初期の艦これ   作:弱箔

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45 研修について、入渠について

 

 

 

「では次に叢雲ちゃんの研修について、だけどこれはもう結論が出てるから明日って言うか今からの入渠についてだね」

 

先任の漣が話を進める、司会進行役でマトメ役、ただの仕切りたがりだったらチョット考えてしまうが

 

「そうです、それ、大和は納得出来ていません、改修を受けたらしいというだけではあの状態になった説明として納得出来るものではありません、見当も付けられないというのであれば、入渠は中止、原因の特定をしなければなりません」

 

「んー、そうは言うけどさ、やまちゃん?こっちからも聞きたいんだけど、入渠するとあの状態を誘発させるってのは、どこから聞き込んだの?」

 

「誘発要因が特定出来ていません、辛うじて関わっているであろうと推定出来るのは叢雲さんの言う、ミミノアーレ?です、コレに何らかの干渉が行われるとあの状態を誘発させかねない、と大和は考えています、入渠で何の干渉も行われないという事はないですよね、今回の入渠はその修復が目的なのですから」

 

「……」

 

先任の漣が黙ってしまった

 

「これは、ぐうの音も出ませんね、正論です、反論の余地無しです」

 

黙ってしまった漣に代わり、それを先任の五月雨が受けたが、大和の言い分を全肯定してるんだけど

 

「?ミミノアーレ、何だ?入渠ってコイツの修復が目的なのか?」

 

最初の天龍が自身の頭にもあるソレを指しながら聞いてきた

 

「そう、演舞で私が蹴っ飛ばして歪めてしまったから」

 

おや、ブッキーが自白してる、こんな所だけ素直と言うか正直というか

 

「修復の必要、あるのか?」

「ムラムラが言うには叢雲ちゃんはまだそれが無い状態に慣れて居ないから大事を取って修復した方が良いって、時機に慣れるとは言ってたけど」

「まあ、コレに妖精さんは着いてないから修復するなら入渠ってのは、わかるが……」

 

どうでも良い事なんだけど、ムラムラで通るのね、三組の叢雲じゃなくて

 

「コイツの話だと、ムラムラがコレからなんか言ってきたって?そこの所と大和が気にしてるあの状態ってのは、関連するのか?」

 

いい人の天龍の台詞に桃色兎が不機嫌な顔をしてる、コイツ呼ばわりがよっぽど嫌らしい

 

「おそらく関連します、言ってきた方が誘発要因で、あの状態はその結果発症するモノでは無いかと、大和は考えています」

 

いい人の天龍の質問に答える大和

 

「発症、ねぇ……」

 

先任の漣がなんかいってる

 

「せめて、その場に居て状態を見ていたなら……」

 

先任の五月雨もこう言ってる

 

「吹雪はみてたんだろ、他に見てたヤツは?」

 

口の悪い天龍から聞いて来た

 

「あの時格技場に行ったのはブッキーとムラムラと叢雲ちゃんとやまちゃんの四人だよ」

 

応えたのは桃色兎だ

 

「あー、大和は見てたのか、そう言う事、なら、大和に詳しい説明を聞いたらいいじゃんか、なんで聞かないんだ?」

「アレですよ、やまちゃんに聞くとソレについてなにも知らないって丸分かりになっちゃうんですよ、そうなったら叢雲ちゃんの入渠は中止されちゃうでしょ」

「……このままならどっちにしたって中止じゃねーのか?」

 

「それは困る、今回の入渠で色々確定させないと、ウチの叢雲だけじゃなく、叢雲ちゃんにも影響が出るかも知れない」

 

口の悪い天龍と桃色兎の会話に応じる先任の漣

 

「どんな?」

 

最初の天龍から聞いて来た

 

「だから、ソレを確定させる為の入渠なんだって、手持ちの資料と叢雲ちゃんの証言は食い違いが多いんだ、整合させるか、書き直すかは入渠時の観測次第なんだよ」

「つまり、今の時点ではなんもわからん、という事か」

「あー、そうなんだけど、それを言ったらやまちゃんが入渠を中止しちゃう」

 

最初の天龍からも突っ込みが入り先任の漣は白旗寸前だ

 

「ん、じゃあ今もやってる工廠の作業って何をやってるんだ?」

 

口の悪い天龍からいってきた

 

「アレは別口、ウチの叢雲が目覚めなくなった原因の特定が出来たから、そっちの封じ込め、あんな代物でウチの叢雲を弄びやがって、結果的にとはいえ片棒担がされた、その片棒を処理してんの」

 

お、おう、漣が凄くいい顔して眼まで違ったよ

 

「それ聞いた五月雨が躍起になってるしね、ウチの電は付き合い良いから五月雨に付きっ切りだよ」

 

そう言うのは一組の漣だ、一組の五月雨は一組の電と仲良しなのか

 

「なんですか、電の付き合いが悪いとでも?」

 

何故そこに反応するんだ、このプラズマは

 

