魔法使いのハイスクール 【更新停止】   作:アルファデル

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第6話 魔法使いと一誠の覚悟

第6話

 

月曜日の朝を迎え俺と琴音は学校に来ていた、教室に入るなり一誠が昨日のことについて問いただしてきたが「聞きたいことが山ほどあるのは分かるが待ってくれ放課後に全て話す」と言って落ち着かせた

 

一誠は今すぐに事情を知りたそうにしていたが渋々引き下がってくれた

 

クラスの連中は天野 夕麻についての記憶が抜け落ちているらしくそれもまた一誠の不安や疑問を煽る形になっているんだろう

 

そして放課後、何人かはこのあとどこに行くかなどを話したりして残っている中唐突に女子から歓声が湧いた(俺達はというと何を喋るわけでもなく一箇所に固まっていた松田と元浜はバイトがある様で先に帰っている)

 

「キャー!!木場くんだわ!」

 

「どうしてこの教室に!?」

 

「誰か写真!写真を撮って!」

 

後ろのドアの方を見るとそこにはこの学校屈指のイケメンと噂されている木場 裕斗がいた

 

木場は少し教室内を見渡すと俺達の方に視線を向け呼びかけてくる

 

「えっと、兵藤一誠君に柊琴音さんそれと柊詩音さん少しいいかな?」

 

兵藤が何故自分が呼ばれたのか分からない様子だったが昨日の件についてだと俺が耳打ちすると納得し、俺や琴音と一緒に教室内を出た

 

木場がリアス・グレモリーの使いだと断定理由は皆の話の中で木場がリアス・グレモリーが部長をしているオカルト研究部の部員であるというのを知っていたのと彼から悪魔の魔力を感じたためだ

 

………出る直前女子達が

 

「なんで木場君が変態兵藤と!?」

 

「これはまさか…匂うわね!」

 

「木場君✖️兵藤?」

 

「兵藤✖️木場かもよ」

 

という声が聞こえた気がした、いや、きっと気のせいだ。教室にいきなり木場が現れたから驚いただけだろう

 

自分のクラスの女子達が腐女子だとは考えたくない(なお腐女子が八割を占めるクラスの女子達でも普段の様子から詩音と琴音は外した模様)

 

四人で学園内を歩く中俺と琴音は意識の切り替えをする。魔法使いは普段魔力を放出しないよう頭の中にスイッチのようなものをイメージしてそこで魔力のON、OFFをコントロールしている。そうしないと無意識に魔力が漏れ出てしまいそれによって周囲に一種の怪奇現象のようなものを起こしてしまう恐れがあるからだ

 

ある程度魔法に対する訓練を行っているものは無意識的にコントロールできているので魔力を放出することはないので大丈夫だが下手に魔力を出して三種族などに魔法使いだとバレないよう魔力を消す意味合いもある

 

魔法使いとしての意識に切り替え魔力を循環させる。それを察知してか木場が話しかけてきた

 

「琴音さんと詩音君に兵藤君、ごめん。苗字だと二人共同じだから分かりにくくしない様名前で呼ばせてもらってもいいかな?」

 

確かに俺と琴音じゃ苗字が一緒だし、事実クラスでも最初の時から下の名前で呼ばれている

 

「あぁ、構わない」

 

「私も気にしないよ」

 

「俺も名前呼びでいいぜ!あんまり下の名前で呼ばれるの慣れてねぇんだ」

 

一誠も名前で呼ばれる事が多いので苗字読みは慣れてないんだろう

 

「分かったありがとう。それじゃ下の名前で呼ばせてもらうねそれでなんだけど僕の、いや正確には僕達の事を警戒しているのはやっぱり悪魔だからかな?」

 

そう苦笑気味に言う木場

 

「あぁ、グレモリー家が悪魔の中でも良心的な考えを持っている方だという事は知っているがそれでも念の為にな」

 

そっかと少し寂しそうに笑った木場、その後はオカルト研究部に着くまで会話は無かった

 

なんの事か分からない一誠は視線を右往左往させるが「もう少しで分かるから悪いが待ってくれ」と言って落ち着かせた

 

そうしてオカルト研究部の部屋の前までやってきた俺達、木場がドアの前に立ちノックをする

 

「部長、三人を連れてきました」

 

「入ってください」

 

すると中から女性の声が聞こえ失礼しますと木場が言ってドアを開け俺達を中へと入るよう促した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一誠サイド

 

おっす俺兵藤一誠!!

