7月21日
定期便が昨日と同じ編成で来た、運んで来た資材を搬入し終えるとそのまま執務室に乗り込んで来やがった
それも余計な連中を引き連れてだ、どう見てもウチの初期艦と会った上での行動だ
「お前ら面会要請くらい出せ、許可してないぞ」
「そういう誤魔化しは要らないですから、詰めの話をしませんか、司令官」
何時に無く真剣な漣
「詰めの話?大増設計画の決行日を決めるのか?」
「それもありますが、その他諸々全部纏めて実行しましょう」
真剣な漣の後ろで取り敢えずは大人しく控えている連中が気になる
「現段階では準備不足だ、大本営で主導するならこちらに止める権限は無い、勝手にやってくれ」
そういったら五十鈴が前に出て来た
「何の準備?必要な準備なら、大本営で許可出来る案件なら全て許可を出す、この場で今直ぐに承認でも許諾でも出すわよ」
初期艦配置の許可は出さないクセにこう言ってくるという事は大本営では本気で私に全部負わせるつもりなのか、気が滅入る
「五十鈴、司令官は普通の人なんですよ、訓練を受けた士官でも、自営経験のある起業者でもない、今は司令官の成長より組織の拡大が先んじている状況です、そこを補佐してこその初期艦であり、秘書艦ではないですか?」
五月雨が五十鈴を止めてくれた、慎重派の五月雨らしい言い分だ
「それと、司令官、あの子の、一組の五月雨の望みを叶えてくれてありがとう」
続けて言って来る五月雨
「?私は、何もしていないが」
まあ、知られずにって訳にはいかない、それでも感謝される様な事でもないと思うが
「あの子は、ずっと望んでいました、司令官のチカラになりたいと、その機会が巡って来てあの子は迷わなかった、あの子は、五月雨は司令官のチカラになれましたか?」
「……もちろん」
そう言うしかなかった、余計な言葉は言い訳、否定にしかならないだろうから
「だから、ありがとう」
そう言った五月雨はとても柔らかい笑顔を見せてくれた
「じゃあ、話を詰めようか、何が不足しているのか、その解決策を考えましょう」
空気を入れ替える様に吹雪が元気良く言って来た、五月雨の件は引き摺る話ではないと思い直して吹雪の話に乗る、折角あの五月雨が前を向かせてくれたのだから
「鎮守府の増設自体は大本営で出来ると言っていたな、そこに着任する司令官と初期艦は大本営でなければ用意出来ない、大増設計画に合同作戦中の鎮守府が協力できる事は資材の提供だけではないか?」
それなら大増設計画は大本営で主導した方が良いと考えている、何故大本営はこの計画までこちらに振ってくるんだ、そこがわからない
「その資材提供だけでは大増設計画は片手落ちになってしまう、この計画で求められているのは艦娘艦隊の大規模運用です、今から着任する司令官達に手探りで艦娘運用を学んでもらう時間は無い、着任と同時にそれなりの運用手腕を発揮してもらわないと監察官達が納得しない、その為にはこの鎮守府で修復待ちの高練度艦達の助力が必要となってくる、これが大本営で大増設計画を主導出来ない理由、同時にこの鎮守府で、佐伯司令官にしか主導出来ない理由でもある」
漣からの解説が入った、あの移籍組を掌握しろってそういう事情かよ、嵌められた
それに気が付いても後の祭りな訳だが、情報の小出しが過ぎるんだよ、大本営は
「それは移籍組を分散配置する、という事か?」
「それは司令官の良い様に、移籍でも出向でも、最終的に監察官達が納得すれば良いんですから」
なにその分り辛過ぎる基準は、どうやって判断すればいいのかな
「心配しなくても良いのです、大増設計画により開設された鎮守府には複製型の艦娘が配置されます、この世代の複製型なら建造艦でもドロップ艦の真似事くらいは出来るのです、これまでの建造艦しか知らない監察官達なら問題無く納得するのです」
電からなんかの説明が入ったが、何の話かわからない
「あれ、五十鈴?話してないの?」
漣が私の疑問を感じ取ったのか、五十鈴に話を振った
