防衛任務の翌日。私は明野隊の作戦室(隊として正式に認定されると本部に作戦室がもらえる。)にて、最初の対戦相手のログを見ていた。
といっても、どちらの隊も私たちより2,3週間ばかし早く隊を結成したばかりであり、戦闘のログはほとんどない。
せいぜいが主な戦法と持っているトリガーがわかるくらいだ。
次の対戦相手は間宮隊と早川隊
間宮隊は全員がシューターの3人編成。全員がハウンドをメイントリガーとし、三人同時でのフルアタックハウンド通称ハウンドストームが決め技。
けどこれは相手との距離が適切でなければ使えない。戦法次第で封じることは難しくないだろう。
問題は早川隊のほうか。
早川隊はオールラウンダーの早川隊長にガンナー二人という3人編成。
早川隊長は銃を用いないオールラウンダーシューターとアタッカーという感じ。船橋隊員がアサルトライフルのガンナー。そして丸井隊員がアサルトライフルのハウンドとグレネードタイプのメテオラを使ってくる。
影浦隊の北添さんがよく使ってる手だ。
遮蔽物を無視して攻撃できるのと、地形破壊効果が大きい。
命中率は低いから直接的な脅威は低いけれどもうっとうしいのは確実だろう。できれば早いうちに倒しておきたい。
アタッカーが二人いる私達は中距離戦に持ち込まれるとやや不利だ。雅樹がアサルトライフルを持っているとはいえ、まだまだ不十分だし。接近戦を持ち込んだほうが有利だろう。
マップの選択権は私達にある。うまく使って戦いやすい舞台を整えないといけないか。
選択肢としては例えば市街地C。高台にある市街地で、スナイパーに有利な地形だ。
狙撃用のトリガーを持っているのは私だけだから、高台さえ取れれば一方的に攻撃できる。
また、そうなれば屋根の上を通れば狙撃されるので、路地を通って移動することになるだろう。そうなれば遮蔽物が多くなり、二人が優位に戦える。
やってみる価値は十分にあるだろう。
ただし、丸井隊員のグレネードメテオラによる爆撃で私の狙撃は邪魔されるだろうから、確実にうまくいくわけではないだろう。
それにあまりに私たちが有利な状況を作ると2チームがこちらに襲い掛かってくることになる。最良は漁夫の利。少なくとも1チームずつ戦っていくようにしていきたい。
もっと他に作戦を考えてみるか・・・。
ランク戦は三日後。開始の1時間前には決めないといけないからまだ余裕はある。・・・。椿達にも意見を聞いてみよう。
二人はいま連携の練習をしていたか・・・。
相手の行動を予測して作戦を考えるのも大切だけれども、自分たちの実力、できることを考えて作戦を立てないとな。
狙撃できるのは私だけだからうまく場を作れれば優位に状況を作れるかもしれないが、私の狙撃技術ではあまり効果がないかもしれないからな。
とりあえずは狙撃の練習をもっとして、最低限の技術は身につけなければ・・・。