―――観戦ルームサイド―――
「さぁ。場面変わって間宮隊対明野隊浅上隊員。一人で三人を相手にどう戦うのか!!」
「浅上隊員は優秀なバイパーの使い手ですからね。相手を直接視認しなくてもレーダーをみて遮蔽物越しに攻撃できます。そうやって時間稼ぎ狙いでしょうか。」
「そうだな。堤の言う通り、数の不利があるから、時間を稼ぐのも有効な手段だ。・・・実際、仕掛け始めた・・・。が狙いは別のところにありそうだぞ。」
「風間さん?それはどういうことでしょうか?」
モニターではバイパーで攻撃し始めた浅上隊員が表示されている。
そして、相手も反撃にうつり・・・そして、それが迎撃された。
「なんと、浅上隊員。シールドではなくバイパーで間宮隊3人のハウンドを迎撃。被弾を避けました。」
「でましたね。浅上隊員がC級の時によく使っていた技ですね。たしか・・・フレアと名付けてましたね。」
「・・・フレアですか?」
「フレアか。なるほど。ハウンドの自動追尾を利用して迎撃したのか・・・。いや、それだけではなさそうだな。何か他にも種がありそうだ。」
「堤さんは知ってたんですね。」
「C級の訓練を担当していた時に見ましたね。今期の新人は目を引くほど優秀な人がそれなりにいますからね。あのフレアはシールドと違って確実に防げない代わりに、うまく迎撃すればシールドでは防げない攻撃も防ぐことができるそうです。」
「弾道を遅くして建物ごしに撃っているから精度は悪いが何しろ3人分だ。みたところ浅上隊員のトリオン量は上位に位置するがそれでも防ぎきれないリスクがあるからのフレアだろう。」
「なるほど。風間さん。ありがとうございます。」
「あぁ。それから・・・これからもっと場面が動くぞ。浅上がなにやら動きだした。」
「動き・・・?」
モニターでは浅上隊員と間宮隊が建物越しに射撃戦を行っている。1対3とはいえ、バイパーとハウンドでの性能の差や隊員の力量からどちらも有効打には至っていない。
「今のところ射撃戦は互角といったところでしょうか・・・。そのうち距離が詰められるでしょうから、そうなると遮蔽物の有利がなくなり、数で劣る浅上隊員が不利になりそうな展開ですね」
「普通ならそうだが・・・どうやら違うようだ。」
突如爆発が起き、間宮隊の一人がベイルアウトする。
「あ~っと!!爆発!?これはいったい・・・。そして鯉沼隊員がベイルアウト!!」
「爆発・・・。メテオラを使った様子ではありませんでしたね・・・。ということは・・・。」
「あらかじめ設置していたメテオラトラップだな。しかもスパイダーで起爆するタイプだな。」
「なるほど。ありがとうございます風間さん。間宮隊の3人はバイパーに注意をひかれすぎてメテオラトラップのほうに引っかかってしまったのですね。浅上隊員、いえ、明野隊は今回が初のランク戦なので知らなかったというのも大きかったのでしょうが、ここで一人ベイルアウトは間宮隊にとって痛手ですね。
「この先もメテオラトラップが仕掛けられてるでしょうから迂闊に近寄れなくなって距離を詰められにくくなり、遮蔽物を有効に活用できる浅上隊員有利へ状況が変わりますね。」
「堤の言っていることはその通りだが、バイパーに注意をひかれすぎて引っかかったというのでは少し、説明が足りないな。浅上隊員は足元のワイヤーに気づかれないようわざとバイパーの弾道を上空から襲うように設定して注意の上に引き付けていた。」
「確かに上から攻撃が気続けているとどうしても足元がわの注意がおろそかになってしまいますね・・・。なるほど。
そして、浅上隊員たたみかける!!バイパーとアステロイドによるフルアタック!!
間宮隊の二人はシールドでしのいでいますが・・・」
「あれは、長くはもたないな・・・。」
「ですね。バイパーが相手だとどうしてもシールドは広げざるを得ませんからね、集中シールドならバイパーの弾道を拡散させて、シールドを広げたら弾道を収束させて一転突破。間宮隊の二人のトリオン量は平均レベルですから・・・押し切られますね。」
その言葉の通り、シールドを破られさらに間宮隊の一人がベイルアウトする。
そして・・・
そのまま次の攻撃で勝敗が決した。
「なんと浅上隊員、フレアでの迎撃と同時に間宮隊長へ攻撃。間宮を貫いた!!フレアは攻撃と防御が同時に行えるというメリットもあるんですね。
っとと。そして間宮隊長もベイルアウト!!試合終了です!!なんと、完全試合!!今回ランク戦初参戦の明野隊による完全勝利。スコアは生存点の2点を加えて8対0対0!!これはボーダーにも新たな風が入ってきたということでしょうね。」
お久しぶりです。
ワールドトリガー連載再開しましたね。
ランク戦楽しみです。東さんを倒せるイメージがわきませんが・・・どうなるのでしょうか。とても楽しみです。