 

昨日の夕方から朝にかけて眠っていた俺は起きて何があったかを思い出し、もやもやしたものを抱えたまま学校へ来た

 

詩音や琴音が来て俺は昨日のことについて聞こうとしたんだけど詩音に放課後話すと言われ、それでも聞こうと思ったけど昨日の詩音の顔を思い出して聞くに聞けなかった

 

そうして俺はもやもやしたまま放課後まで過ごして木場に呼ばれて今オカルト研究部の部室前に来ている。オカルト研究部って言えば三年で部長のリアス・グレモリー先輩をはじめとして、同じく三年の姫島朱乃さんや、一年の塔城小猫ちゃんなど美少女勢揃いの部活じゃねぇか!木場?とりあえずイケメンは爆ぜろ!

 

中に入ると中には朱乃先輩や小猫ちゃんがいた

 

「いらっしゃいませ、自己紹介などはお互い不要のようですし簡潔に副部長の姫島朱乃と申します」

 

「………塔城小猫です」

 

二人が自己紹介してきたから俺は慌てて名乗る

 

「お、俺は兵藤一誠!年は17歳、趣味はエロ本鑑賞!特技はのぞ…「おい」っいて!」

 

俺が暴走しそうになったところで詩音がチョップを頭にして止めてくれた

 

「少し落ち着け、こちらも自己紹介は省かせてもらいます。柊詩音です」

 

「柊琴音です」

 

この二人、廊下歩いてる時からいつもと雰囲気違うけどこれも昨日の事に関係してんのか?

 

部屋の中に入ってからは少しいつもの感じに戻ったけど

 

それとさっきから気になってるんだけどシャワーの音が聞こえるんだよなぁ…あ、やんだ

 

すると俺達が入ってきたドアとは別のドアからタオルを巻いただけのリアス先輩が入ってきた…ってえ!?なんでタオル巻いただけ!?そもそも学校にシャワーあったっけ!?

 

「あら来ていたのねこんにちわ、今日は呼び立ててごめんなさい。部長のリアスよ」

 

なんか普通に名乗ったし羞恥心とかないのかこの人!いやでも

 

ありがとうございます!!!

 

俺はリアス先輩の姿を即座に頭の中に保存した。そして詩音と琴音の反応が気になりふと横を見ると

 

琴音は口をワナワナさせて顔を赤らめて詩音の方も顔を赤くしていたけど次の瞬間

 

バタン!!

 

と煙を立てながら仰向けに倒れてしまった。嘘だろ!?確かにあいつ学校で元浜と松田と俺でエロ本見ている時、たまに見せると顔真っ赤にして「そんなもん見せんな!」とか言って怒るけどここまで耐性ないとか小学生かよ!?

 

琴音は詩音が倒れた事により逆に冷静さを取り戻しリアス先輩に向かって話しかける(でも顔は赤いままだった)

 

「部屋に入ってからも罠や悪意の類は感じられませんでしたし昨日、貴方がたの事については調べさせてもらいました。そして今この状況から考えて警戒する必要はないと判断させてもらいます…ただ」

 

そこで言葉を区切ってリアス先輩の方を見て大声で言った

 

とりあえず服を着てください!!!

 

リアス先輩はキョトンとした顔だったが少ししてからホッとするような顔を浮かべ「分かったわ」と言って着替えるために別の部屋に向かって行った

 

もう少し眺めていたいと思った俺は悪くないと思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

詩音サイド

 

「詩音、起きて」

 

「………ん」

 

琴音の呼びかけで目が覚めた俺は知らない天井を見ながら少し考える、なんで俺は倒れているんだ?

 

「詩音はグレモリー先輩のお風呂上がりの姿を見て倒れたんだよ」

 

俺の思考を読んだのか状況を説明してくれた琴音、だけど少し不機嫌そうなのは俺の気のせいじゃないよな?

