をよく知ってるんだな」

 

ククイ博士は目を閉じてそう呟いた。

 

「ありがとう、サトシ。ゲッコウガ。物凄く速かった」

 

「いや~。スイレンのアシマリも速かったぜ。なっ、ゲッコウガ」

 

「コウガ」

 

「また今度、勝負してくれる?」

 

「もちろんだぜスイレン」

 

「コウコウガ!」

 

「うん。楽しみにしてる」

 

俺とスイレンは握手をし、またの勝負を約束した。

その光景に俺とスイレン以外が拍手で互いの健闘を称えあった。




書いている最中にゲッコウガ、速すぎないかと思ってしまいましたわ。
これからのゲッコウガとセレナのポケモンたちにご期待ください。
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