死神と妖精の尻尾   作:夜月ライト

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今回短めです。


死神の語る真実

ギルダーツ達がグレイの魔法でクジャを拘束した少し後、クジャが目を覚ました。

目を覚ましてすぐに警戒と殺気を出し始めるクジャにギルダーツが話し掛ける。

 

「待て待て、俺達はお前と話をしに来たんだ」

「話だって?卵を盗みに来たんじゃないのかい?」

「だから最初っから言ってんだろ。俺達は卵の護衛に来たギルドの魔導士だ。お前に質問がある」

「...銀竜を檻から出すなら答えてあげるよ」

「グレイ」

「はいよ」

 

クジャの要望にギルダーツはグレイに檻を消すように言う。

グレイが檻を消すと、銀竜はクジャの所へ行き、クジャの後ろについた。

ギルダーツはクジャに質問をぶつける。

 

「で、質問って言うのはだな、半年前に起こったあの村の事件の真相を聞かせてくれ」

「半年前...アレか。もうそんなに経ってたんだ。いいよ、話すさ」

 

クジャはそう言うと銀竜にもたれかかり話し始めた。

 

「半年前、僕と銀竜は今回の様に守竜の卵を盗もうとしていた盗賊を撃退してたんだ。撃退が終わって村に帰ると村が火事になってた。僕達は急いで村に戻ってそこで見たのは村人達がバニラさんを八つ裂きにしている所だった。 バニラさんを殺した後、彼等は守竜の卵の所へ歩き出した。僕は彼等の目に光が無かったから洗脳されてると思って魔法効果を打ち消す魔法を掛けたんだ。そしたら魔法は解けたんだけど、僕の魔力が足りなくて半分の村人は洗脳状態のままになってしまったんだ。魔力が無ければ魔法は使えない、だから、卵を守るには洗脳された人達を殺すしか無かったから、僕達は彼等を殺したんだ」

 

クジャはそう言うと口を閉じた。

ギルダーツ達はクジャの話を聞き、思い思いに思案する。

そんな中、ナツがクジャに近づいてクジャを拘束している氷を溶かす。

それにグレイは怒り、クジャは驚いた顔をする。

 

「ナツ!テメー何やってんだ!」

「あ?別にいいだろ。コイツもう戦う気無いだろうし」

 

ナツの答えにクジャは呆れた様に言う。

 

「はぁ...僕が言うのもなんだけどここで僕が君を襲ったらどうするつもりなんだい?」

「しなさそうだったから取ってやったのに嬉しく無いのかよ」

「そうは言ってないよ。銀竜、もういいよ」

 

クジャがそう言うと、銀竜は小さくなり、クジャの膝の上に乗った。

ギルダーツ達は驚いたり目を輝かせたりしているが、クジャが話しかけて来た。

 

「キミ達は害がなさそうだから少し僕の頼みを聞いてくれないかな?」

「ああ、で、頼みってのはなんだ」

「守竜の卵を近くで守れない僕達に変わって守って欲しいんだ。僕達は村にあまり近づけないから。後の細かい話は銀竜に聞くといいよ」

「銀竜って、その竜だろ?竜と言葉が通じるわけ『通じますよ』え?」

 

ギルダーツ達は突如聞こえた声に周りを見渡したが、どこにも人影が見当たらない。

するとまた声が聞こえた。

 

『目の前にいるんですから、そんな反応しないでください』

 

その声はクジャのいる方から聞こえ、声の方を向いてみると、銀竜がギルダーツ達を見つめていた。

 

「りゅ、竜が喋ったー?!」

「お前すげえ!イグニールみたいだ!」『それよりも、本題に移りたいのですがよろしいですかね?』

「あ、ああ、頼む」

 

銀竜が話した内容はギルダーツ達が依頼された事と同じ事と、また村人に異変があれば連絡を送ってほしいとの事だった。

銀竜達の頼みにギルダーツは了承する。

 

「そんな事なら俺達の依頼だから問題ねぇよ。それに、お前達みたいに強い奴がいてくれた方が俺達も気が楽だしな」

「だが、守竜の卵がいつ孵るのか分からないのが難点だな」

「それなら心配いらない」

『卵は早くて2、3日、遅くても5日後には孵化すると思われます。なので、半年前の敵がまた仕掛けてくるとすればそろそろかと』

「分かった、なんかあったらコッチから1人連絡に送る」

「頼んだよ。じゃあ、僕達は見つかる前に行くよ」

 

クジャ達が去ろうとすると、ギルダーツが待ったを掛ける。

 

「お前、名前は?」

「ああ、そう言えば名乗ってなかったね。僕はクジャ、そしてコッチは相棒の銀竜さ」

「俺はギルダーツ、こっちの女の子がエルザでお前を殴ったのがナツ、半裸がグレイだ」

「うお!いつのまに!」

「気づいてなかったのか、グレイ」

 

クジャはギルダーツ達を見渡した後、今度こそ森の奥へ姿を消した。




相変わらずぐだぐたですなぁ。
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