私たちもA級隊員めざしたい。   作:rerimeru

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3つの課題 +おまけ(バイパーナックル)

それからは不毛な戦いが続いた。

 

私のバイパーは30メートル以上離れたところからは当たらないし、15メートルまでは当たっても致命傷には至りにくい。

 

だから最後には初戦のように多分割広範囲の攻撃で雅樹をしとめることになるが、致命傷を避けられないとなると雅樹は弧月を投げてきたり、かまわず特攻を仕掛けてくる。

 

投げられたところで急所に当たらなければこちらの勝ちだが距離が近いこととトリオン体で身体能力が上がっているためになかなかよけにくい。

 

結果は3勝1敗6分け

 

勝ちはしたもののあまり誇れない・・・。

 

「なぁお前の最後のたくさん撃ってくるやつ反則じゃね?シールドなかったらさすがに防げねぇよ」

 

「正直私もそう思う。結果的には私の勝ちだけど、雅樹がシールド持ってたら負けてたのは私だったろうからな。」

 

「だよな・・・だからポイ・・・」

「けどまぁ勝負は勝負、ポイントはありがたくもらっていくな。」

 

「うわ、ひどっ。俺のポイント~~~」

 

「悪いね、雅樹。」

 

「B級にあがってシールド持つようになったら覚えてろよ。」

 

「はいはい、その時は私のフルアタックを見せてあげるよ。でだ。雅樹、今度はポイント変動なしでやらないか?私は広範囲攻撃やめるからお前も捨て身や投げるのなしで」

 

「ん?あぁいいぜ。俺もバイパーにはなれときたいからな。」

 

「助かる。実戦と的あてじゃあどうにも勝手がちがう」

 

雅樹と戦って私の課題は大きなもので3つ

1つ25メートル以内まで近づかないと当たらないということ。

2つ20メートル以下では設定しておいたパターンの弾道でたたかうしかないということ

3つ目視して弾道を打たないと当たらないこと。

 

1つ目はシューターの有効射程としては短すぎる。50メートル先の敵には充てられるようにしないと。25メートルならシールドで距離を詰められて終わりだ。

 

2つ目はまぁだんだん慣れていくしかないか。とにかく練習だな。

 

3つ目も慣れといえば慣れなのかもしれないけど。もう少し弾道を相手に合わせて設定しないとな・・・。那須先輩は相手を見ずマップを見て建物や塀の影から攻撃していたが私は直接目視していないと正確な弾道が引けない・・・。ランク戦の時にはオペレーターがいるということもあるだろうが個人ランク戦でもやっているからな。私もできるように頑張らないと・・・。

 

 

――さらに10戦――

 

結果 浅上博雅 2勝  明野雅樹  5勝  3引き分け

 

 

「引き分けはシールドがあったら私が負けていただろうから実際だと2勝8敗あたりか・・・」

 

「いや、途中からあったお前のバイパーナックルはシールド割られるかもだから実際は俺が6,7勝あたりじゃね?」

 

「まぁそうかもだがあれ多分B級以上のアタッカーにはなかなか決まらないと思うぞ。まぁ近接の攻撃手段が待ったくないよりかはましか・・・。けど少なくともあれは近接戦に持ち込まれた時の非常手段だからな。まずは中距離で仕留められるようにならないと。弾道をもうすこし相手に合わせて設定していくようにしないとだな。」

 

「だな。64分割じゃない限りはまだよけられなくもなかった。多分椿なら自分に当たる弾見極めて切ってくるだろうから致命傷はほぼほぼ避けてくるだろうよ。」

 

「まじか・・・椿そんなに強いのか」

 

「おうよ、昨日の段階で勝率8割はいってたな。ポイントも結構稼いでた。特に相手もブレードトリガーならC級で敵はいないんじゃないか?」

 

「私たちも置いてかれないようにしないとな」

 

「あぁ。」

 

B級に上がるためなら雅樹にやったように近距離で多分割したバイパーをぶつければかなりの勝率が得られるだろうけどそれだと中距離戦の能力が身につかない・・・B級に上がったところで負けるだけだろう。C級のうちに地盤を固めておかないとな・・・。

 

「まぁ、とりあえず今日のところはこのあたりにしとこうか。ほかの人に対戦挑んでくる。」

 

「俺もそうするよ、がんばろうぜ。」

 

「あぁ。」

 

 

 

 

 

――おまけ   バイパーナックル  

 

「くっ、外したか。」

「もらったぜ!」

 

15メートルの距離で放ったバイパーで致命傷を与えられず残り5メートルまで詰められた。弾道設定もパターンを選択する時間もない・・・

どうすれば・・・

 

そうだ!!

 

「くらえ!!バイパーナックル!!」

 

バイパーを拳の先に展開。分割なし威力99、弾速0,5 射程0,5

これを直接叩き込めば!!

 

「ちょっ!!マジか!!」

 

 

私は胴体を真っ二つにされたが、最後に上半身が吹き飛んだ親友を見た・・・。

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