大泥棒の卵   作:あずきなこ

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05 陰獣を討て

 地中から忍び寄ってきた見た目がキツイ刺客。

 理屈はわかる。土の中を移動するのであれば、確かに服は邪魔だろう。

 例えるならば水泳。水の中を泳ぐあの競技だって、水着次第で記録が変わるものらしいし。

 それを思えばこそ、土の中を泳ぐのであればブーメランパンツのみという装いはまぁ納得できなくもない。

 ただ、そこに本体の見た目が合わさっているせいで余計にキツイのだ。あれが引き締まった爽やかボディのイケメンだったらスポーティーな印象を受けたのに。

 異様に縦長の頭部には小さな目に潰れた鼻、おちょぼ口。首から下は筋肉質ながらも弛んだ腹や余った皮。受ける印象は醜悪。

 

 そんなキツイ彼は、地中の移動に念能力を用いていた。

 それは私が地中の彼を感知できた事と、地上へと出てくる時の様子からして明らかだ。

 ただ単純に掘り進むのはそもそも相当きついし、蜘蛛なら地中のその音を拾うくらいは出来るはず。何より、土から出る時に何処かに手をついて体を持ち上げる必要だって有るはず。

 しかし近くに居たウボォーは音に気づかず、また出てくるときも手を使っていなかった。地面からニュルりと、身体をくねらせて這いずり出てきた。それこそ毛穴から押し出される角栓のような気持ち悪さで。

 肉体のみで説明できない動きは、念能力を用いた証。それ故に、両手はフリーのまま地面から出て次の行動に移れる。しかしそれ故に、私に早期に気取られた。

 

 地面から味方が出てきたと同時に、残りの陰獣も動き出した。

 完全な不意打ちには失敗したけれど、地中から出てきた奴は背後を取ってはいるので、そのまま攻撃するのが一般的な行動だろう。

 ならば、防御だろうが回避だろうが、ウボォーのとった行動の隙を突いて3人が攻撃してしまえばいい。

 その判断は、ある意味では正しくて、そして大きな間違いだった。

 

 ウボォーは自分の背後に有る地中からきた人影に気づき、左肩越しにそちらへ振り向いている。

 対して両手がフリーのまま出てきた刺客は、そのまま自身の右手を振りかぶっている。

 そのまま繰り出される右ストレート。陰獣の実力を思えばこそ、その行動に対して相手は直撃を受けるか、防御か回避の選択肢を取らざるを得なかっただろう。

 その後に全員で畳み掛ける。陰獣にとっては、その流れはもはや決定事項になっているはず。

 

 しかし、それは大きな間違い。

 地中からの刺客は、ウボォーが早期に自身を認識した時点で逃げておくべきだった。残りの仲間は、声を出してでも彼の攻撃を止めるべきだった。

 彼らが今まで相手してきたレベルの敵ならば、この行動でよかった。けれど、今回は格が違う。もっと慎重に攻めるべきだった。

 一般的な行動をとっては駄目な相手。最大限警戒し、本来除外していたカウンターという選択肢も視野に入れねばならなかった。

 膨れ上がる両者のオーラ。刺客のオーラは、構えられた拳に。そして獰猛に笑うウボォーも、拳へ。

 殺意のオーラが込められた刺客の拳がウボォーの顔面へと迫り――――

 

「甘ェんだよッ!!」

 

 ――――ウボォーが吠えた次の瞬間、刺客の頭部がはじけ飛んだ。

 指令を送る脳を失い、拳を突き出した体勢から、ゆっくりと傾いていく刺客の身体。

 ウボォーは迫る拳を、身体を左に傾けながら回避。結果それは顔の横を通過し、今度は回避の流れで体の回転を加えたウボォーのカウンターの右フックが炸裂。

 攻撃のために拳を集めて防御力の下がった肉体。その頭をウボォーの拳は軽々と打ち砕いた。

 

