転生先の世界で皇帝やってみた   作:腹痛元帥

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一章
1話


「どうしてお前は何度も同じミスをするんだ!いい加減にしろ!」

「申し訳ありません!申し訳ありません!」

・・・・・相変わらず毎日が憂鬱だ。

(同じことをし、同じことで怒られ、その無限ループだ。

手伝ってほしいと周りのみんなに助けを求めたら、みんな避ける。

入社したての頃は仕事をすることが楽しみだったが、自分の無能さ企業のブラックさ、人間関係、全てがダメだ。早くこの環境から脱したい。)

「・・・・・異世界に転生したらこんな苦痛はないんだろうなぁ...」

 

 

 

〜数時間後〜

 

 

 

終電ギリギリに仕事を終わらせることができた俺は、家に帰ることにした。

「はぁ〜やっと終わった〜。俺はこの仕事が向いていないのか?もうやめようかな.....」

俺は歩きスマホをしながら、ブツブツと独り言をつぶやき、そうしている間に家に着いた。

(・・・・・猛烈に眠いからもう飯を食べずに寝るか)

そのまま睡魔に身を委ねることにした。

 

 

 

目の前に青空が広がっている

「俺の部屋の天井に青色なんてなかったぞ...」

起き上がってみると白い床の上に直接畳が置いてあり、その畳の上に丸いテーブルが、棚が、液晶テレビがある。そしてお爺さんがこちらを見ている。

「なんなんだここは.....」

「ここは天界じゃよ。」

「・・・・・へ?」

「だからここは天界じゃよ。」

 

 

 

意味がわからない

「俺は部屋で寝ていたはずだが?」

「そうなんじゃが、ワシの後ろにある木を見てくれ。」

大きな木だ。屋久杉を超えるんじゃないか?と思うほどの大樹だ。

「でかいな。それに光の玉が木の周りを飛び回っているが?」

「あれは大樹の子と呼ぶんじゃ。現世に生きている全ての生き物の命をあれで表しとるんじゃ。ワシはあの木の管理者じゃ。」

 

 

 

「・・・・・あんたって何者なんだ?」

「ワシはこの世界をこの大樹と下界を支配している神じゃ」

「そうかい。・・・・・って、えぇぇぇえぇぇぇえぇぇぇ!?」

(は!?意味がわからない!神ってこのお爺さんが!?というか下界って何をいっているんだ!?)

「ほ、本当にあんたは神なのか.....?」

「そうじゃ。」

「・・・・・じゃあ、何で俺がこんなところにいるんだ?」

 

 

 

そう聞くとお爺さんが俺に向かって勢いよく土下座をした。

「その節は本当にすまんかった!」

「・・・・・へ?」

「ワシが不注意でお主の命の子を踏み潰してしまったんじゃ!」

「えぇ.....」

(そんな理由で俺は死んだのか!?まぁ友達も家族も恋人もいないし、こんな生活に嫌気がさしてきたからいいんだけど。)

「一応、ストレスによる虚血性心疾患で突然死したって言うことにしておくんじゃが.....」

「ま、まぁ現世に未練は無かったら別にあれこれ言うつもりはないんだけどね」

「ほ、本当か!?」

「ああそうだ」

「せめてものお詫びとしてなんじゃが.....」

「ん?」

「お主、異世界に興味はあるかな?」

 

 

 

「え?異世界?まぁそういったラノベはよく読んでたし、そういう系統のゲームはよくやってたから、それなりにある。」

「じゃあこんな異世界はどうじゃ?」

「ん?どういうことだ?」

「せめてものお詫びとして異世界に転生してやろう。」

「マジか!異世界に転生して自分の思うがままに生きることができるのか!?」

「まぁそうじゃな。お主の思うがままに転生してやろう。どういった転生をしたいんじゃ?」

「そうだな.....じゃあ皇帝になりたい!」

 

 

 

「・・・・・勇者じゃなくてか?」

「ああそうだ!それも大国と言えるような国の皇帝になりたい!勇者とか動くの面倒だからな。」

「お、おう。何故それに転生しても聞いていいかな?」

「よくストラテジーゲームが大好きだったんだよな。だから国家を指導してたいというのは少なからずあったんだ。あと、皇帝っていう響きがかっこいいからね。」

「わかった。ならば、転生先の世界でどの国の皇帝になりたいんじゃ?」

 

 

 

神さんから地図が渡された。

その地図はどうやら俺が転生するグランディアスという世界の地図のようだ。

その世界地図はヨーロッパや西アジア、サハラ地域などが描かれていた。

 

 

 

「この地図に載っている世界の状況は生前の世界と変わってないのか?」

「地理的な環境は似ているが、時代が近世だったり、魔法が存在しておるよ。ドラゴンなどRPG要素が強いんじゃ。」

 

 

 

この世界地図に載っている国々は生前の世界の第一次世界大戦前のイギリスにフランス、ドイツ、オーストリア、オスマン帝国、ロシア、イタリアとだいたい同じ国々が描かれている。

 

 

 

「どうじゃ、決まったか?」

「ああ。決めた。俺はこのドイツっぽい国のヴァインツブルク帝国に決めた!」

「了解した。ほかに何かあるかね?」

「そうだな。確か転生先の世界には魔法があるんだろ?だったらその能力をめっちゃ強くしてくれ!」

「めっちゃ強くするって言うとどのような強さを求めるんじゃ?」

 

 

 

そういうと、国選びの時みたいにまた紙を渡された。

その紙には火・氷・風・土・雷・聖・闇の7属性があり、どれに秀でるか、及び修得者が極端に少ない古代魔法も紙に書かれている。

(もう考えるの面倒くせーや)

 

 

 

「全部で」

「ファッ!?」

「全部で」

「りょ、了解した.....」

「これで設定は終わりか?」

「設定って.....まぁ一応これだけなんじゃが、転生した時の年齢がどう頑張っても赤子になるんじゃ.....スマンのぅ」

「いやいや、これだけやってもらったんだし、赤ちゃんになるんだったら、生前の反省を活かして生きていくよ」

「おお、それはありがたい。じゃあもう準備はいいかのぅ」

「ああ、いいぜ。」

「それじゃあ転生を始めるぞい。」

そうすると神さんは詠唱らしきものを始めた。

 

()(しゅ)よ。願わくば、この者に次なる生を与え給え》

 

「ありがとな爺さん。次の人生は楽しく生きていくよ。」

「そなたの人生を無事に生きることのできるよう。願っておるぞ...」

そうして俺の視界はだんだんと暗くなった。




読んで下さいましてありがとうございます。
グダグダ進んでいるなと思っているのであれば申し訳ありません。
もしよければアドバイスをお願いします。
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