柿崎隊とのやり取りから三日後。
椿がB級に昇格した。
この時点でのポイントは私が3900.雅樹が3850を超えたところ。すぐにB級に上がれるだろう。
そしてこのタイミングで宇井さんから連絡があった。
候補が見つかったので紹介してくれるという。
ということで、明野隊(予定)は再びラウンジに集合した。
そして、いつもの3人に加えて二人の女性、一人は宇井さん、そしてもう一人は・・・。
「どうも~。明野君と椿君は初めましてだね。柿崎隊の宇井です。よろしくね~。浅上くんに頼まれてた専属オペレーター希望でいい人見つかったから連れてきたよ。」
「初めまして。宇井さんの紹介できました。村中桔梗です。えっと、よろしくおねがいします。」」
「「「こちらこそ、よろしく」」」
それぞれの自己紹介を済ませる。
「桔梗ちゃんはね~。ほかの能力もさることながら、とくに並列処理と情報分析能力が高いんだ。3人みたいに今期の新人のなかで優秀な人だよ~。どうかな?」
「まさかそんなにすごい人を引っ張ってくれるとは思っても思ってもみなかった。本当に助かる。」
「えとえと・・・。宇井さんが言ってたように並列処理と情報分析が得意です。なので、3人のサポートは任せてください。4人に増えても多分大丈夫なので、わたしのことは気にせずに勧誘していただいたのでかまいません。」
戦闘員は一人から最大4人まで。戦闘員が一人なのは漆間隊だけで、基本は3人。戦闘員が増えるとそれだけオペレーターの負担が増えるからただ増やせばいいというものでもない。
けど、この村中さんが4人でもサポートできるというのならすごく助かる。
逃がす手はない。
椿を雅樹を見ても考えは同じようだ。
「4人目を入れるのかはまだ考えていないのだけれどその選択ができるだけで助かります。宇井さん。こんな人を紹介してくれてありがとうございました。」
「いえいえ~。お互いに問題がないようでよかったよ。また何かあったら言ってね。私は隊に戻るから。あとは4人で話し合ってね~。」
「「「「はい。ありがとうございました。」」」」
宇井さんは私たちを残して帰っていった。
さて、じゃあ4人で初めてのミーティングと行こうか。
「改めてよろしくね。村中さん。それじゃあ。ぼくたちが4人になってから初めてのミーティングを始めようか。」
「はい。よろしくお願いしますね。」
「あまり人のことを言える義理ではないのだけれど。チームメイトであることだし、かたいことはなしにしよう。」
「ヒロの話し方が一番堅苦しいと思うけどな・・・。昔みたいに一人称俺に戻してもっと俺らみたいに話してもいいんだぞ?」
「それは言えてるね。まぁ僕らはもう慣れたけど。」
「・・・まぁ、考える。」
クスっと小さく笑う声が聞こえた。
「わらっちゃってごめんなさい。浅上君も最初から一人称が私だったわけじゃないんですね。」
「一人称が私になったのは中学の終わりからだな。んっとな~」
「いいからミーティングを始めるぞ!!」
話が嫌な流れになりそうだったので切り上げようとしたが・・・
「まぁまぁチーム内での親睦はだいじだよ。こういう話し合いも大事さ。」
「「さすが椿(くん)。話がわかる(ね)。」」
椿の阻止により切り上げられなかった。
こうして記念すべき初のミーティングは雑談会になった。
確かに村中さんとは初対面であるから大事だろう・・・。
が、私だけを話のネタにさせるつもりはない。
こうなれば二人も道連れにしてやる・・・。
初ミーティング(雑談会)は大いに盛り上がりを見せ、チーム内での親睦が深まった。