新世紀エヴァンゲリオン・鉄華。   作:トバルカイン

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いやー。腰痛はつらいやー。またヘルニアになるんじゃないかと不安ですよ。さて、今回は飯と夏ならではデザートで締めて行きましょうっ!!。

鋼鉄のカールフレンドも、コミックス碇シンジ育成計画。ほんと残念だな。

速い話。シンジを3馬鹿枠にいれるなっ!。本当のシンジ君はあんなんじゃない筈なのにーっ!!。ガイナックお前ら、何をしたいんだー!?


第七話・狼の瞳が見つめるモノ。

シンジはその場で正座をして、クラス委員長の洞木ヒカリに説教を受けていた。トウジを蘇生しようと他のクラスの生徒が頑張っている様だ。そしてケンスケはヒカリを落ち着かせ、事の詳細を話した。

 

「とっ、言う訳であいつ為りに責任とか、ケジメとか、自らの償いをしたかったんだよ」

 

「それでも、これはやり過ぎよっ!! 碇君っ!! わかるっ!? 暴力にも加減と限度があるのっ!!」

 

「(・-・)」

 

「何か言う事あるっ!? 次はこんな事ない様に!!」

 

シンジはヒカリを見て、反省の意を顔で表現した。

 

「(´・ω・`)ごめん・・・・・」

 

その様子をレイは少し離れた所から見ていた。少し可笑しな気持ちになるのを彼女は覚えた。

 

「おやおや、何事かね?」

 

そこへ武骨な体格をした男がやって来る。彼の身長は平均の大人より大きく、スポーツ刈りの頭がよく似合う。

口髭が似合う。そして柔道耳。巨漢な教師。授業は男子体育を担当している。得意なのは柔道。時々生徒達が見る事がある。

大きい木に頑丈な帯を巻き付けて、背負い投げの練習をしているのを。一見バリバリの体育会系の男性に見えるが、こう見えて紳士的な態度だったので、みんなからは慕われていた。彼の名は・・・・。

 

「鬼道先生っ!」

 

鬼道孝文。彼の瞳がその現場を見渡す。そして、トウジの所に行き屈んで目を覚ました彼に話かける。

 

「っ!? 鬼道センセっ!」

 

「何があったのか、話せるかい?」

 

「違うんや、センセ、コレは、ワイが・・・・」

 

鬼道先生が手を上げて、彼の次の台詞を制する。

 

「うん。大丈夫だよ。鈴原くん。たてるかな?」

 

そう言って、トウジへとその手を差し伸べる。

 

「すんまへん・・・・」

 

彼はその手を取り、何とか立ち上がる。トウジの肩をぽんぽんと優しく叩き、シンジ達の方を見る。

 

「さぁさぁみんな、そろそろ教室に戻りなさい。後は先生に任せなさい」

 

その武骨で大きな手をぽんぽんと叩いて、周りの生徒達をそれぞれのクラスへ帰る様にと促す。

ほとぼりが冷め、みんなクラスに帰って行く生徒達。そして鬼道先生は正座しているシンジの元へと歩む。

 

「君もたてるかな? 洞木委員長。どうやら彼もちゃんと反省してる様だし、この場は先生に免じて終わりにしよう。良いかな?」

 

「は、はぁ・・・・」

 

教師の来訪で、洞木は落ち着き鬼道先生へと道を開ける。シンジはズボンの埃を落とし、立ち上がる。

そして、鬼道孝文を見る。そして鬼道孝文は碇シンジを見る。

 

「君が碇シンジ君だね? 噂のロボットのパイロットの」

 

「うん。鬼道・・・・先生?」

 

「うむ。鬼道孝文だ。よろしくね、シンジ君」

 

そう言って、鬼道先生はシンジへと左手を差し出す。シンジは右手を差し出し、互いに握手をする。そして。

 

 

メキッ!!。

 

 

「・・・・・・」

 

「なるほど。素晴らしい子だ。ところで君。柔道は嗜んでいるかな?」

 

「すこし、後は我流・・・・・・っ!!」

 

次の瞬間、シンジが先生へと掴み繋る。鬼道先生もシンジを掴む。周りの空気が変るっ!!。

二人の間合いに気圧し、冷や汗がヒカリやトウジとケンスケ、そしてレイにも流れる。互いの気が高ぶり、そのまま互いに動かない。しかし高い圧力が二人を包んでいる。シンジも鬼道も視線をそらさない。

 

(すごいや・・・・この人。重心が地の底まである様だ)

 

(投げれば何か来る。まるで狼が喉笛に噛みつく様な感覚だっ!)

