私たちもA級隊員めざしたい。   作:rerimeru

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祝勝会

「それじゃあ、初勝利を記念して・・・」

 

「「「「かんぱ~~い!!!」」」

 

カツンっとコップをぶつける音が鳴る。

 

私たち明野隊はランク戦での初勝利を祝ってささやかながらラウンジで祝勝会を開くことにした。

 

もちろん飲み物はソフトドリンクである。

 

「いや~、完全勝利は幸先がいいね。みんな、お疲れ様。」

 

「村中さんのサポートも助かったよ。私の射撃の精度いつもより上がってたし。」

 

「僕も、明野の観測もあってだけど正確な相手の位置情報と地形情報のおかげで壁越しに旋空当てられたしね。助かったよ。」

 

「えへへ~。ありがと。」

 

「出だしは文句なしって感じだな。まぁ運が味方してくれたってところも多いけどな。そうだろヒロ?」

 

「雅樹の言う通りだね、最初の転送位置と私の狙撃が命中したのは運がよかったな。けど、次の戦闘からはあまり期待はしないようにしてくれ。さすがに警戒されたらその分当てにくくなる。」

 

「それもそうだな。」

 

「風間さんからも次の戦いでうちの隊の真価が問われるって言ってたからね~。頑張らないと。」

 

「そういえば次の相手ってもうわかったの?僕は知らないんだけど・・・」

 

ふと疑問を感じた椿が聞いてくる。

確かに気になるところだ・・・

 

「一応決まり次第隊長である俺のところに連絡が入るようになってるみたいだけど、来てないからまだ決まってないっぽいな。」

 

「そっか、わかったら教えてね。」

 

まだ決まっていないのか・・・。だがまぁランク戦の日程からかんがえるに今日明日でわかるだろう。作戦を考えておかないと・・・。

 

「おそらくだが・・・次の相手はB級中位のところの2つあるいは3つのチームと戦うことになる。全員がそれなりに強いか、A級クラスのエースポジションが一人いたりという強い相手になると思われる。油断はするなよ。」

 

「わかってるわかってる。一回かっただけで次もかてるとなんておもってねぇよ。」

 

「油断大敵って意味だと浅上のほうこそ次以降の戦いは気をつけなよ。」

 

椿が私に注意を促してくる。確かにそうだ。

 

「そうだね。スナイパーでほっとくとスパイダーで罠だらけの巣を作る人なんて先に狙われるにきまってるからね。」

 

「まぁ、そのあたりはいろいろ考えてみるよ。」

 

と話していると・・・

 

 

「よお。初勝利おめでとう。見てたぜ。」

「「おめでとうございます。」」「おめでと~。」

 

柿崎隊の人たちが通りかかり、声をかけてきてくれた。

 

「柿崎さん。それにほかの方も・・・ありがとうございます。」

 

「桔梗ちゃんも久しぶり~~元気してた?」

「はい。宇井さんもお元気そうで何よりです。」

 

「しっかし、浅上。お前のところの戦闘員はみんな奇抜というか大胆だな。」

 

「ははは・・・確かに認めます・・・。」

 

シューター、トラッパー、スナイパーを初回のランク戦から兼業する私。

4刀流の雅樹。確かに大胆な戦闘員ばかりだ・・・。否定できない。

 

「一応僕は堅実なスタイルだとおもうんですけど・・・」

 

椿が反論するが・・・

 

「堅実な奴は初回から壁越しに旋空弧月なんて撃たねぇよ。まぁトリガーの構成が一番まともそうなのは確かだけどな。」

 

「桔梗ちゃんもこの人たちのサポートじゃ苦労するでしょ~」

 

「いえいえ、楽しんでやってますから。」

 

「・・・・村中さん。できたら苦労するということを否定してもらいたいかな」

 

「・・・あは♪」

 

笑顔でスルーされてしまった。

 

まぁ他の人とは違う支援が必要になるし、私のように戦術の幅が広ければそれだけオペレーターの負担が増える。他より苦労を掛けてるのは事実か・・・

 

「あんまりオペレーターの仕事を増やしすぎるなよ。オペレーターも大変だし、結果的に自分たちも危なくなるぞ・・・。」

 

柿崎隊長からのありがたい助言。気を付けないと・・・。

 

「わかりました、忠言ありがとうございます。」

 

「なに、きにすんな。お前らが強くなってくれればその分だけ街を守れる。これからも頑張ってくれよ。さて、それじゃあ俺たちはもういくよ。次の試合も楽しみにしてるぜ。戦うことになった時は容赦はしないけどな。」

 

「はい。その時はお手柔らかにお願いします。」

 

そうして、柿崎隊の人たちと別れ、その後しばらくして祝勝会はお開きとなり、本日は解散となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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