えぇ、暑いです。すごく暑いです。
私、汗をかくのが嫌いなのですごく嫌です><
と言うわけで2話目です!どうかご覧下さい!!
それではどうぞっ!
老人4人が向かったのは、隣国まで行く道にある街である。
鬼将「ふぅ、ついたぜ、お前ら。」
額に吹き出した汗を拭いながら言う。
龍馬「こんなもん、隣国くらい、馬車でいきゃあよかったんじゃないかの?」
龍馬もまた、額から汗を垂らしている。
現役の武闘家とはいえ、流石に年には逆らえないようだ。
巖魔「そうじゃが……まぁ準備運動ってことよ……」
あまり疲れていない様子の巖魔。きっと何か魔法をかけているのだろう。
神奈「そうですわね、流石にいきなり魔族との戦闘になるのも
きついでしょうからね……さあさ、先に進みますよ。」
神奈は何故か汗もかかず、楽々な様子だ。
みんなで少し歩いていると、飲み屋のような看板が見える。
鬼将「……っと、いい所に店があるじゃねぇか。
1杯やらねぇか?」
鬼将はその店に指をさして言う。
龍馬「賛成じゃ!いっぱい飲もうぞよ!!」
巖魔「おまえらなぁ、今から魔族と戦うんじゃよ?
そんな事で時間を潰している暇は……」
神奈「いいですねぇ、飲みましょう!!」
鬼将と龍馬は既に、飲み屋の暖簾の前にいる。
そこに小走りで行く神奈。
鬼将「巖魔ぁ、お前はなんじゃったか、先を急ぐんじゃったかの?
じゃあ、先行ってておくれ!!またな!!!」
そういい、3人は飲み屋の中に入る。
巖魔「……お前らばっか卑怯だぜ!!!俺にも飲ませろ!!」
そういい、飲み屋の中に直行する巖魔であった。
鬼将「そんじゃあ!乾杯ー!!!!」
勇者御一行「乾杯ー!!!!」
カウンター席で4人が並び、順番順番に、グラスがぶつかり合い
カランッカランッという音が響く。
そして、それぞれ持っているグラスを口に運ぶ。
ごくっごくっと、聞いていて心地良さすら感じる音が聞こえる。
鬼将「……かぁっ!!!うめぇなぁ!!!」
キンッキンに冷えたビールを喉に流し込む鬼将。
龍馬「ふぅ、やっぱり焼酎に限るぜ……。」
彼の酒焼けした声の原因は、かなりの量の焼酎を飲んでるため、である。
武闘家あるまじき行為ではあるが……。
巖魔「くうぅ、こりゃぁ、いい酒だぜ……魔力が回復している気がする……!」
巖魔は日本酒をぐいっと飲んでいる。ちなみに、魔力回復効果などない。
神奈「いやぁ、皆さんいい飲みっぷりですねー!
見ているこっちまでいい気分になっちゃいますよ!」
酎ハイを飲む神奈。僧侶の割にかなりの量を飲んでいる。
鬼将「かぁっ!!おっちゃん!焼き鳥ひとつー!」
おっちゃん「はいよー!」
龍馬「俺もキムチをいただきまーす!」
おっちゃん「はいよー!」
巖魔「そんじゃあ!俺もチーチク貰うぞ!」
おっちゃん「はいよー!」
神奈「皆さんー、よお食べはりますねー!
それじゃあ、私もコーンいただきますー!」
おっちゃん「はいよー!!!」
その後も元勇者たち……いや、現在もまた
勇者御一行になってしまった彼らの晩酌は続く。
だいぶ酔いも回ってきた頃、ある問題が発生する。
テレビ「皆様!速報です!!魔王軍が最初の国を滅亡させてしまいました!!
隣国、または近くの街に住んでいる方々は早く避難してください!!」
そんな速報を聞いて、居酒屋がざわめく。
帰る者や、電話する者など、様々なアクションを起こしている。
おっちゃん「……ってことは、ここもやべぇんじゃねぇか……?」
鬼将「うぃーひっくっ……ん?速報……??滅亡……?」
ほとんど寝かけの鬼将が首を上げた。
巖魔「何寝とんじゃ鬼将!」
そういい、頭を叩く。
鬼将「……いってぇなぁ!!何すんじゃい……!!」
龍馬「喧嘩はやめんかい!」
神奈「そうですよ?喧嘩なんてしてる暇あったら
隣国の魔族全部倒してからにしてほしいもんですよ。」
鬼将「……ぐう」
鬼将と巖魔は少し反省している。
すると、外から地響きのような音が轟く。
ゴゴゴゴゴゴゴ
おっちゃん「なんじゃ?この音は?」
鬼将「……ちげぇねぇ!魔族だ!!」
酔いがすっかり覚めた様子の鬼将が
勇者の剣を持ち、店から出ていく。
おっちゃん「おい!そこのおっちゃん!!そりゃあ勇者の剣だろ!?