 

やがて二人の気が収まり、圧力も無産する。互いに手を放し、鬼道先生がシンジの肩に両手でぽんぽんと優しく叩く。

 

「このままだと、先生までも引き込まれそうだ。よし。飲みに行こうっ!!」

 

『え?』

 

鬼道の言う事にケンスケとヒカリが驚く。

 

「君達も来なさい。あぁ、そこの君も。綾波さんだったかな? 今日は先生の奢りだ」

 

「レイ? いたんだ」

 

 

第3東京市・ラーメン店。

 

「この辺の名物ラーメン。『あっさり東京らーめん』だ。綾波くんは肉が苦手みたいだから、コイツがオススメだぞ。『にんにくラーメン。チャーシュー抜き』。ラーメン定番のチャーシューは無しにも、ありにも出来る君ならイケる味だ」

 

シンジ。ヒカリ。ケンスケ。トウジは残念ながら保健室で療養中である。3人のカウンターの机に丼が3つ置かれる。

丼の中には定番の醤油味のスープは透き通る程の色を魅せ。麺の太さもあり食い応えがありそうな艶を出している。具にはチャーシュ。麺の真ん中に刻みネギが浮き。メンマ。ナルト。鮮やかに並べられていた。レイの丼にはスタミナに効く仄かなニンニクの香りと濃い醤油味のスープ。そして、ナルト。メンマ。刻みネギがこれもまた、鮮やかに添えられていて彼女の食欲をそそる。

 

「あの・・・・先生。良いのでしょうか? こんな・・・」

 

「大丈夫っ! 教育的指導と言う方針の元。上には話を通しているから、遠慮せず食べなさい。ちょうど昼だし」

 

「は、はぁ・・・」

 

「委員長、ここは遠慮せず食べよう。昼にこんな美味しいラーメン食えるなんて滅多にないよ」

 

若干遠慮するヒカリにケンスケがフォローする。シンジとレイは箸を取り、いただきますと言い食べ始めた。

 

「んー、美味い。これが東京のラーメンか」

 

「・・・・(ずずー)」

 

そんな二人の様子を見て、ヒカリは食べ物を粗末にするのはいけないよねと思い。

 

「いただきます」

 

箸をとり、レンゲでスープを啜り飲む。まずは、スープから味見をするのはラーメンを食べる上では常識だろう。

そしてその味は今までのラーメンの中であっさりとした味わいとコショウが効いて美味な味わいを彼女に与えた。

 

「美味しい!」

 

「気に入ってくれて何よりだ。ラーメンはあったかい内に食べるから美味なのだ。ここには食後のデサートも絶賛でな。食べ終わったら注文しよう」

 

「先生っ! ゴチになりますっ!!」

 

ケンスケもそう言って食べ続け、鬼道先生に感謝した。

 

「喜んでくれて、何よりだ。碇君。綾波さん。美味しいかね?」

 

隣にいるシンジとその隣にいるレイに箸で麺を摘まみレンゲのスープに尽かしながら二人に話しかける。

 

「(むぐむぐ)美味い」

 

「(むぐむぐ)美味しい」

 

「うん。二人とも良く食べるね。先生は嬉しいよ」

 

そして、みな食べ終えたのを見はらかってデザートが来た。

 

「丁度いい炭酸の『クリームソーダ』だ」

 

「みんな、色が違うね?」

 

「そうだよ。ここのソーダ水はランダムで色が決まるらしい。味と健康面は保証しよう!」

 

シンジは『紫』。レイは『青』。ヒカリは『オレンジ』。ケンスケは『イエロー』。そして鬼道先生は『緑』。

そして、氷の入ったソーダに浮かぶアイスクリームと据えられてる果物はサクランボであった。キンキンに冷えたクリームソーダは暑い日は贅沢である。アイスを食べて、ストローでソーダを飲む。次にソーダと小さい氷をスプーンで掬って食すのが良い食べ方だと鬼道先生は言った。シンジはクリームを口に含んでその甘味を味わった後、懐からあるモノを取り出す。木の実だ。それを入れてクリームと一緒に食べる。