「そんな事言ってないでしょう!?」

 

突然のプラズマに一組の漣が青くなってる

 

「……ナルホド、プラズマか」

 

こんな棒読みセリフを吐いたのは誰かと思ったら視察官だった

 

間違いなくこの棒読みセリフが聞こえたのだろう、プラズマが慌てて電に戻った

 

「電にも苦労をかけている様だ、ありがとう」

 

視察官はそう言いつつ電を優しく撫でている、電は恥ずかしいのか耳まで赤くなってるが

 

「で、大和としてはあの状態ってのが気にいらん訳だ、それを誘発するくらいなら入渠は無しって事か」

 

プラズマには関わらずに話を進める最初の天龍

 

「叢雲さんの状態は格技場の時ほど深刻ではありません、ムラムラの言う通り慣れ、が見られます、今、危険を押してまで入渠を強行する事には同意出来ません」

「危険?演舞をやった格技場でそこまで言う状態になったのか」

 

「確か、大和相手に駆逐艦の分も忘れて力尽くに出たとか、言ってたな」

 

いい人の天龍だ

 

「危険かどうかはよくわからない、けど、叢雲ちゃんが叢雲ちゃんじゃなくなった」

 

ブッキーが説明?してる

 

「?なに、分かる様に言ってくれ」

 

しかし、いい人の天龍には理解出来なかった模様

 

「だから、叢雲ちゃんが叢雲ちゃんじゃなくなったの!」

 

「「「???」」」

 

ブッキーが力説してるが、天龍達は疑問しか浮かばない様子、先任の漣の言い分を裏付けてるよね

 

「なんと言いますか、別人?と言うのとも違うのですが、別の存在とでも言えば良いのでしょうか、初対面の叢雲さんがそこに居たのですよ」

 

大和からも説明が入った

 

「?どういう状況か、さっぱりわからん」

 

最初の天龍は疑問符を浮かべそうにしてる

 

「なんか、そうなったきっかけみたいなのはなかったのかよ」

 

口の悪い天龍の尤もな指摘だ

 

「きっかけ?そうだ、ムラムラが叢雲ちゃんのと交換してた、それでムラムラがなんか言ってきたって、叢雲ちゃんもあの状態になったんだよね!!」

 

なにが嬉しいのかブッキーが力説してる

 

「交換?なにを?」

 

いい人の天龍だ、疑問符が……

 

「ミミノアーレ?です、頭のソレを交換したんですよ、ブッキーに蹴っ飛ばされて壊れたとかで叢雲さんが歩く事も難しくなってしまったので、ムラムラが自分のソレと叢雲さんのソレを交換したんですよ」

 

大和が答えてる

 

「「「?」」」

 

なんだろ、天龍達が三人で顔を見合わせてしまった

 

「交換?出来んのか、コレ」

「考えた事もなかったが」

「必要も意味も無いだろ、それ」

 

天龍達はなんか言い合いしてる

 

「よし、ちょっとやって見ようぜ」

 

最初の天龍が言い出した

 

「面白そうだとは思うが、それ以上に意味無しとも思うな」

 

いい人の天龍

 

「まあ、アレよ、もしかしたら建造艦とドロップ艦の意外な違いなんてモンがあるかも知れないだろ、まさか、怖いのか?」

 

口の悪い天龍がいい人の天龍を揶揄ってるんだけど

 

「アホ抜かせ、なにが怖いんだよ、同型同名艦の装備なんだぞ、同じに決まってるだろ」

「個体差ってものがあるって聞いてるわよ」

 

なんかいい人の天龍が食い付いてきたから、少し乗ってみた

 

「個体差?そりゃあるだろうな、だからなんだよ?」

「お前、何をムキになってんだよ、まさかホントに怖いのか?」

 

口の悪い天龍が揶揄う様な口振りから心配そうな口調に変わったんだけど

 

「いいから、ちょっとやって見ようぜ、すぐ済む」

 

言った傍から最初の天龍がいい人の天龍に手を伸ばした、見れば口の悪い天龍までいい人の天龍に手を伸ばしてる

それを見ていい人の天龍が溜息と共にしょうがないと顔に出しながら右手に最初の天龍のを左手に口の悪い天龍のソレを取って二人に取られたソレの代わりに頭に付けた

 

「なんだ、なんも起きないな」

「当たり前だ、何を期待してたんだよ」

「コッチも交換してみようぜ」

 

口の悪い天龍にいわれて最初の天龍が交換に応じる

 

「うーん、なんもない、話なんてして来ないぞ」

 

天龍達はツマンネと声にこそしないが、ありありと表情でその感情を表していた

 

「ムラムラの話では、話かけてきたのは、組手が始まると同時だったって、そこから組手をしていられない程ゴチャゴチャ言ってきたって言ってた」

 

ブッキーだ

 

