私たちもA級隊員めざしたい。   作:rerimeru

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初ランク戦③

―――早川隊サイド―――

 

「浅上くん?そっか、それなら・・・。向こうの作戦は・・・」

 

「隊長?向こうの作戦がわかったのか?」

 

早川隊隊長の早川悟のつぶやきに、ガンナーの船橋了午隊員が聞き返す。

 

「了午、バッグワームを起動して、それで、壁伝いに移動するよ。

移動先は星司が最後に爆撃したところだ。」

 

「星司が最後に・・・?けどあそこには浅上がいるんじゃ?」

 

「いるだろうけど、このままいても、アタッカーの二人から奇襲を受けるだけだよ。

きっとそろそろ向こうはバッグワームを起動してくるはずだ。」

 

早川隊長の言う通り、明野隊の二人のアタッカーはバッグワームを起動し、レーダーから反応が消える。それをみて、早川隊の残った二人もバッグワームを起動する。

 

それにより、マップで位置がつかめるのは、各々の味方と間宮隊のみになった。

 

「隊長。どういうことだ?」

 

「向こうの狙いは狙撃を警戒させて、こっちの動きを制限して、アタッカーに奇襲を仕掛けさせることだ。だから、それが来る前に移動しないと・・・。」

 

「星司が最後に爆撃したところに移動する理由は?」

 

「向こうの狙いがアタッカーの奇襲なら、少しでもひらけたところに出たほうが、対処しやすい。」

 

「けどそれじゃあ、浅上からの狙撃は?」逆に狙われやすくなるだろ。

 

「浅上くんの狙撃の腕はわからないけど、さすがにアタッカーが戦ってる時には来ないとおもう。来るとしても、少し距離が空いた時かな。まだうまくアタッカーと連携できるほどじゃないはずだよ。

 

それに、多分今は移動してるだろうけど、移動するなら、もっと上へ行ってるはずだから、狙撃してくる方向はわかるよ。それなら、アタッカーとの距離が空いた時と、奇襲してくる前にさえ気を付けたら狙撃もしのげるはずだよ。」

 

「なるほど。了解。」

 

二人は丸井星司が最後に爆撃した地点へ移動を開始した。

 

 

―――観戦ルームサイド―――

 

「さぁ、丸井隊員がベイルアウトした後にもどんどん状況が動いていきます。

明野隊のアタッカー二人がバッグワームを起動。そして、それをみてか早川隊の二人もバッグワームを起動しました。早川隊の二人は、明野隊による狙撃と奇襲を警戒して・・・といったところでしょうか。」

 

「だろうな。さっきまでなら見通しのいい上をとっている浅上からすれば、バッグワームを使われても狙撃と奇襲ができただろうが、先の狙撃と丸井のメテオラで移動を余儀なくされるだろうかならな。今なら、比較的安全に移動できる。」

 

「あとは、明野隊と早川隊の2隊ともに間宮隊の横槍を防ぐため、というのもありそうですね。混戦になると、なにが起きるかわかりませんから。」

 

「なるほど。ありがとうございます。夫早川隊の二人は、先ほど丸井隊員が最後にメテオラで爆撃したところに向かっているようです。これは、スナイパーである浅上隊員へ仕掛けるつもりでしょうか?」

 

「狙撃をしてくる浅上を真っ先に落としたいところだろうが、距離が離れている。振り切られる可能性が高いから。おそらくそれはないだろう。仮に狙っていたとしても、アタッカーのどちらか、あるいは両方がサポートに入れる。」

 

「浅上隊員の本職はシューターなので、接近されてもサポートがあるならそれはそれで問題のだと思います。目的としては、爆撃で開けたところに出て、奇襲を防ぐ・・・。ということですかね。風間さん。」

 

「おそらくはな。」

 

「ですが、その場合だと狙撃されやすくなるのではないですか?」

 

堤の予想に綾辻が疑問を呈する。

 

「今回のマップなら、スナイパーは普通、上へ移動するのがセオリーだ。

撃ってくる方向がわかってるなら、あとはタイミングにさえ気を付ければ対処できると考えたのだろう。加えて、まだ、浅上にはアタッカーと連携して同時に攻撃してくるということはできないだろうからな。」

 

「アタッカーの連携はシビアですからね。今の彼だと、ある程度距離が離れてないと、味方への誤射の危険がありますからね。」

 

「なるほど。ありがとうございます。」

 

「しかし、浅上が普通のスナイパーならそれでよかったんだがな。そうはいかないらしい。」

 

 

―――明野隊サイド―――

 

 

「すまない。さっきの爆撃で巣を作っていたところが破壊された。それと移動も強いられることになったから、これ以上の狙撃は無理そうだ。プランBに以降してくれ。」

 

爆撃でスパイダーを張り巡らさせていたところが破壊された・・・。巣におびき寄せての強襲は無理そうだ。

 

「了解。早川隊の二人もバッグワーム使ったみたいだけどどうみる?僕は、浅上のほうへ行ったと考えるけど。」

 

「私も同意見だ。巣が使えないから、二人へのサポートが特にできないが、あとは任せた。」

 

「「了解!」」

 

さて・・・。二人が早川隊をたおすまで私は攻撃に参加できないし、間宮隊を倒す仕込みに行こうか・・・。

 

 

 

 

 

 




綾辻さんとつつみんのセリフの差別化が難しい・・・。

もう少しセリフ以外の地の文を増やしたほうがいいでしょうか?
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