エンジニアのところでバイパーを設定してもらった後にC級隊員用の個人訓練ブースに向かった。
「さて、では試運転と行こうか。」
バイパーを起動する。すると、手からキューブが出現する。大きさにしておよそ20cmくらいだろうか、全体的に見て大きいほうのようだ。比較対象が少ないのであまり実感は持てない・・。
「これを分割なしでそのままの威力を見てみるか・・・」
分割なしで30メートルほど離れた的に向かって直線で弾道を放つ。
まずは威力の確認だ、複雑な軌道は必要ない。
ドォゴォォゥゥン!!
的がほとんど跡形もなく吹っ飛んだ・・・。分割なしだとアステロイドに比べ、威力の劣るバイパーでもかなりの攻撃力があるようだ。いや、人よりもトリオンが多いからか・・・?まぁ他人と比べても仕方ない。大事なのは十分な攻撃力が確保できるということだ。
まぁ分割なしで相手に充てるにはよほど接近しないといけないだろうが・・・
それに、今のは弾の威力、範囲、弾速の設定が初期設定の均等に割り振られているものだ。
まだまだ威力は上がるし命中や遠くの敵を倒すことを意識すればそちらにトリオンを割り振って威力を下げなければいけない・・・。
「細かいチューニングは相手と状況に合わせてするとして、威力、射程、弾速のそれぞれを重視したものと普段使いのバランス、あとはこれから探す必要があるが自分の使いやすい設定と最低でも5パターンを基本として戦うべきか・・・」
特に弾速の変更には注意が必要だ・・・。弾速が変われば弾道の引き方をうまく調節しないと命中率は下がる。これは骨がいりそうだ。
「それに加えて、何分割するか。そしてバイパーはそれから弾道の設定をしないといけない・・・。パターンを決めておくならまだしも弾道を1から設定するとなると・・・。いいね、最高に難しそうで最高に面白い。」
ひとまずは8分割、27分割で弾道を設定して試してみようか・・・。
弾道を設定し、的に向けて放つ
複雑な軌道を描けばそれだけ射程も必要とするし、弾道の予測が難しく、よけられにくくはなるが弾が届くのも遅れる。ある程度は直線で相手へ向かい、近くで複雑な軌道を描くように設定するのがいいか。弾道の設定もそのほうが楽だし。それがいいな。
じゃあそれでしばらく練習するとしようか・・・。
―――それから2時間ばかし練習を行った。
「さて、だいぶスムーズに打てるようになったけれども1から弾道を引くのは実戦では8分割が限界か・・・。ある程度距離が近くなればその余裕もないだろうから当分の間は設定したパターンと2種類を使い分けて戦うしかないか。」
それに、静止している相手はともかく相手も動く、うまく充てられるようにしないといけないな・・・。
まぁ今日の練習はこのあたりにしてA、B級のバイパーの使い方。特に那須先輩の弾道などを学ぶとしようか。
ランク戦の記録を見るべく、個人訓練ブースを後にした。
独り言ばかりの場面になってしまい、すみません。次からはほかの人との絡みも増やそうと思います。
11月4日
トリオンキューブ大きすぎるのではという指摘あり、30cmから20cm程へ訂正