「話はしたわ、複製を使って数を増やす算段を立ててる事はね、問題は解決出来たの?そっちの話は五十鈴も聞いてないんだけど」
「あれ、天龍?話してないの?」
今度は後ろにいる天龍に振る漣
「昨日、一昨日の状況を覚えてたら、オレにその質問はないだろう、お前だって話せてない」
「……ご尤も」
天龍の言い分に納得したらしい漣
「それで、複製型の艦娘とは?」
話を聞かないことには判断出来ない、続けてもらおう
「これまでは建造の度に発生させてた妖精さんがそのまま艦娘に成っていた、これを複製技術で増やした妖精さんに置き換える、するとドロップ艦とまでは行かないけど、ある程度の技量を持って建造出来る様になったんですよ、発生した妖精さんは工廠で経験なり鍛錬なりしてもらってから工廠の妖精さんとして艦娘の建造に加わってもらう、アメリカの建造で艦娘の建造に対しての理解が深まった事でこういう方法が可能になった、外部の発想というのは固定化された概念を取り払うには最適ですな」
ウンウンとなにを感心しているのかは置いておくとして、要するに艦娘の複製では無く妖精さんの複製という事か
そこをクリアしているのなら大増設計画でも妖精さんが不足する様な事にはならなそうだな
「その複製は何処でも出来るのか」
「今の所大本営だけですね、この鎮守府には技術供与しますから、ここでも出来る様になります」
「その複製にかかる資材は?資材以外に必要なモノはあるのか」
「正確には計量していませんが、艦娘の建造に必要とされる量よりは少ないです」
「資材だけでいいのか?」
そんなはずはないんだが
「その筈ですが、なにか心当たりでもあるんですか?」
初期艦の漣からそんな質問が来るとは思ってなかった、この漣、初期艦だよな
「なんですか?」
おう、漣にジト目を向けられた、感のいい奴だ
「ウチに工作艦が研修で来ているのは知っているな、取り敢えず今の話を聞かせて、意見を聞いてくれ、嫌な予感しかしないが私ではお前達に納得出来る説明は出来そうにないからな」
「?」
漣の顔にハッキリと疑問と疑念と困惑が表れていた
「あのー、長良の提案はどうなりましたか?」
遠慮がちに後ろの方から声が上がった
「何人いるのか知らんが、取り敢えず全員来てくれ、あんまり多いと部屋が足りるかわからんが、その時は五十鈴の方でなんとかするだろ」
「言われなくてもそうするわ、で、取り敢えず来させてどうするの、来させてしまったらドロップ艦として邂逅したって言い訳が使えないわよ」
即答して来る五十鈴、そんなに急かすなよ
「大本営所属ではあるんだろ、老提督が言っていた、必要なら人でも艦娘でも予算でも大本営にあるだけ提供するとな、なら提供してもらおうじゃないか」
秘書艦が辞令を交付するのが障害なら老提督が直接交付するって手もあるだろうしな
「……ああ、そういう、わかった、でもそれ、大増設計画の成功と引き換えよ、わかってる?」
五十鈴は嫌味を言わないと気が済まない質なのか
「五十鈴は成功させたくないのか?」
「言い様が卑怯よ、そんな言い方しなくても協力するから、五十鈴も言い方を改めないといけないわね」
「わかりました!!長良、これより全員を連れ帰ります!!!」
話が纏まったと見るとそう宣言して長良が執務室を飛び出した
それにしても連れ帰りますって、気の早い事だ、何人がどれだけ厄介事を持ち込んで来るのやら
「漣、ツレが要るのなら連れてっていい、工廠で工作艦と話して来てくれないか」
未だに納得しかねるといった感じの漣に言ってみた
「……意図する所が分からないですが、司令官がそう言うのなら」
「なにを不満そうにしてるの、おねーちゃんが聞いてあげるから一緒に工廠に行こうね、漣ちゃん」
「……ブッキー?悪いモノにでも当たったの?」
そんな感じで漣と吹雪が工廠に向かった、まあ、工作艦といっても建造直後の建造艦だ、初期艦の漣には思う所もあるのだろう
