私たちもA級隊員めざしたい。   作:rerimeru

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初防衛任務with来馬隊

狙撃位置についた。同時に、飛行型トリオン兵を視認した。

距離にして200以上だろうか。さすがにバイパーやアステロイドでたたかう距離じゃない。ライトニングを出し、狙いを定める。

 

「こちら浅上。目標の飛行型を視認。攻撃開始する。」

 

飛行型トリオン兵の動きはそれほど早いわけじゃないし、複雑な動きをするわけでもない。静止していなくても当てるだけなら問題ない・・・。

 

「全弾命中。ナイス!」

 

隣で見ている別役隊員が賛辞をくれる。

 

「ありがとう。けどまだ落とせてないから。」

 

ひとまずは3発、全弾命中したが急所は外しているし、まだ稼働している。反撃はないようだし。攻撃続行でいいだろう。

 

続けて5発撃ち1発外したが最後の一発が急所にあたり墜落する。墜落と同時にマップ上での反応も消えた。

 

「飛行型。一機撃墜確認。もう一体のほうを攻撃する。」

「了解。こちらも戦闘型トリオン兵を視認したよ。迎撃するね。」

 

雅樹と椿も敵の位置まで移動し、迎撃を開始するようだ。早く終わらせて合流しなければ・・・。

 

速く終わらせる!!

 

2発外したが10発あてて倒した。よし。じゃあこのまま合流を・・・。

「飛行型を撃破。これから合流する。」

「戦闘型5体撃破。ゆっくりでいいぞヒロ。残りは捕獲用のだけだ・・・。

 

時間をかけすぎた・・・。おそらく合流するころにはもう終わってそうだ。

だがだからと言って、このまま帰るわけにはいかない・・・。

 

二人までのこり100メートルを切ったところで・・・

 

「警告!!!追加ゲート発生 数は8。反応は砲撃型2、戦闘用5、捕獲用1!!」

 

敵の増援?しかもこのタイミングか・・・。

 

「二人とも、いまの状況は?」

 

最初に出現していた捕獲用のトリオン兵の反応はまだ消えていない。苦戦しているのか、もう終わるのか・・・。それによって対応がことなる。

 

と、考えていると、反応が消えた。倒したようだ。

 

「悪い、少してこずったけど終わったぜ。どうする?」

 

「ひとまずは砲撃型を優先して倒す。耐久が高いだろうから私のライトニングだと時間がかかる。3人で一気に終わらせる。近い方からいくぞ。」

 

「了解。」

 

近くの砲撃用のトリオン兵まで70メートルを切ったところで二人・・・と来馬隊の2人と合流し、そのまま・・・。

 

「バイパー!アステロイド!!」

「食らえ!!」

 

私の左右のトリガーによるフルアタック(バイパー分割無し、アステロイド27分割)と雅樹のアサルトライフルによってアステロイドが砲撃型を襲う。

 

本当はコブラをぶつけたいところだが、走りながらの合成は普段より時間がかかるため今の私にはできない。

 

ドゴォォオォゥオオオオン!!!!

 

 

「砲撃型トリオン兵一体はんの・・・警告!!もう一体から砲撃来るよ!よけて!!」

 

一体目は倒したが2体目から砲撃がくると警告。

もう一体のほうを見ると発射寸前。さすがに止めるのは無理。走って建物裏へ隠れる。

 

ゴオオォゥゥン!!!

 

近くの建物が損壊したが被害なし、念のためにシールドを展開していたが必要はなかったようだ。

 

このまま・・・反撃を・・。

 

「旋空弧月!!!」

 

もう一体に攻撃を仕掛けようとしたが、砲撃が私のほうに来るとみて自分のほうに来ないと察知した椿がグラスホッパーで砲撃後の敵を強襲、旋空弧月で急所を両断していた。

 

「さすが!!」「ナイス椿!!」

 

私と雅樹で椿に称賛を送る。

 

「さっきのは二人にとられたからね・・・。でもまだ戦闘用が残ってる。このまま3人で行くよ。」

 

「あぁ。ひとまずは近いやつから時計回りに倒していこうか・・・。私は二人が狙っている奴以外で接近してくるやつのけん制をする。・・・。苦戦するようなら私が倒すから苦戦しても気にしなくていい。」

 

「お前の分なんか残さねぇよ。行くぞ椿!!」

「了解。」

 

「大変になったら僕たちもいるから遠慮なくいってね。

まぁ僕たちの出番はなさそうだけど・・・。でも、最後まで油断しないでね。」

 

先輩方が頼もしい。

 

ひとまずは・・・。二人が目の前の戦闘用トリオン兵に集中できるよう、近寄ってくる敵に攻撃する。

 

戦闘用トリオン兵は乗用車一台ほどのサイズがある。そのため、マップを見ずに弾道を設定しても簡単に命中する・・・。移動の仕方から向きもわかるのでそれで急所の目を狙うこともできなくはない。

 

むしろそのサイズから家の屋根に上って移動するか元住宅地路地の狭い道を通るかしかなく、屋根の上なら視認できるためより正確な弾道が急所を襲うし、路地でも向きを変えられないから道の中央を通るように弾道を狙えば急所を狙える。

 

 

 

 

それはわたしが一体に集中できる時だ。

基本的に2~3体を意識しながら弾道を設定する必要があり、個人ランク戦でやっていたような相手の行動を読んだ精密な弾道設定ができず、当てることはできてもなかなか急所には弾が行かない。

 

 

一応分割を減らした威力重視のバイパーと、屋根に上ってきたのをアステロイドで仕留め、2体倒すことはできた。が、自分をほめることはできない。

 

これがランク戦ならスナイパーによる攻撃も意識しないといけないし、対象も小さく、素早く、そして動きが不規則だ・・・。つくづく那須先輩と出水先輩には尊敬する。

 

「「旋空・・・弧月!!」」

 

最後に残った捕獲用トリオン兵は雅樹と椿が同時に放った旋空弧月で仕留めた。

練習してたのか?合体旋空・・・。

 

「みんな、お疲れ様。今のところ増援なし。支部に帰還命令も出てるから、戻ったので大丈夫だよ。ただ、また増援くるかもしれないからそれだけ注意してね。」

 

第三波はなし、ひとまず追加がないようならこれで初の防衛任務は終了か・・・。

 

あとは・・・

 

「みんな、初任務お疲れ様。すごかったよ。それじゃあ帰還命令も出てることだし、支部に帰って振り返りと行こうか。」

 

来馬先輩の言う通り、振り返り(反省会)が残っている。

さて、どんな指導があるのか楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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