―――観戦ルームサイド―――
「おっと、話が長くなったけど、桜子ちゃん、状況が動くぜ?」
出水が武富に話しかける。
そして諏訪隊の3人がマントをまとった。
「諏訪隊の3人がバッグワームを起動!!奇襲をしかけるつもりだ!!」
武富の実況が響く。
「ま、明野隊と那須隊がやりあって、諏訪さんたちは手が空いてるからな、横やり入れに行くのは当然だな。」
「明野隊と那須隊にしてみればどっちに来るのかわかんねーし、奇襲が入る前に終わらせようとして、動きが出てくるはずだぜ。明野隊の隊長も味方に合流しそうだしな。」
米屋、出水が続ける。
そして、
「おっと~、ここで明野隊長もバッグワームを起動した!!熊谷隊員に奇襲を仕掛ける準備に入った!!いや!!動かない!!そのまま椿・熊谷両隊員の近くで潜伏。これはいったい!!」
「へぇ」「ほぅ」
解説の二人が感心したようにうなづく。
「あの、お二方?明野隊長のこの行動にはどういった意味があるんです?」
「わりぃわりぃ。端的に言えば、諏訪隊への妨害と熊谷ちゃんの意識を散らすためだな。あのまま合流してれば熊谷ちゃんは落とせたかもだが諏訪隊から奇襲をそのまま食らう。
けどあそこで隠れてたら諏訪隊も熊谷ちゃんも奇襲を警戒しないといけないから諏訪隊は足が鈍り、熊谷ちゃんは気が散る。いいかんじのいやらしい動きだな。」
「まだランク戦2回目だってのにいい立ち回りじゃん?けどま、今回は相手が悪かったな。」
モニタを見ると諏訪隊は足を緩めることなく椿、熊谷のもとへ向かっている。
「出水先輩?諏訪隊の3人は気にせずに向かっているように見えますけど・・・?」
「諏訪さんだからな、奇襲っても明野一人だし、椿をそのまま狙えば出てこざるをえない。そこを迎撃すればいいって考えだろうぜ。リスクよりメリットをとったってことだな。」
「なんと・・・さすが諏訪隊長。すごい度胸だ!!!」
そして、
モニタでは椿が熊谷を押し切り、旋空を発動しようとしていた。
「椿隊員、渾身の引き胴!!剣道有段者はダテじゃない!!」
「あれはいいのが入ったな。っと」
「しかし、熊谷隊員、ただでは終わらせない!!捨て身で日浦隊員とのコンビネーション攻撃だ。いい連携が取れている!!」
「十分に連携が取れてないと味方にあたる可能性もあったからな。
残心とってたとはいえ、椿も驚いて反応が遅れたな。」
「熊谷隊員の攻撃が入って椿隊員左腕を持っていかれた~~!!しかし、倒れこんでしまった熊谷隊員を椿隊員が反撃にかかる。
これは、距離を詰めるのではなく、旋空だ!!確実に仕留めに入る!!
そして、椿が旋空を放つ瞬間、諏訪隊が攻撃に入る。
「ここで諏訪隊の奇襲~~~!!漁夫の利を狙ってきた!!」
「あわよくば2点とろうっってこったな。防がれたみてーだけど。」
「2人とも諏訪隊の奇襲を防ぎ切った!!諏訪隊の奇襲決まらず!!」
「近くで隠れてた明野がうまく二人を守ったな。」
「え、二人ですか?」
米屋の発言に武富が聞き返す。
「あのままだと熊谷ちゃんが落ちて諏訪隊に点を取られてた可能性があったからな。同じ隊の椿だけでなく、熊谷ちゃんにもシールド張ってガードしてたぜ。」
「なんと、、、そんなことが!!明野隊長、素晴らしい判断力だ!!」
そしてそのまま、熊谷隊員がベイルアウト!!椿隊員はグラスホッパーを起動。日浦隊員のもとへ向かう!!
残った明野隊長は諏訪隊の3人へ攻撃。旋空を仕掛け笹森隊員の片腕を奪った!!
諏訪隊は3人で明野隊長に戦いを挑むかと思われたものの諏訪隊長が二人を残して椿隊員を負って離脱!!1対2の戦いが起きようとしている!!!」
立て続けに起こった出来事に対して武富が実況を入れていく。熱が入って声が大きくなっていたこともあり、やや息切れも見られた。
しかし、すぐさま息を整えて2人に聞く。
「しかし、諏訪隊は3人で戦ったほうがよかったんじゃないですか?」
「椿のあの負傷じゃ日浦ちゃんを仕留めきれるとは限らねーし、やれたとしても残った椿は浮いた駒だ。取りに行くのは全然ありだぜ」
「それにだいぶ距離もつめられてたし。散弾じゃ味方にあたるかもだ。だからま、分かれて当然だな。」
「なるほど。ありがとうございます。
さぁ那須隊の一人が落ちて明野隊、諏訪隊にも負傷者1名ずつ。戦闘は現在も過激に行われております!!目が離せない展開が続く!!」
今日はここまで。
最近ちょくちょく感想きてニヤニヤしてます。
訂正 感想いただけてうれしいです。
読みにくいところ、違和感などはあると思いますが今後もお付き合いいただけたらと思います。
私信
今週(今月?)の最新話見る限りでは
カゲのSEってどこを見られているかとかもわかるみたいですね。
・・・少し予定が狂ってしまった・・・。