「工廠には一組の漣も居ますよね、一組の電も見かけましたし」
それを見送りながら言う五月雨
「ブッキーのお世話が効けば良いのですが」
電は心配してるのかな
「それに、司令官の初期艦もいる筈よ、状況確認だって言ってた」
こう言っているのは特務艦を引率中の初期艦
「どうやら腹は括れた様だな、昨日のアレを見たから、心配しちまったぜ」
天龍の言う昨日のアレとは、話の途中だったにも関わらず艦娘が揃って退室した、アレか
やっぱり見放されたんだな、アレ
「誤解すんなよ、あれからどうやったら司令官を支えられるのかってずっと話してたんだからな、最悪今日来たら司令官が居なくなってる事態まで想定してたんだ、こっちの心配も少しは汲んで貰いたい所だぜ」
身勝手な言い分だ、そうしないと困るのは自分達であって私ではない、大本営所属艦が私の心配をするのは何処まで行っても自分の都合でしか無いだろうに
「そうそう、司令官、例の契約書、憲兵隊の検証が終わったそうよ、近々老兵さんが持って来るから、今度こそ署名して契約変更に応じて欲しい、そうすれば司令官を煩わせている権限の限界を失くせる」
思い出した様に言い出す五十鈴、此の期に及んで情報の小出しかよ、なにを考えてるんだろうね、この軽巡は
「それは後で良いだろう、提督よ、今後について改めて方針を示す時だと思うが、それを提督自身の声で皆に伝えて欲しいのだ、この長門では提督の代わりには成れん」
これまで大人しくしていた長門が前に出て来たと思ったらこんな事を言い出した
言いたい事は分かるが、資材集積の都合があり、所属全艦娘を集める機会が作れない
現状の集積量を落とさない様にすると同じ話を最低でも四回はしなくちゃならない、それに時間も相応に取られる、どうしたものか
「司令官、資材集積量は計画準備段階としては必要量の備蓄が確保されています、又、資材集積率も其々の艦隊毎に安定しています、ここは一旦全行動を停止し、次の作戦行動の足並みを揃える為の準備期間としては如何でしょうか」
そう言ってきたのは大和だ
言い分は理解する、するが、それを実行したら、多分足並みを揃える所かウチ以外の鎮守府が計画に必要な資材供出をしなくなる、今は合同作戦としての協力体制なのだから
一旦停止はそのまま作戦終了となりかねない
私自身そう判断して、大増設計画の話は直接的には他の鎮守府司令官に話していない
尤も私が話さなくとも他の鎮守府司令官達は何処かから大増設計画の詳細を聞き込んでいる様だが、こちらには問い合わせて来ていない
私の思惑としてはこの合同作戦の延長として大増設計画を推進する腹積もりでいる
だから、変に区切りとなる様なイベントは挟みたくないのが本音の所
それに工廠の妖精さんの件で話をした時にも色々言われたしな、不満は分かるがそれを私にぶつけられても、どうにもしようがないんだが
「面倒臭いヤツじゃのう、そんな所で考え込まんと他の司令官達にぶちまけて来れば良かろう、なんなら妾が代わるぞえ?」
え?今の初春?こんな集まりに顔を出して来たのか?珍しい事もあるもんだ
声のした方を見ると、初春がいつものポーズで涼しい顔していた
「まったく、妾がおるのに気付いておらんかったようじゃの」
不満を隠す気もない初春
「悪かった、来ているとは思ってなかったんだ」
「フン、駆逐艦は背が低いからの、見え辛いのだな、だが、そこを見るのが良い司令官じゃ」
「……」
なんかエライ御立腹、そんなに怒らせる様な事では無いと思うが、他に理由がありそうな感じだな
「妾が来たのは叢雲の代わりじゃ、何を話したのか聞かせてくれと頼まれてな、彼奴は彼奴で聞き込みに忙しいからの、時間もない事であるし同輩の好じゃ」
そうか、叢雲が初春を寄越してきたのか、それで、初春は何故そんなに怒ってる?
「まったく、叢雲には直ぐに絆されおって、妾ではさっぱり動かせなんだ、口惜しい事よのう」
「???」
何を言ってるんだ初春は?
