夕暮BLUES   作:おぱんぽん侍

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オリキャラとかオリ術考えるのって恥ずかしくてあまり筆も気も進まないんですが、この作品は本来脇キャラであるリー達三班を主人公にしてるので、ナルト達と無関係な因縁を作る為、また間を埋める為にはやるしか無いわけで……。本当にすまないと思っているぅ(どきどきキャンプ風)




 

 第二試験が始まって既に半日が経過しようとしていた。景色の変わらない閉殻された死の森の中では、今もどこかで虎視眈々と機会を窺う狩人が跋扈している。それは中忍試験に参加している各里の忍だけでは無い。覆い隠す葉樹の傘に隠れ、獣達がうじゃうじゃと蠢いているのだ。こうあってはさしもの忍耐も型無、多くの者が研ぎ澄まされ鋭敏になった感知能力が過剰に働いて、簡単に休むことさえままならなかった。

 そんな死の森の影に身を包まれながら怯える下忍の群れに置いて、異彩を放つチームがあった。日向ネジ率いるチームだ。スタミナのことなど留意しないで、縦横無尽に樹という樹を飛び回り、森の中で一番忙しなく動き回っている。と言うのも、ロック・リーの速足が止まらない。試験開始直後からずっと、何かを探すようにあちこち駆け抜けているのだ。連れ回されるネジ、テンテン両人も呆れ顔を隠せない。

 

「おいリー、そんなに張り切るな。まだ始まったばかりだぞ」

「すみません。ですが、どんなに強い相手が居るのか考えるとじっとしていられないんです」

「もう、バカね」

 

 ネジの注意に一応事も無げに謝るが、その顔に反省の色は無い。いつもの青春一色といった様相に、テンテンがため息をつく。リーは自分の力を試したがっていることは、ネジ達にも十分分かっている。特に試験前に急速に力を付けたリーのことだ。殊更そうであろう。だが、リーは残念ながら感知能力『も』無い。獲物を探すにはネジの白眼を使った方が何倍も効率が良かった。しかしリーは提案を拒否。せっかくの大自然。リーは自分の感覚を研ぎ澄まし、自分の能力を引き出そうと考えている。内容は言わないが、こんな場所でも修行をしようと思っているのだ。付き合わされる方はたまった物で無いだろう。が、リーのこういう無茶は二人も重々承知の上。文句を垂れながらもしっかりそのペースに合わせている。

 

(今のボクでは一処で自然と一体化することはできないでしょう。今朝までかかってようやくと言ったところか。ならば、ボクはこの森のことを知らなければならない。匂い、味、思い……ボク自身がまずは自然に合わせなければ!)

 

 リーはこの五日という限られた時間の中で、気を察知する力を完全に物にしようとしていた。その為に、夜になる前に森の全容を知る為の見回りを欠かさない。リーが探している物、それは『この森の気』そのものであった。この森全てが自分の感知範囲となれば、それだけでいい経験になる。そして、この森に居る全ての忍の動向を探ることも容易くなるだろう。悟空ならば、自分が見たことも無い場所さえも、自分の気を巡らすことで相手を探ることなど容易だろう。だが、才能も経験も無いリーはこうした事前準備が無ければ生兵法にしかならない。自分が通った道にフェロモンを撒いて行くアリのように、リーは自分の匂いとも言える感覚的な何かを置いて、記憶と照らし合わせることで気を察知しようとしていた。

 

 そして、こうしている今、リーが残した足跡を踏み抜いた者が居る。目に映っている光景とは別の、脳に直接ぶつけるような衝撃となってイメージが湧いてくる。そこに居る人間の気配はとてつもない殺気に満ち、淀んだチャクラだけで人を殺せそうな程に邪悪。イメージだけで理解できる危険人物の気配に、リーの脚は停止した。

 まるで挿し木のように動かず直立し始めたリーに、ネジが遅れて止まる。勢い余って少しだけ先に行ってしまったテンテンが戻ってくるのを確認してから、ネジが問い質す。

 

「いい加減にしろ、リー! 今度はいきなり止まってどうしたと言うんだ?」

「…………」

「そうよリー。あんたそんな独断専行するタイプじゃ無いじゃない。試験始まってからおかしいわよ」

 

 諌める声が耳に届く。だがリーは強張った顔そのままに、踵を返して一点だけを見つめ続けるだけだ。わけが分からないと言いたげなテンテンを抑え、ネジがリーを一発殴る。錐揉み吹き飛ぶ体を翻して、黙って地面に着地した。

 

「目が覚めたか?」

「ネジ……、ええ、本当にすみませんでした……」

「いったいどうしたと言うんだ。言ってみろ」

「実は……」

 