 

俺は仰向けの体制から立ち上がる。それにしても…はぁ、俺の性に対する耐性のなさどうにかしないとな

 

完全にスイッチが入っていればそういうのは大丈夫なんだが入っていないときはてんでダメだな。姫島先輩と塔城さんの雰囲気に警戒が緩んだのもあるが

 

琴音の様子を見るに警戒する必要はなかったらしいけどな

 

制服に着替えたグレモリー先輩を対面にして琴音、俺、一誠の順に促されたソファに座る

 

他の部員達はグレモリー先輩の背後に立っている

 

「改めて、私はこの駒王町の管理を任されているリアス・グレモリーよ管理と言ってもはぐれ悪魔などの討伐を主にしているわ」

 

グレモリー先輩の話はわかるが一誠がどういう事かわかっていない様子だった

 

「すみません、その話をする前に一誠にこちら側について説明してもいいですか?まだ話をしていなかったので」

 

分かったわと言うグレモリー先輩の了承を得てから俺は一誠の方を向き話す

 

「一誠、ここから話すのはお前がこれまで過ごしていた日常とは全く別の世界の話だ。話す内容については他言無用で頼む。聞く覚悟はできてるか?」

 

すると一誠は普段の様子からは想像できない真剣な表情をして

 

「分かった、昨日の事についてずっと知りたかったし詩音達の言葉なら信じる。覚悟はここに来る前からできてたから話してくれ」

 

と言ったそこから俺は一誠に話した。三種族の事、俺達魔法使いの事、神器についても、グレモリー先輩は時折補足説明をしてくれた。一誠は時折考えたり驚いたりしていたが最後まで不信感は抱かなかった

 

そして俺は昨日の、正確には天野と名乗った堕天使の事について話す

 

「ここからが本題だが、お前のことを狙ったのは堕天使だ。狙った理由については一誠の中に宿っている神器を警戒してだと思う」

 

「俺の中に…神器が」

 

「出会った頃から神器の気配は感じていたが一誠にこちら側に来て欲しくなかったから今まで言うことが出来なかった。そのせいでこんな形になってしまって悪かった、謝って済む話じゃないがそれでもごめん」

 

俺の甘さが結果、一誠の心を傷つける結果になってしまった

 

「お前が謝ることじゃないだろ?俺の事を考えて黙っててくれたのは今の話聞けば分かるしさ」

 

「………ありがとう」

 

俺はグレモリー先輩達の方を向き話す

 

「少し長くなりましたがさっき一誠に話した内容が事の顛末です。後俺と琴音は魔法使いとしてではなく一友人として一誠を助けました」

 

「そう、堕天使についてはこちらの管理が甘かったわ。ごめんなさい、それで貴方達は敵?それとも味方かしら?」

 

「敵でも味方でもない中立と言うのが正直な意見です、俺と琴音は魔法協会に属しているため三種族の誰かにつくつもりはありません」

 

魔法協会は例外を除き、三種族やその他の種族側につく事を禁じている。元々魔物や他の種族に対抗するため作られた魔法が露見する事を恐れているためだ

 

ルー母さんは「三種族が手を取り合った場合は魔法協会としても協力体制をとりたいけどね」と言っていたが

 

「ならオカルト研究部に入部するのはどうかしら?貴方達の戦っている魔物についても私達は警戒しなければならないし情報共有もしやすいと思うのだけれど」

 

「それは俺の一存で決められる事じゃ…[ブー、ブー、ブー]…すいません電話に出てもいいですか?」

 

構わないわとグレモリー先輩に言われてから俺はソファを離れ電話に出る。その相手はルー母さんだった

 

『ニャッホー詩音!久しぶりだね〜』

 

電話の相手はルー母さんだった

 

「今少し大事な話をしているんだルー母さん。用事なら後でで」

 

『知ってるよ〜。リアリアちゃんといるんだよね?スピーカーにしてもらえるかにゃ?』

 

何処かに盗聴器でもつけてるのか?俺はグレモリー先輩に許可を得てスマホのスピーカーを入れる

 

『ニャッホーリアリアちゃん!おっ久しぶり!』

 

「ルーさん!お久しぶりです」

 

『昨日サーちゃんに連絡入れておいたけどどうやら大丈夫だったみたいね!』

 

サー…ちゃん?もしかして現魔王のサーゼクス・ルシファーの事か!?グレモリー先輩の兄だとは知ってたけど連絡取れるほどの仲だったのか。つか

 

「ルー母さん、それだったらこっちにも連絡しとけよ!そしたらわざわざ警戒する必要は無かったはずだが?」

 

『え?あ〜うんそれは〜』

 

これは忘れてたやつだな

 

とそこで部屋の温度が急激に下がったきがした。いや気がしたじゃない、琴音を中心にしてプレッシャーが放たれてる

 

「ルー母さん?」

 

『ひゃい!?』

 

ルー母さん多分スマホ越しに正座してるんだろうな

 

「家を離れる時にあれほど言ったはずだよね?ちゃんと報告はしてって?今どこにいるかは分からないけど帰っきたら覚悟してね?」

 

『…いけない用事思い出したわ!部活に入る件については許可を取ったから大丈夫よ!魔法協会としてもその他の種族とは協力していこうって話になってきてるからね!リアリアちゃんもうちの子達を宜しくね!それじゃまたね!』

魔法協会がそういう動きになっている事についても聞かされてないし多分それ上層部の人達しか知らない情報なんじゃないのか?