「おっ、ナイスカウンター」

「相変わらずいいパンチしてやがる。アレは食らいたくねぇなぁ」

 

 シャルが無邪気に褒め称え、ノブナガが手に顎を当てて感心したように言う。

 私はウボォーのパンチもそうだけど、頭部を失ってなおキツいあの外見に、出来れば全身木っ端微塵にして欲しかったという思いのほうが強かったけど。

 何はともあれ、早速1人倒した。ワンパンとはさすがウボォーだ。

 

「さァて……次はどいつだ?」

 

 裂けるような笑みで挑発するウボォー。そんなこと言ってないで、予想外の事態で僅かに硬直している隙に1匹でも殺っておけばいいのに。これも戦闘狂の性ってやつだろうか。

 残った3人の陰獣も、刺客の死骸が地面に倒れ伏した頃には正常な思考が戻ってきている様子。統率のとれた動きでウボォーに迫る。

 仲間の死に激昂しながらも、冷静さは欠いておらず、警戒の度合いは増しているようだ。

 

「死ぬのはテメェだ!!」

 

 叫びながら側面から回りこむ、細身で黒髪がツンツンとウニのように尖った、肉食獣を連想させる顔つきの男。

 正面から近づくのは、小柄で禿げた目の小さい男と、その後ろから追従するように大柄で太った黒髪の男。

 

「命知らずは好きだぜェ……! だが死ね!!」

 

 迎え撃つウボォーは、言いながらも正面から迫ってきた小柄な男に右ストレートを放った。

 だけどそれは、対象の肉体から無数に出てきた黒い何かによって、ダメージを与えることは出来なかった。アレは毛だろうか。

 なるほど、無策で突っ込むわけはないと思っていたけど……中々便利そうな能力を持っている。使いたいとは思わないけど。

 自身の体毛を操り針のように硬度を変えたと説明する男。言いながらも更に毛を伸ばし、ウボォーの腕に絡みついていく。

 そしてウボォーがそちらに気を取られている隙に、側面から背後へ移動した細身の男が、ウボォーの肩口に噛み付き、その肉を裂いた。

 正面から近づいて、攻撃を無効化した隙に背後からの一撃か。コンビネーションも中々のもの。フェイも彼らに高い評価をつけた。

 

「アイツら意外とやるね、毛と歯でウボォーの肉裂いたよ」

「かなり鍛えられてるな……手伝おうかウボォーギン!!」

「余計なお世話だ!!」

 

 それに答えつつ、シャルがウボォーに加勢を申し出る。が、敢え無く却下。

 彼がああ言ってるのに、こちらが勝手に加勢したら後が怖い。ウボォーが負けるか勝つかするまで見ているのが得策だ。

 毒を使っている可能性もあるけれど、致死性でもウボォーに異変が起きてからシズクに毒を吸い出してもらっても間に合うはずだし。死んではいなくとも負けてはいるのだから、そのタイミングなら文句も余り言われないはず。

 その辺のさじ加減はシャルにでも任せておけばいい。私の一番の役目は、周囲への警戒なのだから。

 地中を移動してた陰獣が一旦止まったところ。その辺りで、さっきほんの僅かな思念のゆらぎを感じた。

 あそこにまだ念能力者が居る。残りの陰獣か、はたまた別のやつか。

 

「シャル、向こうになんか居る」

「……ん、分かった」

 

 一先ずそのことをシャルに告げておく。短い返事は、私に判断を委ねるということでいいはずだ。ならば今は眼下の戦闘を見つつ、仕掛けてくるのを待とう。せっかく誘いに乗ってくれそうなのだし。

 今ウボォーは腕を激しく振り、毛むくじゃらを何とか振りほどこうとしている。が、絡みついた毛のせいで難儀しているようだ。

 ならばと毛むくじゃらを拳につけたまま、大柄の男に殴りかかったけれど、部分的に軟化された毛によってダメージは無し。攻防に秀でた能力だ。やっぱり使いたいとは思わないけど。