「だそうだ、どう思うよ」

「組手ってか演舞開始でゴチャゴチャ、ねぇ」

「攻撃思考にならないとダメって事か?」

 

「ここでそんなのやめてよね」

 

天龍達の物騒な話に思わず突っ込んでしまった

 

「こんな所で軽巡が演舞なんて出来っかよ、狭過ぎ」

「この部屋を六倍くらいに広げて良いってんなら、見せてやるぜ」

「六倍って、お前相変わらず近接戦苦手なのか」

 

「苦手なわけあるかよ、見せる演舞をやるなら見る奴の安全距離がいるだろうが」

「あー、ハイハイ、そういう事にしとこうな」

「オイ、疑ってんのか?」

 

「やめろ、なに熱くなってんだよ」

 

いい人の天龍と口の悪い天龍が言い合いを始めた、最初の天龍が止めに入ったが

 

「「「!!!」」」

 

その瞬間、天龍達が頭、と言うか顔を押さえ出した

 

「?どうしたの、天龍?」

 

先任の漣が心配そうに聞く

 

聞こえたのか、最初の天龍が漣の方に視線を向けた

 

「お前達には、コレ、聞こえてないのか?」

「なに?なにが聞こえてないの?」

 

「初期艦に聞こえてないなら、妖精さんじゃないって事だな」

 

口の悪い天龍が変な事を確認してくる

 

「えっ、ホントになんか言ってきてるの?」

 

一組の漣が驚いてる

 

「マジだ、なんだよコレ、クッソウルセーんだけど、どうやって止めんだよ」

 

いい人の天龍だ、五月蝿いって言ってるのに天龍達は顔を押さえてるんだけど、天龍達も声だけど音としては聞こえてないって事なのか、それとも他の理由が?

 

「ムラムラの話では元に戻せば良いって」

 

ブッキーだ

 

「元に?」

「そう、元の場所に戻せば治るって、叢雲ちゃんはそれで治ったんだよ」

 

「そう言う事は先に言えよ、三人でシャッフルしちまったぞ」

 

口の悪い天龍だ

 

「戻すんだよ、じゃないとこのままだってよ」

 

言いながらもいい人の天龍が二人に手を伸ばして自分のソレを手に取った、がそこで動きが止まった

 

「オイ、自分のを取れよ」

 

そう、両手に自分のソレを取った結果、今頭に付いてるソレが取れない

 

「ちょっと待て、不味い、ソレ戻せ、早くしろ!」

「元に戻すんだろ、なんでだ?」

 

最初の天龍の言い分に不思議そうにするいい人の天龍、その瞬間

 

「いいから!!早くしろ!!!」

 

最初の天龍から今まで見た事も感じだ事もない強い気配と共に怒号が飛んできた

プラズマなんてモンじゃない、プラズマの百倍怖かった、震える事すら出来ない程だった、この時の最初の天龍は

気迫に押された訳でもないのだろうけど、いい人の天龍が言われた通りに手にしてたソレを戻した、元に戻ってはいないけど

 

「あー、さっきのは流石に不味かった、これが落ち着くとか、ヤバ過ぎだろ」

 

口の悪い天龍はいつも通りだ

 

「すまん、怒鳴っちまった」

 

最初の天龍が謝ってきた、けど、それだけ切羽詰まったって事、だよね

 

「どう言う事だよ?」

 

いい人の天龍もだけど、天龍達なんか普通に話始めてるんだけど、クッソウルセーんじゃないのかな

 

「アレをやらずに済むとか、やっぱ日頃の行いが効いてるんかな」

 

なにそれ、幾分気不味そうにしてる最初の天龍

 

「善行ならオレだって積んでるぞ?」

 

口の悪い天龍のいう善行?とは一体

 

「いや、だからどういう事だよ?」

 

状況が掴めない様ないい人の天龍

 

「その前に元に戻すぞ、こんな状態じゃ落ち落ち話もしてられん」

 

最初の天龍がそう言って、天龍達は頭のソレを元の場所に戻し始めた

 

「やっと元に戻ったか、二度とやらねーぞ、こんな事」

 

ウンザリを隠すつもりもない様子の最初の天龍

 

「やるって言い出したのは、誰だっけ?」

 

口の悪い天龍だ

 

「悪かったよ、こんなんなるとは思ってなかった」

 

最初の天龍はまだウンザリ中だ

 

「そりゃオレも同じだ、なんなんだよコレ」

 

いい人の天龍だ

 

「えーと、つまり、どういう事なの?」

 

先任の漣から尤もな質問だ

 

「ムラムラが言うゴチャゴチャ言って来るってのは本当だ、今嫌になる程聞かされた」

 

最初の天龍が吐き捨てる様にいう

 

「しかも幾つか声が混じってるから聞こえにくいのなんの、一人づつ話せってーの」

 

いい人の天龍もウンザリなのは一緒らしい

 

「俺等でもこうなったって事はドロップ艦でも建造艦でもなるって事だな」

 

