申し訳ありません。
というのも大学試験やらなんならでまともにパソコンが触れませんでした。
明日がいよいよ合格発表なので、3日クオリティーですが更新します。
長く書いてなくて小説を書くテンションが分からなくなったなんて言えない。
さて、自分で言うのもなんだが僕は人格が破綻している。
既に何にも人間を始末してきたし、日常に紛れ込むのは無理だと分かっている。
だがそんな僕でも学校に通わなくてはならない。
能力の収集に勤めた3年間の間もさ、非常に面倒だが通っていた。
時々かなり遠出したときは、偽物を使って代わりに通わせたが。
原作「結界師」の式はかなり便利だね。
ただ僕の体質的に学校に行って、椅子に座って家に帰るだけの行動しか出来ないけど。
学校に通わなくてならない一番の理由は両親(笑)の目があるからだ。
とりあえず中学校を卒業するまでは、普通に学校に通っていることにしないといけない。
その後は自分から家を出ると言えば、あの両親は嬉々として僕を送り出すだろう。
そのときまでは表面上はおとなしくしていないといけない。
さぁ3年間も我慢したんだ。
そろそろ僕たちの存在を彼らに教えてあげるとしよう。
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「うお、すげーなあれ。ジェルシードの力ってここまでデカイのか」
「これは確かに世界の危機になるわけです--以上」
『ぶっちゃけジェルシードなんか目じゃないくらい、危険な能力を持ってる転生者のほうが多いけどね』
そう言う僕たちの目の前には、地球上では絶対にありえない大きさの木が街を覆いつくしていた。
空を見上げるとその木の中にあるジェルシードを取り出そうとしているのか、なのはと神埼零がデバイスを片手に持ちながら、バリアジャケットを身に纏い空を飛んでいる。
さらにその後ろからは、自身の身長の倍はあろうかという大剣を背中に背負っている神廼正樹が。
そのさらに後ろからはテンプレオリ主の姿をした神条トオルが続いていた。
ふむ、なのはと神崎零はまだ空を飛ぶことに不思議はないのだが、後ろの2人はいったいどうやって飛んでいるのだろうか。
まだ僕の観察眼では彼らの能力は見えないから、戦いの中で直接能力を使うところを見ないと正式な名前は分からないかな。
『そんじゃ黒刺くんは正樹くんを、虚々路ちゃんはトオルくんを足止めよろしく』
「足止めですね。分かりましたよ球磨川さん」
「畏まりました――以上」
僕がそう言うと、虚々路ちゃんは「背後の空間に手を突っ込み」一本の槍を引き抜き、黒刺くんは片手から「黒い蝶のようなもの」を吹き出しながら虚々路ちゃんを抱え、まるで空中を足場があるように駆け上がり後続の2人に襲いかかった。
「――喰らえティーズ!」
「――結びなさい蜻蛉切」
「な、なんだお前は!?」
「うがっ!?」
黒刺くんの能力。
それは原作「D-GreyMan」のノアの能力と食人蝶ティーズの
力。
ノアとは人間とは全く異なる種であり、全員で13人おりそれぞれが特殊な能力を持っている。
黒刺くんが持っている能力は拒絶の力。
空中を歩くそのカラクリは、空気を拒絶して足場としているのだった。
ほぼ真下からの強襲に2人は反応が遅れる。
神廼は肉を喰らおうと迫り来るティーズを大剣の腹でとっさに受け止めることに成功するが、神条は虚々路ちゃんの攻撃をかわすことが出来ずくらってしまう。
虚々路ちゃんの持っている槍は原作「境界線上のホライゾン」で登場する本田忠勝の愛槍、蜻蛉切。
槍の刃に写した対象の名前を読み取り、読み取った対象を真っ二つに割断するという固有の能力を持っている恐ろしい槍。
その効果からすると神条は真っ二つになっているはずなのだが、何かしらの能力を使用したのか飛行能力を失って地面に墜落するだけだ。
彼らには少しの間退場してもらおう。
まだその時ではないので黒刺くんと虚々路ちゃんには時間稼ぎをしてもらって、僕はいよいよ本命に取りかかろうかね。
「神条! 神廼!」
『おっと君はそっちじゃないよ。僕が相手さ』
「お前は……」
「あ、貴方誰なの!? 今はこんなことしている暇じゃないっていうのに!」
神崎は僕を見ると途端にデバイスである不可視の剣を僕に構える。
ご丁寧になのはを僕から守るように体の後ろに隠しながら、今にも斬りかかってきそうくらい僕を睨みつけていた。
なのはは僕の独特の雰囲気にもう飲まれかかっているのか、声にだいぶ力が籠っていない。
まぁこれでも普通の人間であれば一言も喋れなくなるから随分ましかな?
