「さて、二人にあぁ言った手前、私が率先して動く必要があるか……」
オペレーターは入隊後本部での勤務で機器の扱い等を学び、それから本人の希望と戦闘員の希望で隊専属になる。
つまり、今まで訓練ばかりしてきた私たちとあまり接点がない。
そもそもどこで見つければいいのかもわからない……
本部所属のオペレータールームに直接いくのはなにか違うだろうし……
ラウンジでフリーそうなオペレーターを見つけて声をかけるというのも現実的じゃない。
と困っていると、
「よう、どうした何を困ってるんだ?道にでも迷ったか?」
考えながら歩いていると正規隊員らしきた男性が話しかけてきた。あの人は確か……
「先輩は確か……柿崎隊長、でよろしかったでしょうか。」
「おう、そうだが、俺のことよく知ってたな。」
「入隊してから正規隊員の方のログは全部見ましたから。柿崎先輩の堅実な作戦はとても参考になります。
あぁ、すみません。自己紹介が遅れました。私は浅上博雅と申します。まだC級隊員ですがもうすぐB級に上がる予定です。」
「おう、よろしくな。けど、そんなにかしこまらなくてもいいさ。ここは入ってくるいろんな年のやつがいるし、入隊時期も様々だ。俺より年下の先輩とかもいるからそうかしこまってちゃ息がつまるし、面倒臭い。」
「わかりました。そういっていただけると助かります。」
「それから堅実はよしてくれ、単に臆病なだけさ。」
「いえ、、ベイルアウトがあるとはいえ、戦闘に危険はつきものですから。臆病なことは素晴らしいと思います。」
「そうか、そういってくれるとこっちもうれしいよ。それで、お前は何を考えてたんだ?道に迷ったか?C級隊員はこっちに用はあまりないはずだろ?」
「道に迷ってるわけではないのですが、歩きながら考え事をしていまして……。」
「考え事ねぇ。戦闘のことか?それなら俺はあんまりたよりになれねぇな。シューターの戦いはからっきしだ。」
私の困っている様子を見て話しかけてきたことからもまかるけれど、この先輩、かなりのお人好しのようだ。こうして相談にのってくれようとしてくれているし、隊長としての素質を感じる。
ん?
「いえ、戦闘のことも悩みはなくはないですけど今は別のことで……というか、私がシューターってどうしてしっているんですか?話しましたっけ?」
いや、話してないはずだ……。ならどこで?
「ん、あぁ。有望な新人の情報なんて勝手に入ってくるもんだ。特にお前は捕獲用の大型トリオン兵を13秒だかで倒してただろ。さすがだな。」
「C級隊員の訓練用のトリオン兵は攻撃能力が低いですから。攻撃に専念できるだけです。実際ではそうはいきません。」
「攻撃能力が低いにしたってそのぶん装甲が固くなってるはずだぞ。それは優秀ってことさ。しかし別のことか、どの隊に入るかとかか?お前ならうちの隊で歓迎するぞ。」
「いえ、もう友人と隊を組むことを決めてますので。すみません。悩み事はその時にオペレーターをどうするかなんです。オペレーターに知り合いがいなくて・・・。隊を結成してから本部に掛け合って募集するより自分たちで直接あって勧誘したいと思いまして・・・。」
「なるほど。オペレーターか・・・・。それなら少しは力になれるか。ちょっと付き合え。」
「本当ですか?ありがとうございます。」
私は柿崎隊長の後をついていくことにした。