 素早い動きでその背後から再び迫る細身の男。しかし今度はウボォーも反応し、出は早いけど威力は控えめな肘打ちを腹に叩きこんで対処した。

 

「駄目だなぁ、オマエは遅すぎだ。そう何度も食らってやらねぇよ」

 

 腹を抑えて後ろへ飛び、距離をとった状態でむせる細身の男を見やりながら、ウボォーがにやりと笑って言う。

 心中お察しする。私もアレ食らったことあるけど、しばらく呼吸が困難になるくらいに苦しい。復帰には時間がかかるだろうね。

 あの時の苦しさを思い出して腹を抑えると、それを見たフランが話しかけてきた。

 

「そういやメリーもアレ食らってたな。ウボォーはお前にどう攻撃当てるかバカなりに工夫してたし、こりゃ犬野郎は分が悪いな」

「なんでだろうね。状況的には喜ばしいことなんだけど、全然嬉しくないんだよね」

 

 そう言えば、ウボォーは私に大振りな攻撃を仕掛ける頻度は徐々に減ってた気がするし、動きのキレも良くなっていた。

 でもそれはつまり私がウボォーの攻撃を食らう回数が増えた事を意味するわけで。単発の威力は低くても、あの肉体であのオーラだから相当痛いわけで。

 そりゃウボォーが優勢なのは良い事だけど、私の痛みの上に成り立っていると思うと素直に喜べない。それにしても犬野郎、か。たしかにそれっぽい。

 

「毛を固くしたり、柔らかくしたり、ねぇ……。じゃあよぉ、こんなのはどうだァ!?」

 

 私が若干煤けていると、ウボォーが次の行動に移った。

 しみじみと呟くように言いながらも、拳を下に向ける。ちょうど毛むくじゃらを、拳と地面で挟むように。

 私にも分かったように、毛玉の男もウボォーが何をするのか分かったのだろう。慌てて声を出したが、それはウボォーの叫びに塗りつぶされた。

 ズシンッ、という重い衝撃音。毛玉の男の声の代わりに口から出てきたのは、夥しい量の血液。ウボォーが、拳と地面とで挟み殺したのだ。

 硬化したり、軟化したり。それで衝撃までは防げても、圧までは防げなかったようだ。

 絡まっていた毛が解け、ウボォーが拳を上げると、胴体部分が陥没して絶命している元毛玉の姿があった。

 

「……ウボォーってさ、肉弾戦しかやらない割には殺しのバリエーション豊富だよね」

「楽しんでるからねぇ……。あの犬っぽいやつみたいに噛み殺してるとこ見たことあるよ、オレ」

 

 私とシャルが苦笑しながら言い合う。噛み殺すのか。あのでかい口なら確かにやれそうだ。

 そういえば以前上から振り下ろされるパンチは食らったら死ぬと評したことがあったけど、パンチじゃなくて押し付けられただけでも死ぬのか。怖いから覚えておこう。後噛み付きにも注意。

 

「ッしゃア!! コレで2匹だ……!?」

 

 喜びの声を上げたウボォーの身体が、突然膝から崩れ落ち、そのまま地面へと腰を下ろした。

 彼の表情が驚愕に染まる。今のタイミングで攻撃を受けたわけでもなし。となると、可能性としては……毒。

 マチもその異変の原因に気づき、シャルに対して疑問の声を上げた。

 

「毒?」

「毒だね。多分麻痺系」

「ゲホッ……、クソ、漸く効いてきやがったか……!」

 

 致死系にしては、ウボォーの顔に苦痛の色は見えない。だからシャルの推測で合っているはず。

 そしてその推測が正しかったことが、腹を抑えながらウボォーに歩み寄る犬野郎の説明により明らかになった。

 曰く即効性の有る神経毒らしく、さらに首から上は無事なので痛みは知覚できるとのこと。趣味悪いやつだ。

 腹を攻撃されたことにより、怒りに満ちた表情でウボォーに近づく犬野郎。そしてウボォーの背後から近づく大柄の男が、ウボォーの傷口に顔を近づけた。

 