 気に関しては別として、感知の力を身に付ける為の修行をしていた話と、そして今感じた悪意についてを話す。話を聞いている最中にその方向を白眼で試し見たネジもまた、囚われたように口を真一文字に閉じている。自分だけわからないテンテンが不満気に唇を尖らせているが、『危ナイ奴』が居ることは、試験開始前に見ていた。試験官に殺意混じりの攻撃を繰り出したヤバイ忍者。そいつと同一人物かは別にして、ただ血を見たいだけのタイプは結構な数居るだろう。知らないとは言え肝が据わったテンテンが、文字通り知ったことかと無下にする。重要なのは三人無事に生き残り、巻物を集めて試験を突破すること。協調性を掻いたことを慎むように注意して、とリー、ネジに言いつけた。

 

「わかりました、テンテン!」

「なぜ俺まで……」

「普段一番和を掻き乱すのはあなたでしょ!」

 

 そんなこんなで暗中に似合わない団欒をする三人。その三人をこのままにしてやる程甘い忍者は既に落ちている。死の匂いで充満している森なのに、やけに甘い果実のような匂いが三人をの鼻を突いた。一気に警戒心が高まる。白眼を解いていたネジが再び開眼すると、小さな鈴の音がした。

 

「敵襲だ!」

「遅いヨォ!」

 

 散開する為少しだけ腰を屈ませた三人の地面が揺らぐ。硬く締まった大地が一瞬で砂塵に様変わり、食いちぎられたように穴が空く。ネジが巻き上げられた雑草を浴びながら『見る』。中心点に居る敵は一人。突き刺さった長物を掴み直し、直垂のように波打つ布を回しながらこちらに構えている。中腰になってへそ上の高さで構えていると言うことは、刀。白眼で見る限りチャクラが流れている。土埃の中で三方に別れた他のメンバーの位置を見る限り、敵はネジを狙っている。攻撃に備えて八卦を陣取ると、耳鳴りとともに後ろに風が吹いた。

 

「ごめんヨォ!」

 

 ―― 怒 羅 拳 ! ――

 

 紅蓮に染まった拳が振り抜かれる。引き絞られた太い腕が、ネジに当たらないギリギリの空気を殴りつけた。途端、鞭で振ったような空気を叩く音が木霊して、マシンガンでも撃ち込んだように一直線、視界が消し飛ぶ。木や石までもが粉々に砕かれ、発破していた。

 

「この拳は……!」

「大丈夫ですか、ネジ!?」

「ああ! それより気をつけろリー、奴だ」

「奴ですか?」

「ああ……、どうやらオレたちは、龍の掌中にあるらしい……!」

 

 

 

 テンテンは一人上に逃れた。小さな鈴のような音に聞き覚えがあったからだ。ネジ、テンテン、リーの三人はルーキー達よりも一年先に下忍となった。だが担当上忍であるガイの配慮によって一年の修行、体作りをする期間が設けられた。当然、才能で言えば誰よりも上である、あの日向ネジが在籍するチームだ。同期からは大きな注目を浴びていた。その中でも、第三班をライバル視する者達が居る。この一連の攻勢は、日向ネジに対する布石が見て取れる。匂い、そして先程の攻撃も見覚えがあった。

 

「やっぱり居たか……、お久しぶりだわ、リンリン!」

「ふふふ。お久しぶりですわ、テンテンさん」

 

 曼荼羅柄の肌蹴た忍装束で着飾った、透けたレースを身に纏うくノ一が、樹冠の葉の上で踊っている。テンテンに名前を呼ばれ、花型演劇女優にでもなったかのように手を伸ばし、月白のかんばせを妖しく撫で上げた。

 

「相変わらずお元気そうで、安心いたしましたわ」

「それはお互い様、よ!」

 

 言い切り様に棒手裏剣を投擲する。リンリンがひらりと開いた花弁のように回ると、異様に大きく長い袖口が手裏剣を弾いた。色鮮やかな布がドーム状に拡がって身を守っている。軽い技では無理と悟ったテンテンは、背負ったバッグから小振りの巻物を取り出し、天上に投げる。天を衝くようにぶち上がった巻物が煙を巻いて武器を排出した。

 

―― 武 器 口 寄 せ の 術 ――

 

 現れたのはモーニングスター。対象物を叩き壊す重量級の珍品だ。テンテンはそれを空中で掴み、自重を使ってリンリンの頭上中心に一点直下。さしものガードが歪み、崩れるようにリンリンが立つ木を真上から『潰した』。

 

「少しは効いた?」

「ご冗談」

「ですよねー!」

 