口の悪い天龍のは、感想かな

 

「艦娘ならそうなるって事だろ、でもコレ付けてる艦娘は多くない、そこは不幸中のなんとやら、だな」

 

それに最初の天龍が応じた

 

「うーん、叢雲ちゃんはどう思う?」

 

先任の漣に聞かれた

 

「どうっていわれても、私はそのゴチャゴチャは聞いてないもの、なんとも言いようが無いわ」

 

「は?話が違うじゃねーか、お前が聞いてないなら誰が聞いたんだよ!?」

 

口の悪い天龍だ、人の話を聞いてなかったのかな

 

「ムラムラだろ、さっきからそう聞いてるぜ、コイツはデカイ猫だ、ムラムラじゃない」

 

ちょっと、未だにデカイ猫呼ばわり?いい人でも天龍は天龍だったか

 

「あ、そうね、そう聞いてたわ」

 

口の悪い天龍はアッサリと思い出したらしい

 

「じゃあ、あの状態というのは?」

 

いい人の天龍から聞いてきた

 

「うーん、説明は難しいわ、あの時ムラムラが想定外にもコッチの誘いに思いっきり乗って来たから、タイミングを見計らって懐に潜り込んで変則的だけど投げ技掛けたのよ、そうしたら変な痛みだけが来て、感覚がおかしくなった」

 

「感覚?」

 

最初の天龍だ

 

「瞬間的に痛みだけになって、それが引いたら五感の全てが何処かに行ってしまった、身体も動かせなくなってた、でも、感覚器からの刺激というかそういうのは微かにあった」

 

「例えば視界が真っ暗になった、音が聞こえなくなった、とかそういう事か?」

 

口の悪い天龍が聞いてくる

 

「微かにあったのよ、完全に遮断されたのでは無くね、おかげでブッキーの大声は聞こえたし、ムラムラが焦った顔をしてるのも見えた」

 

「?聞こえてるし見えてる、なのになんで微かに、になるんだ?」

 

続けて口の悪い天龍

 

「自分の見たい所に視線は向けられないし、聞こえてるだけで返事も出来なかったからよ」

 

「?見えるし聞こえるが身体が言う事を効かないって感じか、まるで金縛りだな」

 

最初の天龍が面白そうに言ってきた

 

「金縛り?寝る時とかになるっていう、アレ?」

 

「そう仮定するのなら、金縛り状態の叢雲さんに代わって何かが身体を動かしていた事になりますが」

 

私の質問を仮定として大和が疑問形で聞いてる

 

「ブッキーのいう、叢雲が叢雲じゃないってのと、大和の言う別の存在ってのはその事か」

 

いい人の天龍が合点がいったという感じかな

 

「只の反射行動じゃないのか?寝返りを打つとか寝相が悪いって類の」

 

口の悪い天龍の思い付き、だと思う、根拠がわからないし

 

「あれが寝言だとは思えないけど、ハッキリ言ってたし」

「状況の把握も出来ていました、その場で意味を成さない言葉というのはありませんでしたし、寝言というのとは違うと思います」

 

ブッキーと大和には異論がある様だ

 

「と言ってるが、漣の意見は?」

 

最初の天龍が先任の漣に振った

 

「そう言われても、ブッキーの説明より多少進んだってくらいだし、なんとも……」

 

「あれっ?」

 

そう言い淀む先任の漣に視線を向けて気が付いた、居たはずの数人が居なくなってる、いつの間に?

 

「どうしたの、叢雲ちゃん」

 

いってる最中のセリフを遮られた格好の先任の漣が聞いてきた

 

「視察官と電と五月雨がいない」

 

今気が付いた事をそのままいう

 

「ああ、今気がついたんだ、コッチの話が長くなりそうだからって、ブッキーが力説始めたくらいに五十鈴と交渉してくるって」

 

先任の漣に何でもない様に言われてしまった、が、聞いてないんだけど

 

「えっ?そんな話、してたっけ?」

 

いつの間にそんな話をしたのか、全然わからなかったんだけど

 

「なるほど、これが不安定ってのか、確かにこのまま放置って訳にはいかなそうだな」

 

最初の天龍だ

 

「初期艦がアレに気がつかないって」

 

いい人の天龍はもう少し何かを付け足したそうにしてる

 

「建造艦の俺等でも気付くんだが、改めて見せられると確かにこのままはダメだな」

 

口の悪い天龍まで言ってきた

 

「??」

 

そんな事言われても何が何やら

 

「前に話した事があると思うんだけど、艦娘の間って制限はあるけど妖精さんに頼めばテレパシーみたいな事が出来るのよ、それでね」

 

先任の漣から説明が入った

 

「?視察官は艦娘じゃないでしょ」

 

疑問を言ってみる

 

「あー、当然来るよねそれは、じーちゃんは否定してるけど、どういう訳かじーちゃんはこのテレパシーみたいなのを使えるみたいなんだよね、観察した限りだと、妖精さんにあれだけ懐かれてるから特別サービスなのかな?妖精さん的な」

「なにそれ?」

「いや、今思い付いた」

 

「気が付いた所で、叢雲ちゃん、五月雨から伝言です、ホントはちゃんと自分で伝えたかったんだけど、お爺さんをエスコートしなきゃだから、漣に伝言してった、【あの子に会ったら驚くかも知れないけど、普通に接して欲しい、但し会うのは今の不安定な所が安定してから、それまでは会わないように】だって、伝えたよ」

 

一組の漣から先任の五月雨の伝言だ、そうだが、それは何を言いたいんだ?