 

足早に電話を切ったルー母さん

 

少しの間無言だった琴音はグレモリー先輩達の方を向き

 

「すみません、うちの身内が少しご迷惑をおかけしました」

 

といい笑顔で話した

 

オカルト研究部の皆んなは各々で驚きや恐怖の表情を浮かべている

 

一誠は後者だ

 

「ルー母さんとは知り合いだったんですか?」

 

俺は雰囲気を変えるためそうきりだす

 

「え、えぇあなた方の母親にあたるルーさんとは小さい頃に色々と…本当に色々あったの」

 

「何かはわかりませんがうちのダメ親が迷惑をかけました」

 

ルー母さんいったいあんた何をしたんだ?

 

「許可が出たので俺と琴音はオカルト研究部に入ろうと思います。ただ魔物討伐などもあるため来れない日もあると思いますがそれでもいいでしょうか?」

 

「えぇ、構わないわそれで兵藤一誠だったわよね。貴方はどうする?」

 

一誠は少し悩んだのち、真剣な表情をして話す

 

「俺もオカルト研究部に所属します。それでグレモリー先輩に一つお願いがあるんです」

 

「何かしら?」

 

「俺を悪魔に転生させて貰えませんか?俺は昨日、ただ見ることしかできませんでした。もし俺の大切な人がピンチになった時、そんな様じゃ嫌なんです」

 

昨日の出来事を一誠也に考えたんだろうそうして考え出した結論が悪魔への転生だった

 

「いいの?悪魔になったら確かに基礎能力は底上げされるわ。でもその反面デメリットだって勿論存在するのよ」

 

「構いません。俺の神器がどの様なものであれ人間である俺には限界があると思います、琴音や詩音は魔法使いとしての適正があったから強くなれたんだと思うしそこに追いつくには生半可な覚悟じゃできません」

 

さっき調べてわかった事だが一誠には魔法使いとしての適正はなかった。できて身体能力を強化させる魔力循環程度だった

 

一誠の言葉を聞きグレモリー先輩は俺達の方を向く

 

「貴方達は彼の悪魔への転生については意見はあるかしら」

 

「ありません、一誠自身が考えて出した結論なら俺から何か言う事はないです」

 

「私もありません」

 

「なら兵藤一誠、貴方を悪魔へ転生させるわ転生自体はそこまで長い時間をかける事はないから今からできるけどどうする?」

 

「お願いします」

 

「分かったわ」

 

そこから悪魔に転生した際の福利厚生についての説明を受けた。そうして一誠は悪魔へと転生した

 

転生した際悪魔の駒(悪魔への転生にはチェスの駒を模した特別な道具を使って行われ駒によって様々な特性がある)のポーン8つ全てを使わないと転生できなかったのには俺や琴音含め全員が驚いた。一誠に宿っている神器、相当強力なものかもしれない

 

時刻を見ると8時を回っていたので今日は解散となった。一誠の家まで送っていき念の為に一誠の部屋に【サーチポインター】をかけ俺と琴音は家へ帰った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日一誠が元浜と松田に「生のおっぱいって揉んだことあるか?」と言っていたのを聞いて昨日の真剣な様子はどこ言ったんだと思いつつこれが一誠かとどこか安心した俺がいた




シリアスブレイカールー見参
って事で六話更新です。少しずつお気に入り登録者が増えている事に感謝を覚えつつ感想来ないかなぁと過ぎた欲望を抱いているアルファディルです。少し堅い話となってますがここはストーリー上必要だと思ったので頑張りました。詩音の性に対する耐性のなさはmagico原作を少し変えてましたが概ね原作通りです
そろそろ琴音と詩音の純情だわを書きたい今日この頃…
新たにお気に入り登録してくださった
カナデ0さん 赤かぶ執務官さん 茨木翡翠さん こまつこさん 伸び伸びくんさん 混沌龍さん タケコプター GTさん デミタスさん0509Takumiさん
には感謝です!
でわ長くなりましたが次のお話でお会いしましょう!
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