なんでお前さんが……?」
巖魔「……そりゃあ、正真正銘。何を隠そう、あいつが勇者だからな……。」
そう言いながら、幻の杖を片手に鬼将を追いかける。
おっちゃん「……あいつが勇者……!?しかもお前さん!その杖も
幻の杖じゃねぇか……!!本物かよ……!!!」
龍馬「あぁ、あいつらは勇者御一行の1人だな……
もちろん、俺もだが……」
伝説の武具を体に付けて店を出る。
おっちゃん「やっぱり……本物だっ!!」
神奈「強いですからね、あの人たち。でも、もう勇者御一行としての
尊厳なんてものは無くなってますけどね……」
神奈は相変わらず酎ハイを飲んでいる。
あの程度の魔族、彼らさえいれば大丈夫だという確信があるからだ。
そして、店先では……
鬼将「おっと、大量大量。」
100や200では済まない数の、異形の得体の知れない生物が
そこにはいた。人は、これらを全て魔族と呼ぶ。
ドロドロのスライムのような魔族もいたし
人の形をしてはいるが、血まみれになっているゾンビのような魔族も
ライオンや虎などの魔族もいた。
龍馬「まぁ、こんな奴らじゃ準備運動にもなりゃせんがな……」
指の骨をパキパキ鳴らしながら言う。
巖魔「そうじゃな……同感じゃ……。」
既に、巖魔の前には魔法陣が浮かび上がっている。
魔族「グギギギギギ!!!!!!」
呻き声をあげながら、魔族が突撃してきた。
鬼将「来いよ、まだ飲み足りんのじゃ……
……おらぁ!!」
鬼将は勇者の剣を舞うように振り回し、魔族の首をはねる。
魔族「グ、グギギ」
龍馬「いくぞ!勇者御一行と呼ばれた力を見せてやらんとの!!」
龍馬は格闘術、主に足技で魔族の首を折る。
その画は、美術にもなり得るほど美しく強い格闘技で敵を倒していく。
魔族「グエー」
巖魔「武術や剣術で殴るよりも魔法の方が手っ取り早いだろうに……
サンダ〜サテライト〜!」
巖魔は何やら魔法を唱えている。その瞬間、敵の軍勢の上空に
バリバリ……と怪しい雲が見え始める。
巖魔「落ちて来な、そして破壊しろ。敵はそこに、真下にいるぜ。」
その決めゼリフ(笑)を言ったあと、上空の雲から
ゴオオオオン!!!と雷が大量に落ちる。
鬼将「はっはっは!!!お前まだそんな決めゼリフ使ってたんかいな!!
お前もう若くないんやぞ!!!!」
巖魔「……ついでにあいつにも落としてやれ。」
すると鬼将に向かって雷が落ちる。
鬼将「……いってぇなぁ!!巖魔!!!」
巖魔「お前が、俺の1週間考えた決めゼリフを馬鹿にするからだ。」
龍馬「自分でもよく覚えてねぇくせによく言うぜ!!!」
そう、巖魔の決めゼリフは毎回と言うほど変わる。
何故かと言うと、詳しく覚えてないからである。
巖魔「……るっせえ!あいつにも落としてやれ!!!」
そういうと、雷が龍馬に向かって落ちる。
しかし……龍馬は得意げに笑う。
雷が落ちた篭手には雷がビリビリと纏っているではないか。
龍馬「忘れたか?俺の篭手には属性攻撃は聞かねぇんだよ!
はっはっは!!!悔しかったら誰が1番魔族倒せるか勝負するか!?
なぁ!鬼将!!!」
鬼将「いいじゃねぇか!やってやるよ!!!」
龍馬「鬼将はやるらしいぞ!じゃあ、巖魔。
お前が参加しなかったら不戦敗だぞ!!」
龍馬は魔族を効率的に倒すように、煽る。
巖魔「……おうおう!いいじゃねぇか!やってやるよ!!」
そこからの彼らの攻撃で、魔族は瞬く間に姿を消した。
鬼将「……こんだけかよ、ラジオ体操やってる方がまだしんどいぜ……!」
剣についた血を払い、鞘に収める。
龍馬「そうだな、準備運動にもなりゃせんわ」
巖魔「……1番敵を倒したのは俺だな!!うん!!!」
鬼将「……あぁ、そうだな、じゃあ居酒屋に戻るぞ。」
そういうと、居酒屋に一直線、帰っていく。
龍馬「おめでとうよ、ふう、酒だ……」
そんな鬼将についていく龍馬。
残された巖魔は寂しそうな顔をして、こう、言った。
巖魔「魔族はお前らだよおおおおお!!!!」
そう言い、彼も居酒屋に戻る。
鬼将「ただいまぁ!!おっちゃん!ビール!!」
龍馬「おっす!!おっちゃん、焼酎!!」
おっちゃん「おぉ!勇者たち!!随分早かったじゃねぇか!!
まだ3分たってねぇぜ?」
そんな事を言いながら、ビールと焼酎をつぐ。
神奈「あら、少し遅かったわね。さてはまたゲームでも……」
少し遅れて巖魔が来る。
巖魔「……ただいまぁぁ!!!日本酒!!!」
おっちゃん「はいよぉ!!」
巖魔のカウンター席には、手早く日本酒が置かれる。
巖魔「ごくごく……もっとだ!!畜生!!!」
おっちゃん「はいよぉ!!!」
神奈「……さては、またあなたたちは……」
鬼将を睨みつける神奈。
鬼将「龍馬がやれって言いました。僕は悪くないです。」
即答する鬼将。
龍馬「あ、あはは……」
神奈「巖魔が機嫌損ねたらめんどくさいの知ってるでしょ?もう!
鬼将も!あなたも悪いわよ!!」
鬼将「……面目ない。」
龍馬「すいませんでした。」
巖魔「……かぁ!!!おっちゃん!もう1杯!!!」
どうもです!!がじらです!!!
巖魔さん、損ねた機嫌は治りづらいようです。
まぁ、次回には何の滞りもなく進んでいくんですが!
それでは!次回もよろしやすー!!