 

「おや、それは何だい? 碇君」

 

「シンジで良いよ。『ナツメヤシの実』イケるや」

 

「ほう、私も良いかね?」

 

「いいよ」

 

懐からもう一つナツメヤシの実を取り出し鬼道先生に渡す。

 

「当たり、ハズレがあるから気をつけて」

 

「ほぉ・・・おもしろい」

 

そう言って鬼道先生はソーダに付けて食べる。その様子を3人は眺める。そして鬼道先生は・・・・

 

「ひんっ!!」

 

ハズレた。渋い顔をした後、悶絶した。アフターサービスの使い捨てナプキンを取り出し口に押し当てた。

 

「せ・・・先生、大丈夫ですか?」

 

ケンスケが気になって声を掛ける。

 

「いや、大丈夫。すごいね、シンジ君。これを何時も食べるのかい?」

 

涙を取り出したハンカチで拭いながら、返事をした後シンジに聞く。そんなシンジ君は溶けたアイスをソーダにぐるぐるとかき混ぜた後、鬼道先生を見る。

 

「うん。時々口が寂しい時にね」

 

「やはり・・・ロボットに乗ると頭が疲れるのかな?」

 

「んー。まぁね。でもアレ、中で食べるの出来ないんだよね。LCLって言う液体の中だから」

 

シンジの口にした台詞にレイと鬼道先生が反応する。ケンスケとヒカリも注目する。

 

「ほう、それは面倒だ。息は大丈夫かい?」

 

「んー。なんか息できるらしいよ。でもなんかアレ・・・・前にも味わった気がするんだよね」

 

シンジが少し俯きながらソーダをかき混ぜ、話していると隣のレイがシンジの制服の袖を少し引く。レイを見るとそれ以上はダメと言っている表情で首を小さく振る。シンジはそれを見て、彼女の頭を撫でた後、話す。

 

「まーこれ以上は秘密事項? 仕組みもよくわかんないけど。話しちゃいけないけど・・・・やっぱ乗っていると棺桶の中に『また』入った気がするね」

 

「また? 以前に乗った事があるのかね?」

 

「んー。『前』よりは乗り心地は違うけど慣れたよ。何より視野も違うからね。だから・・・・あの時、トウジとケンスケがいた時は、本当にヤバかったよ。・・・使徒に投げ飛ばされた時、二人が潰れたら嫌だった。そんなの・・・・絶対嫌だった」

 

少し話し終えた後、かき混ぜたソーダを一飲み。その様子を3人は見て、シンジと鬼道先生の話を聞く。

 

「そうだね・・・・。私も柔道をしてる時は、足元を気にしてる暇はない」

 

「だよねー。だから、二人を必死で守ったよ。絶対に死なせないって、絶対に死んで欲しくなかった」

 

「君は怪物と戦う戦場にいた。子供を戦わせるとは・・・・心が痛む。今の時代は随分と残酷になったモノだ。シンジ君。君は『戦い』の本質を知っている。だからこそ君は鈴原くんが殴って欲しいと言った時、どんな気持ちで殴った?」

 

鬼道先生がソーダを飲み終えた後、シンジの発言を待つ。シンジはレイとケンスケ。そしてヒカリに視線を移した後、少しぬるくなったソーダを見ながら話す。

 

「トウジは、落とし前をつけたくて殴って欲しいと言った。僕は‥‥そうだな。やっぱりあんな所にまた来て欲しくないから、遊びで感覚で来ることは二度とやめて欲しいとか、そんな思いで殴った。叔父さんが言った。『覚悟を決めた人間にはその魂に相応しい行動と心で答えろ』そう教えてくれた。僕が昔いた場所は人間の価値なんて雀の涙程にもならない残酷な世界だ。運が悪ければ本当に死んで終わり。残された家族が傷つくかと思うと、絶対に嫌だ。トウジが責任を感じて、後悔して、『覚悟』を決めて僕に殴って欲しいって言ったのから、それに答えようと思って殴った。僕はこれからも、使徒が来たなら、またバルバトスに乗って使徒を倒す。みんなのいるこの場所を守りたいから‥‥」

