私たちもA級隊員めざしたい。   作:rerimeru

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観戦ルームサイドは武富桜子視点です。




初ランク戦 ラウンド2 当日

雪下さんのことは気になるけれども、次のランク戦が迫ってきている。

それも那須隊が相手だ・・・。

 

生半可な作戦では勝てないだろう・・・

もう少し対策を考えなければ・・・・。

 

 

―――試合当日 観戦ルームサイド―――

 

 

 

「ボーダーの皆さんこんにちは!!海老名隊オペレーターの武富桜子です。

 

ランク戦ラウンド2 昼の部を実況していきたいと思います。さて、本日の解説は『・・・とおもうじゃん?』でおなじみの三輪隊の米屋先輩。そして、もう一人は座右の銘は千発百中。太刀川隊のシューター出水先輩。」

 

「「ども~~」」

 

先輩方二人が手を振り、ギャラリーに対して挨拶をする。

 

「という槍バカ、弾バカコンビに来ていただきました。本日もよろしくお願いします。」

 

「「おいおい。」」

 

突っ込みを入れられますが私は気にしません。実況を続けていきます。

 

「さて、今回の対戦のカードは明野隊、那須隊、諏訪隊のみつどもえの戦いですが・・・お二方はどうみますか?」

 

「ん~、そうだな。実力的に那須ちゃんが頭一つ抜けてるし、後の2隊がどう戦うかって感じか?あとは明野隊が何してくるか興味あるな。」

 

「俺も明野隊には気になるな。この前おもしれーことしてたし、今回もきっと那須隊を意識して行動してくるんじゃね?」

 

米屋先輩と出水先輩がそれぞれ返してくれる。ふむふむ。

 

「では今回の戦いの要は那須先輩と明野隊の行動ってことでしょうか?マップの選択権も明野隊にありますし、前回同様明野隊が試合の流れを握る・・・といったところですか?」

 

「・・・とおもうじゃん?」

 

さっそく米屋先輩の口癖がでました。どこか間違っていたのでしょうか。

 

「といいますと?」

 

「たぶん・・・だけどな。そろそろマップが決まるから見てみな。」

 

私はモニタをみます。そして、マップが選択されました。

 

「マップが選択されました。明野隊が選んだのは・・・市街地D!!

市街地Dというと・・・大通りとそれに面した大型のショッピングモール施設のあるステージですよね?」

 

「そうだな。建物が大きいから屋内での戦闘が起きやすいステージだ。ざっくり言って、建物のなかならアタッカー有利、大通りでの戦いなら弾トリガーが有利ってところだな。」

 

「気を付けねーといけないのは・・・建物がでかいから縦が広い。だからレーダーで近くても見つからないってことがあることと、バッグワームで隠れあいになるとメテオラであぶりださねーと見つけにくいってとこだな。」

 

米谷先輩が続けてマップの解説を、出水先輩が補足をしてくれた。

 

「マップの解説ありがとうございます。ということは・・・どのような展開が予想されるのでしょうか?」

 

「諏訪隊はガンナーの二人の銃が散弾銃だから近いほうが戦いやすい、だから建物の中での戦いをしたい。反対に那須隊はスナイパーが戦いやすい外で戦いたいってところか。」

 

「明野隊はまぁ中が有利ってところか。アタッカーが二人だからな。那須ちゃんと浅上はシューターだけど二人のメイントリガーはバイパーだし、中でも外でも大丈夫ってところじゃねーの?」

 

明野隊、諏訪隊は中で戦いたい、那須隊は外で戦いたいと・・・。

なるほど・・・。

 

 

「それなら今回は激しい屋内戦が期待できそうですね。」

 

「ま、普通ならな。」

 

出水先輩が意味深につぶやいた。少し踏み込んで言葉の続きを聞きたいけれどもう転送時間だからその時間がないのです。ランク戦が始まってしまいます。

 

「なにやら、先輩方が意味深な顔をしていますが、まもなく転送開始です。それでは・・・ランク戦ラウンド2。・・・スターーーート!!」

 

 

 

 

―――明野隊サイド―――

 

「さて、作戦を確認するぞ、初期位置しだいにはなるけど、熊谷先輩とあと可能なら日浦さんを雅樹と椿が仕留めてくれ、私はその間那須先輩を相手に時間を稼ぐ。多分諏訪隊がこっちに来るだろうからうまく使って一緒に足止めできるように頑張るさ。」

 

「了解だよ。なるべく早くいくから頑張ってね。」

「だな、早々にベイルアウトとかはやめてくれよ?ヒロ。」

 

二人はそう返事をした。

 

「村中さん、私のサポートと、スナイパーの警戒をよろしくね。」

 

「おっけー、まかせて。浅上君も頑張ってね。」

 

作戦上、私のサポートを優先してやってくれることになっている。

この作戦を立案したのは私だ。そう簡単に落ちるわけにはいかない。

 

私がどれだけ時間を稼げるかが要だし、うまくやらないとな。

 

 

 

―――諏訪隊サイド―――

 

「市街地Dかよ。めんどくせぇ。」

 

「まぁまぁ諏訪さん、うちの隊に有利なステージなんですから。」

 

「小佐野先輩。メテオラのセットお願いします。」

 

「はいは~い。すわさんとつつみんにもセットしとくね」

 

 

―――那須隊サイド―――

 

「先輩どうしましょう~~~。私も中に入ったほうがいいですか?」

 

「落ち着きなさい茜。まずは相手の出方を見てからよ。」

 

「そうよ、茜ちゃん。それに作戦の方針は変わらないわ。私が明野くんと椿君を、くまちゃんが浅上君を、茜ちゃんがサポート。いい?」

 

「二人にメテオラ入れておきました。頑張ってください。」

 

 

 

―――――――――――――

 

 

ランク戦ラウンド2

 

ステージ 市街地D

 

時間帯 夜

 

天候  大雨

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