 

「?えっと、それを聞いて、どうすればいいの?」

 

「聞いた通りにするか、無視するか、好きにすればいいんじゃねーか」

 

口の悪い天龍だ

 

「まあ、テレパシーみたいなモノって冗談で言ってるけど、種明かし的な所をいうと単に妖精さんに頼んで伝言ゲームしてるだけなんだ、妖精さんが見えて妖精さんの声も聞ける初期艦がその伝言ゲームに気が付かないってのは、アレだけど」

 

先任の漣から再度の説明

 

「提督にプラズマ状態を見られて物凄くテンパってたからね先任は、五月雨が宥めようとして外に誘うくらいだし」

 

一組の漣が事情を説明してくれてる

 

「その誘いも周りを気にしながらテレパシー使って、だもんね」

 

ブッキー

 

「じーちゃんも一緒に宥めてくれるって言ってくれて、ならそのまま五十鈴の所へ行って交渉して来ますって五月雨が言い出してね」

 

先任の漣だ

 

「先任の電ってばあれだけひた隠しにして来たプラズマ状態を老提督の前で実演しちゃうとか、ちぃ姉様の言い様が余程カンに障ったんでしょうな」

 

桃色兎が何故かドヤ顔なんだけど、なんでだろ、それはさて置き

 

「?天龍は一緒に行かなくてよかったの、五十鈴との交渉を買ってたけど」

 

「教導艦の補佐役を優先してくれってよ、補佐役なら一人で充分なんだがな」

 

最初の天龍からだ

 

「どっちかっていえば、御守り役だろ、老提督が俺等に期待してるのは」

 

いい人の天龍だ

 

「?」

 

お守り?何の事だろ

 

「色々とワルサが進行しない様に見張っとけって事だろ」

 

口の悪い天龍だ

 

「大袈裟だと思ってたが、さっきのでそうも言ってられなくなったしな」

 

いい人の天龍

 

「大和の気掛かりはわかるが、今回は入渠してキッチリ診てもらった方が後腐れなくて良いと思うが、その為に俺等をコッチに付けたんだから」

 

最初の天龍

 

「……」

 

大和はイマイチ納得しかねている様子だ

 

「大和としても原因の排除という点は異論ないだろ、その原因を特定するにはしっかり見定めないと、漣はその為に入渠が必要だと言ってるんだ」

 

最初の天龍が入渠を促してる

 

「どう考えても戦場であの状態とやらになるより、入渠でそうなった方が対処のしようもあるだろう、俺等もいるんだ」

 

いい人の天龍も同意見の様だ

 

「大和はそれでもコッチの統制力を超える事態の発生を懸念するだけの根拠を持ち合わせてるのか?」

 

口の悪い天龍までこう言ってる

 

「それと、やまちゃんに無用な心配をかけたく無かったから言わないでおいたけど、今回の入渠は工廠の妖精さんにも相応の体制を整えてもらってるんだ、どんな事態が起こっても対処できる様に、通常の入渠工程に関わる妖精さんに加えて入渠予定の設備がある工廠の殆どの妖精さんに即応体制を取ってもらってる、叢雲ちゃんに着いてるウチの叢雲の妖精さんの話を聞いた妖精さんだ、漣としては現状で望み得る最良の体制を整えたつもりだよ」

 

先任の漣からも入渠を実施する様に言ってくる

 

「そこまでしなければならない、と考えているのですか?」

 

大和が不安そうに聞く、逆効果だったかな

 

「ここまで体制を整えたのは不測の事態への対処もあるけど、観測体制の確実化でもあるんだ、もしかしたら、ウチの叢雲が持たされたらしい解除キー、或いはその関連物が見つかるかもしれない」

「それは叢雲さんが先任の叢雲さんの様に目覚めなくなる可能性まであると?」

 

「解除キーって?」

 

いきなり出て来た単語に思わず聞いてしまった

 

「叢雲ちゃんは熟睡してたからね、格技場からこっちに戻って来た時にウチの叢雲の顛末をやまちゃんには話したんだよ」

「それで、やまちゃんが心配しちゃってね、叢雲ちゃんと同居での教導を言って来たんだ」

 

先任の漣とブッキーが解説、格技場で意識が飛んだから覚えがまるで無いけどそんな事になってたのか

 

