私の運命を変えたあの日
私は、夜の森を駆けていた。
夏の暑さのためあの日汗が流れ、目に入ったときもあり、目に激痛が走ったが気にもとめず、できるだけ速く敵を撒くために脚を動かしていた。
私には休む時間さえなかった。
あのとき私は
(今、逃げ切ることが出来ても、自分は死ぬのだ)
そう思っていた。
私は物心ついたときから貧民街で暮らしていて親の顔さえ知らない孤児だった。
時折人が来るためそいつの荷物を奪い生活の糧にしていた。
私には双子の妹がいた。
私達は孤児だったけど[異能力]と呼ばれる不思議な力を持っていた。
私は[桜ノ花ビラノ下デノ死神ノ宴]という鎌を異能空間から出し入れ出来る異能力とその能力のおまけ的な感じの能力がある。
それは殺した相手の能力を奪い、夜のみ奪った能力が使えると言ったものだ。
妹の方は今回は省かせていただこう。
しかし、いくら不思議な力を持っていたとしてもまだまだ子供のとき、寒さにも、飢えにも、
耐えられない。さらに、他の人に危害をくわえられることもある。
その為、私達は互いに身を寄せ合い、庇い合うようにして生きてきた。
しかし、それも必要ない。
妹が殺されたのだ。
犯人は三日間前に殺した。横浜の裏組“ポートマフィア”その組織に属する下級構成員だった。
なぜ殺されたのかは、彼らの密輸の場所、日時をうっかり聞いてしまったのだ。
露見されるのを恐れたのか奴らは私達二人でいるところを襲った。
私はなんとか逃げたが、妹は殺されてしまった。それからしばらくして私は妹の仇討ち奴らを殺した。しかしそれが上の“ポートマフィア”に伝わり、こうして逃げるはめになってしまった。
足音はもう聞こえなくなった。逃げ切れたのか?
(いいえ。まさか、最後まで油断は禁物だわ。あの洞窟まで行けばきっと大丈夫。)
私はそう思い、森を抜け、川を渡り、洞窟の前まで来たとき、私は驚きを隠せなかった。
洞窟の前にいたのは一人の青年だった。
「よお、やっと来たな」
細身の体に黒のチョーカー、黒の帽子、衣服はほとんど黒で、貧民街で暮らしていた私にも分かるくらい、青年が身につけているものが高級品と一目で分かった。
そして、オレンジ色の髪、少し濁っているような青い瞳。
「...貴方は、一体。」
私は一歩後ずさった。
(まさか、待ち伏せされていたなんて...)
私はそう思った。
私は、異能空間から鎌を取りだし、構え、青年に冷たくこう言った。
「貴方は一体何者なのか答えなさい。」
すると、青年は、
「俺は、ポートマフィアの五大幹部の一角。中原中也だ。」
私はそう聞いたとき、肩を震わせた。
(嘘...でしょ?ポートマフィア?五大幹部?あの双黒の中原中也?)
双黒と言えば、一夜にして、敵組織を滅ぼしたと言われ、黒社会最悪のコンビだ。
「おい!手前、聞いてんのか?ーったく、もう一度だけ言ってやるからちゃんと聞けよ?
俺は、ポートマフィア五大幹部の一角の中原中也だ。首領の命令で手前を待っていた。」
(待って...いた?)
私は、(殺されるのだろう。)そう思った。
「私を殺すつもり?」
すると、中也は、少し笑い、こう言った。
「いや、手前を殺すつもりはねぇよ。」
中也は、続ける。
「ポートマフィアの下級構成員がうじゃうじゃいるビルに一人で突っ込んで皆殺しにした。すると、ポートマフィアの追っ手が手前のところに必ず行く。そして、手前は、ここに来る。
だから俺はここで手前を待つ。もし、手前が追っ手から逃げ切れたらポートマフィアに入れろって言われている。
中也がそう言うと私は
(は?私がポートマフィアに?入る?何を言っているの?)
私が怪訝な顔をしていると、中也は、
「別に手前が入らなくても、手前の妹は、こっちで手厚く埋めてやるし、手前が生活に困らないほどの金子も与える。しかし、もし手前がポートマフィアに入るなら、求めるものを与える。
だが、勿論血塗れた道だ。このままが良かったと思えるとほどの過酷な道が待っている。それでも覚悟は、あるか?」
私は中也の言葉は、一つ一つ私の心に響いていた。
「ええ、その覚悟はあるわ。ただ、一つ条件がある。
私を絶望しかないこの世界から救ってくれる?」
「...ああ、救ってやる。」
その言葉を聞き、私は、倒れ、眠ってしまった。
「チッ、しゃあねぇなぁ。」
中也はそう言い、私を抱き上げ、運んだ。
これが、後のポートマフィア歴代最速就任幹部と呼ばれる私。
"黒石 桜"が、ポートマフィアに入ったきっかけだ。
どうも、厄災です。
いやぁ、初の小説投稿です。ウェーイゞ(^o^ゝ)≡(/^_^)/"
嬉しすぎてハゲるww
どうだったでしょうか?お楽しみいただけたら幸いです。
これからも書いていきます故、どうか温かい目で見守りください。
では!(・∀・)ノ