視界の端に光の帯が見えた。
雅樹がやられたか・・・。
これで残りは私と那須先輩、それに諏訪隊の3人。
人数の上では不利だが・・・
「雅樹!村中さん!諏訪隊の3人のダメージは?」
那須先輩の攻撃をシールド、フレアを駆使しながら確認する。
「諏訪さんが無傷、笹森君が右腕、左足欠損それとかなりダメージ入ってるよ。堤さんは右腕欠損とあと左腕にも深いのが入ってるね。」
「諏訪さん以外はダメージがでかいから逃げられる前なら十分に落とせる。いけるか?」
2人からの返事。これならまだ勝ちの目は十分に残っている。
諏訪隊のところへ移動を急ぐ。
状況が1対1対3になっているから那須先輩もターゲットを私から諏訪隊に切り替えたみたいだ。
たまにけん制目的の攻撃が来るだけだから
諏訪隊の二人に逃げられる前に追いつける。
と考えている間に遠目に視認できた。
那須先輩も確認できたらしく、キューブを展開している。
このままある程度距離を詰めれば仕掛けるつもりだろう。
けど、射程距離ならこっちのほうが上だ。
ライトニングを生成し、笹森に狙いをつける。
その次は両腕の死んでいる堤さんだ。この二人はここで落とす。
そして私は引き金を引いた。
ビギュン!ビビギュンッ!!
3発続けて放つ。
ガガギンッ!!バシュッ!!!
2発シールドで防がれたが一発は右足へ当たった。
あの傷ならベイルアウトは避けられない!!
体に亀裂が入り始めている。
続けて堤さんを・・・
狙いをつけようとした瞬間、諏訪隊の周囲から何かがきらりと光った。
そして、
ドゴォォゥゥォン!!
直後に爆発が起きる。
同時に光の帯が見えた。
「っ!!メテオラ?爆破用のやつか!!」
爆炎で視界が遮られる。スコープから視線を外したところで、
バイパーがこちらに飛んできていることに気づく。
笹森もベイルアウトしたようだが、それに思考をさく暇がない。
バシュッ!ギギギン!!
とっさにシールドをはりつつ回避を試みるが、左腕に被弾。
伝達系を損傷しみたいで満足に動かせない。移動しながらの射撃はもう無理そうだ。
続いて追撃がくるが、フレアとシールドでしのぐ。
何発かかすめるもののダメージはまだ無視できる。
諏訪隊への距離をつめつつ那須先輩に応戦していると。爆炎が晴れる。案の定、堤さんの姿が消えていた。
両腕が死んでいたし、メテオラがあるとはいえ、本職のシューター相手にそれで戦うのは不利と判断したからだろう。
諏訪さんも隠れる可能性はあったけれど、残って堤さんが逃げる時間を稼ぐことを選んだようだ。
これで、実質1対1対1。
少し予定は狂ったけれどまだ想定内、諏訪さんと協力して那須先輩を倒せば・・・。
諏訪さんも私より実力のある那須先輩を先に狙うはず。大丈夫、うまく立ち回ればいけるはずだ。
諏訪さんが那須先輩に狙いを定める。
いまだ、
「決める!」バイパーとアステロイドを展開。
那須先輩の逃げ道を防ぐように打つ。
タイミングは問題ない。諏訪さんの攻撃と合わせればシールドを間違いなく貫通する。
どこまでダメージが入るかはわからないけれど、このままたたみかける。
追撃のイメージを固めようとしたところで、
――ショットガンの銃口がこちらへ向いていることに気づいた。
「悪いな。ルーキー。そう毎回思い通りにいくと思ったら間違いだぜ。」
ズドォゥン!!
フルアタックの途中だったために防ぐ手段がなかった私は。そのまま弾丸に
貫かれた。
『トリオン体活動限界 ベイルアウトします。』
そしてそのままベイルアウトした。
感想の返信で今回で終わらせる予定と書きました。
が
もう少しだけ続きます。
一気に書くつもりだったのですが
ちょっといろいろ立て込んでしまい書く時間が取れなかったので分けることにしました。
更新遅れてしまいすみません。