「簡単に説明すると、解除キーってのがウチの叢雲が起きなくなる工程を誘発したんだ、アレは修復の失敗では無かった」

 

先任の漣から説明が入る、工程を誘発?どういう事かわからないんだけど

 

「修復の失敗では無かった事は聞いてるけど……」

「例え解除キーそのものがあったとしても工廠側の仕掛けを封印した、機能する事は無いし、進行状況を直接監視して、分岐に入ったとしても即時中断、停止して通常工程に戻す、それをやる為に妖精さんに即応体制を取ってもらってる」

 

「それって、最初の初期艦が工廠に細工したって、ヤツか?」

 

最初の天龍だ

 

「なんで天龍が知ってるの、まあ、ざみちゃんからだろうけど」

「ヒッドイいい様ですね、この漣、そんなに軽い口は持ち合わせていまんせんぞ」

 

流石桃色兎、自身の行動を顧みない、時と場合によっては有効な手段になるわよね

 

「?ざみちゃんでないなら、何処から聞き込んだのさ」

 

「妖精さんからだよ、工廠に使われていない変な仕掛けがあるけどなんか知らないかってな」

 

続けて最初の天龍だ

 

「??あの仕掛けは妖精さんにはなんだかわからないものになってたハズだけど」

「なんだかわからないから、これはなんだって聞いて来たんだよ」

「天龍に?」

「元々は三組の電が妖精さんに聞かれたんだよ、それが回って俺の所に」

 

「色々調べたらこんな仕掛けを組み込めるのは最初の初期艦しかいないって結論に達した、それだけだよ」

 

いい人の天龍だ

 

「まあ、お前達が艦娘に不利になる様な真似はしないしな、保険みたいなモノだろうって線で推測してたんだ」

 

口の悪い天龍が続けた

 

「さっきの話は、変な方向に作用しない様に準備してるって事だろ」

 

最初の天龍は先任の漣の事情を察したらしい

 

「むー」

 

漣が難しい顔で唸ってる

 

「天龍達が僅かな手掛かりからその推測に至ったと言う事は、もしかして、入手出来る資料次第では誰にでも分かる事、なのかな」

 

「なんか引っ掛かる言い方だが、俺等が調べた限りでは特に秘匿された資料にしか載ってないという類のモノじゃなかった、誰にでもってのはそうかもな」

 

最初の天龍だ

 

「元々隠すつもりは無かったからそういう事はして無い、最初の初期艦以外には見てもわからなくなっていたというだけだから」

 

「初期艦の妖精さんなら、見てわかるハズなのにいつの間にか最初の初期艦以外の妖精さんではわからなくなっていた、と」

 

いい人の天龍が確認?してきた

 

「ウチの叢雲の案件で調査に行ったのは一組の五月雨だ、その五月雨がわからないといってる、報告書にはそう書いてるんだよ、うーん」

 

先任の漣が考え込んでしまった

 

「まあ、漣も見ただけではわかりませんでしたし、建造艦の御意見は?」

 

桃色兎だ

 

「?なんの意見だよ」

 

口の悪い天龍が応じた

 

「見ただけでわかりましたか?」

 

「わかる訳ないだろ、俺の話を聞いてたか?三組の電から回って来たと言ってるだろ」

 

最初の天龍だ

 

「つまり、建造艦は見てもわからない、妖精さんは何かがある事はわかったけど、そこまで、という事は?」

 

「どういう事なの?」

 

珍しく先任の漣が桃色兎にきいてる

 

「それを考えるのは、御姉様の頭でどうぞ!!」

「チョット、ざみちゃん?」

 

「仕掛けに対する理解度の傾向としては、小さい方から、建造艦、初期艦、妖精さん、最初の初期艦、と言った所ですか、ドロップ艦はどうなんでしょう」

 

一組の漣も先任の漣同様、桃色兎の思い付いた事がわからないらしい

 

「理解度の傾向、ねぇ……」

 

先任の漣は何やら言いたそうだ

 

「そういうちぃ姉様はどうなんです?」

 

「えっ?」

「ちぃ姉様は見てわかったんですか?」

 

「なんかあるのはわかったし、見当くらいは付いたけど、それだけだね、具体的に仕掛けの使用法までわかった訳じゃないし」

「ちぃ姉様は見当が付いたと、同じ一組の五月雨はわからないといっているのに?」

 

「何が言いたんだよ?」

 

口の悪い天龍が桃色兎のやり方に焦れた様だ

 

「一組の五月雨と漣で、仕掛けに対する理解度に差があるのかも知れない、一組の五月雨はあの調査を極めて慎重に実施した、そこは報告書を読めば異論の余地は無い、はっきりわからなかったから、だから報告書には書かなかったんだと思ってた、もしかして見当も付かなかった?」

 

随分と考え込みながら言う先任の漣

 

「仮にそうだとしたら、如何だっていうんだよ」

 

口の悪い天龍は余程の短気な性格なのかな

 

