魔法少女リリカルなのはFechter   作:草ナギ

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いっけね!やっちゃったんだぜ☆
……いや、真面目にすみません。
自分が読みたくて書きました。後悔はないです。
伊達組しか出ないのは純粋に私の好みと、あまり刀剣男子を出し過ぎると混乱してしまうという理由もあります。
因みに題名の「Fechter(フェヒター)」はドイツ語で剣士と読みます。
どうかメンタルがオブラート位の私なので優しく見守って下さると嬉しいです。
よろしくお願いします!


1振り 全てはこの出会いから始まったの!

ある夕暮れ時、そろそろ夜になるといった時間に公園にて一人の少女が居た。

恐らく見た目から3,4歳の年頃だろう。

茶髪の髪をツインテールにした藍色の瞳をした少女。

だが、通常ならもう帰る時間を過ぎているというのに、その少女は帰るそぶりを見せない。

そう、公園にはすでに他の子供達や、保護者達は帰っており少女以外誰もいない。そして、様子がおかしいと思ったらその少女は泣いていた。

ブランコに座り、たった一人で広い公園で泣いていた。

ここに居れば自分の保護者が迎えに来てくれると信じているのだ。

だが一向に誰も迎えに来ない。

それが少女を孤独にさせていた。

だが、

 

「にゃぁー」

 

「……え?」

 

少女の後ろから猫の声がした。

しかも近い。

少女は声が気になり、振り返る。

そこには

 

「ねこさん…」

 

案の定猫が居た。

ただし、まだ大人になりきっていないが子猫というには成長しているだろう。

中途半端な成長をした黒猫だった。

猫は少女に近寄り、足にすり寄ってきた。

頭を撫でれば手を舐めてくる。

首輪をしてるところから飼い猫だろう。毛並みがサラサラで綺麗だ。

猫にしては珍しく人懐っこい猫である。

 

「わぁ……、ねこさん、まいごなの?それとも、もしかしてなぐさめてくれてるの?」

 

そう少女が言うと

 

「にゃぁー」

 

と、一鳴きした。

猫は少女の足に尻尾を絡ませ手をチロチロ舐める。

 

「ふふっ、くすぐったぁい」

 

少女は猫に夢中になり泣いていた事も忘れて笑っていた。

その時

 

「ミツ」

 

少女の目の前、1人の少年がいつの間にか正面に立っていた。

少年は少女と同じ年頃だろう。

褐色肌で濃い焦げ茶の髪にやや釣り目がちな金の瞳をしている。

 

「あ……、このねこさん、あなたのねこさん?」

 

少年はコクリと頷く。

 

「あ、ごめんなさい。でも、ねこさんはなのはにかまってくれてただけなの。おこらないであげて…」

 

少女は猫を抱き上げ、少年に渡そうとする。

だが、少年は受け取らなかった。

 

「ミツが……」

 

「え?」

 

「…ミツが人に懐くのは珍しい。少し、構ってやってくれないか?」

 

「え?いいの?」

 

そう少年がいうと少女は嬉しそうに聞き返してきた。

 

「ああ」

 

少年から猫を構う事を許され、少女はブランコに座り直し嬉し気に猫を構いだした。

 

「あなた、”ミツ”っていうのね。ふふふっ、かわいい」

 

「猫はあまり構い過ぎると逃げるから気を付けろ」

 

「え、でもミツちゃん「ミツはオスだ」ミツくんはこんなにひとなつっこいよ?」

 

「だから、”珍しい”と言った」

 

少女はその言葉を聞くと抱えている猫のとって特別になったみたいで嬉しくなった。

しばらく猫と遊んでいた少女は少年に言う。

 

「……えっと、き、きかないの?」

 

「?」

 

「こんなじかんまでなにしてたーって」

 

「聞いてほしいのか?」

 

「え……、ううん。でも、きにならないのかなって」

 

少女は猫の背を撫でながら気持ちを落ち着かせていた。

 

「慣れ合うつもりはない」

 

そんな言葉が少年から聞こえてきて

 

