魔法使いのハイスクール 【更新停止】   作:アルファデル

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魔法使いの高校生活(原作前)
第1話 とある家族の日常


プロローグ

 

とある町のとある家のどこにでもある日常的な家族の会話

 

「何処の高校に行くか決まった琴音、詩音?」

 

中学三年の春、母親がわりをしてくれている彼女から夕飯の時間にリビングでテレビを見ながらそう言われた俺は彼女と一緒にテレビを見ている

 

俺ともう一人、今はキッチンで料理をしている少女琴音は小さい頃に彼女、ルーに拾われた。最初に拾われたのが俺で次に琴音だった

 

拾わられた経緯についてはここでは割愛するが今では仲のいい本物の家族のように暮らしている

 

ルー母さんの見た目は黒髪でショートカット寝ぐせを直そうとしないので基本的にボサボサになっている男性にモテそうな容姿だが性格に若干の難ありだ

 

琴音は明るい茶色のショートカット、横髪の癖っ毛がチャームポイントであり、明るく誰に対してもフレンドリーに接しているためか中学ではかなりモテている

 

告白もされており懇切丁寧に断られ撃沈した男たちの屍の数は片手では足りないくらいだ

 

何故親代わりであるルー母さんが作らないかというと作る料理が悉くグロテクスかつまずいからである琴音は最初こそ不慣れだったが今ではプロにも勝るくらいの腕前だ一応俺も作れるが基本的には琴音が作ってくれている

 

「ん〜俺は駒王学園かな?近くだしちょうどいい。琴音はどうする?」

 

俺が声をかけると琴音は料理をしている手を止めずに声を返してくる

 

「そうだなぁ………じゃあ私も駒王学園にするよ。詩音を一人にすると何をするかわからないからね!」

 

少し考えてからニッコリとした笑顔でそんなことを言われてしまった

 

俺が何故か問題児かのような扱いをされている事に先ずは否を唱えたい…所なのだが返ってくる言葉は分かっているのであえて何も言わない

 

だが声に出さなくても顔には出てしまっていたのだろう琴音は出来た料理を運びながらこう付け加えた

 

「あまり無茶をされても私やルー母さんも身がいくつ合っても足りないでしょ、学園では私がしっかりと監視させてもらうからね?」

 

それを言われては俺としては何も言えない

 

何がって純粋に俺のことを心配してくれているからだ

 

そういう相手に対して俺はあまり強くいうことはできない嬉しいけどな(あとまぁそれを裏付けるだけの前科があるのだが)

 

「分かったよ、ありがとな琴音料理できたろ、運ぶの手伝うよ」

 

そう言って俺は立ち上がり琴音と一緒に料理を運ぶ手伝いを始める

 

お互いの行動を阻害せずテキパキ運ぶ俺たちを見てルー母さんはニヤニヤしていた

 

「なんだよルー母さんニヤニヤして?」

 

「いやぁ、こうしてみるとやっぱり詩音と琴音ってまるで若夫婦みたいだなぁと思ってね!」

 

グッとサムズワップしながらそういうルー母さん、殴りたいその笑顔

 

琴音の方を見れば顔を真っ赤にしていた

 

「わ、わわわ私とし、詩音が///」

 

「琴音落ち着け、ルー母さんもあんまり琴音をいじんなってそのての会話苦手なの知ってるだろ?」

 

「ニャハハハ♪悪いねぇ琴音が可愛くてつい弄りたくなっちゃうんだよ。詩音の奴はもう反応してくれなくなったしねぇお母さんは悲しいぞシクシク」

 

泣いてるフリが実にあざとい

 

それに琴音が来てから何年もからかわれたりしたら慣れる(最初の頃こそ顔を真っ赤にして琴音と並べ「真っ赤なトマトが二つある〜」とからかわれたりしたが)

 

琴音はいまだに慣れていない、まぁそれが彼女のいいところなんだろう

 

「はいはい、ご飯できたからさっさと食うぞ琴音が作ってくれたご飯が冷めちまう」

 

は〜いとこれではどっちが親子か分からない返事をしつつルー母さんは席についた

 

「誰かれ構わず赤面するわけじゃないんだけどな…」

 

琴音が俺の言葉を受け顔をまだ赤くしつつ何か言ったような気がするが小声すぎて聞こえなかった

 

三人共テーブルの席に着いた(席は俺の隣に琴音、席を挟んでルー母さんといった感じだ)いただきますという合唱の後しばらく無言で食べているとルー母さんが

 

「駒王学園か〜、あそこって確か現魔王の妹が通ってたような」

 

この世界には三つの勢力がある、悪魔、天使、堕天使だ

 

この三すくみは大昔幾度の大戦を経て今は休戦のような形になっている

 

「魔王の妹?まぁこっちから手を出さない限りは相手も仕掛けてくることはないだろ」

 

「うん、でも一応警戒はしてたほうがいいかもね、何が起きるかわからないしそれにしばらく家開けるから私」

 

「そうだな、用心に越したことはない…、ルー母さん今なんて言った?」

 

俺の気のせいでなければ聞き逃せないことが聞こえたような?