「いや、叢雲ちゃんの観察では妙な所で建造艦の傾向が見られる場合があるんだ、もしかして一組の五月雨にも、その傾向が?」

 

まだ考えながら応答している先任の漣

 

「そんな傾向があれば同期の漣なり電が気がつくだろ」

 

いい人の天龍だ

 

「あー、そうなんだけど、一組の五月雨は改修を受けてる、改修から余り間を置かずにあの調査に出たんだ、知っていればそういう観点で観察しただろうけどね、それにあの調査以降、明から様に変わっちゃったし」

 

「なにか、改修を受けてたから見当も付けられなくなった、そう言いたいのか?」

 

最初の天龍だ

 

「今思い付いた事なんだけどね、ただ、如何なんだろうね、可能性として」

 

「んー、思い当たる様なそうでもない様な」

 

一組の漣は思い出そうとしてるのか考え込みながら言った

 

「はっきりさせたかったら一組の電にも話を聞いた方が良いな、で、その話はこのデカイ猫の入渠と関係するのか?」

 

いい人の天龍の指摘に思わず大和を見た、いい笑顔を貼り付けていた、多分察し無い方がいい事案だ、古来笑顔は威嚇顔と云われてるし

 

「んん、そんな訳でこちらとしては可能な限りの手を打ってる、叢雲ちゃんの入渠予定通りに実施したいんだけど」

 

咳払い等しつつ、全然誤魔化せてないけど先任の漣が話を戻した

 

「何もわからないままで、入渠を実施、ですか」

 

珍しく大和が明らかに不愉快な顔をした、これは九割方反対って事かな

 

「大和の言い分はわかる、が、状況を見ればサッサと入渠させた方が良いと思うが、そこはどうよ」

 

最初の天龍が言い出した

 

「状況?ですか」

「老提督は大本営の作り直しに掛かるんだ、それからだと入渠っていってもスンナリ行くかわからんしな、増して今回の入渠は手が込んでる、こんな手の込んだ入渠準備を次回にも出来るかどうか」

「……準備不足、何か起こっても対処出来ない可能性が次回以降では増してしまうと」

 

不愉快そうな表情に不安そうな表情まで足して言う大和

 

「そういう事、このまま放置ってんなら、考えなくて良い事だが」

 

いい人の天龍のはダメ出しって言わない?

 

「放置、は出来ません、原因の特定と排除は必須です」

 

表情を崩す事なく大和が言い切る

 

「原因を入渠前に特定して、排除してから入渠ってのが大和の理想とする所だろ、だけど、現実的にそれは無理そうだぞ、初期艦が挙って掛かってるのに入渠して観測しないとわからない事が多過ぎるんだ、妖精さんも艦娘も、謎で不明なシロモノってのは人と艦娘双方に共通する認識だろ、事前に全てがわかるのなら不明なシロモノとは、云われないわな」

 

「……」

 

最初の天龍に諭される大和、幾分不愉快顔が和らいだかな

 

「やまちゃんの了承が取れた所でやっとこさ、本題に入れます」

 

本題?先任の漣の言う本題とは?

 

「叢雲ちゃんはこれから入渠になる訳だけど、不安はない?妖精さんの事で態々漣に話をしに来たくらいだし、何かあれば言って欲しいんだ」

 

割と真剣に聞いてくる先任の漣

 

「アレは解決と言うかそもそも問題ですら無かった、私は司令官に初期艦にと要望されてる、それだけで私には十分な事、漣の話だと、司令官の叢雲も協力してくれてるそうだし、司令官の叢雲の頼み事もあるし、司令官も私が戻るのを待ってくれてる、なら、やる事は何も変わらない、ただ、今夜聞いた話で不安は感じた」

 

その真剣さに押された訳でもないが正直に思った所を言ってみようと思う

 

「ここでの話で?えっとそれはなに?」

 

なぜか意外そうな顔をする先任の漣

 

「視察官が大本営を作り直すと言ってた、私が大本営に来たのは大本営の規定でそうなっているから、教導も同様、ならば、作り直した大本営でその規定はどうなるの?」

 

「それは、これからを見て行かないとわからないね」

 

まあ、そうだよね、その答えは予測出来た、私の本題はここからだ

 

「規定が見直されて廃止されるのなら、大本営に居る時間は無駄になる、視察官はある程度の期間大本営の職務が完全に停止されると言ってた、そんな環境で私が研修を続ける意義は、どこにあるの?」

 

一度は無駄な時間と結論付けた研修だ、大本営の規定がなくなって本格的に無駄になるのなら、視察官に掛け合ってでも鎮守府へ、司令官の許へ帰る

 

「一つには大本営所属の艦娘との交流、二つには現状の艦娘部隊では最大勢力となっている大本営の内情に触れられる、三つには大本営にコネを付けた上で最新情報を司令官に持って行ける、鎮守府では見聞きできない様々な情報を司令官に持って行ける、情報の重要性について、説明がいるかな?」