 一反木綿のように宙空を漂い浮遊する袖布にリンリンが立っている。リンリンのガードの中心を突き破ったと言うことは、同時に相手の懐に飛び込んだと言うことに他ならない。曼荼羅が波に打たれ、コマが動いて見える。テンテンは自分の愚かさを悔いるしかない。何故ならば、リンリンの本質はくノ一らしさ、その一点に優るからだ。気がついた時にはもう遅かった。テンテンは幻術に掛けられてしまっていた。

 

「本当にもう、テンテンさんは素直で可愛らしいお方……、わたしが一晩中愛でてさしあげますわ」

「やめてよ気持ち悪い! こんな幻術、今直ぐ破ってやるんだから……!」

 

 アカデミー時代のことではあるが、テンテンはこの術を何度も受けている。独特な匂いを放つ幻覚薬のお香と、彼女が身に纏う曼荼羅は呪術の刻印。布には千本の毛髪が編み込まれ、チャクラを流すことで攻め、守り、そしてこうした妨害にも使える便利な物となっている。仕掛けの無い瞳術と違う、準備が必要なこのタイプの術は意外に簡単に解ける物でもある。その大きな弱点が世に幻術を主武器とする忍が少ない由縁だった。

 

「ダメですよ……、ほら、そんなに頑張るのはおやめになって? あなたもああは、なりたく無いでしょう?」

「ふん、何を言ったって聞く耳なんか持たな、い……」

 

 身動ぎ一つ出来ないテンテンの耳元でリンリンが囁く声が聞こえる。正体の見えぬまま耳打たれ、首だけが勝手に動き出す。自分の首が百八十度回転する痛みと、首の骨が折れる音を聞きながら見せられた後ろには……。

 

「い、いやあああああああああああ!!!」

 

 葉っぱで股間を隠すだけの格好で仁王立ちするガイが居た。

 

 

 

 

 ネジとリーが声を掛け合う間に立つ男が居る。先程暴威を奮った忍だ。中肉中背、するりと立つ普通の背格好に似合わぬ脈の浮いた筋肉質な腕は、血とチャクラの激流が巡る証拠。あの拳を受ければ下忍は愚か、並の中忍でさえ無事ではいられないだろう。しかしその攻撃を、この男はわざと外していた。

 

「いやー、元気だったかぁい? 俺が誰だかわかるゥ? そうドラゴン、炎の男さァ!」

 

 明る気に話しかけてくる、ドラゴンと名乗った忍。彼の腰帯には木ノ葉の額当てが見て取れる。この男もまた、リー達と同期の下忍だった。

 

「おおドラゴンくん! また一段と強くなりましたね!」 

「えへへェ、そう見える? やっぱり俺強くなったよなァ。リーはどうなの? まだ弱い?」

「闘って見ればわかりますよ!」

「ハイハイハイ、俺と闘うのはまた今度。おいタイガー、相棒、何してんの! 俺がネジと闘うんだからリーは頼むって言ったでショ!」

 

 油断無くネジが睨む方向にそう文句を言うと、ドラゴンの声に導かれるように斬撃が飛んだ。

 

「ちょちょちょ、俺を攻撃すんなっての!」

「ネジとリーを引き離す為だろ」

 

 ネジとリーの間に居るドラゴンが腰を反り返して避けたせいかブリッジの姿勢になっている。チャクラを綯い交ぜにした斬撃を繰り出した張本人が悪びれもせず返事した。タイガー。ドラゴン率いるチーム、最後の一人。武門の出で、代々伝わる槍を扱う土遁が得意な忍だ。その大元は侍だと言われている。

 

「俺の術とネジの相性は悪い。と言うよりあいつは忍の天敵だ。お前がしっかり分断しないんじゃ作戦が損なわれるぞ、武術バカ」

「うるさいな、わかってるよそんなことォ! おいリー、そういうことだからお前はタイガーと闘ってろ!」

「そんな! ずるいですよネジ!」

「オレに言うな」

 

 そんな雑談混じりの言い合いを戯れながら、ネジの手刀やドラゴンの拳が飛び交わされる。周囲一体が無残に圧殺され、身を守る術が無いリーは已む無く距離を取った。リーの着地点に斬破が一つ。リーは自らを回転させることで一瞬浮き上がり、到着を遅らせて回避した。

 

「タイガーくん。あなたとの闘いもまた楽しみにしていました。ボクの忍道を見せてあげましょう!」

「悪いな。俺は生憎武道家だ。忍道は管轄外なのさ」

 

 ざり、と土を踏む音が二つ。己の肉体を武器にするリーと、長い槍を手にするタイガーの相性は、タイガーに分があった。斬撃は飛ばせど、未だ布で覆い隠されたその姿は見せない。アカデミー時代は使用することを許されず、当然リーも見たことが無い。まずはその正体を露わにさせなければ、リーの今を見せることはできないだろう。

 

「何であろうと道は道。行きます……!」

「チィッ」

 