「そ、そうだよね……ごめ「だが」…?」

 

「”つもり”がないだけで、慣れ合わないとも言ってない」

 

それを聞いた少女は驚いた顔をして少年を見た。

少年は外方を向いている。

 

「……ぷっ、ふふふっ、あははは」

 

少女は笑い出す。

少年の言った言葉がおかしかったから。

 

「それって、とってもおかしいの!」

 

「……ふん。何とでも言え」

 

「わわ、おこらせちゃった?ごめんなさい!」

 

「……良い、気にするな」

 

「あ……、う、うん」

 

少年が優しく言うと少女の顔が赤くなる。

微笑んでくれた訳ではないのに声だけが優しかった。

それだけでも少女は嬉しかった。

最近、家庭の事情により家はピリピリしていて余裕がなく少女に構ってくれるハズの家族は少女を見ない。いや、みれないと言っておこう。

だからか、少女はなんとなくこの少年に自分が言いたい事を聞いてほしいと思った。

 

「あの、もしよかったら、おはなしをきいてほしいの……」

 

そう言うと隣のブランコに手でポンポン叩く。

少年は黙って指定してきたブランコに座り少女から見ても少年は話を聞く体勢に入っている。そういうところもとても嬉しいと感じる。

曰く

 

・父親がとある仕事で大怪我し、入院して目が覚めない。

・家は喫茶店を経営していてそれなりの人気店の為、母親と姉は大忙し。

・兄は何処に居てもピリピリしていて怖い。

 

というのだ。少し省略しているが大まかにはこういう状態らしい。

それを聞いた少年は

 

「話はしたのか?」

 

「え?」

 

「その話からしてあんたは家族に構ってほしいと聞こえる。間違っていないか?」

 

「で、でも、なのはは”良い子”でいなきゃいけないの。めいわくかけちゃうのはダメだよ」

 

「迷惑をかけて何が悪いんだ?」

 

「……え?」

 

「はっきり言うが俺達はまだ子供だ。親に迷惑をかけて何が悪い?このまま成長していけばどちらにしろ迷惑……あんたの迷惑とは我が儘の事だろうが、今、この瞬間にも段々と言いたくても言えなくなってくる。ならば、ちゃんと自分の言葉を伝えないと周りは気付かない。だからこそ話せ。あんたにならそれが出来るはずだ。

まぁ、俺が言える事ではないがな。因みにこの言葉は受け売りだ。気にしないも、気にするもあんた次第だ」

 

「おはなし……」

 

少年はじっと少女を見つめる。

少女は少年の言葉を聞いて黙り込む。

 

「……うん、そう、だよね。こわいけどおはなししてみるの。ありがとう!あ、えーと……」

 

「……から」

 

「?」

 

「伽羅廣光(から ひろみつ)だ」

 

「……ひろくん」

 

「廣光」

 

「ひろくん」

 

「廣光」

 

「ひろくん」

 

少年、廣光は”廣光”と呼んでほしいと何度も言うが少女はアダ名で呼びたい様だ。何度も修正したが全然治らないので仕方無しに諦める事にする。

 

「……はぁ、好きに呼べ」

 

「! うん!ひろくん!」

 

「で、お前は?」

 

「?」

 

「名前だ」

 

「あ、そうだね!名前は……なのは!高町なのは(たかまち なのは)です!」

 

こうして元刀の付喪神、現人神の伽羅廣光【大倶利伽羅廣光】と

その【主】となり、将来の魔導師となる高町なのはの出会いであった。

 




本当にやっちまったんだぜ……。
この小説は何日か間が空く書き終わったら投稿していく亀更新になるのか、翌日には書き終わり即投稿の兎更新になるかわかりませんが、出来るだけ早く投稿しようと思います。
あと、なるべく感想を見て私が気付かなかった誤字脱字など、気になった場所があったら直します!それから返信もしたいのですが、もしかしたらまだらに返信するか、全くしないかもしれません。勝手で申し訳ありません。どうか、どうかよろしくお願いします!
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