 

成る程、渦中の中心に居るのだからここで得られたモノは司令官に取っても有益なモノになるかもしれない、そうなる様に私が動けば良いのか、取り敢えずここまでの話をしてみよう

 

「プラズマの話だと、司令官は民間出身で組織力や政治力は期待出来ない、漣の話だと、司令官には非物理的で不合理で過剰な干渉が予想される、五月雨の話だと、司令官の立場は現状では極めて重要、代替が効かないくらいの重責を負っている、そして視察官の話だと、大本営の再生は司令官の我が儘に倣う事が鍵となる、その反例として大本営の遣り様を槍玉に上げる事でソレを強調すると言ってた、ここでも司令官は多くを負う事になる、私は初期艦として司令官に着く、研修の意義は司令官に役立つ事、そこに疑問が生じるのなら、着任辞令だけ取れればいい」

 

「……だって、やまちゃん教導艦として、どうなのよ」

 

真剣な顔から幾分拍子抜けというか普段の表情に戻りつつ話を大和に振る先任の漣

 

「お任せください、この大和、そこまで整然と必用を並べられて必用だけで済ませる等と考えは致しません、当初より言いました、先任の叢雲さんを超える技量を習得させてみせましょう」

 

言ってる事が滅茶苦茶なんだけど、大丈夫か、この戦艦

 

「まあ、書類関係とか接客応対とか要人警護とか、大和は陸の上で必要そうなそっちの練度はカンストしてるから、大丈夫だろ」

 

最初の天龍のソレは感想かな、物凄く他人事って感じで、触らんで置こうって感じに聞こえるんだけど

 

「で、不安はそれだけか?」

 

いい人の天龍に聞かれた

 

「未来を見通す様な技量は持ち合わせていない、私の見える範囲も手の届く範囲も限られてる、三組の吹雪と話した時に指摘された、私に足らないのは現状を、その限られた範囲から測れるだけの知識だと、今でも何の知識が必要なのか、計り切れてる訳じゃない、そこを支援なり助言なりをもらえるのなら、私が研修を続ける理由になるでしょう」

 

「何つーか、叢雲らしい言い方だな、睦月がこんなセリフを吐いたら取り押さえて監視付きで絶対安静な案件だな」

 

口の悪い天龍の言い分は、なにを言いたいのかさっぱりわからん、わからなくていい事だからわからない様に言ってるんだろうけど、ブッキーと天龍達には意味が通じた様子だった

 

 

 

 

その後、予定通りに入渠は実施された

 

入渠場に入って予備検査を受けてる時に工廠で作業中といっていた初期艦達が漣達と合流しているのが見えた

工廠でなにかあったのだろうか、もう入渠工程が始まっているから中止しない限りはどうにも出来ない、漣達は何も言ってこないから単に合流しただけだと思うけど、入渠が終わったら聞いて……みよう

 

 

 

 

 

 




登場艦娘

研修中の叢雲、天龍達から稀にデカイ猫呼びされてる
教導艦の大和、老提督の秘書艦も兼務してるハズ

先任の漣、最初の初期艦の一人、桃色兎からは御姉様呼びされてる
先任の五月雨、最初の初期艦の一人、桃色兎からは五月雨御姉様呼びされる事も
先任の電、最初の初期艦の一人、今回はプラズマ状態の体現者
先任の吹雪、最初の初期艦の一人、大勢からブッキー呼びされてる
先任の叢雲、最初の初期艦の一人、研修中の叢雲からは司令官の叢雲呼びされてる

最初の天龍、32話オープンカフェで最初に声をかけて来た天龍
いい人の天龍、27話大和に苦情を言いに来たが、事情を知り頼って来いと言った天龍
口の悪い天龍、32話オープンカフェで可愛げが足りないと言って来た天龍

演習組(三組)の漣(桃色兎)、ざみちゃん呼びされてる
演習組(三組)のいなずま、工廠で作業中
演習組(三組)の叢雲、ムラムラ呼びされてる、工廠で作業中
演習組(三組)の吹雪、工廠で作業中
演習組(三組)の五月雨、さみちゃん呼びされてる、工廠で作業中

一組の漣、桃色兎からはちぃ姉様呼びされる事も
一組の電、工廠で作業中
一組の五月雨、改修済み、工廠で作業中


睦月、大本営所属艦娘、天龍の統括する遠征隊の一人、睦月型は同名艦が多数配属されている




登場人物

老提督
・研修中の叢雲からは視察官、一期で視察官として鎮守府に来ている時が初対面だったから
・最初の初期艦からはじーちゃん、お爺さん、艦娘部隊発足前から色々あった経緯から
・稀に最初の人、艦娘の言う妖精さんを見る事が出来た最初の人
・本編中では艦娘部隊上部機関からの要請で大本営を査察中、大変難儀中


司令官、一期の司令官の事



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