『僕が用のあるのはなのはちゃん君じゃないんだ。そこのイケメンの神崎くんに用があるだけだから、なのはちゃんはなのはちゃんの用事を済ませてくるといいよ』
「……なのは行け」
「でも!」
「俺なら大丈夫だ。なのはは先にあの暴走しているジェエルシードを封印してきてくれ」
「で、でも!」
「一番大事なことは封印だ。それが終わったら駆けつけてきてくれ、なのはの力が必要なんだ」
「……気をつけてね、零くん!」
なのははそう言うと空を飛び、現在進行形で巨木として暴走中のジェエルシードを封印しに行ってしまう。
まだ彼女にちょっかい出すのは早い、まだその時期ではないのだ。
それにしても神崎といいなのはといい、よくこんなに軽やかに空中を飛べるものだね。
僕も様々な能力を重複させて空を飛んではいるが、このまま戦闘になればかなり分が悪いと言わざるおえないかな。
「まさか本当になのはを見逃すとはな。絶対に逃がさないと思ったんだが」
『よく言うよ。もし僕がなのはに何かしようとする素振りを見せれば、殺傷設定のその剣で真っ二つにしようと狙ってたくせに』
「なんだ、ばれてたか」
『体質的にどこを狙ってくるかだいたい分かるんだ』
「それで、お前はどちらさんかな? 出来ればご退場願いたいんだが」
『おっと失礼。僕の名前は球磨川禊。君たちの敵になる人間さ』
「そうかい。じゃあ初めから手加減なんてしなくていいよな?」
空中という自由な空間でお互いに距離をとって睨みあう僕たち。
すると不意に神崎の姿が消え、僕は反射的に真上にネジを大量に投げつけた。
確認するまでもなく僕の真上には高速で動いた神崎がおり、不可視の剣をギロチンのように降り下ろしながら僕の方に突撃してきている。
両手で僕の頭ほどの大きさがあるネジを投げる、投げる投げる投げる。
筋力は最弱ながらも奪い盗った能力で底上げしており、ネジは直撃すれば簡単に人体を貫通するほどの威力を持っている。
ネジの弾幕は神崎にカウンターのように当たるかと思ったが、神崎は剣を振り、時にはネジの横っ面を蹴りで弾き飛ばすことで回避していた。
やっぱりこの程度じゃかすり傷1つ付かないか。
僕はネジを投げ続けるが、神崎の突き進む勢いを殺すことが出来ずやがて間合いを詰められてしまった。
右手に掴んだネジをそのまま神崎の頭に螺込むように突き出す。
神崎はそれを簡単に頭を横に傾けることで避けてしまった。
避けると同時に神崎は剣を振り上げる。
僕はそれを避けられず、突き出した右手を肘から先を斬り落とされてしまった。
痛みは感じない。
血も出ない。
僕は斬り上げて無防備になっている神崎の腹を距離を取るために蹴りつけると、その勢いを使い後ろに飛び退いた。
神崎は小さくうめき声をあげるが、これといってダメージを与えられた気はしない。
その表情は痛みで顔をしかめており、僕が腕を斬り落とされてもすぐ動いたことに驚いているようだった。
『まったく、何の躊躇もなく人間の腕を斬り落とすだなんてビックリだよ』
「けほっ。何がビックリだ。その傷で動けるほうがビックリだろうが」
再び距離を空けて対峙する僕と神崎。
最初同じ構図だが神崎は腹を抑え、僕は右腕を無くしていた。
『さぁて、どうやらそろそろタイムリミットみたいだね。凄いなぁなのはちゃんは』
なのはが向かった大樹へ支線を向けると、封印に成功したのか大樹は光を放ちながら徐々に消えていく。
時期になのはちゃんもここに帰ってくるだろう。
耳を済ませば黒刺くんや虚々路ちゃんの戦闘音も激しさを増している。
ここが引き時かな。
『それじゃあ今日はこの辺で。また会える日を楽しみに待っててね』
「逃がすか!」
僕が逃げようとすると、神崎は再び距離を詰めようと空中をダッシュしてくる。
だけど残念。
もう逃走用の能力というか、技は用意してるんだよね。
『
発動と共に空中に展開されるのは、僕を基点とした半径10メートルのメリーゴーランド状の空間。
どこか外れたメロディーと共に幻影の木馬は回転しており、その効果を神崎はもろに受けていた。
「ぐう!? なんだこれは!?」
愚者の回転木馬は原作「アクセル・ワールド」において黄色のレギオン、クリプト・コズミック・サーカスのマスター、イエローレディオの技の1つだ。
その効果は平衡感覚を著しく狂わせ、まともに立っていられなくなるほど。
原作ではまだ地面での戦闘であったために、立っていられなくなるだけで済んだが今は空中。
空という平衡感覚が重要なフィールドで、その感覚をぐちゃぐちゃにしてあげるとどうなるか。
まともに浮いているのがやっとで、離脱する僕を追うことなんて不可能ってことさ。
『そんじゃバイバイ神崎ちゃん。まったねー』
「まてこのクソ野郎ッ!」
吠える神崎を置き去りにしてそそくさと戦闘空域を離脱する僕。
さぁこれから本番って訳さ。