別作の展開に行き詰まると、ダイスを転がすだけで話が作れる本作は楽しーなー、と思ってしまうわけで……
………………!?
冒険者になり、1ヶ月。
少年剣士、少年戦士、少女野伏の3人
小規模な巣穴や、数匹のはぐれなど、比較的危険性が少ない依頼を狙い、経験を積んでいく。
だからこそ、それとは今まで、遭遇したことはなかった。
「あれは……」
「初めて見るな……」
「トーテム、っていうの、よね」
シャーマンが居る証、トーテム。
個体にもよるが、駆け出しの冒険者よりは
対策は、呪文を唱え終わる前に仕留めること。
「要するに、わたしの矢が頼りってことね!」
「ああ。期待してるよ」
「ま、俺が槍をぶん投げる、つぅ手もあるからな。気負うなよ」
「それ投げた後、どうするつもりよ?」
「棍棒でぶん殴って、ゴブリンの武器を奪う」
「2人とも、お喋りはそのくらいにして、行こう」
「おう」
「見張りは2匹ね」
「俺たちが
「お前が弓矢で右を、だな」
「了解。外さないでよね」
「練習はしているんだけどね……」
自信なさげに苦笑した少年剣士が、深呼吸して、表情を引き締める。
少年戦士が、見張りのどちらかを仕留め損なえばすぐに飛び出せるよう、左手に槍を持ちつつ、投石紐を振り回す。
少女野伏は弓を構えて、故郷に居た頃も暇さえあれば、冒険者になってからの1ヶ月間は休みなく繰り返してきたのと同じく、弦を引き絞り狙いをつける。
ゴブリン退治の、始まりだ。
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洞窟に潜り、途中の敵は、特に問題なし。
横穴を少女野伏が発見して、辿り着いた巣穴の最奥。
ゴブリンシャーマンが、自身の玉座の間として掘り広げさせたその空間は、松明の光が奥まで届かないほど、巨大だった。
人間の目では、暗闇に何が居るのかは見えない。
一方、ゴブリンは夜目が効く。
ましてや、目印になる松明を持つ冒険者など、良い的だ。
「ちっ!」
咄嗟に少年戦士が、飛び掛かってきたゴブリンを槍で横殴りにし、広間の奥、微かに呪文が聞こえた位置と自分との間に入り込ませる。
直後、電撃の矢が盾にされたゴブリンに突き刺さった。
「無事か!?」
「……っ! 少し痺れただけだ! 問題ねぇ!」
広間の奥の闇は、人間の目では見通せない。
だが、魔術が発動する瞬間、確かに光った。
「
その位置、ゴブリンシャーマンが居ると思われる場所目掛けて、少女野伏が矢を放つ。
くぐもった悲鳴が聞こえたが、戦果を確認する余裕はない。
「広間の入口まで下がれ! 俺たち2人で壁になる!」
「シャーマンがいそうな所に矢を射かけろ! 外れても牽制になる!」
「わかった!」
入口から数歩踏み込んでいた一党は、襲ってくるゴブリンを振り払いながら後退する。
前衛の隙間から、味方に当てないようにだけ注意して、矢を連射する少女野伏。
矢が岩肌にぶつかった音、肉に突き刺さった音、そしてゴブリンの悲鳴が聞こえるが、呪文の詠唱らしきものは聞こえない。
それでもとにかく、矢を放つ、放ち続ける。
もしも《
今襲ってきているゴブリンも巻き込むかもしれないが、味方を撃つ程度ゴブリンは気にしないと、これまでの経験で知っている。
だから、隙を作るな。
とにかく射って射って、呪文を唱える暇を与えるな。
それだけを、考える。
「こいつで……!」
「最後だ!」
そうしている内に、襲いかかってきていたゴブリンが、少年2人により全滅した。
どうにか2人並んで武器が振れる幅の通路なら、ゴブリンが来るのは正面からのみ。
2対2、多くても同時に4匹を繰り返せば、いつかは終わる。
「結局、呪文は……最初の1発だけか……」
「油断はできねぇけどな……。よし、予備の松明に火が点いた」
不意打ちを警戒しながら、片手で作業をした少年戦士が、燃える松明を広間の中へと放り込む。
少年剣士が、盾を縛り付けている方の左手で持っている松明と合わせて、周囲を照らす。
「…………何だ。死んでたのか……」
照らし出されたのは、人骨を組み上げた玉座についたまま、喉、両目、口、左胸に矢を受けて絶命している、ゴブリンシャーマンの死骸。
「どれが致命傷かもわかんねぇな、これじゃ」
「いやいや! あんな暗闇じゃ、倒したかどうかわからないじゃない!?」
完膚なきまでに殺され尽くした有り様に、うへぇ、と声を漏らした少年戦士に、少女野伏が食って掛かる。
「……伏兵は……いない、か」
騒ぐ仲間を余所に、淡々と周囲を警戒する
一応、2人も視線は油断なく巡らせて、武器を構えているのだが。
どうにも、心身の疲労を誤魔化すためか分からないが、空気が緩みそうになる。
広間を隅々まで調べ、隠れていた子供のゴブリンを仕留める。
生き残りは、ゴブリンも、拐われた女性も、居なかった。
そろそろ次回辺りに中規模行けるかなー、と
【クエスト判定】
3d6:4,2,6
剣士・無傷
戦士・無傷(前回5でクエスト判定+1)
野伏・次回クエスト判定+1
合計依頼達成数:3
( ̄ー ̄)<ぅゎιょぅι゛ょっょぃ
2回連続クリティカルって、何やこの娘……
6+1で、実質7、か……
よかろう、ボーナス付けたろうやん←思い付き
【ボーナス判定】
クエスト判定が7の場合に、依頼達成後に1d6で判定
1:1度だけ負傷判定に+1(使い捨てアイテム取得)
2:自身がフォローする時のみ負傷判定+1
3:自身の復帰判定を2回振れる
4:自身の負傷判定を2回振れる
5:自身のクエスト判定を2回振れる
6:自身の全判定を2回振れる
1d6:4
スキル取得:自身の負傷判定を2回振れる
今後、少女野伏の負傷判定に限り、2d6で高い方の目を採用します
まあ致死からの死亡or瀕死も2d2になるので有情有情
なお、少女野伏がフォローする際も、2d6です
良かったな男共、危なくなっても助けてもらえるぞ