「致死性にすればいいのに、拷問好きなのかな……あ、なんか出てる」

「うわっ、キモッ!」

 

 シズクとマチが声を上げる。マチに至っては嫌悪感バリバリだ。

 なぜなら大柄の男が、その口から管のような生物を出し、そこから蠢く小さな何かが……蛞蝓、或いは蛭が出てきて、それがウボォーの傷口から体内に侵入したのだ。

 

「ぐしゅしゅしゅ……オレは体内に大小無数の蛭を飼っている」

 

 奇妙な笑い声とともにその男の口から飛び出た内容は、膀胱に卵を産んで排尿時に激痛を与えるヒルを送ったというものだった。

 何とも気持ちの悪い能力だ。やられたウボォーには同情する。体内を蛭が這いずるとか……うわぁ。

 

「手間かけさせやがって……ゴホ、お礼に楽しませてやるよ」

 

 シズクがさっき言ったように、拷問が好きなのだろう。喋る犬野郎の表情は向きの関係上窺い知れないものの、きっと怒りと愉悦の色を浮かべているはずだ。

 犬野郎がおぼつかない足取りながらもウボォーに更に近づき、蛭野郎も大体の蛭が体内に侵入したのを見届け、ウボォーから離れようとした、その瞬間。

 

「なっ!?」

「がァ!?」

 

 ウボォーの左手が、右の肩辺りにあった蛭野郎の頭をまず掴んだ。

 そして動けないはずの相手のまさかの行動、そして体のダメージのせいで反応の遅れた犬野郎の元へ、ウボォーが急速に近づき頭を掴む。

 動けはしたものの、本調子ではないらしいウボォーはそこで地面に膝をついたけれど、それだけで十分だった。

 既にチェックメイト。自由には動かない体でも、掴んだ頭を離すことはない。

 

「てめェ、動けないはずじゃ……ぐぅ!?」

「誰が、何時そんなこと言った……! くたばれ、クソ野郎!」

 

 犬野郎の言葉を、ウボォーが力を込めた拳によって遮る。

 そしてウボォーが言い終えると同時に、ウボォーは痺れた状態で出せる全力で以って拳を握る。

 まるで胡桃を割った時の軽い音に、粘着質な音を足したような。そんな音を残して、残った陰獣の2名の頭部は砕けた。

 毒が足らなかったか、それともウボォーも毒に対してそれなりに鍛えていたのか。どちらにせよ、犬野郎の見通しが甘かったのが敗因だ。

 

 これで陰獣10人の内4人は死亡。死んだ奴等は先遣隊で、もうじき他の6人も来るはずだ。

 ウボォーが死体を放り投げて地面に腰を下ろす。動けるとはいえ痺れてはいるので、シズクによる毒の治療が必要になる。

 

「おっし、終わった終わった。シズク、オレと来てくれ」

「オッケー」

「待った、私も行く」

 

 シャルが気楽な声でウボォーの元にシズクを誘う。それに私が追従すると、シャルがこちらに目を向けたので頷いて答える。

 さっき僅かなオーラを察知した場所。死んだ陰獣が合流した地点のそこから、今では刺すような思念をひしひしと感じる。

 ウボォーが本調子ではない今、最も警戒が必要だ。シャルも分かっているからこそ、シズクを早急に連れて行った。

 

「よーうお前ら、どうよオレの戦いっぷりは」

「私ならもっと上手くやれたし。40点」

「体内に蛭仕込まれたからなぁ。30点」

「正直かなり無様だよね。10点かなぁ」

「何ィ!?」

 

