海に呪われた悪魔の能力者はヒーローになる   作:ゆきラテ

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やぁ、黒崎優魔だよ!昨日ぶりだね!今僕はねー、

 

「ねぇ、ゆうまくんは雄英行くの?」

「ゆうまくんすごいよね、模試でA判定何でしょ?」

「一緒にご飯食べようよ!」

 

学校の昼休みに女子にたかられていた。僕の今のルックスでよくわかんないけど、イケメンらしいんだ。180cmの高身長に高い鼻。スラッとしているけど筋肉質な肉体、これは訓練の賜物だね。目はスッとしてる二重。左目下に小さな黒子。髪は銀髪にハチの部分がひとふさ、左側が黒髪である。

 

一応、学業の方も努力して学年1位だ。部活には加入していなかったが助っ人などは参加していた。

 

何故か僕と話したり僕が微笑んだりすると顔を赤らめて、そっぽ向いたりする子がいて、ずっと怒らせてしまっていたのかと思ったが、周りに人気があると言われて驚いたものだ。

 

入試の話が担任からあったのが原因で僕の志望校がバレての騒ぎだった、先生ェ。

 

まぁ、それは置いておいてこの状況を何とかしなきゃ、用事があるから図書室に行かなきゃ行けないから。

 

「“ルーム”“シャンブルズ”」

 

僕は個性【悪魔の実(フルーツバスケット)】の能力を発動して、オペオペの実の能力を宿し、ルームを発動する。ドーム状のサークルを発生させ、円内では、あるもの全てを切る・付ける・動かす・交換する・調べるなど、文字通り「執刀医」となることができる。また、能力者自身の力量の向上によって、サークルの範囲が拡大するため訓練している。

 

僕はクラスのドア近くにいた親しい友達と自身の場所を入れ替えた。そしてそのまま静かに今日をあとにした。

 

教室から「あんたじゃないの!どっかいけ」なんて女子の金切り声は聞こえてこない。

 

 

❄♠❄♠❄♠❄

 

僕は読書が好きだ。かと言って文学少年という訳でもない。有名な作者や本などが詳しい訳でもない。ただ、意識をほんの中に集中させてくれる、時間を忘れられるそんなとこが好きでいろんな本を読んでいる。基本は小説。

 

図書室のドアを開けて読書コーナーに行くと1人の生徒が本を読んでいた。ここの図書室は本は割と色々あるのだが利用者が少なく、居心地がいい。そんな中にいつもいる1人の女子。窓際の席で光を浴びながら本を読んでいる様子は雰囲気がある。

 

肩甲骨ほどまであるふんわりとした銀髪に前髪に淡い青のヘアピン。片方はあんまり長すぎない編み込みのお下げがある。透き通るような蒼い瞳。

 

その瞳は本のページにまっすぐ注がれ、きめ細かく、細く白い指がページをめくる。とても様になる。

 

僕も面白そうな小説を見繕って席に座ると女の子はこちらに気づいた。

 

「あっ、優魔くん!こんにちは」

 

小さいけれど綺麗な声で挨拶をしてくるこの子は白音小咲ちゃんだ。クラスは違うけど同学年。図書室で知り合った。

 

「こんにちは、小咲さん、調子はどう?」

 

僕は彼女に調子を尋ねた。もちろんただの意味じゃない。

 

「うん、大丈夫です。石川さん達も何もしてこない様になったし、個性も慣れてきて、入試も問題無さそうです」

 

 

 

彼女の話を聞いて、安堵する。実は彼女と知り合った時、彼女は虐められてた。クラスの担任は認知していなく、クラスからいないモノ扱いされていたらしい。また、パシリやイタズラなども過度にされていたらしい。

 

でも彼女はお父さんが事故死してしまっていなく、家庭が貧しくお母さんに迷惑をかけたくないと、申告してこなかったらしい。

 

そんな事があるのを知らなかった俺はいじめを止めようとするが、彼女は大丈夫だと言って気にしないでいいと言った。

 

だが、彼女がお父さんに買って貰ったヘアピンとキーホルダーを虐めている女子に取られ、ヘアピンは壊され、キーホルダーは窓の外のどこかに投げられてしまった。

 

彼女はそれにも耐えていたが、涙を流していた。まぁ、その時の俺は頭の中でゴムが引きちぎれるかのような音でキレて、バケツの水をかけられそうになっている小咲さんを庇った。

 

その後は烈火のごとく俺が怒り女子に説教(脅し含む)をした。正直怒りすぎてあんまり覚えてないが。その後彼女のお父さんの形見のキーホルダーを一緒に探し見つけ、壊れてしまったヘアピンは俺が同じようなやつを買ってあげた。

 

とても遠慮していたが、真剣に目を見て

 

「ごめん知ってたのに助けてあげられなかった!お詫びとはなんだけど受け取ってもらえないかな?」

 

そう言うと、目を潤ませて、顔を赤くして

 

「ありがとう」

 

と、微笑みながお礼を言われた。まぁ、とても魅力的な微笑みだったと記録している。

 

それからの付き合いでいつも昼休みは図書室出会っている。ちなみに後日赤くなってた理由を聞くと、お礼を言われた時に頬を赤くしていたのは僕のワイシャツが庇った時に濡れすけてたからだそうだ。「そのっ、ワイシャツが濡れててね?…………………………(カッコ良かったからなんて言えないですよォ)」と言われた。少し恥ずかしかったが後半は聞き取れなかった。

 

 

 

 

 

 

「体も優魔くんから貰った個性(・・)もちゃんと馴染んで弱かった体も大丈夫です」

 

そう、小咲さんは緑谷出久と同じ無個性だった。彼女の事故で死んでしまったお父さんもヒーローで憧れていたが、無個性で病弱だった彼女はヒーローを諦めてしまったらしい。

 

それでも父のように人を救ける職につきたいと考えていた小咲さんは一生懸命勉強したらしい。

 

理由は詳しく知らんがそれが理由でいじめられていたらしい。思い出してもムカつく。

 

だけど今の彼女は個性がある。

 

「優魔くんに貰ったホワイトタイガーの個性はすごく馴染むの」

 

個性【ネコネコの実(ホワイトタイガー)

体をホワイトタイガーに変化させることが出来る。

 

見てわかると思うとおり悪魔の実の力だ。僕が渡した。実は僕の個性の能力には僕と彼女しか知らない能力がある。どういうものかと言うと、自分がその能力を失う代わりに、その能力の悪魔の実を生成する能力だ。

 

 

僕はこの力でネコネコの実モデルホワイトタイガーを小咲さんに渡した。

 

「よかった、その能力は身体能力をとても強くするから個性としても小咲さんの体も強くしてくれると思ったんだ」

「はい、体の調子もとてもいいですよ!私も優魔くんと同じく雄英を受けるので頑張ります!」ニコッ

 

可愛いなぁ、因みに能力を使うと尻尾と獣耳が生える。ものすごく可愛いって言ったら、顔を赤くして知らないッて言われた。怒らしてしまっただろうか?

 

「じゃあ今日も放課後いつもの図書館で勉強しよっか」

 

そういつも彼女と放課後に近くの図書館で勉強しているのだ。彼女も結構勉強出来るけど、雄英には少し厳しいから手助けをしている。

 

「じゃあまた後でね」

「はい、またね、優魔くん」

 

本を持って僕は小咲さんと分かれて教室に戻った。…………シャンブルズで入れ替わった子に責められてジュース奢らされたのは別の話。




文才が欲しいです。

感想受け付けております。アドバイスなどもお待ちしております!

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