「あー、初春?そういう話は、後日、というか、後で五十鈴が聞くわよ?」
「それでは聞いてもらうとするか、行くぞ五十鈴」
「えっチョット今直ぐ?」
そんなこんなで初春が五十鈴を引き連れて退室して行った、なんだアレは
「それで、提督自身で皆に伝えて貰えるのか?」
長門がこう言ってくるって事は所属艦の不満もそれなりなんだろうと思う
「正直な所、難しいな、そういう不満がある事は初春からも聞いてるが」
「時間の問題か?」
「それもある、それだけではないが」
「事は鎮守府所属艦の士気に直結する大事だと、私は判断する、この鎮守府の司令官である提督がこの鎮守府所属艦以上に時間を割かねばならない大事とは、何だ?」
「長門、それは……」
「私は提督に聞いているのだ、口を挟まないで貰いたい」
初期艦が口を挟んだら長門に止められた、長門も色々溜まってるらしい
「前にも説明したと思うが、今進めようとしている計画は、影響範囲が広い、誇張無しでこの国の規模そのものが影響範囲となる、その上失敗はそのまま大本営隷下の艦娘部隊を解散させる根拠となる確率が高い、最悪の場合、お前達全員が解体処分となる可能性まで含んでいる、私はそんな事態を招きたくない、その為にはやらねばならない事が多く、そちらに時間を割かねばならない、これまでの様に、いち鎮守府司令官としてお前達と向き合えるのは、この計画の成功が監察官達に認められ艦娘部隊がこの国に留まれる事が確実になってからとなる、それまでは計画推進に注力し、成功を収めてから、考える」
「我等鎮守府所属艦を差し置いてあの移籍組の高練度を自称する艦娘達を指揮下に置くと聞いたが?」
何時に無く長門の追求が厳しい、それ程に所属艦達は不安も感じているという事か
「一義的にはそうなる、あの修復待ちの艦娘達はこの鎮守府所属としなければ、所属先が無くなってしまう、それでは再配置すら出来なくなる、何の為に修復して戦線復帰させるのか、そこから疑問を呈しても何も始まらん」
「我等だけでは戦力不足だと、いう事か」
「長門は必要十分だと、判断しているのか?」
長門だって今の自衛隊の混乱振りは聞いている筈、ここから艦娘艦隊で海域確保の行動を起こすのなら戦力は幾ら有っても多すぎる事は無い
「自衛隊が呼び寄せてしまっているからな、これを以前の状態に戻すだけでも、どれ程の艦隊が必要なのか、私にはわからん」
そう、自衛隊が殲滅戦を実施したお陰で一時的に周辺海域の深海棲艦は激減した
しかし、深海棲艦の十八番、無限湧きが発生、周辺海域の深海棲艦は以前よりも増してしまった
遠征隊は自衛隊の海域情報が無いと遭遇戦を避けられない、もう以前の様に、遭遇戦は稀な事態と評する事は出来ない
自衛隊が実行した様に殲滅戦をやらざるを得ない状況に変わってしまっている
だから、鎮守府の再稼動は始動と同時に総力戦となる事が確実視される
半端な準備や指揮系統の不備、まして艦娘の士気低下などがあるのなら、それらを解消してから始動しないと海域攻略に繋がらない、被害やら損害は無くせる訳でもないが抑える努力は無駄では無い筈だ
この総力戦が実施出来る艦娘部隊の拠点は大本営を含めても四つしかない
しかもその内二つは今も工廠が起動出来ずに修復待ちの艦娘がいる様な状態で総力戦など無理と判断しなければならない状況だ
なのに、大本営は鎮守府に初期艦を配置する許可を未だに出し渋っている
鎮守府の再稼動が出来る条件が整ったとは何処から見ても云えない
今は再稼動後に大量消費する事が分かりきっている資材集積に励むしかない
この鎮守府は総力戦による大量消費に加えあの移籍組の修復まであるのだから
尤も数の違いこそあれど修復待ちの艦娘が多数居るのはどの鎮守府も同じだが
「司令官はどうしたいのですか?お爺さん、老提督は佐伯司令官に状況を委ねたと聞いています、私達は、初期艦は司令官を支持しています、思う所を聞かせてください」
そう言ってきたのは五月雨だ
「電が思うにですね、先ずは鎮守府間の指揮系統を構築し今以上の協調体制を確保する、一層の事、この鎮守府の指示を艦娘に優先的に履行させる規則と司令官への指揮権を確立しても良いのではないですか?」
「電は時々過激な事を言い出すわね、それは駄目」
電に応じたのは初期艦だ
「なぜですか?」
「司令官はそういう方向で考えていない、五月雨が支持するって言ってるのにそういう過激な発言は如何なの?」
初期艦は電の提案に反対の様子
「そういう初期艦は何か考えがあるのか?」
おや、長門が矛先を初期艦に変えた、何か考えでもあるのかな