 

「あれ言ってなかったっけ?私、ちょっと用事でしばらくの間ここ開ける事になったの。ちゃんと仕送りもするから気にしないでいいわよ」

 

あぁ、これだこれなのだ我が母の欠点の一つ

 

「なんでんな大事な事を黙ってたんだよ!」

 

「え〜今まで言うの忘れてたんだからしょうがないじゃない」

 

そう、我が母は大事な事こそ説明するのを忘れてしまう。そしてそのしわ寄せは俺たちに来てしまうのだ

 

この街に来る前もそうだった中学生時代急に「引っ越そうか」と言われその日のうちにこの街に引っ越してきた

 

その他色々な前科もあって大事なことはまず俺たちに報告する事と家の壁に丁寧に額縁付きで貼ってあるのにまた今回も忘れたのだ

 

「もう何度目かわからないけどなぁ、いい加減学習しろ!そもそも[報告、連絡、相談]ほうれんそうは社会人の基本だろうが!」

 

「え?そんなの私が守るわけないじゃん、よく言うでしょ?ルールは破るためにあるって」

 

「それはルールを破ってでも大切な者を守る的な意味であって断じて家族との約束事を破っていいという事じゃないぞ、だいたいルー母さんはーーー「まぁまぁ落ち着いて詩音」

 

軽く説教してやろうとしていた俺を琴音が止めた

 

「ルーお母さんにも何か事情があるだろうし、そうすぐいきり立っちゃ駄目だよ」

 

だけどな、と反論しようとし琴音の方を向いた俺は固まった

 

それは琴音がいい笑顔でルー母さんの方を見ていたからだ。もう一度言ういい笑顔でだ

 

「ほらほら琴音の言う通りよ、詩音は少し神経質すぎるんだって!琴音もっと言ってやっーーー」

 

ここでルー母さんは琴音を見て気づいた琴音が怒っていることに

 

「ルーお母さん?」

 

「はひっ!!!」

 

琴音が怒るとそれはそれは怖い何がって笑顔で怒るからだしかも怒っていればいるほどいい笑顔をするからなおたちが悪い

 

ルー母さんの変な返事から琴音がどれだけ怒っているかは想像できるだろう(それだけルー母さんの悪癖が酷いと言う事なのだが)

 

「ルーお母さん、あれだけ言ってあるのに今回もということは納得できるだけの説明をしてくれるんだよね?」

 

「え、えぇとそれは…あ、もうこんな時間!さてそろそろ寝ないと」

 

顔に冷や汗を浮かべながらそう言って足早に逃げようとするルー母さんだがそれを琴音が許すわけもなく

 

ぎしっ

 

しっかり腕を掴んだ

 

どうやったら女性でこれだけの腕力をもつのか一般の人からは疑問を持たれるレベルで腕を掴まれたルー母さん(とここまで心の中で思っていると琴音にいい笑顔で睨まれた、読まれてるのか!?)

 

琴音はいい笑顔のまま

 

「ルーお母さん、幸いまだ寝るには早い時間だから大丈夫だよ、さて少しお話ししようか?勿論拒否権はないよ、とりあえずそこになおろうか?」

 

終わったなルー母さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからこっぴどく絞られたルー母さんであった

 

「さて、今日の所はこのくらいにしておくけど次はもっと長くお話しする事になるからね?」

 

「は、はい!!」

 

琴音がそう締めくくるとルー母さんは正座のまま軍隊さながらに敬礼しつつ返事をした

 

俺は何をやっていたかと言うと何もせず黙って存在を消してイヤホンで音楽を聞いていた

 

ここで下手に言葉を挟むと自分に標的が向くのは長い付き合いで分かっていたからだ

 

いてててと痺れた脚を抑えつつ立ち上がるルー母さん

 

「それで、琴音と詩音には暫く二人暮らしをして欲しいの」

 

「何がそれでなのか分からないがもうお話しは琴音がしてくれたし俺からは何も言わないでおくよ。てか親がいないってそれ大丈夫なのか?」

 

俺がそう言うとルー母さんは介入してこなかった事を憎んでか(完全に逆恨みである)ニヤリと頬を歪ませ

 

「へぇ?私が居なかったら何が大丈夫じゃないのかな?まさか詩音〜?琴音に何かするつもりなの〜?」

 

と言ってきた

 

「大人がいなかったらお金の振込とかその他諸々不備にならないかって事言ってんだよ断じてそう言うので言ってるわけじゃねぇよ!」

 

「そう言うことってどう言うことかなぁ?そこのところ詳しくせつめ…ぃだ!?」

 

俺の事をさらに追い詰めようとしたルー母さんは琴音のチョップをもろに食らった

 

「その辺にしてルー母さん、話が進まないでしょ?」

 

頭を抑えつつルー母さんは話す

 

「つ〜!!お金の振込とかは私がなんとかしとくなから問題ないわよ、それとこっちでの仕事(・・)の事なんだけど詩音、お願いできるかしら?」

 

「仕事?あぁあのことか実際やることはかわらないから大丈夫だろ

ルー母さんの付き添いがなくなるだけでほとんど俺がやってたしな」

 

最後のは少し嫌味を含んでいった

 

「詩音を鍛えるためだから仕方ないでしょう、じゃあお願いね琴音はどうする?いつも家にいてもらってたけどこれからは監視と修行を含め詩音についていて欲しいんだけど」

 

「そうだね〜、うんわかった!ルーお母さんの代わりに私がしっかりと監視しとくよ!」

 

だから何で(以下略

 

こうして時は流れ俺と琴音は無事駒王の学園に入学することができた

 

あぁ、あと言い忘れていたが俺ら家族は全員

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔法使い(・・・・)




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