 

シンジが話終えると、ソーダを一飲み。4人は彼の空気に飲み込まれ、聞き入った。地獄を見て来た目でかき混ぜたソーダを見て一息つく。

 

「シンジ君。君は本当に中学生かね? すごい事言っているぞ」

 

「そうですか?」

 

「トウジ君から聞いたよ。君の事は責めないで欲しいと。悪いのは自分だとケジメを付けたかった。とね、シンジ君。君はネルフの人達に言われて仕方なく、ロボットに乗っているのかね?」

 

「・・・・・」

 

レイが何か不安に思い、シンジの袖を掴む。華奢な手がシャツの袖を強く握る。『何か』が、彼女の『精神』の何かがシンジの次に言う台詞に不安を覚えた。

 

「いや、僕が自分で決めて、自分から残った。戦わなかったら・・・・みんなとこんな風に顔を会わせられなかった。初めてこの街を見た時、僕は『覚悟』を決めた。逃げ場なんてない。逃げちゃだめだ。其処に居場所はない。あいつらが勝ったら、みんな死んでしまうとわかった。戦わなきゃ生き残れない、それが今なんだ。僕しか戦えないならやるしかない。でも、僕は死なない。絶対に生きて、最後まで前に進んで行くんだ。その果てに、此処じゃない何処かに辿り着く」

 

シンジの話す内容に4人は気圧され、掛ける言葉を失う。ソーダの氷は溶け、それほど冷たくなくなっていた。

そして、鬼道先生が残りのソーダを飲み。口を開く。

 

「君はまるで・・・・戦場の世界を生きて来た様だ。そうか・・・何処にその場所があると思うのかね?」

 

「使徒を全部倒した後・・・・かな。まずは、そこまで行ってみたい。その為に死なない様に生きて。ミサトも、トウジも、ケンスケ、委員長。それから・・・・レイもいるこの場所を守り抜く。僕とバルバトスで。生きて戦う。僕は・・・・止まらないよ」

 

「その道がたとえ、鉄の茨の様な道でもか?」

 

鬼道先生の問いにシンジは視線を先生に移し、その瞳が彼を射抜く。

 

「歩き続ける。『昔』から、そうやって・・・・生きて来た。それが僕だ」

 

互いに見つめ合い、少しの沈黙が流れる。そして、先に口を開くのは鬼道先生だった。

 

「わかった。この時代に凄い子供が生まれたのだな。私もこの世の『地獄』を見て来たが君はそれ以上だ。ならば逢えて言おう。君は絶対に『安寧』の場所へと辿り着く。君の未来はそれ以上の苦痛はないだろう。君には『覚悟』がある。逃げない意思を確固たる信念をもった目をシンジ君。君にはある」

 

そしてシンジの頭にその手を乗せ、優しく撫でた。大人が子供をあやす様に。子を想う大人の様に。

 

「『覚悟』とは犠牲を払う事ではない。『覚悟』とは暗闇のなかに進むべき道を切り開くことだ。私が君に言う事はそれだけだ。『死ぬ為に』生きるのではない。『生きる為に』死を駆け抜けるのだ。生きなさい。シンジ君。生きて未来を掴むんだっ!」

 

「先生・・・・」

 

撫でていた手を放し、優しく微笑む鬼道先生は話終え、立ち上がる。

 

「よし。そろそろ帰ろう。今日の話は此処までっ! 私の奢りだから心配は無用だ」

 

「せ、先生。ごちそうさまでした!」

 

ヒカリが立ち上がり、しっかりと頭を下げた。シンジとレイもそれに続き。ケンスケも頭を下げた。

 

保健室・ベッド。

 

「・・・・ハッ! なんか、ワイ・・・・『悟り』を見たでぇ」

 

トウジがベッドで仰向けになりながら閃いた。その後、シンジ達は無事に学校へと帰って行き。最後の授業を受けた後、シンジとレイは一緒に帰って行った。その光景を窓際から鬼道先生は眺めている。

 

「そう・・・・『覚悟』をした者は『幸福』である。たとえ明日死んだとしても。『わかっていれば』、『覚悟』があれば『幸福』だ。そして、君の死に場所は『此処』ではない。そこまで君は『死なない』。『絶対に死なない』。そうだろ? 〇〇くん。君は彼がそこまで『辿り着く事』を『知っている』。碇シンジ。君の行く道に幸福があらん事を・・・・」

