私たちもA級隊員めざしたい。   作:rerimeru

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訓練終了 そして

――捕捉&掩蔽訓練後半――

 

「あれは・・・?」

 

あの子を発見。運よく背後をとることができたようだ。

少し気が引けるけれど撃たせてもらおう。

 

っと照準を合わせようとしたが、

 

「・・・!」

 

急に振り返ってこちらに照準を付けできた。

いい感をしている・・・。

 

ピピッ!

 

私の狙撃は外れ、あの子から狙撃された・・・。

 

さすが師匠。不意を突いてもそう簡単にポイントを取らせてはくれないか・・・。

 

そして、そのまま再度狙いをつける間もなく建物の影に逃げられた。

 

 

 

その後も外したり当てたりを繰り返し、訓練が終了した。

 

ランク戦の前に実際の人を標的として狙撃の訓練ができて良かった。

 

いつもの人型の的と違ってかなり当てにくい。

 

 

本番ではライトニングだからそれなりに当てやすいだろうが、威力に劣る分余分に当てるか急所に当てなければいけない・・・。

 

ここぞという時を見極めて撃つようにしないと。

 

そして今日の学びはもう一つ。

 

照準を定める時に一呼吸を置くとより正確な狙撃ができる。

 

どうにも早く狙いをつけようとして焦るようだ。

その一呼吸の間に移動されて狙撃できなくなるということもあるが、その隙はおいおい改善していくとして、今は精度を優先させるとしよう。

 

 

「さて、結果が出たな。142人中、118位2回目でこの順位なら上出来か。

師匠のおかげが大きいだろうな。」

 

一位は・・・やはり奈良坂さんか・・・さすがだな。

 

さて、訓練直後は人も多いだろうし、もう少し休んでからブースを出るとしようか。

 

と、20分ほど休憩をしつつ、個人スペースを出て訓練室のロビーに出る。

 

と、ちょうど似たようなタイミングであの子が出てきた。

今回の訓練に行くときといい、最初の訓練の時といい、私とあの子はよほど気が合うようだ。

 

「お疲れ様。この前より順位は上がってたよ。ありがとう。」

 

「・・・そう。でもそれはあなたが頑張ったから。」

 

「それもあるだろうが、お前さんの指導もかなり大きいな。そっちはどうだった?上位15%に入れたか?」

 

「・・・9位」

 

今回も順位が高いだろうとは思っていたがまさかこれほどとは・・・。

 

「上位15%どころか一桁代の順位だったか。さすがだな。」

 

「・・・この訓練では私はズルしてるようなものだから。そんなに誇れない。」

 

「ん?ズル?」

 

「・・・何でもない。忘れて。」

 

気になったが、あまり追及しないほうがよさそうだ。まぁこの様子から察するに、本当に訓練のルールの裏を突いて不正をしているとかではなさそうだ。

 

何かあるのだろう。

 

「ん、あぁわかった。」

 

「・・・それじゃあ、私は行くから。」

 

何か話題を変えようとしたがあの子は立ち去ってしまった。

 

まぁまた今度会えるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

あ、また名前を聞くのを忘れていた・・・。

 

 

 

 

 

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