「そうね、現状で手続きだけの問題としては五箇所の鎮守府に初期艦を配置する許可を大本営が出さない事、その所為で工廠が止まったままだから、鎮守府が再稼動出来ない、鎮守府の再稼動は工廠の再稼動と同義なのだから、どうにかしてその許可を取り付けましょう」
「そこを無視して指揮権や規則を弄った所で実は無い、という事か」
なんか、長門が嬉しそうにしてるんだが、なんだろうね
「そうなる、漣の話だと大本営で複製した初期艦を配置するって言ってたけど、それが何時になるのか、天龍は知ってる?」
未だに大人しく後ろに控えている天龍に聞く初期艦
「命令があれば直ぐにも出来る、ここの所一号の初期艦が来てるのはその辺の話があるからだ、話す機会に恵まれなかったがな」
おい、そういう事はさ、話を通して置く事じゃ無いのかな、なんで私の所に話が来るのがこうも遅いのかな
「という事は、工廠に行ってる漣が帰ってこないと話が進まないと……」
「長門、いま遠征隊は如何なっている」
初期艦の話を遮ってしまった、大丈夫かな、大丈夫そうだ
「遠征隊は予定通りに資材集積に勤しんでいるが、中止させるのか?」
まあ、長門はそれで私から所属艦に話を通してもらいたいんだろうな
「いや、回数を間引いてくれ、疲労度を勘案してな」
「そこを基準にしたら軽巡達が出られなくなる」
まあ、資材集積が目的ならそう考えるよね
「重巡を出していい、集積率より海域哨戒を主軸にした編成に順次切り替えてくれ」
「ん?それでは、提督からの伝達ができないでは無いか」
遠征を止めないと所属艦を集められないって考えだよね
「それは哨戒結果を見て決める、近頃は自衛隊に頼りきっているからな、艦娘艦隊での自立行動に切り替えろ」
「ほう、時間を作るのだな」
漸く長門が私の考えに気が付いた様だ
「作れるかは向こう次第だがな」
「わかった、遠征隊と協議して来よう」
そう言い残して長門が退室した、それを見送っている大戦艦に呼び掛ける
「大和、長門と一緒に遠征隊の切り替えを、編成の組み替えをよく覚えてくれ」
「は、はい、大和は工廠へ行って来ます」
なんだろうね、話を聞いていたかな、あの大戦艦は
登場艦娘
初期艦研修中の叢雲、現在外地研修として特務艦隊を引率中、教導艦は天龍に変更されている
単に初期艦との表記であればこの叢雲を指す、筈
一号の初期艦、吹雪、漣、電、五月雨 (叢雲は鎮守府にて聞き込み中)、遠征隊として鎮守府に来ている
一組の初期艦、漣、電 (吹雪は解体、叢雲、五月雨は改修素材で三名欠員)、佐伯司令官の補佐担当
二組の初期艦、吹雪、叢雲、漣、電、五月雨 、老提督の補佐担当
三組の初期艦、吹雪、叢雲、漣、電、五月雨 、老提督、遠征隊のサポート担当
秘書艦の大和、秘書艦に任命されているが鎮守府に転属となり秘書艦は名目のみとなっている
老提督(大本営司令長官)秘書艦の五十鈴、鎮守府滞在中、艦娘部隊大本営代理人の側面を持つ
大本営の遠征隊、天龍等が率いる遠征隊、各鎮守府を巡回していたりもする
移籍組、本編中では引き籠り達として出て来ていた高練度艦達
特務艦、工作艦一、給糧艦ニ、補給艦ニ、この五隻が研修中 (名目上)
五十鈴の姉妹艦達
・大本営で未帰還者として記録されているあの海戦の生還艦娘
・海戦からそれなりに経つが戦没扱いに出来ない事情がある、らしい
・現在五十鈴の主導、天龍達の協力により何処かに隠匿中
・大本営には同型同名艦が所属している
登場人物
老提督
・研修中の叢雲からは視察官、一期で視察官として鎮守府に来ている時が初対面だったから
・一号の初期艦からはじーちゃん、お爺さん、艦娘部隊発足前から色々あった経緯から
・稀に最初の人、艦娘の言う妖精さんを見る事が出来た最初の人
・現在監察官の一人として大本営の監察中、大本営を上部機関が統括下に置いている間の臨時司令長官
監察官
艦娘部隊上部機関より派遣された、退役軍人、国家代表、元上級官僚、という方々、大本営を監察中
老兵
・老提督に続き妖精さんを見る事が出来た二人目の人、退役軍人
・老提督と同様に艦娘部隊上部機関に席を用意されてる艦娘部隊の重鎮の一人
・監察官の一人として大本営を監察中の筈
・現在大変な厄介事を抱え込み難儀中でもある
移動指揮所の自衛隊
佐伯司令官の要請で舞台となっている鎮守府に駐留、自衛隊内部で扱いが割れて紛糾中、現場の自衛官は艦娘部隊に協力姿勢を示している
佐伯司令官、増設された五箇所の鎮守府の一つに着任した司令官、舞台となっている鎮守府の司令官