 瞬きよりも早く、その身を弾丸に変えて突出する。リーとタイガーの身体が交差した時、拳と鉄がぶつかり、肉を断つような音が響いた。大きなパワーを込めた裏拳が、布越しの鋭い刃に当たって擦られる。材質は違えど、お互い包帯と布を巻いた武器同士の接触音にしては妙に血腥い。いや、鋭さが無かった。

 

「ぐっ」

 

 ミチミチと、タイガーの肩が悲鳴を上げる。思った以上にリーの打撃が強く、武器は耐えられても使い手にダメージが浸透したのだ。これ一発ではどうともしないが、何度も受ければ使い物にならない。タイガーは片手で持つのをやめ、両手で柄を握り締め直した。

 

「舐めないでください。ボクの攻撃は今、下忍一……重い!」

 

 生粋のインファイターであるリーを、槍使いのタイガーが懐中に入れたことがまず間違いだ。裏拳を逆手にし、蛇頭のように槍を縛り上げる。タイガーの得物を絡めた腕とは反対の手が、得物とタイガーの間隙を縫って指突する。タイガーは得物を掴んだリーの頭に逆立ち、躱す。得物の石突からひょろりと流れる雑布を手に取り、リーの首を締めようと掛けた尺寸の暇、リーは乱れた手貫でタイガーの手首を捕る。だが蛇拳が解けた得物は自由になってしまった。

 秒間、膠着した戦闘。だが支えを失って落下した得物の穂先が地に触れた時、リーの足元が大きく崩壊した。

 

「姿勢が……!」

「……まだ直接見せたことは無かったか」

 

 するりと乾いた音がする。ぼろぼろになった雑布が払われ、解き放たれた槍がいつの間にかタイガーの手元に戻っている。砂地獄のように沈んで行く地面から離れ、改めてリーとも距離を取った。

 

「西剛流秘伝武器、銘は土槍の牙。大地を操る、宝剣さ」

 

 

 

 ネジは窮地に立たっていた。ドラゴンが繰り出す一撃は、正に暴力と言えるだろう。ネジがギリギリで躱したと思っていても、余波一つを浴びて吹き飛ばされる程だ。守勢に入ってはダメだと攻め入っても、放つ気炎によって力を大きく削られてしまう。点穴を突くには自分も大きな犠牲を払うことになる。そう考えたネジは結局攻め切れない。負けはしないが、このままでは勝てないだろうことは予想ができた。

 他方ドラゴンはと言うと、自分が思った以上に楽な展開へと持ち運べたことに内心ほくそ笑んでいた。ドラゴンの攻撃は白眼によってトリックは知られている。ドラゴンはチャクラコントロールの応用から発展させ、体外に放出することで攻撃範囲を広げているだけだ。無論それだけでなく、自分の拳圧によって発生するソニックブームを利用することで、ネジを近づかせずに一方的な攻撃ができる。そしてただの八卦掌では中距離攻撃に対抗できないと知っていた。

 

「どうしたんだいネジィ! このままだと俺が勝っちゃうヨ!」

 

―― 怒 羅 拳 ! ――

 

 嵐風のように荒れ狂う拳撃がネジを襲う。木々や地面を抉り取るように圧しながら近づいてくる猛攻に回避が間に合わないことを悟ったネジは、その場で身構える。直撃寸前、唸りを上げて土煙を吹かせた。

 

―― 八 卦 掌 ・ 回 天 ! !――

 

 中つネジを守るようにチャクラの流れが防壁を作る。日向宗家に伝わる奥義の一つだ。ネジは日向切っての天才児と言われる由縁はここにある。分家の者でありながら、誰よりも早く、誰に習ったわけでも無いのにも関わらず、その秘奥を使いこなす姿。これこそが、リーをして『木ノ葉の下忍で一番強い奴』と言わしめた男の絶対防御だ。

 

「お前では勝てん。諦めろ」

 

 ネジが敵を睨む。双眸に白眼を宿して。鬼気森然、ドラゴンは総毛立ち、飛び上がって後退る。全てを見透かす眼前に、ドラゴンの勝機はたった今立ち消えた。




今回はジャンプっぽいサムシングを醸す為にポンポンとコマを変えました。
皆苦戦しつつ、でも天才ポジは実は余裕綽々という。出てましたかね。
まあどうせ次回でオリキャラの出番終了、以降出てこない捨てキャラなので、味がある内に噛ませてもらいましょう。

りーくんは少し調子に乗ってますねぇ。
チームにどう影響するでしょうか(笑)
ネジはガイとの特訓で何か掴めたのかな。
テンテンはガイの裸体から早く脱したいね。

※オロチマちゃん戦全カットで。ナルト達のかっこいい出番が見たい人は原作を読もう!

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