 

ネルフ本部・リツコの研究室。

 

「親父がレイを助けた?」

 

「えぇ。零号機の起動実験で事故が起きてね。その時。彼がいち早く射出された零号機のエントリープラグに駆け寄ったの。だからレイは一応、彼には気を許していたの」

 

「そうなんだ(もぐもぐ)」

 

過去にゲンドウが零号機の起動実験で綾波レイを助けた過去を聞いたシンジはナツメヤシの実を食べながら聞いていた。

 

「一応、彼女のプロフィールを説明しておくわね。綾波レイ、14歳。マルドルックの報告書によって選ばれた最初の適格者、第1の少女、すなわちエヴァンゲリオン試作零号機、専属操縦者。過去の経歴は白紙、全て抹消済み」

 

「レイは親父を信じてるんだね?」

 

「どうかしらね。最近は貴方に気がある様に見えるわ」

 

「そうかなぁ?」

 

シンジはそう言って、リツコから渡された資料を見る。

 

「にわかには信じられないわねぇ」

 

 リツコが語る過去の出来事を聞いたミサトが感想を漏らす。

 

「正規の報告書では削除されているけれど、紛れも無い事実よ」

 

「そんな暴走事故を起こした零号機の凍結解除、ちと性急過ぎない?」

 

 ミサトがこれまでの流れに疑問を呈する。

 

「使徒は再び現れた。戦力の増強は、我々の急務よ」

 

 リツコは当然のように理屈で答える。

 

「それは、そうだけど……」

 

 ミサトは何か釈然としない物を残しながら、一応うなずく。

 

「レイの再起動実験はすでに検証済み、零号機本体に問題は無いわ。神経接続の調整が済めば……」

 

「……即、再配備。というわけね」

 

シンジは二人の話を他所に渡された資料の内容を見てる。ミサトも気になって覗いて見ると、プラグスーツの様な絵が描かれていた。

 

「何なの? これ。もしかしてシンジ君の新しいプラグスーツ?」

 

「そう、彼の生命維持と彼の『背中』あるモノを計測したり。更なる生命維持機能を取り付けたモノよ」

 

「これ着るの?」

 

そう言って、資料を返しリツコに聞く。シンジは先ほど渡された新型プラグスーツを広げる。青と白のカラーリングを基準にした前と変わらない色のプラグスーツだが、背中に銀色の出っ張りがある。青と白の色のラインも少し変わっている。背中のバックパックがシンジの背中にある蟲を計測したり、データを取り。更なる生命維持を追加した設計となっている。

 

エヴァ初号機のエントリープラグ内。

 

新しいプラグスーツに着替え、シンクロテストに集中するシンジ。座り心地が少し変わっている事に気付く。

前よりも、座りやい気分だと思った。その時、コクピットから見える視点でレイがこちらを見ていた。初号機を碇シンジを見ていた。そこへゲンドウがやって来るのを見る。レイもゲンドウの方を見た後、少し話すとレイは少し頭を下げその場を去る。ゲンドウはそのレイの後ろ姿を見た後、彼もまた何処かへ消えた。そんな光景をシンジは眺めていた。

 

『エヴァ初号機は、第3次冷却に入ります。第6ケージ内は、フェーズ3までの各システムを落としてください』

 

『先のハーモニクス、及びシンクロテストは異常なし。数値目標を全てクリア』

 

『了解、結果報告はバルタザールへ』

 

『エントリープラグのパーソナルデータは、コールレンジにてメルキオールへコピー。データ送りします』

 

『回路接続。第3次冷却、スタートします』

 

『カスパーの状況データを、メルキオールへコピー』

 

『現在、初号機の最新値は1.0』

 

『各タンパク壁の状態は良好。各部、問題なし』

 

『零号機の連動試験再開まで、マイナス150分です』

 

「了解。定時シンクロテスト、第508プログラム終了。シンジ君、お疲れ様」

 

マヤがテストが終了したことをコックピット内のシンジに音声で告げる。

 

「うん。(レイ。何かあったのかな?)」

 




台詞を少し修正しました。ご迷惑おかけしました。
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