思い付きではありましたが、楽しく書くことをモットーにしました。少しばかり今までのお話を振り返りたいと思います。
第一話「眠り姫の目覚め」
可奈美と姫和が隠世から戻ってきて四か月、結芽ちゃんもあの世から帰ってきてしまったという妄想を文章化。新しい居場所、新しい仲間、戦う理由、一周回って丸くなってしまった彼女はどこへ行くのか、そんな第一話です。
結芽ちゃんには新しい御刀『ソハヤノツルギウツスナリ』としましたが、実は選定に迷い、刀剣図鑑から結芽の背丈に合う名刀を選びました。そして、指摘されるまでちぃねぇの御刀であることをとんと忘れていました。ワシ情けない。
第二話「再開と未練」
実は可奈美と結芽のからみがもっと見たいという願望の第二話。これが書きたかっただけだろ、そんなお話。もちろん、丸くなった結芽がどうやって鍛え抜かれていくか、周りの人間はどうやっても結芽ちゃんを救えないのか、最終話のプロットから多分に影響がある話となりました。
第三話「横浜の踊り子」
荒魂と化した殺し屋を第二課が倒す!と、カウボーイ・ビバップを見ながらプロット書いてたせいで、こんなお話になりました。この回から結芽ちゃんは柔術を組み合わせた戦闘スタイルに変化していきます。道場で見て、体験したことを全て自身の能力にする、結芽ちゃんのポテンシャルを再見する回でもあります。
第四話「一人の逃亡者」
アニメ本編を見ていて、親衛隊は先代が存在し彼女たちは実験台としてすりつぶされたのでは?という考察をし、誕生させたのが初代親衛隊の国府宮鶴さんです。もちろん、彼女も訳ありで入ったから、少佐は『仕掛人・藤枝梅安』の全てを失い仕掛人となった彦次郎から彦というコードネームを付けました。と言っても本作で一番幸運なのは鶴さんなのですがね。本当は御前試合で何度も刃を合わせた獅童真希とのギャグシーンを足したかったが、やらずじまいでした。
第五話「湘南怪獣大決戦 江ノ島危機一髪」
はい、ギャグ回です。書いてて一番楽しかったです。ただし、ここからがこの物語の本筋となっていきます。彼女たちの友情関係も次回へつながっていきます。
第六話「青子屋の女主人」
本当は敵組織の大親分の登場回!だけど梅さんがあっさりと倒しちゃいます。
ここから装備(柄)が一新し、結芽ちゃんも心機一転、ここから始まる大災厄に立ち向かっていくことになります。ちなみにちぃねえさんの御刀は清水寺に奉納さている『騒速』という言い訳がましい後付けをしました。でも『騒速』数振りに、さらに『漆黒剣』を腰に帯びて東日本に眠る怨念が具現化させた荒魂軍団を仲間とともに斬り祓う…カッコいいなぁ、それで一本書きたいですね。
第七話「宿命の刀使」
結芽ちゃんを両親が見舞いに来ない理由をあれこれ考えて、一番極端な例を本作の設定に採用しました。そして生まれたのが梅こと燕恵実。彼女の過去が全て『結芽錯綜記』の根幹であり、結芽の人生を最初から狂わした原因とも言えます。私にとっては結芽ちゃんの宿命そのものを書きたかったから、宿命の象徴である肉親を描くことはテレビシリーズ本編を観てきて自然と書きたくなったことでもありました。
第八話「導きの剣」
夜見さんを出したい。コタツでぬくぬくしてほしい。そうして出来上がった最終回。結芽ちゃんの成長は続いていくけど、きっといいおねぇさんになってくれるだろうなと、再びアニメ本編を観るとつらくなってくるよ…。
女の子は涙の分だけ強くなれる。とじともでは結芽ちゃんの成長見守り隊。失礼しました…。
外伝㊀「雪夜の灯」
紗耶香ちゃんかわいいよね。それだけのお話です。
ちなみに錬府の新学長ってことで設定した湖衣姫学長は、実は鶴さんの先輩で初代親衛隊隊長と設定してみました。何かと世話見の良さは先輩譲りであることもあって、本編終了後は初代親衛隊と遊撃隊との懇親会を開きトラブル発生、あとで朱音からこっぴどく叱られるのですが、そういう話を書いたら趣旨が変わるので断念。
外伝㊁「抜即斬祢々切丸」
お話は結芽が復活し、目を覚ます直前の出来事。薫と寿々花が青子屋の脅威と戦うお話。実のところ、薫が大太刀で抜き打ちをするところを書きたかっただけなんです。
外伝③については「神起編」本編への組み込みのために削除しました。