提督の息子って結局は一般人だし、艦娘もほとんど年頃の女の子だし、すなわち一緒に住むと大変です 作:鳥王族
鈴谷たちと別れてから俺は教室に戻り鞄を取り、そのまま家に帰った。
「ただいま」
「おかえりなさい。司さん」
家に入ると海風が出迎えてくれる。
「鈴谷さんに会いましたか?白露姉さんが司さんのこと話しちゃったので鈴谷さん、司さんのこと探してたと思うんですけど」
「ああ、北上と大井。あと鈴谷に熊野か。同じ学年になった子たちは全員会ってな。少し喋ってた」
「そうなんですか。それにしても鈴谷さんってすごいんですよ。スマートフォンとかの使い方とか今の女子中高生の常識っていうんですか?そんなことなんでも知ってるんです。それで、今日、学校行くと鈴谷さんの言ってた通りでとても感動しました。あっ、今日お友だち出来たんです。で、その子に一緒に茶道部に入らないかって勧誘されたんです」
大人しくて見た目より大人びてる感じしてた海風だが学校に感動してのはしゃぎっぷりは年相応のもので見てて微笑ましいものだった。
「そうか、よかったな。入るのか?」
「えーっと、他にも魅力的なのがいっぱいあるので保留にしてもらいました。そういえば、司さんはなにか部活に入っていますか?」
「俺はサッカー部」
「そうなんですか。うーん、体育会系も捨てがたいです」
海風はいまだにうんうん、考えながら部活動のことを考えてる。
そんな様子で海風と一緒にリビング入ると全員が海風と同じように頭を抱えていた。
「なんだこれ?」
「私と一緒で部活動を何にするか悩んでいるんです。みんな、一生懸命悩んでて司さんがカギ開けた音に気づかないほど」
「そうか。ていうか、海風も俺の迎えせずに考えてたらよかったのに」
「私は何だかんだ言って茶道部に半分決まってるようなものなので、それにそろそろ誰かが晩御飯作らないといけませんから」
「あー、そういう家事分担しっかり決めた方がいいかもな。ひとまず、今日は俺も手伝う」
「えっ、司さんは休んどいてください」
海風は遠慮するように断ろうとする。
「家族。なんだろ?じゃあ、協力しあおうぜ」
「そ、そうですね。でも、今日だけです。そういう理屈でしたら司さんは一家の大黒柱、お父さんなんですからドンと構えといてください」
「お父さんか。せめて、お兄さんにしてくれないか。あと、白露にも言ったが無理して敬語は使わなくてもいいぞ。さっきも言った通り家族。俺はお兄さんだから」
「は…うん。えっとじゃあ、これからは司さんじゃなくて兄さんって呼んでいいですか?ちょっと憧れてまして、艦娘にはお姉さんはいてもお兄さんはいませんから」
海風はかなり照れて言う。
「えっと…それは…」
そのお願いを聞いてしまうと将来的に歳下の子に言わせてる変態野郎と思われかねないため許可を出しのに困った。
「ダメ…ですか?」
「まあ、いいか。俺がお兄さんだって言い出したんだし」
顔を赤らめた上目遣いにはどうしても勝てなかった。
「あ、ありがとうござい…ありがとう!兄さん!」
「お、おう。それより、晩御飯作るぞ」
「はい!」
俺と海風は晩御飯の支度を始めた。
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そして、晩御飯が出来てみんなで一緒に食べ終わった時白露が急に俺に向かって言った。
「つっくん!アドバイスちょうだい」
「なんのだ?」
「入る部活決まらないよー」
「そんなの好きなのに入ればいいだろう。ていうか、そういうのは自分で決めるから意味があるんだろう」
「そうだけど…」
「まあ、ゆっくり考えろ」
俺は白露に言うと自分の部屋に行った。
そして、俺が部屋にこもって一時間後、俺の部屋のドアが勢いよく開かれた!
「おい、一応ノック…「みんな決まったよ!」…そうか」
ノックしろとか別に報告しなくていいなど色々言いたいことはあるがとりあえず聞くことにした。
だって、全員が聞いてくれと言わんばかりに目がキラキラしてんだもん。
「で、誰が何に入るんだ?」
俺が尋ねるとこれもわかりやすいぐらいみんなの顔が晴れる。
「えっと、白露は軽音部に入る!」
「僕はソフトボール部」
「村雨はチアリーダー部です」
「夕立はバスケ部っぽい!」
「春雨は家庭科部に入ります。料理とかもっと上手になりたいです」
「五月雨は吹奏楽部に入りたいです」
「海風はさっきも言ったけど茶道部」
「山風は海風姉と同じ茶道部にする。スポーツそんなに得意じゃないし」
「江風はハンドボール部に入るぜ!」
「あたいはテニス部だぜ」
みんなが順番に入る部活を言っていく。聞いたところで悪いが大したことは言えないので1つだけ言っておこう。
「まあ、決まったんなら頑張れ!」
海風に兄さんと呼ばしたいだけの今回プラス彼女らの部活はユニフォーム似合いそうだなという理由しかないです
白露の軽音楽部って完全にあれのあの彼女やん!とか言わないように