 大量のマフィア達の死体を避けながら近づいた私達に、ウボォーが明るい笑顔で問う。

 私、シャル、シズクの順に点数が高い。シャルは面倒を増やしやがって、といったところか。シズクは毒で動けないウボォーに言葉の毒の追い打ちだ。

 私がやっていたら、地面からの奇襲は逆に出てきた時にカウンター、毛玉は上手いこと切るかオーラ盗んで毛を無効化、犬は私より遅いし毒効かないし。蛭はあんま強くなさそうだから普通に勝てそうだ。というわけで、勝ちはしたけど低めの点数。

 

「チッ、辛口だなぁオイ……。まぁいいや、シズク、早いとこ毒と蛭吸い出してくれや」

「あたしのデメちゃん、毒は吸えるけど蛭は無理だよ。生きてるし」

「……しまった、どうしよう!」

 

 蛭は無理だと言われ、衝撃をうけるウボォー。その様子を見たシャルはため息を吐きながら屈み、ウボォーの体内にいるのと同種の蛭を地面から拾い上げ、種類を調べている。

 そのシャルの背中を見つめる。彼の知識量は膨大だ。私が関わらずとも、すぐに対処法を発見するはず。

 

 それよりも、だ。それよりも、向こうから感じる思念が気がかりだ。

 先ほどまでの刺すような強烈さ、それがある時を境に穏やかになった。とは言っても、ここにいる私が感知できるのだから、明確にこちらを狙う意思はそのまんまだけど。

 唐突な変化だった。自分で徐々に心を落ちつけたわけではない。恐らく説得か何かで心を落ちつけたのか。となると、数は最低でも2。

 冷静にはなっても、私達への害意は収めていない。ということはそろそろ、――――来た!

 

 シャルが蛭の観察を終えて蛭を潰したのとタイミングを同じくして、岩山の影からこちらに高速で伸びてくる思念。

 まっすぐに1本伸びた思念は、間違いなく具現化された何か。”隠”によって姿を消せるのは、念によって作られたもののみ。

 

 ジャケットの内に手を伸ばす。

 その私の様子の変化を察し、油断をさせるために”纏”の状態を維持していたシャルが”凝”に切り替え、私が先ほど示した方向を見る。

 私も隠された念の実態を視るため、同じく”凝”に切り替え、同時に取り出したペティーナイフを投擲。

 

 視えたのは、地面を這いずり近づいてくる鎖。

 その環の一つをナイフが穿ち、鎖を地面に縫い止める。

 私の行動に異変を察知した他のメンバーも”凝”をする。

 ただその時点で不利を悟ったのか、鎖は消えていった。

 具現化を解いたのか。引き際は弁えているみたいだけど。

 

「何、今の? 鎖だったよね」

「攻撃……か? コソコソとうざってぇな」

 

 シズクが、ウボォーがごちる。ただ、目的は攻撃と言うよりは捕獲、だろうか。

 鎖が来た方向を見つめていると、シャルがこちらに振り向いて聞いてきた。

 

「どうする、メリー。追うか?」

「……いや、あんだけ大胆な手段に出たんだし、逃走手段は確保してるはず」

 

 頭を振って否定すると、だよね、とシャルも苦笑した。わかってるなら聞かなくていいじゃん。

 仲間もいるみたいだし、恐らく麻痺ってるウボォーを誘拐後、すぐさまその場を離れる手段はあったはず。

 勿論それは誘拐失敗時にも使える。今から追った所で、むしろ危険だ。

 

 相手が誰だかはハッキリしていない。

 クラピカかも知れないし、そうじゃないかもしれない。状況的には陰獣の可能性が一番高い。

 

 ただ、もしクラピカだったのであれば。

 今のを起点に、ヒソカが動き出す。

 そうだったとしたら―――――二度とならないアラームは、邪魔だから壊してしまえばいい。

 だって、もしそうだとしたら、もう彼はほぼ”詰んでいる”のだから。


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